【弥富市立日の出小学校】ありがとうの思いを伝えたい

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 児童会役員が中心となって、「ありがとうキャンペーン」を実施しました。「同じクラスの友だちにありがとう」「なかよし活動で一緒のグループの仲間にありがとう」「通学班のお兄さん、お姉さんにありがとう」そんな気持ちを言葉にしてうれしかった思いを伝える活動を全校で取り組みました。
 メッセージカードには、「一緒に遊ぼうって言ってくれてありがとう」「手伝ってくれてありがとう」「がんばれって言ってくれてうれしかった」「けがをしたとき、保健室についてきてくれてありがとう」といった学校生活の中で仲間への感謝の気持ちが込められた内容が書かれていました。
 このメッセージカードを見ると、1年生から6年生への感謝の気持ちがたくさんありました。毎日、6年生は、給食の片付けや教室掃除、毎週木曜日のなかよし活動など、様々な場面で1年生と交流をしています。給食の時間には、6年生は「がんばって食べたね」「きれいに食べたね」「これはおいしいよ」など、優しい声をたくさんかけています。1年生からは、「おにいちゃんがそばにいてくれたから、ぜんぶ食べることができたよ。ありがとう」「食器をかたづけてくれてありがとう」など、うれしかった気持ちを素直に表現しています。
 これからも、1年生から6年生までが、様々な場面で関わりながら、優しい気持ち、感謝する気持ちを育てていきたいと思います。

【愛西市立立田中学校】いのちの授業 〜赤ちゃんとのふれあいを通していのちの大切さを学ぶ〜

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 本校では、「愛西市子どもの心の健康づくり事業」の一環として、毎年「いのちの授業」を行っています。「いのちの授業」では、赤ちゃんや保護者とのふれあいを通して、命の尊さについて学びます。今年は、7月10日に2年生、11日に3年生を対象に、「いのちの授業」を行いました。
 2年生は、4組の1才未満の赤ちゃんとお母さん方とふれあいました。その中のYさんは、1年生時に、妊娠中の母としての思いなどを生徒たちに語っていただきました。生徒たちも積極的にお母さん方に質問し、子育ての大変さや喜び、子供に対する思いをしっかり聞くことができました。話している途中で、世の中で子供の虐待がなくならないことを残念そうに話しながら涙ぐむお母さんもおみえになり、生徒たちは、そのお母さんの思いから、自分をこれまで育ててくれた両親へも思いをはせていました。
 また、にこにこしながら赤ちゃんを抱いたり、あやしたりしている様子など、ふだんは見られない生徒の姿を見ることができました。
 3年生は、3年間にわたって学校に足を運んでくださったSさんと3回目の対面でした。1年生時は、妊娠中で、母として子を思う気持ちを生徒たちに語りに、2年生時は、生まれて2か月半のMちゃんとお兄ちゃんを連れ、3年生時は、1才2か月に成長したMちゃんと来ていただきました。生徒たちは、1歳を過ぎた子が、歩いたり、おもちゃで遊んだりする姿を見て、子供の成長の早さに驚いていました。また、触れ合おうとしても人見知りしてお母さんのところに戻って行ってしまったり、いやいやしたりする様子から、自我の芽生えを感じていました。
 どの生徒も、命の尊さや大切さを感じるとともに、両親や家族を、はじめたくさんの人々の愛や思いや願いによって、今こうして成長した自分があることに、改めて気づき、感謝の気持ちを感じることができました。

