【豊橋市立牟呂小学校】情報モラルについて考える取組

 本校の4年生では、道徳科の学習を通して情報モラルについて考えていきました。資料「かまきり」は、ふとしたことでインターネット上に名前を書き込んでしまった主人公が、後になって不安な気持ちがこみ上げ、どうしようもなくなってしまうという内容です。この資料をもとに、「大切な個人情報を守る」ことについて考えました。子供たちは、話合いをすることで、個人情報には、名前・住所・電話番号・写真など、様々なものがあることに気づきました。そして、ふだんから個人情報を知られないように、どのような工夫をしているか振り返りました。「インターネット上のハンドルネームで、本名を使わないこと」「自分や友達の顔写真を、インターネットに載せないこと」などの意見が出されました。
 子供たちは、これから自分のスマートフォンを持ち、SNSなどでつながりをもつ機会も多くなってきます。こうした機器は誰もが利用しやすく大変便利です。その反面、不特定多数の人が見ているという怖さも併せもっています。授業を通して、子供たちからは、「今日帰ったら、情報モラルについて、家の人と話し合ってみます」という意見も多く聞かれ、インターネットとのつきあい方を考えるよい機会となりました。

画像1 画像1

【岩倉市立五条川小学校】「GST」でコミュニケーション力UP

画像1 画像1
 本校は、昨年度末から、仲間づくりの一つとして、月に1回「GST(五条川・ソーシャルスキル・トレーニング)」を、朝の活動として全学年で取り組んでいます。子供たちが、友達と上手に関わり合うことができるよう、「自分の考えを友達に伝えるスキル」「友達の考えを目と耳と体を使って聞くスキル」「男女関係なく関わっていけるスキル」を身に付けることができる、学年に応じた様々なトレーニングを行っています。
 6年生では、9月に「ご注文はどっち?」というトレーニングを行いました。二つの選択肢のうち、どちらを選び、どうしてそれを選んだかグループの友達に伝えるというものです。ただトレーニングを行うのではなく、「体を向けて聞く」「うなずきながら聞く」「笑顔で聞く」「みんなの目を見て伝える」「自分の考えを伝える」の五つの目標を伝えてから行い、最後に自己評価をしました。
 目標が明確だったので、自己評価では、「うなずきながら聞く」「笑顔で聞く」ができていないといった課題も見つかりました。一方で、活動の振り返りでは、「同じものを選んでも、自分と全く違う理由だったのにびっくりした」「自分の選んだ方がいいと思っていたけれど、友達の考え方もいいなと思った」などの意見が出て、自分の考えを伝えた上で友達の考えも認める姿が見られました。
 今後も、「GST」の活動を継続し、学校全体で、子供たちの「人と関わる力」の向上を目指していきたいと思います。

【知多市立旭東小学校】赤ちゃんとの交流から学ぶこと

 本校では、6年生が、心の教育推進活動の一環で「赤ちゃんと小学生のふれあいの体験事業」を行っています。生後4か月〜2歳ぐらいの赤ちゃんと、その家族と交流することで、赤ちゃんの愛らしさや温かさ、子育ての喜びや大変さ、親への感謝の気持ちなどを学ぶ機会となっています。
 当日は、事前学習として、まず、赤ちゃんとの接し方を学んだり、ふれあい遊びの練習をしたり、赤ちゃんの親に聞いてみたいことを考えたりします。その後、交流となります。子供たちは、いろいろな赤ちゃんがいることに驚きます。ずっと寝ている子、お母さんから離れられなくて泣いている子、走り回っている子など、戸惑いながらもコミュニケーションを図ろうとします。
 慣れてくると、子供たちの表情もリラックスしてきて、赤ちゃんの遊びたいことが分かって、積極的に関わろうとする姿も見られるようになってきます。おうちの人に、子育てで大変なことをたずねたり、子育ての喜びを聞いたりして、自分がどのような思いで育ててもらったかに気付きます。
 ふれあい体験を通して、家族と自分との関係について考えるきっかけになっています。家族への感謝の気持ちや命の大切さに気付き、心豊かに成長していくと思います。

