【豊田市立稲武小学校】 情報モラル教育の取組

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 本校では、ICT支援員の訪問に合わせて、情報モラル教育を行っています。ICT支援員と事前に相談し、学年に合った内容を考えています。各学年の内容は次の通りです。
 1年生は、ネットモラル検定ソフトで、コンピュータやゲームの使い方、個人情報について学習しました。
 2年生は、教材用の画像を用いて、学校のコンピュータの使い方について学習しました。
 3年生は、動画閲覧サイトの利用規約の一部分を使い、みんなに見てほしくない動画もたくさん投稿されている実情があることを学習しました。
 4年生は、情報モラル教材「写真の投稿」を視聴して学習しました。スマートフォンで撮った写真には、個人情報に結び付く情報がたくさん含まれており、インターネットに写真を投稿する時には、内容をよく考えて投稿する必要性を学びました。
 5年生は、「情報化社会の新たな問題を考えるための教材」の中から「軽はずみなSNSへの投稿」を使い、不適切な写真を投稿することで起きる問題について考えました。
 6年生は、ネットモラル検定ソフトで、情報発信や個人情報に関する問題について考えました。
 児童の実態に合わせて、授業内容を工夫したことで、ふだんの生活で実践していこうとする態度を養うことができました。

【清須市立新川中学校】PTA研修会「スマホ安全教室」

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 本校では、10月に、PTA委員と保護者、教員を対象に「スマホ安全教室」を開催しました。無料通信アプリ会社より講師を招き、「『楽しいコミュニケーション』を考えよう!〜家庭での対話編〜」という題目で、講習を行いました。
 講習会では、青少年の無料通信アプリ利用の実態をはじめ、親や教員が把握しにくい内容の調査結果について、グラフやイラストで分かりやすく説明を受けました。また、講習会の後半には、言葉だけ書かれたカードを用いたワークショップを行いました。「個性的だね」「まじめだね」などの短い言葉とスタンプだけを使用した際のコミュニケーションで起こりうるトラブル事例を交え、体験しながら学ぶことができました。
 「スマホ安全教室」に参加した保護者からは、「スマートフォンは便利なものだが、SNSなど注意すべきものが多いと改めてよく分かった。家で子供と話しながら安全に使えるようにしてあげたい」「スマートフォンを利用する上で、その危険性や起こりうるトラブルなどを想像し、自ら考え判断して正しく便利に使うにはどうしたらよいか、家庭でも話し合っていきたい」などの感想が出されました。
 3学期には、1・2年生を対象に「スマホ安全教室」を予定しています。今後も、生徒、保護者、教員の皆で情報モラルについて考える機会を大切にして、安全に正しく情報社会を歩めるよう力をつけていけたらと思います。

【尾張旭市立城山小学校】「情報のやりとり」について考えよう〜道徳科の授業を通して〜

 本校では、毎年5・6年生を対象に「スマホ・ケータイ安全教室」を行っています。スマートフォンや携帯電話を安全に正しく利用できるように、外部講師を招き、SNSへの個人情報の書き込みや写真投稿の危険性などについて話をしていただいています。また、知識として得たことを、自分の生活と照らし合わせて話し合わせることで、実践意欲につなげたいと思い、道徳科の授業を設定しました。
 6年生の道徳科の授業では、「知らない間の出来事」(出典「私たちの道徳」)という資料を活用し、「情報を送受信するときに気を付けること」について話し合いました。資料は、転入生のあゆみが携帯電話を持っていないことを知ったみかが、「あまり友達いないみたい。これは憶測だけど」と友達にメールを送ったところ、たった一晩のうちに「あゆみは前の学校で、仲間外れにされていた」と、間違った情報として広まってしまったという話です。
 この資料を読み、まず何が問題だったのかについて話し合いました。児童からは、「メールや無料通信アプリは拡散するおそれがあるので、憶測を書き込むことは、絶対にしてはいけなかった」「メールを受け取った側も、『憶測だけど』と書いてあるメールを、次のだれかに送ったのもよくない」「携帯電話を持っていないことで、人を判断するのはおかしい」など、いろいろな意見が出されました。
 それを踏まえ、「どんなことに気を付ければよいのか」という話し合いでは、「自分の言葉には責任があるから、メールでも手紙でも、文章を書くときは注意しなければならない」「書くときと同じで、人に話すときも言葉には気を付けた方がよい」「相手の立場に立って考えるべきだった」などの意見が発表されました。意見を交流することで、情報を送受信するときの、「言葉の重み」に対する責任や、「人を思いやる気持ち」の大切さについて話し合いが深まっていきました。
 最後の振り返りには、「相手の立場を考えてから発信したい」「無責任な情報は絶対に流したり、信じたりしないようにしたい」「私達のクラスにも、無料通信アプリのグループがあるけど、絶対に人のことを悪く書きません」「トラブルが起きないよう、常に言葉には気を付けようと思う」など、授業を通して学んだことを、自分との関わりで考えながら記入することができました。