【岡崎市立六ツ美北部小学校】がんで学ぶ命の大切さ

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 本校では、「特別の教科 道徳」・特別活動・保健学習の3教科を連携させ、「がん教育」の実践を行った。
 6月の「学校保健委員会」では、講師を招き、小児がんについて講話をしていただいた。実際に起こった内容を聞いた児童は、自分のことのように真剣な表情で聞き、がんについて理解を深めた。
 6年生は、保健学習「病気の予防」に関連させ、「がん教育」の学習を2時間実施した。1時間は、DVD「よくわかる!がんの授業」を視聴することで、がんに対しての知識を増やした。もう1時間は、がんは早期発見や自分の生活習慣の見直しで改善できることを学び、自分にできることは何かを考えた。一人で考えたり、グループで話したりして、たくさんの意見を聞き、判断をした。
 身近な病気となったがんに対して、これからどんな考えをもって生活し、予防していくのか期待したいと考える。

【岡崎市立恵田小学校】4年生道徳科「神戸のふっこうは ぼくらの手で」の授業実践

 本校では、「自ら進んで学び続ける子の育成」を研究主題として、現職教育を進めるとともに、心豊かな児童の育成を目指して道徳教育の充実を図っている。
 今回は、4年生の授業実践を紹介する。教材名は、「神戸のふっこうはぼくらの手で」である。阪神・淡路大震災での避難所で、トイレの汚物を処理する大山先生を見て、みんな自発的に仕事を分担するようになった。「ぼく」も、女の子が牛乳を温める仕事をするのを見て、小さい子のために絵本や紙芝居を読むことを始める。その様子を見て、大山先生は、「君たちがいれば神戸は立ち直る」と励ました、という内容である。
 最初は、大型テレビに映し出された阪神・淡路大震災直後の写真をみせ、地震被害の大きさを実感させた。そして、避難所での生活がどんなに大変だったかを理解させた上で、「大山先生が、避難所の仮設トイレに山盛りになった大便を、手袋をはめた手ですくう姿に対して、どんなことを思ったか」を子供たちに問いかけた。多くの児童は、「大人ってすごい」「わたしも手伝おうかなあ」と前向きな意見を述べた。しかし、中には「くさいから僕にはできない」という意見もあった。次の発問は、「『ぼく』は、どんな思いで熊の絵の書いてある本を探したのでしょう」と発問した。子供たちの意見から、「ぼく」が「自分にも何かできることはないかな」「自分も何かしたい」という思いが芽生えたということに全員が気付くことができた。
 次に、「君たちがいるかぎり、神戸は立派に立ち直る」という大山先生の言葉の意味を考えさせたところ、「一人一人が、困っている人たちのために、自分のできることを考えて行動しているから」ということに気付くことができた。
 最後に、振り返りとして、「今までの自分」と「これからの自分」について考えさせ、ワークシートに書かせたところ、「学区の人と、今まで以上に明るいあいさつを心がけ、みんなを元気にする」「これから先、大変なことがあっても、みんなで支え合いたい」という感想が書かれていた。
 今回の授業を通して、児童は、自分にできることがたくさんあることに気付いたと思う。これから高学年に向かっていくこの子たちが、この授業を通して学んだことを、学校や地域で実践してくれることを願っている。
 今後も、道徳科の授業実践を積み重ね、自己を見つめたり、自己の生き方について考えたりすることのできる児童の育成を目指していきたい。