画像1 画像1 画像2 画像2

【稲沢市立稲沢北小学校】ネットトラブルを防ごう

 7月16日に、6年生の児童を対象に、「ネットモラル塾」を行いました。本校の児童も動画や音楽の試聴、ゲームなどのアプリを利用した経験があり、身近で楽しめるものと感じているようです。しかし、小中学生のインターネットにおけるトラブルも増加しています。児童がトラブルや犯罪の被害者にも加害者にもならず、適切に利用することができるよう、講師を招いてスマートフォンの使い方について学習しました。
 話の中で、SNSの被害に遭う児童が増加していること、そして、その多くがフィルタリングを利用していなかったことを知りました。また、インターネットを長時間利用することにより、健康や生活にも支障が出ると聞き、そうならないためのルール作りのポイントについても教えていただきました。さらに、SNSに投稿された何げなく撮った写真には、「個人を特定する情報が詰まっている」と聞き、実際に写真を見ながらどんなことが分かるのか友達と話し合いました。わずかな情報から個人が特定される恐ろしさを知りました。
 子供たちから「怖いので、ルールを決めて使っていきたい」「ゲームなどをやり過ぎてしまうので、時間を決めて使いたい」「個人情報は簡単に分かってしまうことを初めて知った」という感想が聞かれ、スマートフォンを安全に利用するために、家庭でルールを決めて使用することの大切さを学ぶことができました。

画像1 画像1 画像2 画像2

【稲沢市立高御堂小学校】あいさつの大切さについて考えよう

画像1 画像1 画像2 画像2
 本校では、「笑顔であいさつ『おはよう・こんにちは・さようなら』」を合い言葉に、児童会が中心となって「あいさつ運動」を行っています。
 道徳科においても、自分から進んで気持ちのよいあいさつができる児童を育てたいと考え、実践を行っています。
 2年生では、「あいさつがきらいな王さま」を教材に、「どうしてあいさつをするのか」「あいさつはなぜ大切なのか」について考えました。
 あいさつをした人をろう屋に入れ、町に誰もいなくなり、一人ぼっちになって初めて、あいさつの大切さに気付いていく王様の気持ちを、役割演技などを通して考えることができました。
 振り返りのワークシートには、「あいさつは、みんなが笑顔になれるので大切なことだと思いました」「あいさつを大きな声でして、学校を明るくしていきたいです」といった記載がたくさんあり、今後の生活に生かしていこうとする児童の気持ちを感じることができました。

【尾張旭市立本地原小学校】考え、議論する道徳

 昨年度より、本校では、「考え、議論する道徳の授業」を目指しています。今年度、尾張旭市では、「道徳のいろは」という、道徳科の授業展開や発問、板書計画などの組み立て方に、様々な工夫ができるように冊子を作成し、配付しました。本校では、4月に冊子の説明や活用方法などの研修会を行いました。その後、各担任の先生が授業を組み立てるときに活用しています。
 6年生の道徳科の授業では、教材の中心場面で、子供たちが「多面的・多角的に考える」ことができるように、子供たち同士が話しやすいペアや班での対話を取り入れました。子供からは、「様々な意見が出て参考になった」「自分の最初考えていたことを考え直すきっかけになった」との意見が出ました。教師も、子供たちの考えが深まるように支援しています。
 このようにして、「考え、議論する道徳」の授業実践を行い、本校の教育重点目標の一つでもある「学びをつなぐ」にもあるように、他教科とのつながりも意識できるようにしていきたいと思います。