【東浦町立片葩小学校】 心を育むペア活動

 本校では、他学年と交流を深め、高学年の児童はリーダーシップを、低学年の児童はフォロワーシップを養うことをねらいとして、ペア活動に取り組んでいます。
 その中でも、「ペア読書」は、年に2回実施しています。1回目は、高学年の児童が読んであげたい本を選んで読み聞かせ、2回目は、低学年の児童が読んでほしい本を選んで読み聞かせています。高学年の児童は、温かく優しい表情を見せ、低学年の児童は、落ち着いて本をじっと見つめている様子がいつも以上に見られ、教室中が温かい雰囲気に包まれています。
 そのほかにも、「ペア遠足」「ペア給食」及び「ペアマラソン」「ペアなわとび」などが行われます。これらの活動は、季節や学校行事に合わせて実施し、主体的に取り組む姿から、たくさんの笑顔を見ることができます。
 ペア活動を通して、子供たちは、リーダーシップやフォロワーシップを養い、豊かな心を育むきっかけとなっています。児童は、家に帰ってからも、家族にペア活動の様子を詳しく伝えており、保護者からは、学校生活の安心につながっているという声も届いています。
 学校教育目標である、「よく考える子・明るい子・じょうぶな子」の育成に向けて、今後もペア活動に継続的に取り組んでいくと共に、更なる工夫を加えて充実した活動にしていきたいと考えています。
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【春日井市立神領小学校】「事例で学ぶNetモラル」を活用した、情報モラルの授業

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 生活アンケートの結果、本校の5・6年生の約70%が携帯電話やスマートフォンを持ち、その中の多くの児童が、SNSを使って友達と情報交換を行っていることが分かりました。また、携帯電話やスマートフォンを持っている児童の中で、家庭でルールを決め、守っている児童は65%でした。
 そこで、6年生では、携帯電話やスマートフォンの利用について、春日井市の全小中学校に導入されている「事例で学ぶNetモラル」というソフトを使って学びました。まずは、6年生用の「情報社会の倫理」という動画を見ました。児童は、生活の中で日頃起こっているSNSのトラブルを見ながら、真剣に動画を見て学びました。次に「選んでかんたん!ネットモラル」という教材を使いました。はじめてインターネットを利用するときの注意から、ネット依存の怖さ、ネットいじめなどについて、学習を進めました。最後は「ネットモラルけんてい」に挑戦しました。児童各自で楽しそうに検定の問題を解きながら、携帯電話やスマートフォンなどを利用したネットモラルについて学びました。

