【あま市立篠田小学校】スマホ・ケータイ安全教室

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 4年生では、「スマホ・ケータイ安全教室」を行いました。学習の中で、子供たちにアンケートをとると、90パーセント以上の児童がスマートフォンを使ったことがあることが分かり、スマートフォンが子供たちの身近なものになってきていることが分かりました。しかし、スマートフォンの使い方をしっかり学ぶ機会が少ないまま、子供たちが使用していると感じています。
 今回の学習では、文字だけのやりとりでは、気持ちがしっかり伝わらないことや、写真には、様々な個人情報が含まれていることなど、スマートフォンを使う上で気を付けるべき点があることを学びました。
 また、学習したことをまとめた冊子を家庭に持ち帰ったことで、家庭でもう一度、スマートフォンの使用方法について話合うよい機会となりました。

【大口町立大口中学校】道徳科授業実践

 教材、「本当の友達って」を使って授業を行いました。本教材は、主人公がSNSで友人と密に連絡を取り、束縛を感じながらも流されていくことから、自分の思いを伝える大切さについて考えられる設定になっています。生徒が、主人公と友人が、「友達か」を考える過程で、本当の友達についての納得解をもち、友情を築くために自分自身がどうあればよいかを考えることをねらいとし、授業を行いました。
 導入では、生徒が本時の主題に意識を向けるため、「ちびまる子ちゃん」の登場人物を提示し、その関係を問うことで本教材の「友達」につなげていきました。
 展開では、教材を読み、「2人は友達だろうか」「今後、2人は友達関係でいられるだろうか」といった発問をし、2人の関係を考えました。その過程で、「物を渡しているので友達」「本音を言うと約束したので友達」といった意見が挙がりました。そこで「物をもらったら友達だろうか」「本音を言えなかったら、友達ではないのだろうか」のような、生徒の考えをゆさぶる発問を全体に投げかけ、議論する道徳を行いました。最後に、話合いを通して自分の考える「本当の友達とは」を、まとめました。
 生徒の感想には、「本当の友達をつくるために、私は相手のことを理解しようとする気持ちが大事だと思いました。そんな気持ちを身に付けていきたいです」と、本当の友達について納得解をもち、友情を大切にしようとする道徳的心情を育むことができました。

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【豊川市立小坂井東小学校】親子携帯電話安全教室

 本校では、毎年、6年生の児童と保護者を対象に、「親子携帯電話安全教室」を開催しています。携帯電話の普及率は年々高まり、低年齢化が進んでいます。また、使用の目的も電話での会話だけにとどまらず、SNSやゲームへと広がってきています。正しい使い方ができずに、友達とのトラブルだけでなく、大きな問題に巻き込まれることも心配されます。
 こうした中で、小学生のときから携帯電話使用の正しい知識やマナーを学び、保護者とともに考える機会を設けることは意義深いと考えています。
 本年度も、豊川警察署の方を講師に招いて、「携帯電話安全教室」を実施しました。講師の方から、今、問題となっているSNSでのトラブルについて、事例を紹介していただきました。
 携帯電話は、便利な道具ですが、使い方を誤ると自分自身だけでなく周囲の人たちにも迷惑をかけてしまいます。児童からは、「携帯電話の使い方について、親と話をしたが、知らないこともあった。気をつけて使いたい」「早く自分の携帯電話がほしいが、マナーを守って使うことが大切だと思った」などの感想がありました。

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【豊田市立則定小学校】4年生「本当の親切とは」の授業実践

 本実践では、相手の気持ちを考えた上で、思いやりのある行動がとれる態度を育むことを目的とし、「本当の親切」について考えた。さらに、友達と異なる意見であった場合でも、一度お互いの意見を受け止め、そこから考えを発展させる前向きな姿勢を育むことも目的として授業を実践した。
 実践のポイントは三つある。「教材を事前に読むことにで、話合いや考える時間の確保」「ネームプレートを黒板に貼ることによる立場の視覚化」「話し合いやすい対立軸作り」である。
 授業では、多くの子が自らの考えを積極的に発言しただけでなく、友達の考えを聞き自分の考え方を見直す子も複数いた。これは、自分の意見を大切にしながらも、それに固執せず友達との対話を通して深く考えることができたという点で成果といえる。また、授業後も「これは本当の親切だね」など、実践内容を生かした声掛けを子供に行った。
 今後も、授業だけでなく、学校生活全体を通して道徳教育を推進していきたい。