画像1 画像1 画像2 画像2

【日進市教育委員会】授業力向上に向けて

 日進市では、日進市現職教育委員会研修事業部が中心となって、「授業力向上研修会」を、年3回実施しています。この研修会は、外部講師を招き、授業研究を通して中堅職員の授業力向上を図ることを目的に、在職4〜15年目の教員を対象として実施しています。
 1回目は、6月に、日進市立日進北中学校で行いました。「いじり」と「いじめ」の違いについて考えることを通して、相手の立場に立って相手を尊重しようとする態度を育てることがねらいの授業です。外部講師からは、「教科書の読み取りにならないように、生徒と教師が一緒になって考える姿勢が大切」「深く考える場面を作り、子供の中にどのような変容があるかが大切」という助言がありました。
 2回目は、8月に、日進市立北小学校で模擬授業を行い、教員が児童役となり、児童の立場で考える場面を作りました。3回目は10月に実施する予定です。

【西尾市立吉良中学校】よりよく生きる喜び

 6月の授業参観で、「よりよく生きる喜び」を考えるために、2年生の全クラスで、教材「人って、本当は」を使って道徳科の授業実践をしました。
 孟子の性善説と荀子の性悪説に触れ、人のもつ強さと弱さを考えながら、自分のよりよく生きる道について考えることができました。
<生徒の振り返り>
・最初は、善人も悪人も両方いると思ったけれど、荀子の「生まれながらにして憎む心というものがある」というのと、「必ず指導者から教えを受け善人になる」というのを見て、悪人でも善人でも、人との出会いが大切であり、学びが必要だということに気がつきました。
・人の本質は善人だと思っていたけれど、それは指導者によって作られたんだと思うようになりました。クラスでもいろいろな面で声をかけ合うことが多いけれど、こういう声のかけ合いが、善人を作り、クラスそして社会を作り上げていくんだなと感じました。

画像1 画像1

【みよし市立北部小学校】「夢の下校」を目指して

画像1 画像1
 「今日は、時刻に間に合うように静かに座ることができたので『3北武将』です」と、下校当番が宣言すると、お互いのがんばりを認め合う拍手が沸き起こる。さらに、「今日は、○○の通学団が、とても静かに座って待つことができていました。みんなも見習いましょう」と、素敵な通学団への賞賛の言葉が聞かれる。
 本校では、高学年の学級委員で構成される運営委員会が中心となって、「下校集会」が行われている。彼らは、普通の下校ではなく「夢の下校」にするために、アイデアを出し合い活動している。「時刻に間に合う」「静かに集まる」「全員座る」の三つがそろうと「3北武将」を掲げるという取組は、2年前より引き継がれている。「声を出さない」「静かに体操座り」などのプラカードを持って静かに訴える活動も、先輩から引き継いだもの。どこに立ち、どのプラカードを見せたら効果的かということを、今年の運営委員は作戦を練った。素敵な通学団を褒めて、そのよさを全校へ広げようというアイデアも、少し前から実施している運営委員の作戦だ。子供たちの主体的な活動が、大好きな本校を「夢の学校」へと近づけている。

【愛西市立八開中学校】いのちの授業を通して自分自身の生き方について考える

 本校では、保健指導の授業の一つとして、各学年で、「いのちの授業」を行っています。
 1年生の授業では、妊婦さんをゲストに招いて、母親の想いを聞いたり、妊婦スーツを着て妊婦の大変さを感じたりしました。その中で、多くの人の助けと愛情を受けて育ってきたことを知ることができました。この「いのちの授業」と併せて、道徳科の授業を行いました。資料「あなたに」を活用し、家族愛について見つめ直し、今後の自分の生き方について考えました。この資料は、反抗期の娘に書いた手紙が大部分を占めています。そこには、出産当時の命の誕生の喜びや、生命の連続性について書かれており、母親が娘を想う気持ちが伝わってきます。また、出産に関わったすべての人の想いについても書かれていて、たくさんの人の支えがあって今の自分が生きていることに気付かせてくれます。
 授業では、娘へ向けて書かれた手紙を自分が受け取った立場として、どう感じたか考えさせました。また、「いのちの授業」のゲストとしてきていただいた妊婦さんや、保健師さんから、母親からの立場としての意見を聞きました。その中で、家族の愛を感じ自分はどう生きていくべきかを考えました。

