【豊田市立駒場小学校学校】「ひまわりの種賞」で心を豊かにする活動

 本校では、善行を奨励し、子供たちの長所を見つけ、励まし、心を育てるというねらいから、「ひまわりの種賞」を実施しています。教師は、名札の中に「ひまわりの種賞シール」を常に携行し、よい行いをしている子に気づいたら、その場で「ひまわりの種賞シール」を渡します。「すぐに渡す」という即時性が、子供たちの自己有用感を高め、自ら進んで善行を行う意識を高めています。さらに、ひまわりの花の種の部分がシールという掲示も、子供たちのうれしさにつながっています。1年生の子供たちもシールをもらうと喜んで貼りながら、次も頑張ろうという意欲を見せています。  
 さらに、個人が10枚シールを集めると「駒場賞」として校長先生から賞状をいただき、表彰の様子を学校HPで公開することで、保護者・地域の関心が高まり、教職員以外からも「ひまわり種賞」を渡す件数も増えつつあります。
 今年度は、生活委員会の子供たちも、善行を見つけてシールを渡す活動を行い、登校や休み時間で、あいさつの輪が広がっています。
「いろいろな学年の子があいさつをしてくれるようになり、とてもうれしい気持ちになりました。これからも、生活委員会が中心となって、この活動を続けていきたいと思います」
 子供たちが、いろいろな先生やお兄さん・お姉さんたちからシールをもらうことで、全職員で子供たちの成長を喜び合う会話も多くなってきました。「ひまわりの種賞」を通した心づくりの場が、教師と子供との信頼関係を深め、子供たちの自立を促していくことにつながり、豊かな心が育つ場ともなっています。

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【稲沢市立千代田中学校】心を揺さぶる道徳

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 本校では、豊かな心をもち、自ら考え実践する生徒を育成するために、道徳教育に力を入れています。教員も授業力向上に向けて互いの授業を参観して授業研究を行ったり、校外の研修会に参加して、その内容を共有したりしています。
 互いに敬愛の念をもち、信頼し合い、高め合おうとする気持ちを育てるため、「遅刻と友情」という身近な学校生活の内容を取り上げ、主人公の心の葛藤をえがいた「吾一と京造」という資料を用いて実践を行いました。遅れてきた友人を待つかどうかという場面での話合いを通して、利害にとらわれず、思いやる気持ちを高めることができました。
 また、多くの「生命」に支えられて生きていることを実感させ、生命への畏敬の念をもたせたいと考え、食肉として処理される牛との別れを悲しむ女の子の実話を元にした「いのちをいただく」の授業を行いました。「いただきます」「おいしいよ」といって肉を食べた女の子の気持ちに迫ることで、その後の給食では感謝の気持ちをもって残さず食べようという姿が見られるようになりました。
 授業以外にも、地域のために通学路にあるごみを全校生徒で清掃する「クリーンキャンペーン」や、地域の祭りの会場の設営や清掃、片付けを手伝う「盆踊りボランティア」などのボランティア活動を計画的に行っています。
 道徳を通して心情面を揺さぶり、日常生活や様々な行事などを通して豊かな心を養い、自ら考え実践していく生徒の育成を目指していきます。

【豊橋市立高師台中学校】 出前講座 ケータイ教室

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 子供たちが、自らの判断でケータイトラブルに関するリスクを回避する能力を身につけさることをねらいとし、全校生徒を対象に講師の先生をお招きして『ケータイ教室』を開催しました。
 特定のメンバーをグループから外してチャットをするという中・高生に起こりやすいトラブルの例が紹介され、加害者、被害者、傍観者のそれぞれの立場で考えました。また、友達同士の悪ふざけのつもりで発信したウソの情報が、ネットや口コミで拡散し、遠く離れた場所で大勢の人々を巻き込み、大混乱を引き起こしたというトラブルも紹介されました。
 講座の後、生徒たちは友達とかわしたSNSを使ったやり取りの内容などを思い出し、その時は何も考えずに過ぎていった小さなトラブルが、大きな問題に発展する可能性があったことを知り、大事にならずにすんだ安ど感と同時に、ケータイの使い方への不安感を覚えていました。
 事後指導では、SNSに文章を書きこむ際は、相手の気もちを考えること、ネット上で知り合った人と会うのは危険であり、個人情報を教えないことを確認しました。また、ケータイ使用にあたってのルール作りや、フィルタリングの設定を保護者にもすすめました。
 ケータイ・スマホのますますの普及とともに、ネットトラブルの増大が予想されます。教員が常に最新の情報をもつよう努めるとともに、生徒・保護者との情報共有を続けていきたいと思います。

