【豊橋市立細谷小学校】情報モラルの実践〜事例を通して考えよう〜4年生では、写真を撮ったり写真のデータを使ったりする場面でどんな問題がおこるかを話し合い、「肖像権」について考えました。写真を撮らせてもらう許可をとるといったロールプレイングを通して、許可をとることの大切さを体験することができました。子供たちは、「写真を撮ったり使ったりするときには、きちんと確認する必要があることがわかりました。」「嫌な思いをする人もいるので、きちんと聞くことが大切だと思いました。」と感想を話していました。 6年生では、メールで何げなく送った言葉で噂(うわさ)が広まってしまった事例を通して、メールを使うときの注意点について考えました。子供たちは振り返りで「何げなく送ったメールで大変なことになってしまうことがあると分かって、こわいと思いました。」「メールを送るときには、よく考えて送ろうと思いました。」と書いていました。 これからも、様々な事例を取り上げ、便利で楽しいものだからこそ相手の立場をしっかり考えて使っていこうという気持ちを育てていきたいと思います。 【西尾市立平坂中学校】心を育てる「3S(サンエス)活動」
本校では、生徒会活動として「3Sデー」の活動を行っています。「3S」とは、「Self-Government(自治)」「Service(奉仕)」「Sincerity(誠実)」という3つの言葉の頭文字をとったもので、20年以上、代々引き継がれています。毎月10日、20日、30日の交通指導日の朝に、ボランティアで集まった生徒が、校内のいろいろな場所の草取りをしています。自分たちの学校を自分たちの手できれいにしていこうと、ほぼ全員参加するクラスもあります。多くの生徒が一斉に草取りを行うことで、ごみ捨て場には草の入った袋の大きな山ができます。自分たちの学びやを、自発的に整備し、気持ちのよい学校生活を送ろうとする取り組みを、これからも続けていくことを願っています。
また、年に5回「PTAあいさつ運動」が行われます。保護者の方々や生徒会役員が中心となって活動に参加してくださっています。昇降口で元気な挨拶の声が響きます。元気な挨拶、笑顔がこれから更に広がっていってほしいと思います。 【岡崎市立甲山中学校】情報モラル授業実践「SNSの使い方について考えよう!」今、当たり前に使っている「既読」「グループトーク」機能が、大震災の安否確認に役立つということで開発されたということを知らなかった生徒たちもいた。大変便利な機能だが、生活や心をしばる道具になっていることもあり、これまでの経験から「いじめにつながることもある」「無視されたことがある」「意味が伝わらず、自分の伝えたいことと違って、誤解されたこともある」などの意見が生徒から出された。現代社会においても、「何分ルール」「既読スルー」「グループ外し」のように無料通話アプリ特有の問題も増えてきていて、社会問題にもなっている。無料通話アプリには「すぐに返信しなくてはいけない」というルールはないが、すぐに返信することが日常化している現状である。無理をして返信するようなことはやめる。本当に大切なことは言葉で伝えるなど、相手にとって適切であるかを自己判断する力を身に付けていかなくてはならない。 今後、もし、悪口やいじめにあったり、グループ外しを受けたりしたと思ったら、親や先生など、大人に相談することも自分を守る手段の一つである。 【半田市立板山小学校】学校公開日に道徳一斉授業を行いました本資料は、大舞台を夢見る手品師が、夢をかなえるために大舞台へ行くのか男の子との約束を守るのか、迷いに迷った結果、男の子との約束を果たします。 授業では、迷いに迷った場面では、どちらの選択にも共感できるという児童が多くいました。まず、男の子のところへ行き、大舞台へ連れて行くという意見もありました。「男の子との約束を守ったことに対して満足しているだろうか」という発問に対して、「約束を守ることは大切だから満足している」という立場、「大舞台に立ちたいという自分の気持ちにうそをついているのではないか」という立場で話合いが進みました。その結果、迷いに迷ったこと自体が「誠実」なのではないか、という意見に学級全体が納得している様子でした。 その後に、手品師の生き方について考えさせました。自分の考えや行動を振り返りながら児童なりの言葉で表現していました。中でも、誠実に生きることは、自分や相手にとって幸せな生き方なんだという意見に学級全体が温かい雰囲気になりました。授業を通して、改めて、自分に対して正直に生きること、相手に対して誠実に行動することの大切さを考えることができました。 【東海市立富木島中学校】「真心」を育む心の教育の推進