画像1 画像1

【蒲郡市立形原北小学校】みんなで考えよう、よりよいメディアとのつきあい方

画像1 画像1 画像2 画像2
 5、6年生を対象に、インターネットに関するアンケートを行いました。その結果、
・インターネットにつなぐことのできる端末を持っている・・・54%
・インターネットに画像や動画をアップしたことがある・・・・10%
ということが分かりました。そこで、インターネットの仕組みや安全な使い方など、蒲郡市青少年センターの方に、クイズを交えて分かりやすく話をしていただきました。
 インターネットを使うときには、
1 うれしい言葉。他人には悪口かも 
2 発信は他人に見られてもよい内容で
3 フィルタリングは「お守り」     
4 「健康第一」使いすぎない
5 「人に役に立つ使い方」ができる人に 
の五つのことに気をつけることを学びました。
 振り返りの感想で、「インターネットはとても楽しいものだけれど、間違えた事をするとトラブルに巻き込まれると聞いて、ぞっとしました。用心深く利用していきたいです」「わたしが、一番覚えておきたいと思ったことは、相手の気持ちです。自分がうれしい言葉でも、相手はうれしくないことがあるということを知りました」
 インターネットだけでなく、メディアの使い方についても考えるよい機会になりました。

【春日井市立大手小学校】2年生道徳科授業「およげないりすさん」の実践

画像1 画像1
 2年生の道徳科で、資料「およげないりすさん」を用いて授業を行いました。
 資料の内容は、「かめさんたちが、池の中の島で遊ぶ相談をしているところに、りすさんがやって来ました。自分も連れて行ってほしいと頼みますが、かめさんたちは、りすさんが泳げないことを理由に置いていってしまう」というものです。
 この資料は、「公正・公平・社会正義」を内容項目とし、個々がもつ能力を理由として不公平な接し方をするのではなく、能力の有無にかかわらず、誰に対しても公正・公平に接することの大切さを考える内容です。
 本実践では、「深い学び」となるように、「まず、自分の考えを明確にもつ」「議論していろいろな考え方を知る」「再び自分の考えを明確にする」という道徳科の授業を目指しました。
 「『やっぱり、りすさんがいた方がいいね』と言ったとき、かめさんはどんな気持ちだったと思いますか」と発問し、「かめさん」の心情の変化を多面的、多角的に追うことで、みんなと仲よくすることや、誰にでも公正・公平に行動することの大切さについて、考えることができました。
 終末で、今日の学びを日頃の生活でどう生かすか考え、ワークシートにまとめました。子供たちの振り返りには、「ドッジボールのとき入れてと言われたら、ことわらずに入れてあげたいです」「おにごっこで一人ぼっちにしないで、一緒に遊びたいです」「友達は、すごく大切だと思いました」との意見があり、本授業のねらいとする道徳的判断力、心情をより深めることができました。

【春日井市立小野小学校】サイバー犯罪教室で、インターネットを正しく使える力を身につけよう

画像1 画像1 画像2 画像2
 本校児童のスマートフォンや携帯電話の所持率は、今のところ高くはありません。しかし、児童の中には、夜中まで動画を見ていたり、音楽を聴いたりしていて、規則正しい生活ができなくなりつつある子が少なからずいます。また、子供たちがインターネット犯罪に巻き込まれることが、社会全体でも増えてきています。
 そこで、6年生児童を対象として、講師に警察官を招いて、「サイバーポリスゲーム」を活用して、日常生活上で遭遇する恐れのあるインターネット犯罪への対応方法を学びました。ゲームの中に出てきたサイバー犯罪に関するクイズに、児童たちは、グループで相談しながら答えを考えていました。
 児童たちは、「サイバー犯罪防止教室」を振り返って、「人が傷つくことは書かない」「インターネットで知り合った人と会わない」「勝手に人の個人情報をインターネットに出したりして、他人を巻き込まないようにする」など感想で述べていました。
 今日学んだことを生かして、インターネットを正しく使える力を身につけてほしいと思います。