【江南市立藤里小学校】学校保健委員会「スマホ・ケータイ安全教室」

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 学校保健委員会に、携帯電話会社から講師をお招きして、「スマホ・ケータイ安全教室」を開催し、5・6年生が参加しました。昨年度も開催しましたが、この1年間でスマートフォンや携帯電話の保有率が倍増しています。また、スマートフォンや携帯電話に関わるトラブルも起きていたので、再度学習するよい機会となりました。スマートフォンや携帯電話は、インターネットにもつながっているため、見えない相手と気軽に連絡を取り合うことや、使い方を間違えるとトラブルに巻き込まれることがあることを学習しました。中でもコミュニケーションアプリは、グループを作って、おしゃべりをしているようにメッセージを交換できるため、気軽に利用している児童もいます。スライドや動画の視聴、講師の話から、文字だけでは気持ちを伝えることは難しいことや、友達同士でもルールやマナーを守ることの大切さについて学ぶことができました。参加した保護者からは、「トラブルに巻き込まれることの怖さを再認識した」「家庭内でルールをきちんと決め、マナーを守って使用することを約束させたい」「フィルタリング機能を活用したい」などの感想がありました。子供のよき相談相手としての親の心構えを見直すこともできたようです。
 江南市では、平成27年度第2回児童・生徒サミット宣言で「携帯・スマホ三原則」が採択されています。サミット宣言は、教室に掲示されているので、宣言内容を覚えている児童は、9割を超えています。今回の「スマホ・ケータイ安全教室」で学習した内容と関わる点が多くあったことから、宣言内容を再認識する機会にもなりました。

【東海市立加木屋小学校】「思いやりの心週間」の取組

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 本校では、人権尊重の精神と実践的態度を育成するため、人権・福祉週間の取組として、『思いやりの心週間』を実施しました。
  
○ 校長先生の講話
  『恕』(思いやり)を大切にするお話
 細井平洲(ほそい へいしゅう)先生は、人にとって最も大切なことは「譲る」「相手を思いやる」ことであり、反対に「思い上がり」「相手のことを考えない自分中心の行い」が最も人の道に外れたことだと説いていたことを聞きました。このお話から、譲り合う気持ちをもてば、お互いの心が通じ合い、物事もうまく運ぶことを学びました。

○ 児童会による「ちょボラキャンペーン」
 児童が、自分にできる「ちょっとしたボランティア活動」を実践していこうという取組です。カードに記入し、ハート型の台紙に掲示し、児童同士の心のつながりを広めました。

○ 人権尊重に関するスローガン掲示
 学級ごとに、人権に関する話合いを経て、スローガンとして視覚化し、意識を高めました。

○ 「思いやりの心週間カード」の記入
 友達に、自分から挨拶したり、「遊ぼう」と声をかけたり、優しい言葉をかけたりしたかを振り返り、カードに記入し、明日もがんばろうと自分を励ましました。

○ その他の取組
 ・ 生活委員会によるあいさつキャンペーン
 ・「いじめ防止標語コンテスト」への参加
 ・ 人権に関する読み聞かせや道徳授業  
 ・ 全盲の写真家による講演会「写心家さんのお話」等

【春日井市立上条小学校】全校で取り組む情報モラル教育

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 今年度は、各学期に1回、「情報モラル教育」を道徳教育の中に位置づけ、全クラスで取り組んでいます。
 低・中・高学年、それぞれ学年の発達段階や児童の実態に合わせた内容で進めています。
 低学年ではゲームやネットの安全な使い方、中学年ではネットにおける依存症や情報の信ぴょう性の問題、高学年ではネットいじめなど、対象学年の問題意識を高められるような学習目標を設定しました。
 3年生の実践では、30分だけと思って始めたネットゲームが、なかなかやめられないという事例を取り上げ、節度や約束を守ることについて話し合いながら考えることができました。
 