本校では、「協働」「自学」「真心」「鍛錬」を掲げ、生徒の育成に取り組んでいます。その中でも特に、心の教育の推進として「真心」を行動で示す生徒を育むためにボランティア活動に力を入れています。平成17年度から取り組み続けているボランティア活動は、地域にも認められるようになってきており、地域にとって生徒の力はなくてはならないものとなっています。そこで今年度からは、今まで以上に自主的・自発的な活動を推進するために、ボランティアリーダー隊を組織して活動を進めています。
全学年からボランティアリーダーを募り、リーダーを中心に校内ボランティア活動を企画したり、参加者をとりまとめたりしてボランティア活動の運営をしています。また、年間を通して行われる様々な地域行事のボランティアに、実際に参加するだけではなく、全校生徒への呼びかけをしたり、参加人数の集計をしたりしています。今年度は12月現在までにのべ2554人の生徒が参加するなど活発に取組が進められています。今後も自分たちの力をみんなのため、地域のために生かし、地域に貢献しようとする「真心」を行動で示す生徒が増え、将来地域を支える人材が育つことを願っています。 【武豊町立緑丘小学校】ペア活動を通して育む,思いやりの心ペアのお兄さんやお姉さんに絵本を読んでもらっている児童は、とてもうれしそうな表情で話を聞いていました。また、読み聞かせをしている児童も、とても優しい表情と声で読み聞かせをしていました。 ペア読者の時間が終わるときには、低学年の児童から「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えていました。お互いに相手を思いやる気持ちが感じられ、心が温かくなりました。 これまでのペア活動を通して、はじめは緊張していた児童も次第にその仲を深め、ふだんの放課にも一緒に遊ぶペアもいます。高学年の児童は低学年の児童をかわいがり、時には手本となる姿を示し、低学年の児童は高学年児童に対して感謝の気持ちをもてるように、これからも活動していきたいと思います。 【岡崎市立六ツ美西部小学校】人権週間と校訓「人に優しく 自分に強く」をつなげた取組一つ目は、教頭先生が講師となって実施した「ふわふわ言葉」についての集会です。体育館に集まった全校児童に向け、まず、「ふわふわ言葉」と「ちくちく言葉」の説明をしました。子供たちは、ふだん使っている言葉について振り返りました。次に、「ふわふわ言葉」には、どんなものがあるのかを子供たちに問いかけた後、ペアで登場した子が、お互いの好きな「ふわふわ言葉」を実際にかけ合う活動のモデルを示しました。続けて、全校で二人組をつくり、同じように、「ふわふわ言葉」をかけ合う体験をしました。言われてうれしい言葉がどんなものかは知っているけれど、実際にその言葉をかけられると、どんな気持ちになるかを実感し、子供たちからは笑顔がたくさんあふれていました。 二つ目は、4年生以上の学級委員で構成される学級委員会が企画した「人権集会」です。この集会までに、各学級で、今年のテーマである、校訓「人に優しく 自分に強く」を実践するための具体的な方法話し合いました。1〜3年生は、「人に優しくなるためには…」を、4〜6年生は、「自分に強くなるためには…」に続く言葉を考えました。当日、集会の場で、学級で話し合って決めた標語を学級ごとに声をそろえて発表しました。また、学級委員たちによる、「人に優しく 自分に強く」をクイズ形式で考える寸劇も披露され、和やかな雰囲気の中で集会は進みました。その後、「ともだちになるために」を全校で合唱しました。集会後、各教室に戻った子供たちは、一人一人が思う「人に優しく」なるための方法、「自分に強く」なるための方法をカードに書きました。「ふわふわ言葉をいっぱい使う」「いろいろな場面で、ありがとうを言えるようにします」など、二つの集会の内容がつながった言葉が、多く書かれていました。葉っぱの形をしたカード、およそ700枚は、校内の掲示板に、「人権の樹(き)」として、掲示されています。 【春日井市立岩成台中学校】 スマホ安全教室家庭で過ごす時間が増える夏季休業前の7月には外部から講師の先生をお招きし「スマホ安全教室」を行いました。不用意な情報流出によるトラブル、更に、その具体例をわかりやすく紹介していただき、ネットモラルについての知識を深めることができました。 学級での取組では、同じ学生が巻き込まれた事件・事故の例を、教師がパワーポイントで作成した資料を使って紹介し、知らないうちに犯罪に巻き込まれる可能性があることや、いつでも加害者・被害者になる恐れがあることを学びました。また、ネット上で不当な書き込みをされたときには、SNSの管理者やプロバイダに連絡し削除を依頼することや警察へ連絡をすればよいことを知りました。 