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【稲沢市立丸甲小学校】メディアコントロール

 毎年、各学期に実施している生活アンケートの結果を見てみると、家でのゲームや動画の利用時間が多いことが気になります。利用時間は、家庭によって大きく異なり、平日は、0時間から3時間以上と幅があります。そこで、テレビやゲーム、動画に触れる機会が増える冬休みに、情報機器と上手につきあってほしいと考え、冬休みの健康チャレンジの一環として、全学年で「メディアコントロール」に取り組むことにしました。「メディアコントロール」を、「テレビやゲーム機器、パソコン、タブレット、スマートフォンなどを、時間を決めて上手に利用すること」と子供たちに説明しました。そして、次の三つの中から、家族と約束を決めて、上手に楽しく利用することを目的としました。
1( )分やったら、( )分休憩します。
2 夜( )時( )分以降は使いません。
3 自分で決めよう(例:ゲームは、1日1時間だけにする )
※( )の中には、数字や言葉を入れます。
 冬休みに取り組んだ結果、感想は以下のようでした。
・時間を気にしていると、目が疲れていることにも気付きました。
・「メディアコントロール」は、難しかったけれど、やりがいがありました。増えがちなゲームの時間を、押さえることができました。
・時間を決めて守ろうとがんばると、いつもより「守らなくては」と、時計を見る回数が多くなった気がしました。
 保護者の方からは、次のような感想をいただきました。
・ついつい長時間ゲームなどをする日もありましたが、約束を守ろうと努力しているのは伝わりました。
・「メディアコントロール」は、タイマーを使ってしっかりと守れました。これからも続けてください。
 また、3年生では、3学期に、「メディアコントロール」の取組をより確かなものにするために、情報モラルの授業を行いました。安全や健康を害するような行動をしないことの大切さを学びました。今後も、「メディアコントロール」の意識が高まるよう、継続して工夫していきたいと思います。

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【春日井市立高座小学校】インターネットを正しく使っていますか

 今、子供たちは、コンピュータを使ってタイピングの練習をしたり、短い文章を入力したりすることを学習しています。今後、いろいろ調べたり確認したりするときに、インターネットを使って調べることが多くなってきます。学校では、検索サイトを指定して調べ学習をしていく予定です。インターネットを使った調べ学習では、「そうか」「なるほど」などと、新たな発見や深い学びをしてほしいと願っています。
 学校では、セキュリティーがしっかりした環境で、安心して学習することができますが、家庭で接続するサイトは、すべてが信用できるわけではありません。中には、表面上は、何もなさそうなサイトであっても、つなぐだけで高額な接続料を請求するような悪質なサイトもあります。子供たちが、家庭でスマートフォンやパソコンを使って調べ学習をするときに、不適切なサイトなどに誘導されないようにしたいです。
 子供たちには、ネットモラル教材の動画を見せて、「あやしいサイトにはいかないこと」「もし、変なサイトにつながってしまったら、うちの人に必ず伝えること」を伝えました。
 何でもインターネット上で、できる便利な時代となってきましたが、使い方を間違えると大変なことになってしまうこともあるのも事実です。子供たちには、正しい使い方を通して、多くの情報を手にしてほしいと願っています。

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【瀬戸市立幡山東小学校】親子で取り組む情報モラル教育

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 本校では、毎年6年生の児童と保護者を対象に、「情報モラル教育」を開催しています。携帯電話の普及率は年々高まり、低年齢化が進んでいます。また、使用目的も電話の会話だけにとどまらず、SNSやゲームなど多岐にわたっています。また、ゲーム専用機でのオンライン上でのチャットなど、友達とのトラブルだけでなく、大きな問題に巻き込まれる事も心配されると同時に、保護者がその問題を察知できにくくなっています。このような現状の中、小学校のときから携帯電話使用の正しい知識やマナー・危険性を学び、保護者とともに考える機会を設けることは意味ある事と考え、継続して取り組んできました。
 本年度も、10月の授業参観で「e-ネットキャラバン」の方を招いて、「情報モラル教育」についての授業を行いました。児童と保護者は、現状や危険性について動画を見ながら分かりやすく説明を受けました。その後、各教室に戻り、児童と保護者で班を作り、それぞれの家庭での携帯電話やゲーム機についての使用上のルールなどを話し合いました。帰宅後も、親子で話合いを続けた家庭もあり、大変有効な機会となりました。

