【豊橋市立天伯小学校】スマホ・ケータイ安全教室〜犯罪から身を守るために〜

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 本校児童のネットワーク端末使用の状況は、高学年から少しずつ増えている状況です。5年生では、12人の児童が携帯電話・スマートフォン等を自由に利用しています。また、自分の携帯電話を持っていない子でも、親の携帯電話を借りて動画を見たり、SNSをしたりしている子が多くいます。
 そこで、犯罪やトラブルを未然に防ぐため、5年生を対象に、9月18日(火)に、携帯電話会社から講師を招き「スマホ・ケータイ安全教室」を実施しました。携帯電話やパソコンから情報が流出し犯罪に巻き込まれてしまったり、人間関係が崩れてしまったりした事例をもとに、携帯電話やパソコンを使う時のマナーや注意することを分かりやすくお話していただき、ネットモラルについての学習を深めました。

【子供たちの感想】
・インターネットは、多くの人が見ていることもあるので、パスワードやIDを教えてはいけないと思いました。
・写真や動画は、インターネットに載せない方がよいことが分かりました。写真は、どこで写したのかが分かってしまうからです。
・スマートフォンは便利で楽しいけれど、悪口を載せてしまってトラブルの原因になることもあるので気をつけたいと思いました。
・インターネットに悪口を書いたら一生消えないし、犯行予告を掲示板などに書いたら犯罪だということが分かりました。

【愛西市立佐屋中学校】学校祭を通して心の推進を図る

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 本校では、9月に学校祭があり、2日間かけて体育祭と文化祭を行います。どの場面でも生徒の主体的な活動を見ることができ、心身ともに健やかに成長していく姿が見られます。
 文化祭では、毎年「少年の主張」という企画があり、今年は、2名の生徒が全校生徒の前で発表しました。
 一人は、自分の思う「正義」について発表し、年が上がるにつれ、気恥ずかしさから「正義」を行えなくなってきたという思いを語り、小学生の頃に見た「嫌な大人」に近づいてきたことを悔い、変わっていきたいという思いを伝えました。
 もう一人は、「命」について発表し、大切な人との別れから感じた、当たり前のことを当たり前に思える幸せについて語り、「いつかみんなも必ず経験する大切な人との別れの前に感謝を伝えてほしい」という思いを伝えました。
 2名とも自分の気持ちに素直に向き合い、葛藤する部分も含め等身大な思いを話すことができたので、聞いている生徒の心にも響いていました。

【岡崎市立大門小学校】SNSとの付き合い方を考える

 本校では、5・6年生の約半数の子供たちが、「SNSを利用したことがある」と答えています。また、「自分専用のスマートフォンがほしい。そして、SNSを利用したい」と思っている子供が多くいることが分かりました。しかし、SNSの使い方を間違えて、友達とトラブルになってしまったというケースも見られました。そこで、5・6年生の子供たちとその保護者を対象に、視聴覚ライブラリーから講師の先生をお招きし、「情報モラル講習会」を行いました。
 講習会では、SNSを利用することで多くの人とつながり、世界を広げることができる反面、一つ使い方を間違えると、自分や他人を傷つけることになってしまうということを教えていただきました。ある子供は、「SNSにおもしろ半分で掲載した情報を、はずかしくなって後で消したいと思っても、ずっと残ってしまって、自分が大人になってもずっとつきまとうと思うと、とても怖いと思った」と感想を述べました。一度、掲載した情報は、すぐに拡散されてしまい、消したくても消すことができません。その恐ろしさを、改めて感じたようでした。情報を簡単に発信することができるからこそ、その情報は発信してもよいか、他人を傷つけることはないかなど、様々なことを冷静に判断する力が必要であることを学びました。
 また、「ネット依存」の恐ろしさについても教えていただきました。ネット依存により、毎日の生活に支障をきたすのは、子供だけではなく、大人もそうであると知り、保護者の方の心にも響いたようでした。
 子供も大人も、正しい知識を身につけて、人生がより楽しく豊かになるような、SNSとの付き合い方を考えていきたいと思います。