生徒からは「実際にチェーンメールを送られてきたことがあり、困って友達に相談したことがある」「何げなく送った内容で人を傷つけてしまったり、誤解を招いたりしてしまうから、送る前に読み返したり、よく考えたりして使うようにしたい」「知らないうちに犯罪者にならないようにしたい」という意見が出ました。 3学期にも身近で起きた具体例を挙げて、スマートフォン・タブレット使用上の注意や家庭内でのルールについて考えていく予定です。 【小牧市立応時中学校】 命について考えた人権集会講演内容が実体験であり、生徒と一体感をつくる工夫のある話しぶりでした。また、写真を使ったプレゼンやテレビで取り上げられた動画を織り交ぜたため、生徒は今まで以上に集中して集会に参加していました。 「人を励ますことを話そう」「人のよいところを探そう」など、生徒は集会後のふりかえり用紙に記入していました。また、翌日のある3年生の学級では、講演で話題になった「ドリー夢(ム)メーカー」を使った目標を、1日の学級目標に立てました。 生徒にとって、有意義な全校集会となりました。 【犬山市立東小学校】情報モラルに関する道徳の授業実践
本年度、授業参観日に、全校一斉道徳授業公開を行いました。3年生は主題に「節度ある生活」を取り上げ、「とどいた広告」という資料を通して情報モラルについて学習しました。誘惑に負けてインターネットサイトに、個人情報を入力してしまった主人公の行動について話し合いました。自分だったら個人情報を入力するかしないかについて、グループで意見を交流しました。「簡単に入力してしまったら、大変な事件に巻き込まれてしまうよ。」「家族に叱られるから入力してはいけないよ。」など、3年生なりに個人情報は大切なものであることは分かっている様子でした。授業のまとめに「ネット社会の歩き方〜住所や電話番号を教えるのは慎重に〜」という動画を視聴しました。インターネットで安易に情報の受渡しを行うことで、周囲の人に迷惑をかけたり、自分自身が被害に遭ったりすることを確認しました。授業を参観した保護者の方からは、「子供たちを取り巻くネット社会の恐ろしさを改めて実感しました」という声が聞かれました。情報モラルについて保護者も一緒に考えるよい機会になりました。
【春日井市立柏原小学校】資源回収
本校では、年2回親子で資源回収を行っています。交通安全に気を付けながら、自分たちの住んでいる地域を、保護者と一緒に巡回して資源を回収しています。小学校や公園、協力いただいているコンビニエンスストアの駐車場に回収車を設置して、積み込みをしています。今年の2回目は、11月の末に行われ、屋外は寒さを感じる季節でしたが、たくさんの保護者や地域の方が協力してくれました。また、学校の資源庫は毎日開放し、資源回収の拠点になっており、地域の方々が古新聞や段ボールを入れてくれます。
こういった活動によって児童たちは、捨てればごみになるものが、回収することによって資源に変わり、学校生活に役立つものになっていくことを身をもって学んでいきます。また、物を大切にする気持ちも育っていきます。この先、大きくなってもこうした活動に協力できる人になってほしいと思います。 【岡崎市立河合中学校】生き方タイムの実践 〜ロボット社会にどう対応する?〜毎月、割り振られた教員が担当し、新聞などから身近な話題や問題を提起する記事を取り上げ、一つのテーマについて、生徒たちが意見交換をし合う中で、自分の考えをしっかりもつ力を身につける。1日目は与えられたテーマに対して、自分で語句の意味を調べ、自分の意見や考えをまとめる。その後、学級で班別に分かれ、個人の考えを共有する。そして、最終日に学級討論会を実施し、各学年の考えがまとまったところで、次の週の全校集会の中で発表する形式をとっている。これまで、『新聞を購読するか、しないか』『よりよい部活動のあり方について』『給食の食べ残しのムダを減らすには』など、世間で話題になる問題を扱っている。 11月のテーマは、『今後訪れるロボット社会に対してどう対応するか』でした。「仕事のミスが少なくなる」「過労死が減少する」など、人への仕事の負担の軽減を訴える賛成派の意見と「人工知能に支配されてしまう」「ヒトの温かみなどが消えてしまう」など、ヒトならではの温かみを重視する反対派の意見に分かれた。中には、時と場合によって使い分けることで、効率のよい社会になるのではといった鋭い意見も出された。技術の進歩が進み、ロボットやコンピューターが、今以上に生活と密接に関わる社会が来ることは間違いないことから、その社会の中でどのように生きていくか、未来の自分と向き合える貴重な時間となった。 【小牧市立篠岡中学校】 情報モラル、どこが問題?
