【西尾市立一色東部小学校】地域の方から学ぶ〜ジャンボ大根を育てよう〜

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 本校は、風土もよく矢作川の水質もよく、作物を育てるための条件がそろっています。6月21日の「ようこそ先輩in一東小」で、地域の方からジャンボ大根を育てている話を聞きました。11年前から、育てていることや愛知県大会が、西尾市で開かれていること、市内の小学校が数年前から参加しているなど、とても興味のある話をしてくださいました。話を聞いているうちに、「わたしたちも育ててみたい」と、子供たちが言いはじめました。
 地域の方のボランティアで、畑作りや種をまくところから、指導していただきました。育てている途中での、肥料やりのタイミングや水やりのコツなど、いつも学校に足を運んでもらい、気にかけていただきました。子供たちも、「どのくらい大きくなるのか」と、畑に見に行く機会が増えました。今年度は、種をまくときに大きな台風が2つも通り、とても心配されました。
 3月1日金曜日に、学年ごとに育てていたジャンボ大根の収穫をしました。本校の5年生が収穫したジャンボ大根が18.7kg、6年生が18.4kg、3年生が17.0kgと、とても大きな大根を育てました。子供たちが、6人がかりで抱きかかえるほどの大きさでした。
 3本とも、全国大会に出品されるそうです。この活動を通して、子供たちは地域との交流で、作物を育てる心や風土のよい地域の住んでいることを学びました。また、その他の大根を使って、学校で「おでんパーティー」もしました。心もおなかも満たされ、満足できた1年でした。
 

【豊田市立若林東小学校】異学年交流と地域交流

1 縦割り班活動による異学年交流
 発達段階に応じた児童相互の思いやりの心を深めることをねらいとして、異学年交流を継続的に行っている。運動会で、紅白に分かれて行う「応援披露」、異学年で一緒に給食を食べる「なかよし給食」、そして、1年生から6年生までを縦割りで42の班に分ける「ファミリー班活動」を行っている。「大縄集会」「秋・冬の祭典」は、この班を中心に取り組んでいる。「大縄集会」に加えて、昨年度から、1か月に1度の「ファミリー班遊び」に取り組んでいる。これは、異学年が一緒に活動する機会を増やすことと、高学年のリーダー性の高まりをねらっている。
 この取組をするようになり、高学年の児童が、どんな遊びを考えれば低学年の子が楽しめるのだろう、みんなが楽しむためには、どんなルールを考えればよいのだろう、そして、どんな声かけをすればやる気を出すのだろうと考えるようになった。難しいと悩む高学年の児童もいるが、異学年交流の核となるように取組を続けている。

2 体験的で地域と密着した活動
 本校は、周辺に田畑が広がっており、自然があふれ、昆虫や植物を採集することにも困らない。この恵まれた環境を生かし、体験に基づいた総合的な学習の時間の取組を行っている。3年生が大豆栽培、4年生がエコ活動、5年生が米作り、6年生が川の清掃等のボランティアに取り組んでいる。
 5年生の活動では、地元のボランティアグループの方と、農機具販売店の方から支援を受けながら、学校近くの田を借りて米作りを学習している。6月に田植を、10月には稲刈りを体験した。
 また、児童が地域の清掃に出向いたり(若林公園親子清掃活動、年に4回開催)、地域の「外根まつり」「若林ふれあい祭」に和太鼓部やブラスアンサンブル部が参加したりするなど、学校と地域が互いに協力し合う関係も深まっている。そして、今年度、地域学校共働本部は、「子供が、地域の一員として、意識をもって活動していけるようにする」ことをスローガンにした取組を行っている。

       
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【小牧市立大城小学校】スマートフォンとの関わり方を学ぼう

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 本校では、平成30年11月22日の学校公開日に、5、6年生と保護者を対象に「スマホ教室」を開催しました。講師の先生から、「スマートフォン」との関わり方やインターネットなどに潜む危険性について話を聞きました。特に、悪ふざけでSNSに投稿したときの代償やメッセージアプリを通しての友達同士のトラブル、偽アプリの存在と危険性について実例を聞きながら理解を深めました。
 また、保護者はフィルタリングの必要性や子供たちのスマートフォンへの依存の危険性について知る機会となりました。