【南知多町立篠島小学校】情報モラル教室「そんなつもりじゃ」

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 12月に、外部講師を招き、3〜6年を対象とした「情報モラル教室」を行い、スマートフォンやゲームなどから生じる人間関係への影響や金銭的なトラブルについて学んだ。
 「情報モラル教室」では、動画「そんなつもりじゃ」の視聴を通して、メールによるメッセージの読み間違いが引き起こすトラブルについて学んだ。送信する文に言葉が足りないことで誤解を招いてしまったり、漢字の変換を間違えたことで全く意味の違う文になり、相手に不快な思いをさせてしまったりすることから、送る前に自分のメッセージを再度確認することが大切であるということを学ぶことができた。
 講師から、「もし自分が誤解を招くようなメッセージを送ってしまったらどうする?」と問いかけたところ、近くの友達と話し合い、「謝りに行く」「電話する」といった意見を交わしていた。講師からは、文字よりも電話を通して謝ることや、電話よりも直接会って顔を合わせて謝ることなど、対処法の優先順位についても教えていただいた。文字だけではなく、直接顔を見て話すことが人とのコミュニケーションでは1番大切だということを学んだ。
 また、インターネットを使ったゲームやSNSなどにおいて注意するべきことを動画の視聴を通して確認した。
 ・顔を知らない相手と安易にID交換をしない。
 ・他人の写真を勝手に載せたり、第三者に送ったりしない。
 ・個人情報をむやみに広げない。
 ・オンラインゲームの課金に気をつける。
 ・パスワードはだれにも教えない。
 3年生以上になると、多くの児童が携帯電話を使い、SNSゲームをしている。今回、情報モラル教室で文字によるメッセージのやりとりの危険性や、オンラインゲーム内での課金などは、身近で起こりうる話題であったこともあり、改めて自分たちの生活を振り返るよい機会となった。

【豊川市立桜木小学校】心の保健教育

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 子供たちが、困ったときや不安になったとき、周りの子と比べてしまい落ち込んでしまったときに、自分の中で解決し、一歩を踏み出せるようにしていくために、スクールカウンセラーの大橋先生を講師に招き、4・5・6年児童を対象に学校保健委員会を実施しました。
 今回の集会では、子供たちが、すぐに実践していこうという思いをもてるように、「友達とけんかをしてすなおにあやまれないとき、どうすればよいか」など、あらかじめ、友達とのことで困ってしまった状況を思い出させ、質問項目を作りました。その質問に大橋先生に答えていただく形で集会を進行しました。
 大橋先生からは、「友達との楽しかった思い出や友達のよいところを思い出す」「『ひとりごと作戦』で自分に声をかける」「自分からあやまる」「落ちこんでいる友達を一人にさせない」など、その場ですぐに行動できる具体的なアドバイスをいただきました。
 集会後に書いた子供たちのふりかえりでは、「人にとって失敗は成長ということが分かりました。失敗してもくじけない自分になりたいです」「あやまれなくてなやんでいるよりも勇気を出す方がよいこと、深呼吸をすると心を落ち着かせることができることが分かりました」「困ったときには、解決する方法がたくさんあることが分かりました。これから困ったら、一人で悩まずに、周りの大人に相談したいです」といった感想が多く見られたことから、子供たちは、「こうすればよいのか」「これなら自分たちでもできそう」といった思いをもつことができました。
 これからも、子供たちが自分に自信をもって、心も体も元気に毎日を過ごせるように、様々な手立てを行っていきたいと思います。

【稲沢市立大塚小学校】インターネットの世界のよさとその危険性を学ぶ

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 スマートフォンや携帯電話等の所持の低年齢化が進み、子供たちの日常会話の中でも、アプリを使ったゲームや無料通信アプリに関する話が聞かれるようになりました。近年では、SNS関連の事件も多く起きています。
 そこで、11月15日(木)に5・6年生を対象に「ネットの世界のよさとその危険性」について、外部講師を招き、講演会を行いました。講師の先生からは、使い方のルールについて、映像を使って分かりやすく教えていただきました。特に子供たちは、ネット依存や、インターネットの世界では、一度掲載した画像や動画を完全に消去することができないというインターネットの世界の危うい面を学ぶことができました。
 子供たちからは、「ふだんは楽しいと思って使っていたけれど、依存症という危険があることを知った」「インターネットへの発信の仕方、扱い方に気を付けたい」という感想が聞かれました。
 当日、参加された保護者からは、「子供の様子を見て、今どのようなことをしているのか把握することが大切だと思った」「ルールを守るためには、親がまず時間を決めて使おうと思う」という感想もあり、子供たちと一緒に考えるよい機会となりました。