【豊田市立益富中学校】 パラリンピック選手の生き方に学ぶ

 本校は5月の体育祭に合わせて、5月14日(月)に、リオパラリンピック・400mリレー銅メダリストの佐藤圭太選手(トヨタ自動車所属)を招き、講演をしていただきました。
 佐藤選手は、中高時代に病気のため右足を切断しましたが、その後、陸上競技と出会い、現在では世界大会でも活躍しています。そんな自身の経験をもとに、夢や目標に向かって挑戦することの大切さを語ってくださいました。そして、実際に義足を装着する姿や、義足で走る姿も見せていただきました。
 生徒の振り返りには、「困難な中でも目標をもつことを大切にしたい」「自分も挑戦しながら、夢や目標を見つけたい」などの感想がありました。
 佐藤選手には、5月26日(土)の体育祭にも御来校いただき、選抜生徒とともに70m走に参加していただきました。ハンディキャップにも負けない佐藤選手の走りを間近で見て、生徒たちの心には驚きと感動があふれました。
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【稲沢市立三宅小学校】2年生情報モラル教育の取組

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 学校公開日に、2年生では学級活動の一環として、パソコン室で保護者と一緒に、コンピュータを使ってイラストを描く方法を学びながら、「情報モラル」について学習をしました。
 本校では、「PC指導計画」を策定し、これに基づいて指導を行っています。子供たちは、事前に、パソコン室利用のきまり、コンピュータ起動・終了の仕方、キーボードやマウス、ディスプレイなどの名称を理解していました。
 公開日当日は、自分の作ったイラストのデータをもとに、イラストを描く方法を学びました。イラストを描くために、インターネットの画像を参考にしました。その際、インターネットの便利さとともに、その危険性について学びました。
 児童らは、「コンピュータでイラストを描くのは楽しかった」「インターネットで調べ物をするときには、変なページに行かないように気を付けようと思った」などの感想をもちました。保護者からは「有害な情報を防ぐフィルタリングは必要だと思った」といった声をいただきました。

【西尾市立鶴城小学校】赤ちゃんふれあい体験

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 9月7日〜13日にかけて、6年生の児童を対象にクラスごとに「赤ちゃんふれあい体験」を行いました。体験では市内に住むお母さん方から、子育ての苦労や喜びについて話を聞かせていただいたり、赤ちゃんを抱っこさせていただいたりしました。赤ちゃんと触れ合う子供たちの表情はとても柔らかでした。
 また、赤ちゃんがおなかにいるときにどれくらい大変かを知るために、妊婦体験もさせていただきました。この体験を通し、子供たちが少しでも子育ての大変さと喜びを知り、自分の親に対しての感謝の気持ちを抱くこともできるようになることを願っています。

〈児童の感想〉
・生まれてくる赤ちゃんのことを心から大切にしているから、その愛情が子供に伝わっているから、親子のきずなが生まれるんだな思いました。私を生んでくれた両親に感謝したいです。
・赤ちゃんたちは、すごくかわいかったです。お母さんは自分のことは後回しにしても、赤ちゃんのことを第一に考えて行動しなければならないので、とても大変だと思いました。
・妊婦体験では、体が自由にならない大変さを味わいました。これから妊婦さんを見かけることがあったら、今日の体験を生かして、親切に接していきたいと思いました。

【日進市立日進東中学校】海外支援の意義と難しさ

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 中学二年生というこの時期は、自分の進路や職業についての関心が高くなってきます。そこで、勤労の尊さや意義について考えられるようにするとともに、職業について正しく理解させることや国際協力・海外支援に努めようとする態度を育てることが大切です。その目標を達成するために「働く人の話を聞く会」を二年生に対して六回開催します。
 第一回は、大学在学中に起業された吉野裕斗さんの講演会でした。生徒と年齢が近く、地元のお兄さんのフレンドリーでエネルギッシュな話を真剣に聞いていました。
 吉野さんは、発展途上国に出向き、海外支援として子供たちに鉛筆を配る活動をされました。しかし、子供たちの喜ぶ姿の裏で、その地区の文房具店の経営を危うくしたということを知り、ボランティア活動の難しさに気が付いたという話は印象的でした。また、現在目標をもっていない生徒たちに、「動くから目標が見つかる」と意味深いアドバイスを頂きました。その他にも分かりやすく魅力的な話が続きました。
 今後の講演会や職場体験活動、ボランティア活動などを生かし、勤労の尊さや意義を理解させていきたいと考えています。