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【豊田市立小清水小学校】スマートフォンや携帯電話に潜む危険

 本校では、4年生を対象に、情報モラル学習として、スマートフォンや携帯電話についての「安全教室」を実施しました。携帯電話会社の方を講師に招き、中・高学年に起こりやすいトラブル事例を、動画やプレゼンテーションソフトを使って紹介していただきました。三つの事例について、それぞれどうすればよかったのか考え、トラブルを回避するためのポイントや、万一トラブルに巻き込まれてしまった場合の対処法など話をしていただきました。
1.「お得なプレゼント」などの甘い話には必ずワナがあること。
 それと引き換えに個人情報や写真を渡してしまうと、インターネット上、つまり世界中にばらまかれてしまう可能性があること。
2.小学生が夢中になりやすいスマホゲーム。
 依存により生活リズムが崩れたり、知らない間に課金が高額になってしまったりする可能性があること。ルールを決めるだけではなく、ルールを守れる環境を整える必要がある。
3.悪ふざけで撮った写真が、どのような形でインターネットに流出するか分からないこと。
 一度インターネット上に流出した写真や悪口は、無限に広がり、完全に消すことはできない。
 スマートフォンを持っている子も持っていない子も、紹介していただいた事例を身近にあるトラブルだということを認識し、今の自分の環境の中で起こりうるトラブルについて考える機会となりました。

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【豊田市立新盛小学校】感謝の心を育む教育活動

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 本校は、全校児童32人の小規模校です。保護者や地域の方は学校教育に協力的であり、子供たちは、多くの人の支えを受けながら健やかに成長しています。
 しかし、多くの支援をいただいている一方で、助けてもらえることが当たり前と感じやすい傾向があります。そこで、本校では、地域の人々に感謝をする場を意図的に増やし、大切にしています。生活科や総合的な学習の時間などで講師として来校された地域の方には、必ず感謝状を渡すようにしています。
 また、「感謝の会」を開催します。全校では五平餅をつくり、お世話になった方を招いておもてなしをします。高学年は、受付から席の案内、お茶出しなど接客を務めます。さらに、卒業式や入学式でも高学年が同様の活動をします。この取組の結果、外部講師の出迎えや見送りにまで配慮する姿が見られるなど各行事に対する子供の当事者意識が高まってきました。また、地域の方と個別に触れ合うことで、直接、賞賛の言葉をいただくことができ、子供の励みになっています。今後も、継続して取り組み、感謝の心を育てていきたいと考えています。

【江南市立門弟山小学校】豊かな心を育むペア読書

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 本校では、6月と11月に読書週間があります。心の教育推進活動の一環として、1・6年生、2・4年生、3・5年生のペア学年を活用して、読み聞かせを行っています。高学年の児童は、低学年の児童のために本を選んであげます。「この本は、喜ぶかな?」「かわいい絵本を読んであげたい!」など、それぞれの思いをもちながら準備をしていました。読み聞かせの際には、低学年の児童に寄り添い、優しく接している様子が印象的でした。低学年の児童も、真剣なまなざしで本に集中していました。読み聞かせ終了後の教室には、たくさんの「ありがとう」があふれていました。
 このペア読書以外にも、年間を通して異学年交流を行うことで、児童同士が互いを思いやり、よりよい人間関係を築いています。本校の伝統である縦割り活動を継続していき、児童の豊かな心を育んでいきます。

