〔豊田市西広瀬小学校〕 優しい思いを届けよう「ハートきらきらカード」

 西広瀬小学校では「友達のいいところ」「がんばっている姿」を紹介する活動を行っています。福祉委員会(児童会)が自分たちでデザインをして作った「ハートきらきらカード」を、教室などに置いて、友達のよいところを書き込めるようにしています。ふだん、何げなく見過ごしてしまうようなことにも、気づいて言葉を書き込んでいる子供たちです。
「○○してくれてありがとう」「○○をしてすごいね」など、たくさんの言葉がカードに書きこまれています。ハートきらきらカードは、子供たちだけではなく、時には校長先生や、先生方へも書いています。
 ここで、ちょっといい話。
 1年生の教室で、育てているクワガタの様子がおかしかったときのことです。子供たちは、とても心配して、ずっと虫かごをのぞいたり、ゼリーを新しいもの替えたりしました。休み時間になると、運動場からきれいな草をとってきて、「クワガタのベッドだよ」と声をかけながら、そっと虫かごの中に入れていました。じっと動かなかったクワガタでしたが、みんなの願いが届いたのか、少しずつ体を動かすようになってきました。
 ある日、クワガタへのハートきらきらカードが届きました。「クワガタくん。元気になってくれてありがとう。クワガタくんが、がんばっているから、ぼくも、しっかりお世話をするね」
 言葉にすると、少し照れくさいこともカードに書くと、温かい気持ちで相手に伝わることを、子供たちは知っています。それが、文字を読めないクワガタにも、きっと子供たちの優しい気持ちが届いたと思った瞬間でした。