【岡崎市立新香山中学校】ハートフル集会 〜人権週間によせて〜

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 本校では、例年、人権週間に合わせて「ハートフル集会」を行っています。人権尊重の理念を尊重し、豊かな人権感覚を身に付けることやいじめや人権について考える機会をもつことをねらいとしています。
 今年度は、12月3日に、道徳の授業を行い、全校が参加しました。運営は、生徒会役員が中心となり会を進めます。前半は、「人権」についての理解を深めるための説明と人権作文の過去受賞作品の朗読を聞きました。生徒は、同年代の生徒の書いた作文の朗読を聞き、年齢や性別に関係なく、誰しも等しく人権をもっているということを再認識することができました。
 その後、教室に戻り、「オンマイウェイ」の視聴を行い、この動画のテーマである「人を思いやるには何が大切なのか」について自分なりの考えをもつことができました。最後に、人権についての標語を一人一作品作成しました。生徒たちは、言葉を選ぶことを通して思いを深めました。
 この「ハートフル集会」を機に、ふだんあまり意識することのない人権について改めて考え、日々の生活をすることを願っています。

【日進市立赤池小学校】6年生全員で話し合いました

 児童が、スマートフォンやインターネットの使用できる機会が増えてきている。6年生の友達同士で、無料の通信アプリでやりとりをしたり、動画を撮影してアップしたりする児童もいる。子供たちに尋ねてみると、スマートフォンを持っている子は「使うのが楽しい」、持っていない子は「使ってみたい」という意見が多くあり、スマートフォンによるコミュニケーションに関心が高まっているのがわかる。
 そこで、6年生全員に対して危険性を理解させ、正しい使い方について話合いを行うことにした。教師から児童への話の後に、児童同士で話し合わせたり、全体で意見交換を行ったりした。話合い後の児童との会話の中には、「そこまで深く考えたことがなかったから、これからは気を付けようと思った」「相手の気持ちを考えて使いたい」などの意見があった。自分が発信したものが思わぬところにいってしまうことや、簡単に相手を傷つけてしまうことに気が付いた児童が多くいたようで有意義な時間となった。これからもスマートフォンやインターネットと上手に付き合っていく意識をもたせていきたい。

【豊川市立金屋小学校】異学年交流

 本校の異学年交流は、1・6年、2・5年、3・4年生をペア学年として行われています。月に一度の「なかまとタイム」では、レクリエーションを通してペア学年の子と親交を深めています。お弁当の日には、一緒に楽しく食べます。学校生活において分からないことの多い1年生には、6年生が様々な場面で手助けをします。週に2回の朝の読み聞かせでは、6年生から1年生へ絵本の読み聞かせをします。掃除の時間には、お手伝いに来て掃除の仕方を教えます。放課には、一緒に鬼ごっこをしたりおんぶをしたりして遊んでくれます。優しくてかっこいいお兄さん、お姉さんに支えられて、1年生は楽しく学校生活を送っています。
 3月に行われた「ありがとう集会」では、各学年から6年生へ歌や踊り、劇などの贈物がされました。1年生からは、6年生全員の名前を歌詞に入れた替え歌と一緒に、感謝のメッセージを送りました。「大好きなお兄さん、お姉さんとお別れするのはさびしいけれど、僕たち、私たち、忘れないよ」と、感謝の気持ちを伝えられました。1年間、6年生にお世話になって成長した姿を見せて、中学校へと送り出しました。
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【豊田市立大畑小学校】 なかよし給食について

 本校では、1〜6年生の児童が混在したグループ、赤・黄・緑・白の「なかよし班」を形成し、毎日のそうじや行事(運動会、遠足、なかよし班遊び、なかよし給食)を行う縦割り班活動に取り組んでいます。その活動の一つ「なかよし給食」では、年3回、6名ほどのグループで給食を食べます。会食の話題をくじにして引き、出された話題をグループ内で発表しながら、楽しいひと時を過ごします。
 高学年は、低学年の児童にやさしく声かけができ、低学年は、先輩の行動を見たり感じたりしていく中で、次年度に生かしていきます。このように、縦割り班活動を通して、異学年との交流の仕方や対応の仕方を学びながら、やさしさや思いやりの気持ちを育てています。