【岡崎市立豊富小学校】いのちをはぐくみ いのちをつなぐ

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 本校では、3年生の子供たちが、総合的な学習の時間で、子牛の飼育活動を行います。牧場での飼育体験の後に、学校内に子牛を連れてきていただき、約1週間、子供たちが責任をもって世話をします。自分たちがふだん食べている物が、他の生き物の命によって支えられていることを実感するとともに、その命を預かり大切に育てている人たちがいることを、この活動を通して学びます。
 今年度も、12月に校内での飼育を行いました。この飼育体験を終えて子供たちは、「動物の命をあずかることはとても大変なことだと分かりました」「休まずお世話をしているらくのう家の人たちはすごいと思いました」「ぼくたちは動物たちの命をもらって生きているから、食べ物を残すとそれが無駄になっちゃうから、これからは好き嫌いしないようにしたいです」などの思いをもちました。
 事前の準備や打合せなど、担任にとっては大変なことも多いですが、この取組は命の重さを子供たちになりにしっかり捉えることができる貴重な活動です。この活動を通して感じたことや思ったことを常に心にとどめ、これからも自他の命を大切に生活していってほしいと願っています。

【津島市立神島田小学校】「あいさつ日本一運動」「オアシス運動」で心つながる!

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 人権に関する意識を高め、よりよい人間関係を築くために、毎年2回、児童会主催で人権集会を行っています。今年度は6月と11月に、前期、後期それぞれの児童会役員が積極的に企画・運営をして、人権集会を行いました。
 前期児童会役員からは、もっと進んで挨拶ができるようになってほしいという願いから、「あいさつ日本一運動」を行いたいという意見が出されました。そこで、6月の人権集会で呼びかけ、提案をしました。その後、クラスで話し合い、期間中の取組内容を決めました。そして、それをポスターに描いて廊下に掲示し、全校で実践を行いました。期間中には児童会による挨拶運動も行いました。振り返りでは、「運動期間中は活発に挨拶ができて気持ちよかった」「挨拶をいっぱいされたので、自分も挨拶をしようという気持ちになった」という意見が多く見られました。
 後期児童会役員からは、「あいさつ日本一運動」をより親しみやすいものにし、成果を視覚的に分かりやすくして、達成感が感じられるよう改善した「オアシス運動」を行いたいという意見が出されました。「オアシス運動」とは、「おはよう」「ありがとう」「しあわせ」「スマイル」の頭文字をとって名付けられた活動です。これまでの挨拶運動に加え、前期児童会役員が公募し、全校で投票して決めた本校のゆるキャラ、「かみうさとかみニャン」のポスターに、挨拶したときやされたときの気持ちと表情をかいた「オアシスカード」を貼りました。5日間で合計620枚ものカードが集まりました。また、児童会や代議員が休み時間に校内を挨拶しながら巡回し、挨拶の活性化を図りました。振り返りでは、「顔をかいて貼ることが楽しかった。貼ってもらうことがうれしかったし、貼ってあるものを見るのも楽しかった」という意見が多く見られました。挨拶することでみんなが気持ちよく過ごせるようになると、学校の雰囲気もよくなることに気付くことができた児童も多数いました。
 これからも、児童の主体的な活動をサポートしつつ、よりよい人間関係を築くことができるような取組をしていきたいと思います。

【稲沢市立千代田小学校】認知症キッズサポーター養成講座

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 本校では、2年前から3年生を対象に、「思いやりの心」や「支え合いの心」を育むことをねらいに、稲沢市高齢介護課と地域包括支援センターの方々を講師(キャラバン・メイト)に迎え、認知症に対する理解を深める講座を実施している。
 本校の児童の多くは祖父母と同居しており、お年寄りと接する機会は多いが、高齢者への理解や関心は希薄である。また、「認知症」という言葉を初めて聞く児童もいる。そこで、○×形式のクイズや寸劇などを通して、3年生にも分かりやすく学べるよう準備していただいた。
 ○×クイズでは、児童たちはグループに分かれ、活発に意見を出し合い、キャラバン・メイトさんの力を借りながら答えを導き出していた。寸劇では、家族の中に認知症のお年寄りがいるという設定で、代表児童が参加して、どのように声を掛けたり、接したりしたらよいかを体験して、認知症の方へのよりよい接し方を学んだ。認知症が病気であることを知り、自分たちにできることを考えるよい機会となった。