【瀬戸市立長根小学校】スーパーモンスターカード

 4年生の児童は、日々の生活の中で、自分の欲望を満たすために、つい嘘をついてしまうことがありました。自分の欲望よりも、善悪を考えられる子に育ってほしい。そんな願いをこめて、内容項目「善悪の判断」について、教材「スーパーモンスターカード」で授業実践を行いました。
 お小遣いが足りず、欲しいカードを買えない大地が、コンビニで万引きしようとしてしまう話です。
 主発問では、「大地は、結局カードを盗んではいないのだが、悪いと思うか」と児童に投げかけました。すると、悪いと判断する多数派と、悪くないのではないかと考える少数派に分かれました。児童が話合いを行う中で、「たとえ盗んでしまっても、自分で悪かったと気付き、返すならよいのではないか」という意見が出ました。さらに、「盗んでしまっても、自分で返すなら、翌日に返すのでも許されるのではないか」という意見も出ました。児童は、「行動」よりも「気持ち」を重視する傾向があり、気持ちが反省に向かうのであれば、いったん盗むという行動に出ても、悪くないのではないかと考え出しました。結論を伝えることを避け、課題は未解決のまま、家の人と話し合うことを宿題として、授業を終えました。
 翌日、多くの児童が、家の人と話し合ったことを教室で発表しました。何があっても盗みはいけないという善悪の判断、そして、盗みをするような人になってくれるなという家族の願いを、児童は感じ取ったようでした。

【半田市立青山中学校】地域の中で 汗で学ぶ青中生

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 本校の教育信条は、「自主の精神、汗で学べ」です。学校での教育活動だけでなく、毎年行われる地域の行事に、積極的に多くの生徒が参加し、成長しています。写真は、地域の資源回収の様子です。他にも、夏休みには、「ラジオ体操」「盆踊り」、小学生の「宿題サポート」、秋には「地区運動会」「ウォークラリー」など、たくさんの地域の催物にボランティアとして参加しました。
 また、「モラルアップ講座(警察との連携)」「教育懇話会(地域の方による学校教育支援の会)」「地域の方と給食を食べる会(区長、保護司など地域の方との交流)」など様々な機会を通して積極的に地域との協働に努めています。
 青中生が、地域に出て、地域の中で活動して生きる力を伸ばせるよう、今後も、地域と連携していきます。

【豊橋市立章南中学校】改めてネットモラルを考える

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 本年度も、本校では、5月30日に、携帯電話会社による「スマホ・ケータイ安全教室」を全学年対象に行いました。年々、本校でもスマートフォンを所有している生徒が多くなり、無料通信アプリなどのSNSを通して、ネットトラブルに巻き込まれる事例が増えてきていることを踏まえ、主にスマートフォンやタブレットなどの情報端末機器を介してのインターネットの使い方や、SNSとのつき合い方についての話をうかがいました。
 携帯電話やインターネット上で実際起こった事例を元に、どういう対応が正しいかを考えることや、そのつど近くの生徒が話合う場を設けるなど、自分事として考える場が設定されており扱い方を再確認しながら、学ぶことができました。「インターネット上に掲載した内容は、一生消すことができず、不特定多数の人の目に触れること」「メールなどでは、相手のことを考えた上で返信すること」などを学びました。また、写真を掲載する際には、友達が写った写真を無断で掲載してはいけないことなど、著作権や肖像権についても学び、今後の情報化社会を生きる中学生が、情報機器と上手につき合っていく方法を教えていただきました。
 受講後の振り返りには、「いつも当たり前のように使っているSNSも、使い方を間違えると怖いことが分かった」「今までは、何も考えずに写真を掲載していた。気をつけていきたい」とありました。
 今回の安全教室では、生徒たちにとって、ネット社会と付き合っていく中で、未然にトラブルを防ぐ方法や、トラブルが起きてしまったときに適切な対処ができる助けになったと思います。情報モラルについて、今後も、継続して学ぶ機会を設定していく必要があると感じています。