【大治町立大治小学校】「自己の生き方」について考える

 本校では、学校全体で「互いを認め合い、学び合える児童の育成」というテーマを設け、道徳の研究をすすめるとともに、愛知県からキャリアスクールプロジェクトの委嘱を受け、学年に応じたキャリア教育に取り組んでいます。
 道徳とキャリア教育の指導内容を効果的に関連させることで、互いを認め合い、学び合える児童の育成の実現を図り、「自己の生き方」について考えを深め、自己実現を図ろうとする態度を養っていきたいと考えています。
 5月に、子供たちの働くことに対する関心・意欲を高めるために、職業講話を4〜6年生を対象に実施しました。講師は、新聞販売店、専業農家、大治太鼓尾張一座の方です。事前に、ワークシートに将来の夢や希望を書いたり、3人の仕事の喜びや苦労を予想したりした後に、講話を聞きました。講話後に子供たちは、「仕事の難しさを知った」「知らないことばかりだった」「仕事の楽しさがわかった」などの感想をもちました。仕事や働くことについて考えを深めるよい機会となりました。
 7月には、3年生が大治町農業振興会等の講師6名の指導のもと、校舎裏の畑で農業体験をしました。
 初めに体育館で、農業の楽しさや苦労について話を聞きました。その後、裏の畑に移動して、全員がチンゲンサイ・にんじん・黒豆・モロヘイヤの種を楽しく植えました。各学級で畑の名前も話合いで決めて、ネームプレートも立てました。子供たちは自分たちが植えた野菜が大きくなり、収穫できるのをとても楽しみにしています。

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【設楽町立津具中学校】全員○○でみんな元気に!(誕生日カードの活動)

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 本校は、全校生徒18名の極小規模校です。本校は、少人数の利点を生かし、全校生徒18名だからこそできる活動をたくさん行っています。そのうち、保健給食委員会が行っている「誕生日カード」の活動について紹介します。
 誕生日カードの活動は、誕生日を迎えた人に、その人のよさや頑張っていることに目を向けた応援メッセージを送ることを通して、お互いを認め合い、自分らしく、よりよく生きていこうとする気持ちをもつために行っています。誕生日カードは、全校生徒と全職員が記入します。誕生日当日は、「ハッピーバースデー」を全員で歌い、祝福します。1年に一回しかない誕生日。友達にふだん言えない感謝の気持ちを伝えたり、カードを見て自分のよさについてじっくり考えたりすることができます。誕生日カードをプレゼントされた生徒は、「一人一人からコメントをもらって、とてもうれしかったです。幸せな気持ちになりました」と友達のよさ、津具中のよさを感じることができました。

【瀬戸市立原山小学校】 フラワー訪問

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 本校では、9月の「敬老の日」にちなんで、6年生が原山台地区社会福祉協議会の役員の方々と一緒に、原山台に住んでいる御老人宅を訪問する「フラワー訪問」を行っています。
 ねらいは、地域の方と協力し、御老人と交流することによって感謝と思いやりの心を育てることです。まずは、6月に地区社協の方々とプレゼント作りをしました。今年のプレゼントは割り箸を使った壁飾りです。渡したときに喜んでもらえるよう丁寧に作りました。また、訪問する方一人一人に、プレゼントに添えるための手紙も書きました。「フラワー訪問」当日は、10班に分かれ、各班に地区社協の方が1名ずつ付き、御老人宅を訪問しました。玄関先に出てきたら、花とプレゼントと手紙を渡し、御老人との会話を楽しみました。
 子供たちからは、「年をとっている人に親切にして長生きしてほしいと思った」「命の大切さを感じた」「プレゼントを渡したらすごく喜んでくれた。おじいちゃんやおばあちゃんが笑うと元気になれた」などの感想が聞かれ、御老人との交流を通じて、感謝と思いやりの心を育むことができました。

