【西尾市立白浜小学校】小さい子たちのことを思って

 本校は海に近く、海抜0メートル地帯にあります。南海トラフ大地震は、近い将来起こると予想されています。その南海トラフ大地震が起きたら、この地区はとても大きな被害が出ると予想されます。そこで、白浜小学校では、大きな地震・津波が来ても自分の命は自分で守れるように、1年生のときから防災学習に取り組んでいます。避難訓練も様々な場面を想定し、毎月行っています。
 その避難訓練のひとつに、学校近くの正法寺山への避難があります。避難路は、夏の間、草が伸び放題です。そのため、高学年は避難路の整備、草取りに出かけます。「小さい子たちが安全に避難できるように」という思いから始まりました。子供たちは、暑い中の作業を、黙々と行います。作業を終えた子供たちはふり返りに「これで安心して避難できる」「1年生も転ばない」「保育園の子が来ても大丈夫」などと書いていて、下の学年を思う優しい心が育っています。

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