【豊田市立御蔵小学校】 心を育てる地域との交流活動

 本校では、学年ごとで、地域の方との交流を行っている。
〇低学年の取組
 木の葉でいろいろな遊びを教えてくれる家庭を訪問し、いろいろな葉っぱの名前や特徴を教えてもらった。また、木の葉をはがきのようにして字や文を書いたり、おにぎりを作って食べたりしながら交流を深めた。
 ススキの穂を使ってフクロウを作る方の家庭を訪問し、たくさん集めた穂でフクロウを作って遊んだ。
 手作りの石窯でピザを焼く地域の家庭を訪問し、生地を広げるところから作り、自分だけのピザを焼いて、食べながら交流した。
〇中学年の取組
 地域探検に出かけ、道沿いにある植物や虫などを観察した。さらに、お店を訪問し、名物の五平餅をほおばりながら、作って販売しているお年寄りとの交流を深めた。
〇高学年の取組
 距離を示す立て看板や案内地図を作り、地域にある天狗岩に設置した。初めて訪れた人でも、安心して険しい山道を登ることができるようになった。
 交流活動のまとめとして、地域の方々を招待して、「円山学習発表会」を行っている。探検でお世話になった家庭に招待状を書き、地域の方々との交流の様子を写真や劇にして発表している。地域の方々は、毎年楽しみにされていて、多くの方々が足を運んでくれている。
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【弥富市立十四山西部小学校】鶴を踏まないように廊下を安全歩行

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 本校は、全校児童123名の小規模校です。2階建て校舎の2階部分に、2年生から6年生が生活しており、異学年同士も仲がよいため、活気と笑顔にあふれた学校生活を送っています。
 どの学年も外遊びが大好きで、廊下の行き来もさかんなため、2階廊下の曲がり角が、階段から上がってくる子たちと、下りようとしている子たちで混雑する場面がよく見られます。そこで、児童会の子供たちが、どうしたら安全に廊下を歩行してくれるだろうかと考えた結果、曲がり角に折り鶴を置いてみようということになりました。
 たった6羽の折り鶴ですが、効果は絶大で、矢印の表示も注意喚起の役割を果たし、どの子も折り鶴を踏まないように、右側通行を意識するようになりました。学校評議員さんからもお褒めの言葉をいただき、評判は上々です。踏まれてつぶれたときに備え、予備の折り鶴も用意していましたが、あまり取り替える必要がなく、児童会の子供たちも喜んでいました。
 

【田原市立田原中学校】福祉って何だろう?共に生きる力を育てよう

 1年生は、総合的な学習の時間に福祉を通して、生き方を学んでいます。そのうちの一つである「福祉実践教室」についての紹介します。
 1学期、地域の福祉に関することを探し、夏休みに詳しく調べました。2学期にその発表会を行い、生徒たちは、自分が調べたもの以外にも福祉にかかわるものがあることに気づきました。
 その後、「高齢者疑似体験」「視覚障害者ガイドヘルプ」「車椅子・手話・要約筆記・点字体験」「認知症ガイドヘルプ」の中から二つを選んで体験しました。
 生徒は、「手助けを必要としている人の気持ちがよく分かったので、今後は、相手がどんな気持ちなのかを考えて手助けをしていきたいです」「福祉は、障害者のためだけでなく、皆のためだとわかりました。誰もが気持ちよく生活できることを考えていきたいです」など、福祉が全ての人のためだということに気づき、今後の生き方について自分の考えをもちはじめました。