【東郷町教育委員会】授業力向上を目指して

 東郷町では、「特別の教科 道徳」の全面実施がスムーズに進むように、平成28、29年度の2年間で、町内9校の教務主任が中心となって、道徳科の授業の進め方や評価の具体的な方法について情報交換を行ってきました。平成29年度には、「東郷町教員会総会」に、大学教授を講師として招き、「これからの道徳教育の在り方」について講演をいただきました。
 また、東郷町教員会授業研究部が中心となって、2年目から5年目までの教員を対象にして、「少経験者研修」を行っています。道徳科の授業研究に取り組む少経験者もおり、研究協議会では、授業の進め方や発問の内容などについて話し合い、授業力の向上に努めています。

【南知多町立篠島中学校】情報モラル教室

画像1 画像1 画像2 画像2
 9月に、本校の情報アドバイザーを講師として、中学2年生を対象に、「情報モラル教室」を行い、SNSの危険性を学ぶ動画教材で学習しました。
 内容は、職場での不謹慎な行動をSNSに投稿したことによって、損害賠償請求を受けたり、インターネット上で個人情報が公開されたりしてしまうというものです。
 動画を見ながら、問題点を口々に発していました。動画の視聴後、講師の指導のもと、画面共有ソフトに自分の考えをまとめました。できあがったパソコンの画面をもとに、みんなの意見を読み合い、大切なことが表現されている部分の説明を受けました。その後、講師が、損害賠償にまで発展した実例をいくつか提示し、絶対に似たようなことを行わないよう強く伝えました。「悪いと分かっていて、なぜこんなことをするのだろう?」とつぶやいたことについて、学級全体で考えました。「SNS上でよい評価を受けたいから」「他にやることがないから」などの答えを考えました。さらに、その考えに至る原因を聞かれると、「現実世界で相手にしてくれる人がいないのかもしれない」と、問題行動の裏にある心のさみしさに気が付きました。
 本時の活動を通して、インターネットのもつ公開性や記録性、また情報拡散の速さとそれらの不可逆性を学びました。さらにインターネットやSNSの利用方法について見直すきっかけにするとともに、問題行動を起こしてしまう心理状態にならないような人間関係の在り方を考えることができました。

【岡崎市立矢作東小学校】時間を守ろう週間

画像1 画像1
 本校では、7月の1週目に、「時間を守ろう週間」を行いました。学級代表が、学校全体の様子を見て、休み時間が終わったら早く教室に帰ってくるようにしたいと考えました。そこで、「時間を守ろう週間」を設定し、呼びかけを行いました。
 各クラスにチェックカードを配布し、担任の先生が、クラスの子全員が座っていれば、チェックカードに印をつけます。また、学級代表が、放送で学校全体に呼びかけもしました。
 この取組を通して、放送を聞いて気にする子が増えました。また、クラスの気づいた子が、全体に呼びかける姿がありました。
 今回の活動を通して、学校全体に呼びかけることで、落ち着いて授業をスタートすることができました。

【一宮市立葉栗小学校】道徳で情報モラル教育

 スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、多くの児童にとって、インターネットはとても身近なものになっています。児童の会話の中にも、SNSウェブサービスや動画共有サービスなどの話題が度々登場し、日常的に利用していることが分かります。インターネットを利用する機会が、これから更に増える児童に、利用する際の責任や権利について学んでほしいと考え、情報モラル教材「気に入らなかった写真」をもとに授業を行いました。
 「気に入らなかった写真」は、主人公が、登録してある友達だけが閲覧できるインターネット上のサイトに写真を投稿し、その投稿に喜んでいる友達がいる一方で、ある友達から「写真が気に入らないから削除して」と言われ、思い悩む話です。児童は、主人公が悪意はなかったにせよ、よく考えず気軽な気持ちで写真を投稿したことが問題だったことに気付き、インターネットの利用で気をつけるべきことや、今後、主人公がどのような行動をとればよいのかを話し合いました。
 授業の感想に、「たった1枚の写真で傷つけてしまうこともあるので、相手の気持ちを考えて慎重に行動したい」「インターネットを使うときも自己中心的な行動はやめようと思った」などの記述がありました。
 今後も、インターネットの特性を理解した上で、人と人との関わりであること踏まえながら、その場の感情に流されず、相手の心情や行為の結果を考えて正しく判断する力を身に付けさせたいと思いました。