【岡崎市立矢作中学校】きまりはなぜ必要なのかを考える

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 本校では、全校生徒の半数以上が、自転車通学をしています。自転車通学の許可申請書には、様々な決まりが書かれ、それらを遵守することを約束し、許可を出しています。また、自転車点検や通学団会などを通して、規範意識を高め、安全に登下校するための活動をしています。
 そこで、本年度、3年生の道徳科の時間を使い、「2通の手紙」という資料を通して、決まりやルールについて考えることにしました。授業を行う前に、「決まりを破ってしまったことはあるか」という質問で、事前アンケートを実施しました。ほとんどの生徒が、「決まりを破ったことがある」と答え、具体的な場面として、学校生活の決まりや交通ルールなどが挙がりました。アンケートの結果を授業の導入として使い、授業を進めました。
 授業では、「決まりは、なぜ必要なのか」という課題で、入場終了時刻を過ぎて、幼い姉弟を入場させた動物園職員の行動について考えました。生徒たちは、幼い姉弟の置かれている環境に共感し、「よい行いをした」「決まりを破ることになってしまったけれど、親子から感謝されてうれしかったと思う」などの意見が多く出てきました。そこで、「この2通の手紙のおかげ」というその職員の言葉を振り返り、「2通目の手紙である、懲戒処分の手紙を大切にしているのはなぜか」と問い返しました。すると、「姉弟の命が失われていたかも」「今回は、たまたま無事だっただけ」など、決まりを破ることで起こる可能性について話が及び、「決まりが、来園者の安全のためにある」という視点で考えを深めることができました。
 最後に、授業の感想を自分の生活と関連させて書くように伝えました。生徒の感想には、「なぜ、そのルールがあるのかを考えて、ふだんの生活を送っていきたい」「並走禁止などのルールも、自分たちの命を守るためのものなので、話したくなっても我慢して行動したい」など、自分ごととして規範意識を高めることができました。
 このような授業の取組が、規範意識を高め、より安全な登下校につながっていくことを願っています。

【瀬戸市立八幡小学校】情報と向き合う 〜インターネット上のマナー〜

 本校の児童は、スマートフォンの保有率が高く、気軽にインターネットに触れることができる環境にあります。最近では、ゲームを通して知らない人とつながることができる機能を利用している児童が多いようです。そこで、5年生の社会科「社会を変える情報」と関連づけ、話合いを中心とした道徳科の授業を行いました。
 まず、インターネットをテーマに話し合いました。「情報を調べることができる」「簡単に速く活用できる」というよい印象をもつ児童がほとんどでしたが、中には「便利だけど危険」と答える児童もいました。そこで、インターネットの特性(1.顔を合わせない 2.名前を隠せる 3.広がり散らばる)を確認し、これからどんなことに気を付けて利用すればよいか話し合いました。
 <学習のふりかえりより>
・インターネット上では、言葉遣いに気を付け、冷静に判断していきたいです。
・知らない人とメールなどしません。
・インターネットは便利だけれど怖いと思いました。全部を信用しないようにします。 
・私たちの生活は、より便利になったけれど、危険も多くなったので、自分の身は自分で守ろうと思いました。
・知っている人でも、インターネットの中ではマナーに気を付けようと思いました。
・知らない人とオンラインゲームをしているのでやめようと思いました。

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【豊田市立松平中学校】「赤ちゃんふれあい体験」を通して

 本校では、昨年度から、「赤ちゃんふれあい体験」を実施しています。地域のお母さんと赤ちゃんを学校に招き、赤ちゃんを抱っこさせてもらったり、一緒に遊んだりします。
 また、お母さんから子育てに関する話を聞き、子育ての大変さや母親の思いを学びます。体験を通して命の尊さや家族の絆を感じ、自らの行動を振り返り、今後の生き方を考えるきっかけとすることを狙いとしています。以下は、活動を終えた生徒の感想です。
・子育ての大変さも楽しさもどちらも感じることができました。泣いてしまったり笑ってくれたり、子育てにはどちらの面もあって、自分の親も同じように育ててくれたと思うと、すごく感謝できました。赤ちゃんが泣いても、お母さんは常に笑顔でさすがだなと思いました。
・育児の大変さや、命の大切さを学びました。お母さんにとって、赤ちゃんはものすごく大切で、幸せそうだなと思いました。夜中に起きたり、泣いたり、大変なのにすごいなと思いました。抱っこすると温かくて、とてもかわいかったです。自然と笑顔になってしまいました。
・命の尊さを感じることができました。自分も幼かったころ、両親に愛されていたこと、とても大事にしてくれたこと、大切に育ててくれたことに気づいて、両親に感謝して大切にしていきたいと感じることができました。