3年生が情報モラルの学習をしました。2010年に発生した「動画共有サービスへのマンガの違法アップロード」の事件を取り上げました。この事件では、被害総額は19億2000万円と紹介されていました。いったい、誰が被害に遭ったのか、誰に迷惑がかかるのか、具体的な被害内容をたくさん挙げることにより、生徒たちは、影響の大きさに気づきました。
また、本物そっくりの音楽プレーヤーの存在の是非について、話合いをしました。それぞれ、みんなの考えが違うことに気づきました。これらのデザインや仕組みには「産業財産権」があります。ものづくりが盛んな愛知に育つ生徒たちだからこそ、このような権利への意識も高くあってほしいと思います。 【西尾市立三和小学校】 ハートきらきら週間今年度は、11月27日から12月1日の期間に、以下のような取組を行いました。 1.ハートきらきら集会の開催 児童会役員と生活委員が、いじめに関するアンケートの調査結果を発表しました。それから、「悪口」や「助け合い」に関する劇を行い、相手の気持ちを考えた言動の大切さについて確認しました。また、集会後は、クラスごとにいじめをなくすために自分たちのできることを真剣に考え、クラスの誓いをつくりました。 2.ハッピーカードの贈り合い もらってうれしい温かい気持ちを増やすという目的で、ハッピーカードを贈り合いました。ハッピーカードには、感謝の気持ち、相手がうれしくなる言葉と相手のクラスと名前、自分のクラスと名前を書きます。そして、昇降口にあるポストに投かんします。児童会役員と生活委員が投かんされたハッピーカードを集めて仕分をして、相手に渡します。ハッピーカードを贈られた人は、とてもうれしそうで、笑顔の輪が広がっていきました。 3.全校一斉の道徳授業の実施 期間中、全クラスで「思いやり・親切」「信頼・友情、男女の協力」「生命の尊重」の内容についての道徳の授業を行いました。一年生のクラスでは、親切にすることについて授業を実施しました。親切とはどんなことか、親切にされるとどう感じるか、親切にするとよいことがあることなどを考え、学習することができました。全校一斉にいじめ防止について考えることで、友達同士のよりよい関係を見直す機会にすることができました。 【蒲郡市立蒲郡北部小学校】正確な情報はなぜ必要か?5年生では、社会科「情報産業とわたしたちの生活」の単元で、ニュース番組を流すまでに放送局の人々が、様々な工夫や努力をしていることを学習しました。子供たちは、わたしたちの生活にマスメディアが、大きな影響を与えていることを学びました。この単元では、「情報モラル教育の視点」として、『他人や社会への影響を考えて行動すること』を取り上げました。グループごとに分かれて、「正確な情報は、なぜ必要か」について、話し合いました。子供たちから、「災害が起こりそうな危険な状況を正確に伝えないと、けが人が出てしまうことがある」「情報を正しく伝えないと、みんなが安心して行動できない」という意見が出されました。 今後も、学校教育の様々な場面を通して、情報を上手に利用して望ましい情報社会を作り上げていく態度を育てていきたいと思っています。 【弥富市立弥富中学校】スマホ教室〜生徒編&保護者編〜ふだん、なにげなくアップしている画像や動画から大きな問題に発展してしまうことがあること。そこから位置情報など様々な個人情報が流れ、ストーカーなどの被害の原因にもなり得ること。一度流出した画像は消せないことなど、スマホやSNSの便利さの裏側に潜む危険性について分かりやすく学びました。 本校の1年生のスマホ所有率は90%以上で、想像よりも多くの生徒が所有していることがわかりました。様々な危険を知った上で、便利なツールを上手に使えるようになってほしいと思います。 また、午後からは、PTAの研修として「保護者のための体験!体感!スマホ教室」を実施し、「無料通話アプリでいじめ」「コミュニティサイトで悪ふざけ炎上」「ゲームアプリで高額課金」「コミュニティサイトで性犯罪被害」など、子供たちが陥りやすいトラブルを、実際にスマホを使って体験しながら保護者としてできる予防策を教えていただきました。 子供にスマホを持たせるときに大切なことは三つ。「ルールを作る」「大人自身が学ぶ」「フィルタリングを利用する」と、一番大切なことは「困ったときに相談できる近くの大人との信頼関係」だと強くおっしゃっていました。