【瀬戸市立品野台小学校】 自分の思いを伝えよう

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 本校では、学級活動の時間に「性教育・食育・保健教育」を通して、心と体の教育を行っています。今回は、昨年度の実践(今年度は3学期に指導予定)から、養護教諭による4・5年生の「自分の思いを伝えよう」の授業について紹介します。
 この授業では人のもつ様々な気持ちに気付かせ、その気持ちを双方が伝え合うことの大切さを考え、良好な友達関係のつくり方を探っていきます。授業の最初は気持ちを上手に伝えることはよいことであり、トラブルを少なくすることにつながることを知ります。「思いを伝える基本」や三つの話し方「非主張型(だんまり・もじもじ型)」「攻撃型(怒りんぼ・とげとげ型)」「主張型(すっきり・はきはき型)」を学習します。子供たちは「主張型」がよいことに気付き、友達に頼まれたときや誘われたときの上手な断り方をロールプレイを通して体験し、自分も相手も納得できる言い方を考えていました。自分自身ができるかできないかを判断すること、きちんと相手に気持ちや事情を伝えられることができるように育ってほしいと願っています。

【刈谷市立朝日小学校】主体性と思いやりの心を育む異学年交流

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 本校では、毎年5月、1年生と6年生でペアを作り、「なかよし遠足」を行います。学校近くの公園までペアで手をつなぎ歩いて行き、公園では6年生が企画したレクリエーションをペアで楽しんだり、一緒に弁当を食べたりします。6年生は最高学年としての自覚をもって、優しく声をかけながら1年生に寄り添います。一連の活動を通して、1年生は6年生に親しみを感じるようになり、その後、校内で出会った際にも「ぼくのお兄さんだ」とうれしそうに手を振ったり、会話をしたりしています。毎日の清掃活動でも、6年生が1年生の教室に行って、掃除の仕方を助言しながら一緒に活動します。6年生が優しく掃除の仕方を教えてくれることで、1年生も安心して清掃活動に取り組むことができます。
 また、1年生は生活科「なつとなかよし」の学習で、隣接する幼稚園の年長児を招き「水鉄砲ランド」を開くという学習に取り組んでいます。年長児に楽しんでもらうために遊びの内容や声かけの仕方を工夫し、当日は、「容器の真ん中を押すと水が遠くに飛ぶよ」「次はこのゲームに行こうか」と、ちょっぴりお兄さんお姉さんになってゲームの方法を優しく教えたり、年長児が楽しめるよう声をかけたりする姿が見られます。年長児を思いやる様子には、日頃6年生に大切にしてもらっているという気持ちが反映されているようにも感じられます。
 この他にも、1学期の図書館祭りでは、1・6年、2・4年、3・5年の学級でペアを作り、高学年が低学年に読み聞かせを行う「ペア読書」に取り組み、2学期にはペア学級で一緒に給食を食べる「交歓給食」に取り組む予定です。こうした活動を通して、子供たちの主体性と相手を思いやる心を育てていきたいと考えています。