【江南市立西部中学校】怒りをコントロールできるようになろう

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 本校では、アンガーマネジメント協会より講師を招いて、話を聞いています。2年生は、昨年受けた授業を振り返りながら、「怒りのコントロール」について学ぶことができました。
 1年生は、感情をコントロールする術をゲームを通して学びました。「この子は、どれくらいのレベルで怒るのかな・・?」を予想するゲームを通じ、人によって、怒りを感じるレベルは違うということに気づくことができました。以下は、生徒の感想です。
・怒りの種類を聞いたとき、「私のタイプ」と気付くものがありました。私は過去のことでずっと怒っていたり、急に思い出して怒ったりすることがあるので、直していけるようにしたいです。
・「怒りのコントロール」は、日々の積み重ねだと実感しました。学んだことを意識して学校生活を送っていきたいです。

【東海市立富木島小学校】2年生の道徳科の授業実践

 2年生の「まいごになった赤ちゃんクジラ」の実践について紹介します。
 この資料は、迷子になった赤ちゃんクジラを、居合わせた人たちが、船で誘導して、母親クジラの下に返す話です。生活科「生き物なかよし大作せん」の授業で、学校内にいる虫やメダカ等の生き物と触れ合ったり、生き物について調べたりしているので、児童は自分と生き物の関わりについて興味をもって授業に臨みました。
 授業の最初に、「生き物にやさしくするとは、どういうことだろう」という発問をして、資料について考えた後にも、同じ発問をしました。最初の発問に対して、児童からは「あまり触りすぎない」「心を込めて世話をする」「ひっくりかえっていたセミを木に戻した」といった自分と身近な生き物やペットとの関わりについての意見が出ました。
 資料について考えた後の発問に対しては、「生き物を助けることも大切だけれど、カマキリに食べられそうになっているバッタを助けることがよいのか。カマキリも生きるためだし。何もしないで見守っていくことも必要なのかな」といった別の視点から考える児童の姿も見られました。
 資料を通して、児童が様々な視点で自分と生き物との関わりについて考える姿が見られました。

【豊橋市立二川中学校】携帯電話・スマートフォン等の利用に関するアンケート調査の結果をもとにした全校集会

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 12月20日の全校集会で、携帯電話・スマートフォン等の利用に関するアンケート調査の結果をもとに、生徒指導主事が、全校生徒に向けて話をしました。
 本校の生徒は、98.1%がインターネット環境につながる機器をもっており、そのうち78.6%が「SNSを利用したことがある」と答えました。また、利用したことがある生徒のうち、「SNSを通してできた友達に会いたいと思ったことはあるか」の質問には、約11%が「ある」と回答しました。
 全校集会を行う前月には、近隣の市に住む中学生の少女が、SNSを通じて知り合った遠方の男性に会いに行くというニュースが、報道されていました。インターネット上で知り合った人と会うことでのトラブルは、身近にも起こっているということ、インターネット上の情報は正しいものばかりではないので、自分自身で取捨選択をし、必要な情報を得ることが大切だと伝えました。生徒たちが、携帯電話やスマートフォンを利用する機会が増えるであろう長期休業に入る前の話だったため、生徒たちは、真剣に聞いていました。
 今後も、生徒がトラブルに巻き込まれないよう、学校全体や各学級で啓発活動をしていきたいと思います。

【豊明市立三崎小学校】協同の学びを取り入れた道徳科の授業

 豊明市では、協同の学び推進事業を行っています。この事業では、目指す学校像として、以下の三つを掲げています。
1.新学習指導要領がめざす「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた学習過程の質的改善を推進する学校
2.授業において望ましい人間関係を築き、子供の学びへの無関心・学びからの逃避をなくし、すべての子供の学びを保障する楽しい学校
3.教師が同僚と共に学び合い、指導技術を高め合う学校
 また、目指す子供像として、以下の五つを掲げています。
1.用語の意味を自分の言葉で相手に説明できる子供
2.長い文章を最後まで読める子供
3.様々な資料やツールを組み合わせて考えられる子供
4.学び合いを効果的に活用できる子供
5.正答がない問いに対しても議論したり考えたりできる子供
 本校も、今年度より、この事業に参加し、愛知文教大学 特任教授 副島孝先生をスーパーバイザーとして迎え、授業研究に取り組んでいます。この取組は、「特別の教科 道徳」でも取り入れて実践を行っています。
 道徳科の授業では、主体的に学習に取り組む力の育成を目指して、以下の点を大切にした授業を行いました。
・音読の段階で、指名読みやペア読みを行い、クラスの他の児童とのつながりをつくる。
・4人グループでの学び合いの場を設定をし、考えを出したり共有したりする。
・全体の学びでは、机をコの字にして、児童同士がよく顔を見る事ができるようにする。
・多の児童の意見をよく聴くことを心がけさせる。