(講座後の児童の感想)
 ぼくは、いっしょにすんでいるおばあちゃんがにんちしょうになっても、やさしくせっして、いつまでもえ顔でくらせるようにしたいです。

【刈谷市立小垣江小学校】 おがっちフレンズ

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 本校では、児童会活動として、全校で縦割り活動「おがっちフレンズ」に取り組んでいる。4月当初に異学年構成で全校を18のチームに分け、「おがっちフレンズ」発足式を実施して活動がスタートした。ここでは、1年間同じチームとして活動するメンバーの初顔合わせとして、6年生のフレンズリーダーが会を企画して、ゲームなどを楽しんだ。1学期には、「フレンズ綱引き」「フレンズ530運動」「フレンズ遊び」を行った。9月の運動会では、「おがっちフレンズ」を単位とした1組グループ、2組グループ、3組グループの3グループに分かれて「フレンズ大玉」と「応援合戦」を行い、全校が心を一つにして取り組むことができた。12月には、ドッジボール大会「フレンズカップ2017」を行い、1〜6年生みんなが楽しめるようにルールを工夫して、ドッジボールを楽しんだ。
 このような「おがっちフレンズ」の活動を通して、6年生全員がリーダーとして活躍し、低学年の子供たちを一生懸命お世話することができるようになった。そして、低学年の子供たちは、大きくなったらお兄さんやお姉さんのようになりたいという思いをもつことができるようになった。また、「おがっちフレンズ」の活動以外でも、低学年の子に優しく声をかける高学年の姿を見ることができ、それが通学団やいろいろな行事でも生かされている。
 3月には「おがっちフレンズ」解散式を行う。この企画は1年間チームを引っ張ってきてくれた6年生に感謝を伝える場として、5年生が主体となって企画運営をする会になっている。すでに、6年生に喜んでもらおうと5年生が動き始めている。
 「おがっちフレンズ」の異学年交流を通して、集団としての意識を高め、思いやりの心を育て広げていきたい。

【西尾市立佐久島小学校】わたしの大切な権利を考える

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 佐久島小学校では、児童が相手の立場で物事を考えたり、いじめや人権について考えたりするきっかけとして、毎年、人権週間にあわせて人権擁護委員の方による人権教室を開催している。全校児童15名の本校は、ふだんから授業は複式学級で行い、ほとんどの行事を全校で実施している。そのため、異学年同士の関わりがとても深く、お互いのことをよく知っている関係ができている。
 今回の人権教室は、「10の権利(みんな違って、みんないい)」というテーマである。10の権利を持って気球に乗り込み、途中で気球を軽くするためになくても我慢できる権利から手放し、最終的に三つに絞っていくというストーリーのアニメーションを見ながら個々に考える。その後、自分が残した三つの権利とその理由を発表する。
 自分と共通した権利を選んだ意見にうなずいたり、自分とは違う権利を選んだ意見に歓声を上げたりして、互いの考えや価値観を聞きながら、権利についての考えを深めることができた。
 事後に書いた感想には、「友達や家族に感謝しないといけない」「みんなの選んだ権利がおもしろかった」というものがあった。権利を守るために大切なことに気づいたり、ふだんとは違う友達の考えに刺激を受けたりする貴重な機会をもつことができた。

【豊田市立梅坪小学校】人権移動教室の取組

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 12月8日に、人権擁護委員・民生児童委員の方々による人権移動教室が行われました。低学年は「ねずみくんのきもち」、中学年は「やさしいオオカミ」、高学年は「いじめと戦おう!〜私たちにできること〜」というDVDを鑑賞しました。どのお話も子供たちにとって身近で心に響く内容でした。6年生の感想には「いじめを見て、何とかしなければと思っても、行動に移すことは難しいと思っていました。だけど、このお話を見て、何か自分にできる方法を探して行動することが、とても大切だと感じました。」と書かれていました。
 また、委員の方々のお話を聞いたりクイズに答えたりもしました。相手の立場に立って物を見たり、気持ちを察したりすることの大切さを学びました。

【田原市立野田小学校】 ふるさとの恵み

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 本校では、年に一度の親子学級として、校区にある仁崎(にさき)海岸でごみ拾いと潮干狩りを行っています。
 ごみ拾いでは、各家庭に1枚ごみ袋を配付するのですが、「こっちの袋には燃えるごみを入れて!」「うちの袋はプラスチックね。」という具合に協力する姿が見られます。また、子どもたちは、砂に埋もれていたりコンクリートの隙間に入り込んだりしているような、小さなごみも見逃すことなく拾います。ふるさとの海をきれいにしたいという素直な思いに、心が温かくなります。
 潮干狩りの時間には、一生懸命アサリを採る家族もいれば、海の生き物を探す家族もいて、海岸には笑顔や歓声があふれます。
 この行事は、地元の漁業協同組合さんやPTA役員さんの力なくしてはできません。子供たちにとって、ふるさとの自然や人々に感謝する大切な機会だと感じています。