【常滑市立鬼崎中学校】スマホ・ケータイ安全教室

 スマートフォンやパソコン、ゲームなどは、とても便利で楽しいものであると同時に、いろいろなトラブルが起きる可能性があります。正しいルールやマナーを知り、これからの生活に生かすため外部講師を招いて、中学2年生を対象にした「スマホ・ケータイ安全教室」を開催しました。
 内容は、中学生に起こりやすいトラブル事例を、「怖さ」が実感できるよう動画を使って紹介してもらい、被害者にも加害者にもならないためのポイントや、万一トラブルに巻き込まれてしまった場合の対処法を学びました。
 生徒の感想には、「ふだん、私たちが身近に使うスマートフォンは、便利に使うことができるものの、たくさんの危険があるということが分かりました。SNSでは、相手の受け取り方によっては、トラブルになってしまうこともあるから、日頃から相手が言葉を受け取ってどう思うか考えて、やりとりできるようにしたいと思いました」とありました。
 講師からは、「SNSやインターネット等に何げなく投稿した内容をきっかけに、いじめに発展しまうこともあります。傍観者の立場にも着目し、トラブルを大きくしてしまうようなスマートフォンやインターネットの使い方をしていないか、再確認しましょう」と注意喚起をいただきました。いろいろな立場に立って分かりやすく話をしてくださり、これからの使用方法を考えるよい機会となりました。

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【瀬戸市立水野中学校】スマホ・ケータイ安全教室・人権教室

 1年生を対象に、「スマホ・ケータイ安全教室・人権教室」を開きました。この教室は、通信サービス会社の方を講師に迎え、瀬戸市の人権擁護委員会の事業の一環として実施されました。
 講義は「便利で楽しいスマホ教室ではなく、安心で安全なスマホ教室を行います」という言葉から始まりました。「昨日、スマートフォンの利用した人は」と聞かれたときには、大多数の生徒が手を挙げました。SNSの画像投稿から起こるトラブルが紹介されました。仲間内の投稿でも無限に拡散する危険性があることなどを知り、生徒たちは真剣な表情で講座を聞いていました。最後に、文字だけのやり取りでは、送信者と受信者とで受け取り方が異なり、誤解が生じる可能性があることにふれ、講義が終わりました。
 今回の講義を受けて、これまで以上に、スマートフォンのマナーや危険性などを考えて利用してくれることを願います。

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【東海市立富木島小学校】 スマホ・携帯安全教室

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 本校では、講師を招いて、高学年を対象とした「スマホ・携帯安全教室」を行っています。今年度は2回行い、そのうちの1回は、学校公開日に合わせて行い、保護者の方にも来ていただきました。
 講師の方から、スライドや動画を使って、SNSの利便性と怖さ、個人情報の取扱等について教えていただき、インターネットを使用する際のマナーについても考えました。
 参加した児童のほとんどは、スマートフォンや携帯電話を使ったことがあり、自分用のものを持っている児童も少なくありません。また、SNSの使用だけでなく、通信型のゲームを通して知らない人とのやり取りの経験をもつ児童もいます。そうした中で、トラブルが起こっているのも事実です。このような児童の現状を踏まえ、どのように通信機器と関わっていくべきなのかを親子で考える機会になればと願います。