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【長久手市教育委員会】令和元年度長久手市現職教育

 今年度から、中学校で道徳が教科化されました。今までの道徳指導とどのように違うのか、どのような視点が必要なのかなどをポイントとして、各学校と長久手市教育委員会で研修を進めてきました。
 長久手市現職教育研修事業の一つとして、市内中学校の2年目・3年目の教員を対象に、授業研究会を行いました。
 今年度は、長久手中学校2年生で、「3年生を送る会」を資料として「先輩への敬愛」という主題で、道徳科の授業を行い、研究協議会ではグループ協議で更に研さんを深めました。
 グループ協議では、価値観の押しつけにならない授業展開、生徒の実態を十分理解した発問などが話し合われました。日頃、気づかない先輩の存在や感謝の気持ちを、どのように自分たちで気づくようにしていくかがポイントだと確認することができました。
 今後も、研修を深めていかなければならない分野ですが、道徳科の授業が児童生徒にとって、有意義な内容になるよう努めていきたいと思います。

【豊橋市立野依小学校】ネット世界とリアル世界の境界線

 5年生は、道徳科の授業で情報モラルについて学びました。主題は、「ネット世界とリアル世界の境界線」です。インターネット上でのコミュニケーションの方法と、その正しい使い方を理解することを通して、学校生活でのコミュニケーションの在り方について、考え直そうとする態度を養うことを目標としました。
 単元の導入では、無料通信アプリで遊ぶ様子を見ることで、主題への関心を高め、多様なコミュニケーションの方法があることに気づくようにしました。
 展開では、チャット機能のある無料通信アプリを疑似体験することで、いつでもどこでも会話ができる楽しさや、その利便性を実感できるようにしました。送ったメッセージが、既読無視されてしまうといった疑似体験を通して、子供たちは、「気軽でおもしろい」という楽しさを感じる反面、「寂しさや怖さもある」という感想をもちました。また、「グループメールがあったら入りたいか」をテーマに、話合いの場を設定することで、子供たちは、「無料通信アプリのメリットとデメリットについて気づき、安心・安全に使うためには、どうしたらよいのか」を考えることができました。
 単元の終末では、「リアルグループメール」と称した係活動の話合いの様子を、字幕つき映像にし、子供たちに見せました。「リアルグループメールでのモラルはどうか」と子供たちに投げかけることで、インターネット上だけではなく、学校生活においても言葉の使い方や返事の仕方など、互いが気持ちよくコミュニケーションをとるために大切なことを考え直す子供たちの姿が見られました。

【豊橋市立杉山小学校】高齢者・認知症について学ぼう

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 本校では、毎年5年生が福祉について学んでいます。今年度は、「高齢者疑似体験」や「車いす体験」を通して、介助の仕方を教えてもらったり、高齢者の身体と気持ちについて考えたりしました。また、校区にある福祉施設を訪れ、高齢者との交流活動を行いました。
 10月15日には、市社会福祉協議会による「認知症キッズサポーター養成講座」を受講しました。はじめに、講師の方から、「高齢者・認知症」について講義を受けました。その後で、認知症の人との接し方について、ロールプレイを行い、みんなで考える時間がありました。
 受講後のふり返りでは、「バリアフリーが、もっと増えて、高齢者や障害者が暮らしやすくなってほしい」「認知症であってもなくても、みんな同じように生活できるようにしていきたい」など、多くの子が前向きな思いをもつことができました。