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【武豊町立武豊小学校】高学年の情報モラル授業

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 近年、自分のスマートフォンやタブレットを持つ児童が増えています。特に、高学年になると、多くの児童が、自宅に帰った後、友人とSNSで連絡を取り合っています。しかし、正しい使い方や、SNSを利用することのリスクを知ることなく、何げなく使っている児童も見られ、非常に危険だと感じます。
 本校では、12月に、5年生を対象に、情報モラルに関する授業を行いました。SNSでは、ふとした返事が、受け手にとって素っ気なく感じ、好ましくない印象を与えてしまうリスクがあります。同じ「別に」でも、顔を見て言われた「別に」と、文のみの「別に」では、感じ方が大きく異なります。そのようなSNS特有の言葉選びの大切さだけでなく、長時間動画を見たり、あいた時間にスマートフォンを見ていないと不安になったりする、いわゆる「スマホ中毒」の危険も、クイズを交えて学ぶことができました。
 児童たちにとって分かりやすく、また身近な話題だったため、来年度からもこの授業を継続していきたいです。さらに、低学年の児童でも自分のスマートフォンを持っていたり、動画を見たりする時代のため、中学年向けにも授業すること、保護者の方にも授業や講演に参加してもらい、家庭で使い方について話し合ってもらうことも視野に入れると、授業の内容が生きると思いました。

【岡崎市立常磐中学校】自主・自律、自由と責任

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 「特別の教科 道徳」の内容項目「自主・自立、自由と責任」について、「許せないよね」を教材として授業実践をしました。
 導入で、「今まで友達を疑ったことはあるか」と問いかけると、生徒たちは自分の経験をもとに、言いにくそうにしながらも発表しました。教材を範読した後に、主人公の「私」について、気になったことを聞いてみました。「主人公を疑うのでもなく、味方するのでもなく、はっきりとした態度を取らなかった私」に対して意見が集まりました。その後、「どうして私は、どちらともいえない態度をとったのだろうか」という課題を設定し、話合いを始めました。話合いでは、「不確かな情報」「疑いをかけられている友達をかばう生徒の登場」「自分自身がなくしたのではという疑いをかけられる可能性」など多様な意見が出てきました。そこで、教師の「私はどうするべきだったのか」という問いに対し、「明日、確かめてみない?」「私が明日、聞いてみる」と役割演技のように演じる生徒や、「返事をするべき」「人を疑う前に自分を疑う」「まずは自分で解決しようとしてみて、困ったときは先生に相談する」といった「自分の行動には責任をもつことが大切である」ととらえることができる意見が多数出てきました。最後に、「これから、あなたならどうするか」という問いには、「人を巻き込まない」「確かな情報を得てから行動する」「安易に知らない人の情報を信用しない」「すぐに共感しない」「あいまいな情報を信じないし拡散しない」といった、自分の行動を明確にした意見が多く見られました。
 翌日、生徒の生活記録には、次のような記述がありました。「今日の道徳、『うーん、何かなあ…』と、引っかかっていました。そうしたら、A君が、『自分で解決するべき』という発言をしたではないですか。何かもう、ふるえました。『これだ!』という感じで。何をおかしいと感じていたのかが分かって、とてもすっきりしました」
 授業時の内容項目に迫る記述であるととらえたいと同時に、本時の実践が生徒の心に落ちたと捉えることができ、うれしくなりました。

【西尾市立平坂小学校】1年生「くりのみ」の実践

 1年生の道徳科の授業では、「くりのみ」の教材文で、「親切、思いやり」について考えました。
 まず、「なぜきつねは、『何にも見つかりませんでした』と言ったのか」と発問し、きつねの自己中心的な気持ちを考えました。「見つかりたくない」「食べられちゃう」というきつねの気持ちに共感することができました。次に、「くりをあげたとき、うさぎはどんなことを考えたのだろう」と発問をしました。相手のことを考えて行動する大切さを知るために、うさぎの行動について話し合いました。ここでは、役割演技を取り入れ、うさぎの気持ちに共感できるようにしました。「わたしだけ食べたら、きつねがかわいそう」「きつねさんのものがないからあげよう」という、きつねのことを思いやるうさぎの気持ちを考えることができました。
 また、「本当は、あげるのはいやだけれど、あげよう」という、心の中の葛藤も出すことができました。
 最後に、「きつねは涙を流しながら、どんなことを考えたのだろう」と価値に迫る発問をし、きつねが涙を流したわけについてじっくりと考えました。「うそをついていたのに、もらってよいのかな」「うさぎさんはやさしいな、ありがとう」という意見が出て、涙にはさまざまな思いがあることに気づき、価値に迫ることができました。
 役割演技を取り入れたり、価値に迫っていく発問をしたりしていくこと、そして、児童の考えに切り返しや問い返しをしていくことで、価値に迫っていくことができました。今後も、様々な方法で授業に取り組んでいきたいと思います。
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【豊明市中央小学校】言葉だけで伝える難しさを感じ取る〜情報伝達ゲーム〜