画像1 画像1 画像2 画像2

【あま市立七宝小学校】iモラル教室

画像1 画像1
 毎年、本校では、5・6年生と保護者を対象に、「iモラル教室」を開催しています。パソコンやスマートフォンを、安全に使うために必要な情報モラルについて学習します。
 実際にあったSNSに関する事件などを知り、どうするとよかったか、今後、どうしていくことが大切かを考えながら話し合いました。
 使い方に関する知識だけでなく、安全に楽しく利用するために大切なマナーやモラルについて深く学習することができました。

【あま市立甚目寺南中学校】生徒の自己肯定感の高まりを目指して

 本校では、「他者を思いやる心を身に付けさせる」「人権尊重の精神を高め、自他を大切にする心を養う」「規範意識を高め、ルールやマナーを身に付けさせる」の三つを道徳教育の基本方針とし、自分を含めた「人を大切にすること」をテーマに道徳教育の推進を行っています。本年度は、特に、授業中の発問に目を向け、工夫を凝らすことで、生徒の自己肯定感の高まりを目指しています。
 3年生は、教材「がんばれ おまえ」を用いて、自分自身の個性を見つめ、伸ばすことを目的とした授業を行い、自己肯定感の高まりを目指しました。グループ活動を行い、クラスメイトとお互いのよいところを伝え合うことで、周囲の人が考える自分について理解を深めました。それをもとに、今の自分に向けたメッセージを書く活動を行いました。
 終わりに、前向きな言葉がつづられた4コマ漫画を見せました。「自分は他の誰でもない自分だから、何も気にすることなく、自分の好きな部分を愛していけばいいと思う」「これまでは、自分について後ろ向きなことしか考えなかったけれど、今日の授業で自分に自信がついてうれしくなった」などの感想があり、自己肯定感の高まりが感じられました。
 今回の授業では、クラスメイトとのよいところを伝え合う活動を通して、自分のよい部分を確認することができました。今後も、自分に自信をもち、自分だけでなく他者を大切にしていくことができる生徒の育成を目指していきたいです。

画像1 画像1 画像2 画像2

【西尾市立寺津小学校】本当のやさしさとは何かを考え、行動しよう

画像1 画像1
 本校では、6月の授業参観で、全校クラスで道徳科の授業を公開しました。その公開授業では、保護者にも教材を配付し、一緒に考えて参観してもらうように取り組みました。
 3年生は、「本当のやさしさ」とは何かを考えました。子供たちは、自分のことだけではなく、相手のことに目を向けることができるようになってきました。そこで、どのように行動していくことがよいのか自ら考え、判断する力を高めてほしいと考えました。
 子供たちが、日常生活を振り返りながら、自分事として考えられるよう三つの手立てを工夫しました。
 一つ目は、「教材提示の工夫」です。場面絵を使い、自分の生活と照らし合わせながら考え発言することができました。
 二つ目は、「役割演技の工夫」です。自分だったらどうするか考えやすくなり、ペア活動では、相手の目を見て言ったり、話し方に気をつけたりすることができました。
 三つ目は、「話合いの工夫」です。心の葛藤を表すための「ハートの磁石」を使うことで、友達の意見が自分と同じか違うのか考えやすくなりました。
 まとめでは、自分の生活と照らし合わせ、「友達のためにならない」「本当に困っているときだけ助ける」など、相手のことを考えた行動が「本当のやさしさ」だと、役割演技や話合いの中で気づくことができました。
 これからも、子供たちが道徳的な課題を、自分自身の問題と捉え、向き合う「考え、議論する道徳」の授業に取り組んでいきたいと思います。