【豊橋市立飯村小学校】道徳科の授業による情報モラル実践

 小学校高学年になると、家庭でスマートフォンを使う機会が増えてくる。本校でも、SNSを使った友達同士のトラブルが、いくつか起きるようになった。そのような実態をふまえ、情報モラルに関する道徳科の授業を行った。
 道徳科教材「会話のゆくえ」は、合唱コンクールで優勝したいと思ってクラスの人たちとSNSで会話を始めたが、しだいに個人を否定する内容になってしまい、関係が悪くなってしまったという内容である。
 「会話の中の、何がいけなかったのか」と問うと、「個人名を出したことや特定の子を責めたこと」「『いなければ』というような言葉遣いが原因だ」という意見が出た。児童は、インターネット上での表現の難しさを感じることができた。
 児童は、授業のふり返りで、「メールだからこその問題があると分かった。悪口で言ったつもりはないのに、他の人から見たら悪口を言っているように見えることがある」「インターネットの使い方を誤ってしまうと、悪口を書き込んだだけの会話になってしまう」「人が見ていないからといって悪口を言うのはよくないし、一つ間違えると仲のよい友達とトラブルになったりするから、気をつけたい」という感想が出た。
 授業を通して、インターネットは便利である反面、一度使い方を間違えると、人を傷つけてしまう危険もあるということを学び、気をつけて使っていきたいという思いをもつことができた。

【豊橋市立東陵中学校】3年生道徳科授業実践「受けつがれる思い」

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 本校では、「凛」という学校スローガンのもと、生徒で企画運営する活動を、様々な場面で行っています。その活動の中心となる3年生の、「自分たちが先輩から伝統を引き継いできたように、後輩に自分たちの最高学年としての姿や思いを伝えたい」という思いを深めるため、本実践を行いました。
 資料を読み、少ないセリフから、登場人物の心情に寄り添い、後輩たちに託す思いの中身について、様々に考え、意見を発表しあいました。
 話合いの過程で、はじめは、「先輩である自分たちが行ってきたことを大切にしてほしい・感謝してほしい」という意見が多かったけれど、時間がたつにつれ、「どんなことでも続けていけば、必ず達成できる」という、後輩たちを思ったメッセージ性の強いものが多くなってきました。
 話合いの後、「自分たちが後輩に伝えたい事、伝えたい姿はなんだろう」という話合いをし、残りの日々を、最高学年として、どのような形で迎えたいのかという思いを高め、そのために、今、自分たちができることは何かということを明確にすることができました。

【西尾市立東部中学校】 なくそう。心の壁

 本校には、「ハートコンタクト」という、生徒同士が気持ちよく生活できるようにするための自主組織があります。毎月ゼロの日に、定例会を開き、寂しい思いや辛い思いをしている仲間はいないか、学級や学年の様子について情報を共有しています。
 11月14日に、「ハートコンタクト」のメンバーが、企画運営する「いじめについて考える集会」を、各学年で行いました。「いじめ予防」と「思いやり」の意識を高めることが、この集会のねらいです。
 2年生の事例を紹介します。学校全体で行った事前アンケートの結果から、「男女の壁を感じている」「周りのことを考えて行動ができていない」「言いたいことが言えない雰囲気があるときがある」などの問題があることが分かりました。そこで、集会では、相手の気持ちを考えて行動し、いじめや、いじめの原因となる行動をなくしていくために、「なくそう。心の壁」というテーマで話合いを行いました。
 集会を終えて、生徒たちは、「異性としてではなく、一人の人間として接していきたい」「自分基準ではなく、相手基準で考えて行動する」「言いたいことが言えない人がいたら、一緒に意見を言ってあげたり、真剣に聞くことで言いやすい雰囲気をつくったりすることを心がけたい」などと、学んだことをふり返り、問題を解決していこうとする意欲を高めました。