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 児童は、使用頻度に差はあるものの、情報機器を使いインターネットやゲームをする環境にいる。4年生でも、多くの児童が、親のスマートフォンやパソコンを利用したことがあるようだった。
 インターネット上のやり取りにおいて、自分の考えや気持ちを相手が正しく受け取れるように伝えるには、どのような工夫をしたらよいかに気付くことが大切である。2学期に行った道徳科の教材「つまらなかった」を思い出しながら、やりとりの行き違いがどのように生まれるかを考えた。その後、「情報伝達ゲーム」として、班の代表1名だけがある絵を見て、見たものを他のメンバーに文字情報だけで伝えて書いてもらうというワークに取り組んだ。問題ごとに代表者を替え多くの児童が伝える活動を経験した。
 児童にとって、「自分の目で見た情報を文字で伝える」ということは、実際にやってみると思っているよりもかなり難しいことが分かったようだった。インターネット上のトラブルにおいても、自分の頭の中で考えていることを他者に伝える際の「伝える力」が原因となることが理解できた。今回のワークによって 、「どうすれば自分の説明が相手に伝わりやすいかを考えて伝える」という練習になり、文字で伝えることの難しさと、説明する方法を工夫することの大切さを学ぶことができた。人間のコミュニケーションは視覚や聴覚を多く使用しているので、児童はメールやチャットなど言語情報のみで伝えることが難しいことに気付いた。
 児童からは、「自分が伝わると思って発信した情報が、間違って伝わることもあることが分かった」「これからは相手に送る前に、本当にこれでよいか一度確認しようと思う」といった感想が聞かれた。

【西尾市立西野町小学校】情報モラルを身につけよう

 今日、多くの小学生が、情報ネットワークを利用しています。本校の5年生も携帯電話、インターネット、ゲームなどを使ったことがある子がほとんどです。情報機器を活用すると便利なこともたくさんありますが、気をつけなくてはいけないことも多いと思います。
 社会科「情報」の学習では、子供たちに、「どんな危険があるのか」と聞いてみると、「個人情報が流れる」「事件にまきこまれる」などの意見が出てきました。そこで、道徳科の教材を使い、情報モラルについて考えさせた上で、インターネット活用について15項目のルールやマナーが書かれている「情報モラルチェックシート」を活用し、自分自身をチェックさせました。
 授業後の感想では、「心配なときは、親に相談する」「危ないサイトには入らない」「相手が嫌がるような書き込みや、いじめはいけない」などと書かれていました。
 インターネットを利用するときには、「インターネットの向こうには人がいる」ということを常に忘れず、相手の立場に立ってやり取りする姿勢が大切だと考えることができました。

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【豊橋市立福岡小学校】道徳科授業実践2年生「大きくなあれ しあわせになあれ」

 もうすぐ、ひな祭りを迎える2月下旬に、2年生の道徳科教材「大きくなあれ しあわせになあれ」の授業を行いました。
 導入では、本物のひな人形を見せました。すでに家庭でも飾られている子がほとんどでしたが、なぜ、毎年飾るのかを知らないようでした。
 次に、教材文を読みました。子供たちは、ひな祭りだけでなく端午の節句、お宮参りなど古くから伝わる行事には、成長への願いが込められていることを知りました。その後、「お父さんやお母さんは、どんな思いで、毎年おひな様を飾っていると思うか」と発問し、話し合いました。子供たちは、「健康に育ってほしいと思ってくれているんじゃないかな」「幸せになってほしいと願ってくれている」「おひな様だけでなく、私のことも大切に思ってくれていてうれしい」と両親に思いを巡らせました。
 授業の最後には、折り紙でおひな様を作り、教室の後ろに掲示しました。できあがった68体のおひな様を眺めながら、「みんな幸せになりますように」とつぶやく子供たちの姿が印象的でした。

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【犬山市立羽黒小学校】みんなでがんばった大縄大会

 本校では、冬の体力作りとクラスみんなで一つのことをがんばることを目的として、体育委員会の企画・運営で、毎年、「大縄大会」に取り組んでいます。どの学年も、休み時間や体育の時間を使って練習しながら、決められた時間にどれだけ跳べるのかを競います。低学年では、跳べない児童に跳ぶタイミングをみんなで声を掛けたり、縄をゆっくり回したりしながら取り組みます。学年が上がるほど、より多くの回数が跳べるようになるには、どうしたらよいのかを、クラスみんなで考えながら工夫して取り組みます。
 大会を通して、どのクラスも、練習する中でみんなが跳べるようになった喜びや、クラスのベスト記録を更新する喜びを味わうことができ、「みんなで」という気持ちをもつよい機会となっています。