【岡崎市立藤川小学校】 よりよい自分をめざして

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 よりよい自分をめざすために、3年生で「なかよしまわり」という資料を使い、道徳科の授業を行いました。
 この教材では、あきこが、自分と同じくさかあがりができないみどりに、一緒に練習しようと誘われます。みどりはインターネットで練習方法をいくつか調べてきてくれましたが、うまくいかず、あきらめてしまいます。みどりはもう一度インターネットで「なかよしまわり」という方法を調べてきて、あきこを練習に誘います。二人で助け合って練習を続けた結果、二人ともさかあがりを成功させます。
 授業では、さかあがりができるようになったことに主眼を置くのではなく、助け合うことの大切さに気付かせるようにしました。そこで、さかあがりに成功してスキップをして帰るあきこの気持ちを考えたとき、「みどりが調べてきてくれたから、さかあがりができた」「みどりが助けてくれなかったら、さかあがりができなかった」「みどりのおかげだ」と、助け合うことのよさ、友達の大切さに気付く子供が多くいました。
 授業の最後に、インターネットの利用について考えさせました。子供たちは「インターネットはいろんなことを教えてくれて便利だなと思いました」「インターネットはわかりやすいけど、悪いことには気を付ける」という感想をもちました。子供たちはゲームなどの場面で、保護者の管理のもとでインターネットを利用しています。学校でも調べ学習に利用することがあります。これからも、自分を向上させるために様々な方法で情報を得て、利用できるようになってほしいと思います。

【設楽町立田峯小学校】 人権映画鑑賞交流会

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 12月4日、隣の清嶺小学校と合同で「人権映画鑑賞交流会」を行いました。人権週間にちなみ、人権や人とのかかわりについて考えるために行っています。集合学習で出会うとはいえ、同学年以外の子とはあまり話さないので、最初にグループごとに好きな食べ物を言い合って自己紹介をした後、映画「虹のきずな」を視聴しました。
 その後、グループに分かれて、映画を見て心に残った言葉や場面について意見交流をしました。「自分のことが心配で友達にならないところが悲しい」「関係ないと、無視するのがいけないと思った」「『友だちの友だちだから』という言葉が心に残った」など、映画から、人権を守るために大切なことへの気づきがたくさん見られました。
 最後に、交流で感じたことを全体の場で発表しました。この日の児童の日記にも、「これから人にやさしくしたい」「言葉などに気をつけた方がいいな」などの記述があり、この日の会から、人権に対する意識を高めることができました。

【豊田市立上鷹見小学校】情報モラル教育の実践

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 3年生に、情報モラルの授業を行いました。今回は、子供たちがこれから直面すると思われるネットゲームの課金を題材として取り上げました。
 NHK教材の「スマホ・リアル・ストーリー」の動画を視聴しました。強い敵を倒すために、主人公が課金していく姿に「ああ」「やめたほうがいい」などのつぶやきが聞こえました。
 また、「どうして、課金をやめられなくなったのか」を話し合うと、「敵をどんどん倒せなくなったから、強くなりたいという気持ち」「1回課金したら楽しかった」「激レアアイテムがほしい」などの意見が出て、主人公の気持ちに共感することができました。
 動画を見た後、課金トラブルを防ぐために、どうすればよいのか話し合いました。「親に言ってから使用する」「変な場面がでたら、大人に言う」「課金のないゲームを行う」などの意見が出て、保護者と一緒に使用することや、困ったときに相談することの大切さに改めて気付くことができました。
 ネットゲームを行ったことがある子供は、たくさんいます。上手な付き合い方ができるように、これからも情報モラルの授業に、継続的に取り組んでいきたいと思います。

【豊田市立小原中部小学校】どれを信じるべき? SNS

 本校は、全校49名の小規模校です。自分専用のスマートフォン・タブレット・携帯電話等の情報機器を持っている児童は少ないのが現状です。しかし、親のものを借りたり、ゲーム機を使ってインターネット接続をしたりする児童が多くみられます。
 そこで、6年生を対象に、最近のSNSによる「なりすまし・迷惑メール」について学習をしました。いくつも並ぶメールの文面から、どのメールが「なりすまし・迷惑メール」なのかを考えました。子供たちは、地震速報や義援金を呼びかけるメールを本物だと考えました。しかし、その中にも「なりすまし・迷惑メール」があることを知り、言葉を失っていました。
 「どのメールを信じてよいのか分からない」「どうしてそこまでしてメールを送るのか」という危機感や疑問が生まれました。そして、「差出人不明のメールは開かない・返信しない」という被害を防ぐ第一歩を確認することができました。
 今後は、時事問題に着目していき、タイムリーに情報モラルの現状を把握できるようにしていこうと計画しています。現状を知ることが、SNSでの被害に遭わない第一歩であると考えています。