【豊橋市立二川小学校】 インターネットの落とし穴

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 本学級には、すでに自分の携帯電話・スマートフォンをもっている児童がいる。アンケートをとったところ、携帯電話ではなくても、タブレットやパソコンなどインターネットにつながる機器を使用する児童が、約9割いることがわかった。インターネットにつながる機器が身近になっていることで、トラブル事例の低年齢化も心配される。
 そこで、資料「インターネットのおとしあな」を活用して、情報モラル教育の実践を行った。本資料は、インターネットで動画を見ていた主人公のもとに、『無料プレゼントが当たるチャンス!ここに名前・住所・メールアドレスを入力してください』という画面が出てきて、どうすべきか迷った結果、「少しでもおかしいと思ったらやめることが大事」という父の言葉を思い出し、画面を閉じるという内容となっている。「これをしたらどうなるか」と考える力や、少しでもおかしいと思ったらやめる勇気が必要であるということを考えさせることができる資料である。
 初めに、主人公が迷った場面で資料を区切り、「自分ならどうするか」を考えた。「プレゼントが欲しい」「無料だから大丈夫」という意見も少なからず挙がったものの、多くの児童が、「自分なら無視する」「大人の人に相談する」という意見であった。
 その後の授業展開では、「ちゃんと大人の人に相談していた世界」と「親に黙って登録してしまった世界」の二つを比較して考え、最後には自分が後悔したり、いろいろな人に迷惑をかけてしまったりすることになるという結論になった。
 ふり返りでは、「もしも同じことが起きたら、勝手なことはせず、大人の人に相談する」「お家の人とルールを決めて使うようにしたい」など、これからの生活で気をつけたいことを書く児童が多かった。また、「インターネットの世界でこんな怖いことが起こっているなんて知らなかった」「ふだんつかっているインターネットの世界は便利だけど怖いこともある」などの意見も見られた。
 道徳科や情報教育の授業だけでなく、出前講座などを活用し、その場限りの学びで終わるのではなく、学年に応じて継続した指導をしていくことが求められている。さらに、保護者にもインターネットトラブルの事例を知ってもらうために、公開授業を行うなど、学校だけでなく保護者と連携して、情報モラルの育成を図っていきたい。


【弥富市立桜小学校】 地域清掃

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 地域の方々とふれ合い、共に活動することで、思いやりや感謝の心を育むことをねらいとして、「地域清掃」を5月に行いました。地域清掃の日時や場所を本校の保護者、地域の方々にも事前に知らせました。そして、地域の方々と一緒に、1年生と6年生、2年生と5年生、3年生と4年生のペア学年で学校の近くにある「輪中の郷公園」の清掃を行いました。
 児童は、地域の方々とコミュニケーションを取りながら、協力して草とりをしたり、落ち葉を集めて、袋に入れたりするなど、地域の方々とともに汗を流して一生懸命活動することができました。また、高学年の児童が低学年の児童に「頑張ろう」「上手に集めたね」と優しく声をかけたり、落ち葉の集め方を教えたりする姿が見られました。
 活動後の振り返りカードには、「輪中の郷公園も自分の心もきれいになりました。地域の人がうれしい気持ちになってくれるとうれしいです」「お姉さんが、どこをそうじするのかしっかり教えてくれてうれしかったです。お姉さんにとても感謝しています」「公園をみんなで協力してきれいに掃除することができて、とてもよい気持ちになりました」など、地域の方々やペア学年で一緒に活動できたことの喜びや、感謝の気持ちが多く書かれていました。このことから、児童は、「地域清掃」を通して、共に活動することの喜びを味わい、地域の方々やペア学年の友達に感謝の気持ちをもつことができました。今後も、地域の方々とともに活動を行っていきたいと思います。

【豊橋市立嵩山小学校】スマホ、ケータイと安全に付き合っていこう!

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○講演会
 嵩山小学校では、6月に高学年とその保護者を対象に、携帯電話やスマートフォンの正しい付き合い方を学ぶ講演会を開いています。
 講演会では、クイズ形式の場面を取り入れながら、実際に起きてしまった実例を挙げて、話が進んでいきました。
 講演会の内容としては、中学校でよく問題になるような、たとえ友達どうしでも、メールでのやりとりは、送った側と送られた側で受け取り方がちがうことがあり、それがトラブルのもとになってしまうこと。気軽に見知らぬ人の要求どおりに写真を送ってしまったがために、その写真のGPSデータから現在地を相手に知られてしまって、誘拐されそうになったこと。メールだけの付き合いは、友達のようだけれど、友達ではないということなどを教えていただきました。知識としてまず知っていないと、自分も相手も取り返しのつかないことになってしまうことをわかりやすく学ぶことができました。
 最後の質問タイムでは、多くの子が手を挙げ、もっと知りたいという気持ちがとてもよく表れていました。

○子どもたちの感想
・いろいろな危険なことを防ぐためには、ルールを決めて、ルールを守ることで防げると思いました。
・スマートフォンを使う場合、気をつけなければいけないことがたくさんありました。でも、全てに共通することは、親に相談するということでした。スマートフォンを使う覚悟ができてから買いたいと思いました。
・メールでは、勘違いをして、友達とトラブルになってしまうこともあるので、相手がどう思うかを考えて、正しく伝わるようにやっていくことが大事だと思いました。