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【東海市立名和小学校】 ハートフル活動

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 本校では、保健委員会が「ハートフル活動」を行っています。
 春に行った学校保健委員会の事前アンケートで、子供たちが「自分の考えや意見を周りの人に安心して伝えることができる」ということに、不安感や苦手意識をもっていることが分かりました。そこで、感謝の気持ちやあたたかい言葉を伝え合い、他人から認められることで自信がつき、自己肯定感やコミュニケーション力が高まるのではということから始まりました。
 活動当初は、ハートフル活動を行っていることが全校の児童に周知されておらず、「はーとカード」の置いてある場所も知らない児童もいましたが、委員会活動週間に、ハートアップ作戦を行うことで、一気に活動の輪が広がりました。
 お昼の放送で「お友達やペアの子に、あたたかいメッセージを伝えましょう」という呼びかけをし、「はーとカード」を児童全員に配布しました。すると、保健室の前に設置されている「はーとボックス」の中には、毎日たくさんの「はーとカード」が入れられるようになり、保健室前の掲示板には、あたたかい言葉でいっぱいになりました。
 子供たちのメッセージには、「ペアあそびの日にあそんでくれてありがとう。一緒にあそぶおにごっこはたのしいです」「いつもえがおで元気だね!それでゆう気づけられるよ。ありがとう」など、思いを伝えたい相手の名前とともに書かれています。
 自分あてのメッセージをうれしそうに読んでいる子供たちの姿は、ほほ笑ましく、あたたかい言葉は、子供たちに自信をもたせる力があると感じました。
 

【豊橋市立高師小学校】 情報モラルの授業

 本校の4年生で、ネットモラルに関連する授業を行った。内容は、「著作権」の基礎を学ぶものであった。実際の生活では、まだまだ著作物に関する問題にあたることの少ない年齢ではあるが、今後、「著作権」について考えることが必要になってくると考えたからである。
 題材として、学級のマークを考えるとき、よいアイデアがどうしても浮かばなかった主人公が、友達の考えたマークを安易に利用してしまう。結果的に相手を傷つけてしまう。と言うものを利用した。子供たちからは、
・安易に真似してしまうことも自分の生活にもあり注意したい。
・どうしても必要なら了解を取る。
・思っていた以上に相手のことを考えないと、心を傷つけてしまう
などの意見が出た。
 ネットモラルに関することについて、年度当初より、4月には「肖像権」、7月には「メールでの紛らわしい言葉」、10月には「著作権」と定期的に授業を行ってきた。まだまだ、それぞれの分野の基礎の基礎ではあるが、確実に注意をして生活する子供たちが育ってきている。

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【豊田市立美里中学校】情報モラル教育実践〜インターネットと人権〜

 本校でも、近年の携帯電話の普及に伴うSNSやインターネットを通じた人間関係のトラブルが発生しています。正しい使い方や実際のトラブルについての対処法を考えようと講師を招いて、「いじめって何だ?」というテーマで「全校集会」を行いました。
 集会を行う前に、「携帯電話を持っているか」「メールや無料通信アプリの使い方で困ったことはないか?」などのアンケートを行ったところ、「携帯電話でのトラブルを経験したことがある」「目にしたことがある」と答えた生徒がいました。
 集会では、ふだん何げなくしている行動が「いじめ」につながってしまう危険性について、実際にあった事案を知ることができました。その中で、携帯電話の普及によって、時間や場所を問わず連絡することが可能になったが、一方で本当に伝えたいことが伝わらず、誤解が生じてしまうことを学びました。もし、トラブルになった場合は、自分たちだけで解決するのではなく、周りの大人に助けを求めることの重要性についても教えて頂きました。
 生徒の感想には、「今までやってきたことが、いじめになってしまうかもしれないと思うと、携帯電話の使い方を考えないといけない」「もし、自分や友達がトラブルに巻き込まれたらと思うと不安だったけれど、講演を聞いて少し安心した」など、便利さの裏に潜んでいる危険性について考えるきっかけとなりました。
 インターネットは便利だが、使い方を間違えると大きな問題になる。生徒だけでなく、保護者や教員、地域と連携して取り組む課題であると改めて認識しました。今後も、安心安全な学校生活ができるように情報モラル教育を推進していきたいと思います。