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【東海市立平洲中学校】「先施の心」でボランティア活動を

 本校は、米沢市の偉人・上杉鷹山の師としても名高い、細井平洲先生の名前を冠しています。その平洲先生のことばに「先施(せんし)」というものがあります。このことばは、「相手からの働きかけを待つのではなく、自分の方から働きかける」といった意味があります。その平洲先生の心を大切にし、本校では、「早朝ボランティア」「読み聞かせボランティア」「あいさつボランティア」などの活動が盛んです。
 「早朝ボランティア」は、代表生徒自ら参加者を募集し、自分たちで担当生徒・場所を振り分けます。当日、代表は活動に必要な道具を一緒に用意し、生徒を引率して清掃場所に向かいます。この活動は、10年ほど前に、教師主導で始まった伝統ある活動ですが、現在は、生徒主導で行う活動になっています。
 「読み聞かせボランティア」は、事前に図書室で絵本を選んでおきます。そして、小学校の朝の読書タイムに合わせて、低・中・高学年に分かれて読み聞かせをします。どのグループもしっかり練習をして当日に臨むので、小学生に大好評です。中には「小学校のとき、中学校の先輩が読み聞かせをしてくれたから、私も参加しています」と話しているメンバーもいます。
 「あいさつボランティア」は、生徒会執行部と生活委員会が中心となり、テスト週間の朝15分間、校門(雨天時は昇降口)で行います。生徒による自治活動を、今後も、「先施の心」をしっかりと受け継ぎながら推進していきます。
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【刈谷市立東刈谷小学校】学校パワーアップ「あいさつプロジェクト」

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 本校では、児童会役員が、学校の重点目標である「笑顔とありがとうのあふれる心温かな学校に」を達成させるために話し合い、現状をよりよい方向にパワーアップさせる取組を行っている。話合いの結果、学校内や地域での挨拶を活性化させることにより、心がより温かくなり、笑顔があふれると考え、登校指導日に合わせ、「あいさつプロジェクト」を展開した。児童会と生活委員会がタイアップし、朝の登校時に正門や昇降口で爽やかな笑顔での挨拶を広めている。朝から爽やかな気分になることができるこの運動を継続したことによって、「あいさつプロジェクト」に自主的に加わる低学年の子が現れたり、廊下ですれ違う際の挨拶が増えたりと、相手を意識した行動ができるようになってきた。また、子供たち同士の関わりが広がり、異学年で会話をはずませたり、一緒に遊んだりすることも増えた。地域での関わりが減少している現代であるが、「朝から気持ちのよい挨拶を交わす子がいて、気持ちが洗われる」と、地域の方から感謝の言葉をいただくこともある。今後も地域を含めた関わりが向上できることを期待し、活動を継続していきたい。

【清須市立清洲中学校】情報モラル教室の取組

 中学校に入学し、個人の携帯電話、スマートフォンの保有率が急激に増えるとともに、SNSによるトラブルも増加していきます。そこで、本校では、講師として臨床心理士を招いて、1年生を対象に、「情報モラル教室」を開催しております。
 最初に、講師が用意してくださった「スマートフォン依存度チェック」を行い、多くの生徒が思っていた以上に依存傾向が高いことが分かると、体育館中から驚きの声が上がりました。「相手とのコミュニケーションツールとして、SNSの機能は便利だが、文字だけでは、相手の本当の気持ちの7%しか伝わらない危険性があること」「スマートフォンを1時間以上使用すると脳が疲労してしまうため、その後に勉強をしても成果が出にくくなること」など、多くのことを学ぶことができました。
 「情報モラル教室」後の生徒の感想には、「スマートフォンでは、確実に相手へ気持ちが伝わるわけではないということを知り、これからはスマートフォンに頼りすぎず、きちんと相手と話合うことが大切だと気付きました」「スマートフォンを長時間使用すると自分の将来にも影響が出るので気をつけたい」などの感想があり「情報モラル教室」を通して、スマートフォンやSNS等の使い方を見直すきっかけになりました。

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