 以上のように、子供たちは、話を聞きながら、スマートフォンの危険性とそれに対する自分の責任のある行動について、各自で考えることができました。
 子供たちは、今後、確実にこれらの機器を使っていくことになります。情報モラルという点で、子供たちが安全に機器を活用し、他の人と付き合っていけるように、今後も取り組んでいきたいと思っています。

【田原市立福江小学校】思いやりの心を育てる縦割り活動

 本校では、1年生から6年生までを10のグループに分けて、縦割り班活動を行っています。
 常時活動としては、月に1回「なかよしタイム」があり、6年生が中心になって考えた遊びを、班で楽しみます。「ドッジボール」と言っても、1年生から6年生までが行うので、「高学年は両手で投げる」「低学年の外野は、コートの横から投げることができる」など、みんなが楽しめる特別ルールを作って活動しています。
 今では、ふだんの休み時間でも、異学年が一緒になって、運動場で元気いっぱいに遊んでいる姿や、低学年の子がケガをしてしまったときには、高学年の子が、保健室まで連れていく姿が見られるようになりました。
 2学期には、縦割り班で行う「長縄集会」があります。絆(きずな)を深めて、また一歩成長した子供たちを見られるのが今から楽しみです。

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【みよし市立三好丘中学校】自分の大切さとともに他の人の大切さを認める丘中生

 本校では、「自分の大切さとともに他の人の大切さを認める」をテーマに、心の教育である人権教育に力を入れ、様々な活動を行っています。夏休みには、三好丘中学校区の小学校二校から、六年生が部活動体験に来ました。(小中連携部活動交流)活動を通して、相互理解を深め、思いやりの心を育むことをねらいとしています。「今まで以上にスポーツが楽しいと思ってもらえるように、元気よく笑顔でやろう」「分かりやすく丁寧に教えよう」など、それぞれが思いやりをもって交流しました。中学生にとっては、相手のことを考えて、分かりやすく優しく伝えるということの難しさと同時に、伝わったときのうれしさや、共感することの楽しさ、大切さを実感する機会となり、心温まる時間を過ごすことができました。

 交流活動を振り返った生徒の言葉を紹介します。
・小学生の子たちは、僕たちが声を出すと一緒に声を出してくれたので、伝えるだけじゃなくて、行動で見せて一緒に活動することが大切なんだと感じました。一体感を出すことができたときは本当にうれしかったです。(野球部主将)
・六年生のみんなに楽しんで卓球を体験してもらうために、元気なあいさつや笑顔を忘れずに活動しました。卓球部全員で迎えることで、団結につながりました。来年、一緒に卓球ができればいいなと思いました。(女子卓球部主将)

 部活動交流の他にも、「にこにこタイム」と称して、コミュニケーションスキルを高めるペア活動を行ったり、「丘中一短い手紙」という人権委員企画のメッセージ交換を行ったりしています。どの活動も、相手のことを考え、思いやりをもって生活することをねらいとしています。これらの活動を地域にも広げ、地域全体で笑顔があふれる街を目指していきます。

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【豊橋市立中部中学校】命あることに感謝し、精一杯生きる 〜腰塚勇人さんの講演を通して学ぶ〜

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 5月18日(金)に、全国各地で命についての講演をされている腰塚勇人さんをお招きし、「命の授業〜ドリー夢メーカーと今を生きる〜」というテーマでお話を聞かせていただいた。
 スキーの事故で大けがを負い、一度は人生に絶望をしながらも、「教師として再び教壇に立ちたい」という強い思いと、多くの周りの人の支えによって、奇跡ともいえる復帰を果たした腰塚さん。その経験をもとに、私たちにたくさんのメッセージを送ってくださった。
 「ドリー夢メーカー」とは、自分を励まし、支え、前向きな気持ちにさせてくれる存在。それは、誰の心にもいる、誰の周りにもいるという話を聞いて、生徒の一人はこんな感想をもった。
 「私のドリー夢メーカーはいつも話を聞いてくれて、必要なときは助けてくれる大切な家族、そして今この学校生活を楽しく過ごさせてくれる大切な友達です。私はその人たちがいるから生きていけるんだなと思いました。だから、私もそんなふうに思ってもらえる誰かのドリー夢メーカーになれるといいなと思いました。『人のために生きる』そんな人になるのが私の今の夢です」
 生徒たちが、支え合い生きているということに気づき、自分や周りの人を大切にしていこうという思いをもつことができた、とても素敵な機会であった。