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【岡崎市立額田中学校】 合唱で心をつなぐ

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 本校は、合唱に力を入れています。学年2〜3クラスで規模が小さいので、合唱コンクールは1クラス「課題曲」と「自由曲」の2曲を歌います。さらに、クラスの合唱だけではなく、学年合唱や全校合唱などもあります。行事ごとに歌う曲も合わせると、1年間に5、6曲を合唱しています。合唱練習では、毎週水曜日の朝に、連合合唱を取り入れています。縦割りで3学年合同で、パートごとに分かれながら全校で歌う曲を練習します。3年生のパートリーダーを中心にして、自分たちで意見を出し合いながら練習を進めます。
 先日行われた「3年生を送る会」では、会の最後に全校で「ほらね」(東日本大震災のあと、被災地を応援する企画「歌おうNIPPONプロジェクト」のために書き下ろされた曲)を合唱しました。これまで3年生に合唱を教えてもらってきた在校生からの感謝を込めた合唱です。全校で円になって、体育館いっぱいに素敵な歌声が響きました。
 合唱は、全校生徒の心をひとつにします。これからも、生徒の心をつなぐ合唱に取り組んでいきます。

【豊田市立下山中学校】「下中賞」(善行表彰)の授与で生き生きと子供が動く

 夜空に輝く一つの星も、多く集まれば美しい星空をつくる。善い行いに大小の差は関係なく、取り組む心は一緒である。生徒の善行に一つでも多く気付き、認め、ほめていくことで、生徒一人一人の輝きが増していき、ひいては学校全体の輝きが増していくことを願って、下中賞(善行表彰)の授与を行っている。
 生徒をほめる機会を設定することで、生徒との良好な関係づくり(共感的人間関係)を進めたり、学校での活動の様子を保護者に情報提供したりする(先行条件づくり)ことに効果があると期待している。
 全校生徒は、約100名規模の本校であるが、昨年度は、1年間で5000枚を超える下中賞を授与することができた。
 さらに、地域行事への参加など地域への貢献をしている生徒には、下中ボランティア賞という違った形でも表彰している。


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【岡崎市立連尺小学校】ありがとうの気持ち届け隊の活動

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 本校では、保健委員会が中心になってはじめた「ありがとうの気持ち届け隊」の活動を行っています。昨年度から続いており、6回目となりました。ふだん、なかなか言葉にして伝えることのできない「ありがとう」の気持ちを相手に伝えようと、相手の名前と伝えたい言葉をシートに書いて「ありがとうポスト」へ入れます。すると保健委員が、休み時間に各学級へ出かけていき、直接相手の子に手渡しをするという活動です。また、6年生がボランティア活動として、1年生のお手伝い活動を4月から続けています。そのこともあり、6年生と1年生の仲は、とてもよく、個々の結びつきも強いものがあります。そんな1年生から、いつもお世話になっている6年生のお兄さんやお姉さんに感謝の言葉がたくさんおくられます。6年生も、1年生の気持ちを受けて、わかりやすい言葉で返事を書くなど、より楽しく関わっている姿を見せてくれます。また、「いつもはケンカばかりしているけれど、一緒に遊んでくれてうれしいよ。いつもありがとう」と、兄弟間でのやり取りも多く見られます。活動が始まると、学校中で笑顔が見られ、とても温かい雰囲気で満たされます。これからも、この活動が続いていくことで、感謝の気持ちをきちんと伝えられる人になってほしいと思います。

【岡崎市立三島小学校】心と心でふれ合う交流会

 本校では、毎年、4年生の児童が岡崎盲学校との交流を実施しています。交流を通して、共生の心を育てることが目的で、総合的な学習の時間に行っています。今年度も、一緒に楽しめる交流会を目指して様々な遊びを考え、活動することができました。
 当日は、ボウリングや音当てゲームなどを行いました。アイマスクを使って一緒に活動したグループもありました。児童からは、「相手の立場を考えるという、思いやりの心をもつことの大切さが分かりました。ぼくは、交流のときに、あっち、これ、という言葉を使わずに方位で示すことに気を付けました。心と心でふれ合うことができた交流会となりました。これからは、どんなときでも、人を思いやる心をもっていきたいと思います」という声が聞かれました。
 これからも、思いやりの気持ちを大切にして、周りの人に温かい気持ちで接していく心を、育んでいきたいと思います。