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【弥富市立十四山東部小学校】 情報モラル教育

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 5年生を対象に、情報モラルの授業を行いました。「ネットで悪口は要注意」(ネット社会の歩き方)という資料を用いて、子供たちの生活の身近にあるインターネットの使い方についての授業でした。二人の女の子が、ほかの小学校の掲示板にある友達の悪口を書き込みました。アクセスログからそのことが発覚してしかられました。その主人公の行動を見て、何がいけなかったのかについて考え、友達の悪口を掲示板に書くとどのような問題が起こるか話し合いました。その後、掲示板を便利に快適に使うためにはどうしたらよいか、また、どんなことに気をつけるとよいかについて考えました。
 授業後の児童から、「掲示板に書き込むと世界中に広がっていくから、インターネットは怖いと思いました」「ふざけ半分で書いたことがいじめにつながるので、気をつけて使いたいと思いました」「個人情報をもらさないようにする」「被害にあったらすぐに大人の人に知らせようと思いました」などの感想が出されました。
 今回の授業を通して、子供たちはインターネットは便利な面だけでなく、使い方によっては大変なことになってしまうこと、モラルやルールを守ることがとても大切だということを学ぶことができました。

【稲沢市立治郎丸中学校】正しいネット利用を!

 1・2年生の生徒・保護者を対象に、出前授業「情報モラル教室」を行いました。
 本校も、スマートフォンを使って、ゲームやSNSを利用する生徒が多くいます。スマートフォンはよい点がたくさんありますが、危険な点もあります。どのような点が危険なのかということに関しては、理解できていないのが現状です。
 出前授業では、外部講師をお招きして、スマートフォンの正しい使い方を中心に話をしていただきました。生徒たちは、最後まで真剣に話を聞いていました。
 便利なスマートフォンですが、使い方を誤るとトラブルに巻き込まれる危険性があります。この講話を家庭での話題にして、スマートフォンの正しく安全な使い方について理解を深めてほしいと思います。
 授業では、情報機器の正しい使い方についてワークシートにまとめました。

〈授業後の振り返り〉
・無料通信アプリの読み間違いや思い込みで相手を傷つけてしまうことがあることが分かったので、送る前に一度考えようと思いました。
・インターネットは、とても便利だが、使い方によっては人間関係が悪くなる原因になったり、自分が詐欺の被害者になったりすることもあるから、気を付けてインターネットを利用したいと思った。
・今はスマートフォンを持っていないけれど、持つようになったら、この話を思い出して気を付けたいです。

〈家族の人と話し合った内容〉
・夜10時以降はスマートフォンを使わない。
・1時間ごとに休憩する。
・親に話してはいけない内容は、無料通信アプリで書かないようにする。

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【津島市立東小学校】 生き方を考える

 本校では、12月に、社会福祉協議会の協力を得て、5年生を対象にした「福祉実践教室」と、日本財団パラリンピックサポートセンター主催(講師:永尾嘉章先生<車いす陸上メダリスト>)「あすチャレ!スクール2018」を開催しました。
 福祉実践教室では、「車いす」「点字」「手話」「視覚障がい者ガイドヘルプ」「高齢者疑似体験」の五つに分かれて体験をしました。障がいがある方の困り感、サポートの在り方などについて、ふだんできない活動を通して考えることができました。
 「あすチャレ!スクール2018」では、競技用車いすを使ってのスピード計測、車いすリレーなど盛り上がる体験活動をしながら、アテネパラリンピックで銅メダルを獲得された永尾先生のお話を聞くことができました。
 「やってみたら意外と面白い」「応援されるよろこび、心強さ」「あきらめない気持ちの勝利」などのキーワードを中心に明るく全力でお話をしていただき、子供たちも目をキラキラ輝かせて、あっという間の2時間を過ごしました。退場時には、永尾先生とハイタッチをしながら、先生の胸に輝く本物の銅メダルを間近で見ることができ、心に残る貴重な体験をさせていただくことができました。
 今後も、様々な境遇で懸命に生きる人たちからたくさんのことを感じ取り、自分自身の生き方について考える機会を積極的につくり、子供たちの心の成長を促していけるよう取り組んでいきます。