子供にスマホを与えるだけでなく、正しく使えるようにすることが大切だと、参加した保護者は改めて考えさせられたようでした。 【岡崎市立矢作北中学校】 情報モラル教育実践2時間目の学級の時間では、小学生からの悩み相談という設定で、その悩みに答えていくグループ活動を中心に進め、最後にグループの代表者が話合いの内容を発表した。相談内容は主に、「友達が無料通信アプリで悪口を送ってきた。やめてほしいけどやめてとメッセージを送ると嫌われるかもしれない。どうすればよいのかな」や「友達と撮った動画を無料通信アプリのグループに送ったら、勝手に別のグループに送られた。これ以上、他の人に見てほしくないんだけど、どうすればよいのかな」など七つ用意し、なぜいけないのか、どのように対処したらよいのかということを考えながらグループで話合いを行った。「相手の気持ちを考えてSNSを使わなければいけない」など意見が出され、SNSの使い方を振り返るよい機会になった。 【豊田市立中山小学校】 「ネットで困った時にどうするか」の授業1 ネット上には、いろいろな種類の不適切なWebが存在することを知る。 2 そのようなWebに遭遇したときに、どのように対処すればよいかがわかる。 の二点について、映像教材を見ながら考えさせました。 困ったことがあったら、子供だけで判断せず、先生や親など周りにいる大人に相談すること。近くに大人の人がいないときは、そのページを閉じて、それ以上見ないようにすることを学習しました。 同じ教諭が授業をすることで、学年全体の児童が、同じように共通理解することにつながりました。また子供たちも、担任ではない先生の授業を情報室で受けることで、より印象に残る授業となりました。情報室での学習の利点を生かし、最後に、個々にネットモラル判定を受けて授業を終えました。 【日進市立相野山小学校】顔写真は大切な情報〈めあて〉 肖像権について考えよう。 〇 肖像権とは何かを知る。 〇 顔写真の取扱いには注意が必要なことを知る。 「送った写真のゆくえは・・・?」(NHKティーチャーズライブラリーの「スマホ・リアルストーリー」第5回)のビデオを視聴しました。 友達のスマホに送った自分の顔写真が、無断で加工され、本人の知らないところで無限に拡散していってしまうこわさを描いた内容でした。 まず、登場人物の考えと行動、その結果起きたことを、一つずつ確認しました。 A子:一番のなかよしB子に送ったメールに、自分の顔写真を添付する。 B子:「女の子の写真をもっていない?」というC男の依頼に、A子の写真を転送する。 C男:軽い気持ちでA子の写真を加工して、別の友達に送る。 その後、もらった友達が、おもしろがってどんどん別の友達に送る。 翌日、A子が登校したときには、いろいろな友達がその写真を見ていて、A子を笑っていた。 B子とC男は、A子に謝罪したが、拡散した写真は回収できない。 次に、子供たちに感想を聞きました。「C男が悪い」「いや、B子が悪い」 という声が上がる中で、B子もC男もA子に対して悪気があったわけではなく、「たのまれたから」「おもしろいから」という軽い気持ちでやったことが、大変なことになってしまったこと。また、一度広まってしまった写真は、取り戻すことができないので、A子に謝っても取り返しがつかないこと。だから、顔写真の取扱いは慎重にしなければならないことを学習しました。 【一宮市立大徳小学校】ネットで知り合ったトモダチとは6年生では、「ネットで知り合ったトモダチ」を題材に用いて、パソコン室で授業を行いました。話の主人公が飼っている猫がいなくなり、アプリを利用して情報を得たときに、ネット上で出会った人とのやりとりが増えていき、多くの着信とメールが届くようになるという内容でした。ネットで知り合った人によって、どんな被害にあっていくのかを、場面ごとに分けて考えていきました。 子供たちは、被害にあわないためにも、まず、インターネットの特性を知ること、そして、どんな相手でも個人情報は教えないことや、情報を簡単には信じず自分で判断する力を身につけることの大切さを学びました。 また、子供たちは、「おかしいと思ったら、信頼できる人などに相談する。」「知らない人とは、ネット上ではやりとりをしない。」など、真剣に感想を書いていました。 これからも日々拡大していく情報社会の現状をつかみ、児童の実態に合った情報モラル教育を進めていきたいと思います。 |