【長久手市立長久手中学校】 ローテーション道徳の取組

 本校では、ローテーション道徳に取り組んでいる。ローテーション道徳とは、学級担任が道徳の時間の指導をするのが原則であるが、学級枠(いずれは学年枠)を外し、学年主任や副担任をはじめ様々な教員が担当学年(いずれは全校)で、同じ授業を行う取組である。担当学年が4学級あれば、同じ授業を4回行うことになる。今年で、3年目の取組となり、道徳の時間割を学年ごとに統一し、学年内でローテーション道徳がスムーズに実施できるようにした。
 目的については、以下のとおりである。
・すべての教員が道徳の時間を担当し、道徳教育を学校全体のものにする。
・特定の教材や内容項目について、各学級で授業を行い授業の再検討をすることで、教員がより深く教材研究を行い、より高い指導技術を培う。
・毎週、指導教員が入れ替わることにより、授業形態や発問法、思考の深め方等を変化させ、生徒に新鮮な学習刺激を与える。
・生徒に学級担任以外の教師の道徳的価値観にも触れさせ、多様な考え方や生き方があることを実感させる。
 本年度、職員を対象に行ったアンケートの結果を以下のとおりである。
(質問内容)
ア.ローテーション道徳は、道徳が教科化となる来年度以降も実施できる。
イ.ローテーション道徳を行うことにより、道徳教育が学校全体のものになる。
ウ.ローテーション道徳は、生徒たちにとって有意義な時間になる。
エ.ローテーション道徳で、毎週指導教員が入れ替わることにより、授業形態や発問法、思考の深め方等を変化させ、生徒たちに新鮮な学習刺激を与えることができる。
オ.ローテーション道徳で、生徒に学級担任以外の教師の道徳観にも触れさせることにより、多様な考え方や生き方があることを実感させることができる。
カ.ローテーション道徳は、教師にとって道徳の授業力向上につながる。
キ.ローテーション道徳を行うことにより、教師は深く教材研究を行い、より高い指導技術を培うことができる。


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平成30年度研究推進校 西尾市立寺津中学校

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<取組と成果のポイント>

(1) 生徒の心をたがやす道徳の授業づくりの研究
 外部講師を招聘し、年4回にわたって計画的に授業研究会を実施した。授業における「発問」「教師の出」「ふり返りの場」を視点として、生徒の心をたがやすための授業づくりについて全職員で考え、学ぶことができた。また、読み物資料の分析の仕方や模範授業の参観といった研修会も実施した。その結果、担任のない職員も積極的に道徳の授業づくりの話合いに加わり、道徳の授業に取り組むことができたのは大きな成果である。

(2) 日常の活動から、生徒たちの心をたがやす方策の研究
 日常の活動である生徒会・委員会活動、学校行事などを生徒主体の企画・運営にして実施したことで、自分たちだけでなく、まわりの人のことを考えて行動しようとする心がたがやされた。また、寺中ハートタイムや視写の活動も生徒の心をたがやす一助となった。

(3) 地域・保護者との関わりを通して、生徒の心をたがやす活動の研究
 寺津地区の行事やボランティアに積極的に参加し、寺津地区の人たちと交流しながら活動したことで、寺津地区の人たちの思いにふれることができ、生徒たちの寺津地区を愛する心がたがやされた。

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平成30年度研究推進校 一宮市立西成中学校

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<取組と成果のポイント>

(1) 「カリキュラム・マネジメント」を生かした指導方法の工夫
・ テーマを決め、小単元(ユニット)を組むことで、道徳の授業と講演会や学校行事等とを関連させることができ、つながりをもたせた指導ができるようになった。また、テーマに沿った小単元内の道徳の授業や講演会の内容から、多面的・多角的な見方、考え方を養うことにつながった。

・ 外部講師を招き、生徒や保護者向けに講演会を行うことで、授業では得られない考え方や生き方について学ぶことができた。また、教員対象の研修に外部講師を招くことで、教員自身の授業力向上にもつながった。

(2) 評価方法の工夫
・ 一枚ポートフォリオ評価(OPP)を用いることで、自己評価や自分の考えを蓄積し、長期的な活動の中でも視点を見失うことなく自分の成長を振り返ることにつなげることができた。また、教師側も生徒の学習前後の感想や考えから、生徒の成長を評価につなげることができた。

・ 教師自身も生徒の感想が自分の授業を振り返るきっかけとなり、授業改善につなげることができた。

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