【南知多町立豊浜中学校】お年寄りとの心と心の触れ合い活動

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 豊浜中学校では、1年生・2年生の2学期の総合的な学習の時間を使って、福祉の大切さを知り、お年寄りとのコミュニケーション能力を高めることをねらいとして、地域にある老人ホームで「福祉体験」の活動を行っています。訪問する前には、4〜5人ほどの班に分かれ、お年寄りと触れ合うには、どのような遊びがよいのかを考えました。お年寄りの立場になって紙芝居やクイズ、クリスマスツリー作り、風船バレーなど、ルールや方法を工夫していました。また、1年生では、事前に老人ホームの職員の方を学校にお招きし、お年寄りとコミュニケーションを図る際に、気を付けることや計画している遊びの内容についてアドバイスをいただきました。
 当日は、お年寄りの方々もとても喜んでくださり、生徒たちも楽しそうに活動をしていました。なかでも、活動が終わった後に握手をしてスキンシップを図ったことや、学級全員での歌のプレゼントにお年寄りが涙を流されたことなどが、特に生徒の心に残ったようで、心と心の触れ合いをもつことができました。

【瀬戸市立南山中学校】携帯電話の利用についての授業

 本校では毎年、1年生は学年全体で携帯電話の利用についての授業を行っています。今年度は、DVDを使用しながら授業を行いました。
 今、中・高生の中では、SNSアプリの普及によるネットいじめ、個人情報の漏えい、オンラインゲームの高額請求、不正アプリのダウンロード、ネット依存、ながらスマホによる事故など、様々なトラブルが発生しています。便利ですが、使い方を間違えると人間関係が悪くなったり、ネット依存により心や体に悪影響があったりします。更に、これらのことが、いじめや犯罪にエスカレートし、事件や事故につながったりする危険性があることを学習しました。また、DVDには、被害に遭わないようにするためのスマホの具体的な設定方法が紹介され、生徒たちはとても真剣に視聴していました。授業を受けた生徒の感想は以下のとおりです。
・スマホは、まず相手の顔が見えないということを知った上で使いたい。少しでも使い方を間違えるととんでもないことになってしまうことを知りました。
・今日初めて知ったことがたくさんあった。スマホを使っている人なら、簡単に加害者や被害者になってしまうと思ったので、気をつけたい。
・妹もタブレットを使うので、今日学んだことを教えようと思った。
・よく友達との写真を投稿しているが、それも危険性があることと知って驚いた。
 今後も、ルールとマナーをしっかり守り、安全で快適にインターネットを活用してほしいと思います。
 

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【豊田市立前林中学校】 ネット犯罪被害防止集会

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 事前のアンケートなどによる調査では、生徒の大半が携帯電話をもっており、またインターネット環境が家庭内であると答えました。これからの情報社会で犯罪に巻き込まれなく、また快適な生活をするにはどうしたらよいか学ぶ機会を設けました。
 講師の先生からは、まず無料通信アプリのトラブルについてお話がありました。ふだんのやり取りの中で、友達同士の「言葉の勘違い」の例が出て、生徒たちもうなずき、大きな反応がありました。もう一つは、ネット犯罪のお話で、SNSに掲載した写真情報が位置の特定に使われるなど、これも自分たちのふとした行動で犯罪に巻き込まれる可能性を上げていることがわかりました。
 生徒の感想用紙には、「無料通信アプリで友達と会話するけれど、言葉遣いには注意したい」「SNS映えするって簡単に写真をアップしていたけど、犯罪に巻き込まれるかもしれないと思い怖くなった」などとありました。