<児童の感想より>
○障がいがある人が、どうしたら生きやすくなるか、みんなが考えることが大切だと思いました。
○目が見えない人は、何が不安で、生活していて何に困るのか考えることができた。
○永尾さんが楽しく真剣に陸上をしていて、障がいがある人とそうでない人の違いは全然ないことが分かりました。
○永尾さんがけがを乗り越えた話を聞いて、僕はピンチでもチャレンジしていきたいと思いました。
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【豊田市立伊保小学校】ちょっと待って そのキャラクター載せてもいい?

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 4年生が、情報モラル教育の一環として著作権に関する授業を行った。事前アンケートで「著作権という言葉を聞いたことがある」という児童は、24名中6名であった。4年生の実態として、著作権に対する意識の低いことが分かった。そこで、授業では、次の場面を取り上げた。
 学級新聞係の健二くんは、欠席している太郎くんのイラストを学級新聞に取り入れたいと思い、勝手に載せてしまう。自分の考えたイラストを勝手に使われた太郎くんの気持ちと、使ってよいか尋ねてから使った場合の太郎くんの気持ちを考えたり、二つの場面の違いは何かを考えさせたりした。(参考資料:著作権情報センター「けんじくんの学級新聞作り」)
 振り返りでは、「自分で考えたイラストや友達の考えたイラストをもっと大切にしていきたいと思いました」「ぼくは、自分で考えたイラストを勝手に使われたくありません。だけど、使っていいかと聞かれると少し気持ちが変わってくると思いました」「この勉強をして、使っていいか聞いただけで相手はうれしくなると思いました。でも、勝手に使うと相手は悲しくなると思います。だから私も気をつけていきたいです」などの感想が出た。
 この授業を通して、仲のよい友達の作品、そして、自分自身の作品にも著作権があり、その権利や他人の作品を大切にしていこうという気持ちをもつことができた。
 高学年になると、インターネットを活用した調べ学習の機会も増えてくる。安易に画像や文章をコピーしてはいけないことや、作品の盗用といった内容についても授業に取り入れていきたいと思う。

【豊川市立代田小学校】「情報モラル教育」−情報ツールと賢くつき合うために−

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 代田小学校では、5・6年生を対象に、情報に関した講演会を行っています。昨年度は、1月に、新城市地域ITリーダーの藤本忍先生を講師に招き、「情報モラルについて」をテーマに講演していただきました。
 講演では、現在は携帯電話やスマートフォン、パソコンといった情報ツールが、小学生の身近にも存在するようになったこと、それにともなって、個人の情報を守ることが難しくなっていること、だからこそ、情報ツールの正しい使い方を学び、今後、出会うことがあるかもしれない危険から身を守る方法や、賢く情報ツールと付き合っていくことの大切さを教えていただきました。
 特に、課金が必要なオンラインゲームにより、生活が乱れてしまった事例や、無料通信アプリによる友達同士内の秘密の内容だと思っていた個人情報が、世界中に拡散してしまった事例などを話題にして、とても分かりやすく話をしていただき、「情報ツールは本当に正しく使わなければいけないんだ」というモラル意識を高めることができました。
 このような情報モラルの教育は、毎年行ってこそ効果があります。今年度も、1月に、藤本先生に別の切り口から情報モラルについて講演をしていただく予定です。また、講演だけでなく、日ごろの学級活動でも、積極的に情報モラルについて指導をしていきます。

(子供たちのふり返りより)
 わたしはインターネットを、日々、普通に使っているけれど、その怖さを改めてて知りました。かげで悪口を書いたり、変なことを書いたりして、その二人だけの秘密のはずが、いつの間にかたくさんの人に知られてしまい、大変なことになるんなだと思いました。もっと大きくなったら、SNSウェブサービスなどに写真を掲示しているのかもしれません。そのときには、個人情報などを気にしたいと思いました。藤本さんのおかげでたくさんのことを知りました。