【豊橋市立章南中学校】「誰か」のために

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 本校では、毎年、夏休みに「豊橋掃除に学ぶ会」の協力を得て、トイレ掃除を行っています。掃除の大切さやトイレ掃除の方法などを教えていただきながら、学校中のトイレをきれいにするというものです。生徒や保護者、教職員から有志を募り、総勢100名程度で行います。毎日掃除をしていても、細かい汚れはなかなか取りきれず、その汚れがだんだんたまっていき、一年後にはかなりこびりついてしまいます。そのようなトイレを掃除する際、最初は「汚くて嫌だなぁ」と思っている生徒たちも、時間をかけていくうちにだんだんきれいになるトイレをみて、「やればやっただけきれいになる。もっと違う所もきれいにしたい!」とすがすがしい気持ちが湧いてきます。また、日頃利用している場所を感謝の気持ちを込めてきれいにすることの大切さや、これから利用する「誰か」のために汚さないようにきれいに使おうという思いをもつことができます。そして、清掃活動を通し、掃除道具を大切に扱うことや、洗剤などを無駄づかいしないことなど、資源や環境への配慮も学ぶことができます。
 生徒だけでなく保護者や教職員も同じ活動を行い、大人と子供が協力しながら活動することで、大人から掃除方法のアドバイスを聞いたり、掃除の意義や精神を学んだりすることもできます。「誰か」のために努力しようという意識がもっと広がるように、この活動を続けていきたいと感じています。

【安城市立安城南部小学校】 心のふれあい「ペア交流」

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 本校では、校訓「力いっぱい」のもとで、自分のよさを伸ばすとともに、互いに認め合う南小っ子の育成を目指している。また道徳教育の充実を目指し、心の絆(きずな)を大切にして力を合わせて高め合う学級・学年・学校集団の育成に力を入れている。児童会による「あいさつ運動」や「ささら川の清掃活動」など、子供たち主体による行事も年間を通じて実施している。そうした様々な学校行事の中で、子供たちが楽しみにしている行事のうちのひとつが、学年を縦割りにして活動する「ペア交流」である。この活動では、1・6年生、2・5年生、3・4年生というペアを組んで、学期に1回ずつ、上の学年の子供たちが企画した活動を行っている。
 1学期の1・6年生のペア交流では、6年生が1年生の子供たちに小学校の様子を教えたり、クイズを行ったりした。そして、最後には全員でじゃんけん列車などのゲームを楽しんだ。入学したばかりの1年生の子供たちは、慣れない活動に初めは緊張していたが、6年生の子供たちの温かい声かけで気持ちもほぐれ、最後には大きな笑い声が出るなど、楽しそうな姿があちらこちらで見られた。1年生からは「お兄さんたちが、学校のことをたくさん教えてくれた」「6年生のお姉さんから、手作りのメダルがもらえてうれしかった」といった声が聞かれ、6年生からは「1年生の子たちが素直でかわいらしかった」「これからも学校の中で見かけたら声をかけていきたい」といった感想が聞かれた。その他の学年では、2・5年生では大玉転がしなどのゲーム、3・4年生では本の読み聞かせの活動を行った。
 「ペア交流」を行った後は、放課にペア同士で遊んだり、声をかけ合ったりしている姿が、あちらこちらで見られ、交流で生まれた人間関係が深まっている。このように、他学年との交流の場があることで、違う年代や立場の人たちにも関心が広がってきている。こうした活動を充実させることで、子供たちの思いやりや共に高め合っていく気持ちが更に育っていってくれることを願っている。