【春日井市立不二小学校】ペア活動「不二っ子タイム」の活動を通して

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 本校は、児童数が996名の春日井市内で規模が一番大きな学校です。全校児童をA:1・6年生20班、B:3・5年生20班、C:2・4年生24班の全部64班に分けて、上級生がお兄さん・お姉さんとして一緒に遊んであげたり、掃除の仕方を教えてあげたりし、優しくお世話をすることによって豊かな学校生活を送れるようにしています。これらの活動は年間を通して計画されており、主に始業前の時間を使い、運動場や室内で活動を行います。また、1・6年生のペアでは、まだ掃除の仕方がよく分からない1年生にほうきの使い方やごみ出しの仕方・場所などを一緒に教えてくれます。
 運動会の予備日には、いつもペアグループで一緒にお弁当を食べます。1年生は優しいお兄さん・お姉さんと一緒に食べるのを楽しみにしています。食後は、一緒に遊びますが、グラウンドでは、長縄跳びやフライングディスク、ドッジボール、鬼ごっこ、教室ではハンカチ落としや風船バレーなどの遊びで楽しい歓声があがっていました。

【瀬戸市立深川小学校】 良いところみつけ週間

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 深川小学校は、12月の2週間「良いところみつけ週間」で友達や自分の良いところ探しに取り組みました。この取組のねらいは、友達や自分の良いところを知ることで、友達と互いに認め合うことができるようになることです。
 子供たちは、朝の会や帰りの会、給食を食べた後などの時間に良いところを探し、カードに書きます。保健委員会の子供たちからは、「気が短い、おしゃべり、おせっかいなど自分には短所だな・・と思っていることでも、見方を変えれば良いところになります」という発表がありました。
 2週間後、養護教諭がメッセージカードを個人別の冊子にまとめ、終業式の日に担任から子供たちに渡されました。自分では気付かなかった自分の良いところをうれしそうに話す児童、一枚一枚を大切に読む児童、友達とお礼を言い合う児童等心が温まる時間となりました。これからも、子供同士が認め合える活動を継続し、友達と温かい関わり方ができるようにしていきたいと思います。

【あま市立七宝北中学校】地域も心もきれいに

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 本校では、毎年11月に校区美化活動を実施しています。地域の一員であることを意識し、地域のためにこの活動を続け、今年で8年目になります。校区を10のグループに分け、通学路、駅、神社や公園などの清掃活動を行ってきました。この活動を生徒のものだけに終わらせず、校区の小学校や地域の方にも呼びかけ、活動の輪を広げてきました。また、昨年から生徒の主体性も大切にしたいと考え、生徒会執行部が中心になった新しい取組を考えています。この活動を知っていただくために地域の方に呼びかけるちらしを作成し回覧板で広報したり、清掃活動に入る前に目標や取り組み方を発表させたりしています。今年は天候に恵まれず、予備日に実施することになりました。生徒と保護者の方の活動があり、燃えるごみや不燃ごみを合わせ、トラック2台分のごみを集めることができました。この活動を終え、「地域も心もきれいになりました」と感想が聞かれました。地域の一員であることを意識しつつ、地域に貢献できるこの活動を、これからも大切にしていきたいと思います。

【春日井市立岩成台小学校】 縦割り班活動「なかよし班読み聞かせ」を通して

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 本校では、児童の心を育む活動として、縦割り班での「なかよし班活動」を大切にしています。昨年度から全学年が単学級となり、縦のつながりは更に重要となってきました。これまでも、なかよし遊びや運動会種目、2月に行われる「岩成っ子まつり」等の全校活動だけでなく、異学年間の活動や学級内でのグループ活動の際にも「なかよし班」を活用してきました。「なかよし班」活動は、上の学年の児童は下の学年の児童に対し、リーダーとして「楽しい活動にするには?」を意識しながら優しく接したり、お手本になるように言動を考えたりする場であり、また、下の学年の児童は、自分たちを大事にしてくれることへの感謝の気持ちを育む場でもあります。
 今年度は、年2回の読書週間で、リーダーである6年生が読み手となって班の仲間たちに読み聞かせる「なかよし班読み聞かせ」を行いました。6年生からは、「上手に読んであげられるかな。」と不安げな声も上がりましたが、みんなが喜んでくれそうな絵本を一生懸命に選び、本番では、挿絵がよく見えるように工夫したり、物語に合った読み方を考えたりと、見事な読み手ぶりを披露してくれました。そして、6年生の読む声に耳を澄まし、食い入るように絵本を見つめていた下の学年の児童からは、「ありがとう」の言葉がどの教室からも聞こえてきました。
 これからも、縦割り班でのふれあいを大事にし、互いに思いやる心を育む活動を行っていきたいと思います。