【稲沢市立稲沢西中学校】豊かな心を育てる道徳を目指して

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 本校では、「あいさつ、時間、清掃、自分から」というスローガンのもと、これらのことが当たり前にできる豊かな心をもつ生徒の育成を目指して、日々教育活動に取り組んでいます。
 道徳の時間においては、「学びを主体的に捉えること」「どのように学びを深めるか」に焦点を当てて、話合いの仕方や自己肯定感を高める「振り返り」の活動に工夫を凝らしながら活動に取り組んでいます。
 一年生の事例を紹介します。相手のことを親身に考え、互いに高め合おうとする気持ちを育てるため、「友情と正義」という異なる価値について葛藤する内容を取り上げ、「ロレンゾの友達」という資料を使った道徳の授業を行いました。授業では、「気持ち柱」というシンキングツールを用いて、自分の立場を明らかにしながら、意見交流をしました。罪を犯したかもしれないロレンゾに対して、自分ならどのように振る舞うかという場面の話し合いでは、「ロレンゾを逃がす。大切な友達に会えなくなるのは嫌だし、友達が刑務所にいくのはかわいそうだから」という意見や、「ロレンゾに自首を勧めたい。友達だからこそ、悪いことは素直に認めてもらって悪いことをしない人間になってほしい。」という意見が出るなど、大変活発な意見交流ができました。その後に行った、授業の振り返りでは、「友達の気持ちを大事にすることが一番と考えていたけれど、今日の道徳で、これからは、友達のためを思って、時には注意することができるようにしたい」と発表する生徒も見られ、友情についての学びを深めることができました。
 道徳の時間を中心に、様々な工夫を行う中で、心を磨き、「あいさつ・時間・清掃」ができ、なおかつ、自分から行動できる西中生の育成をこれからも目指していきます。

【田原市立東部中学校】情報機器を正しく使うために

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 本校では、2年生を対象として、田原警察署の方を招いて「情報モラル教室」を実施しています。情報機器の正しい使い方や、無料通信アプリなどが原因で起こるトラブルについて実例をもとにお話をしていただいています。生徒はお話を聞いて次のような感想をもちました。

 「無料通信アプリを始めたころは楽しかったけど、最近は私の入っていないグループで私の悪口が言われているんじゃないかと心配になったり、相手の顔が見えずどんな気持ちかわからなかったりするのですごく怖いと思いました。」
「インターネットでつながっているものは、いつどこで誰に見られているのかわからず、私の大事な情報までも流れ出てしまうかもしれないので、インターネットは怖いんだなと思いました。」

 また、田原市では、小中学生は午後9時以降スマートフォンを使用しないことを呼びかけており、本校においても長期休暇の前には、全校生徒への呼びかけを行っています。家族との時間を増やし、安心して使用できる環境を目指しています。
 私たちにとって情報機器は暮らしを便利にする欠かせない存在になっています。だからこそ、正しい使い方を考えていくことは不可欠です。本校の校訓である「誠実」を意識して、自ら考え、思いやりをもった集団を目指していきたいです。

【田原市立清田小学校】SNS携帯安全教室

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 外部より講師の方をお迎えし、5・6年生を対象にSNS携帯安全教室を実施しました。
 スマートフォンや携帯は、電話をかけたり受けたりするだけでなく、インターネットも使うことができる、とても便利なコミュニケーションツールです。でも、その反面、間違った使い方をすると、事件やトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。そのようなことがないように、正しい使い方を学びました。
 本校の5・6年生のスマホやタブレット(自分専用ではなくても、自由に使えるインターネットにつながる機器)の所有率は90%以上で、想像よりも多くの児童がふだんから使用していることがわかりました。
 「スマホを使うことは、インターネットを使うこと。それは、世界とつながるということ」「文字だけでは、気持ちを伝えるのは難しい」「相手の本当の姿は見えない」「自分や誰かの情報を公開するのは危険」「困ったら、大人に相談」は、しっかり覚えておきたいポイントでした。
 様々な危険を知った上で、便利なツールを上手に使えるようになってほしいと思います。

【北名古屋市立天神中学校】学校をきれいに!自主性を育むボランティア活動

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 今年度は、4回、草取りや落ち葉掃除のボランティア活動を行いました。
 自分たちが過ごす校舎・校庭をきれいに使えるようにするための除草や清掃であることはもちろんですが、何より、生徒が自ら進んで参加できる姿勢を育むことが一番の目的です。毎日の清掃ではない、朝のちょっと早い時間に登校して、除草や清掃に進んで取り組もうとする心が育てば、地域の行事やボランティア活動にも意欲的に参加したり、いろいろな人の役に立ったりすることに喜びを感じられるようになると考えます。
 体育大会前の校庭の除草、秋から冬にかけての落ち葉掃除など、4回のボランティア活動において、美化委員会の生徒が中心となり、募集や作業場所の割り振り、当日の運営を行いました。どの回にも、全校生徒の半数以上が参加し、割り振りに困ったこともありました。回を重ねるごとに、美化委員会の呼びかけにも熱が入るようになり、「もう一度力を貸してください」という内容のポスターも作りました。また、12月に行った落ち葉掃除では、保護者の方からもボランティアを募り、参加していただきました。
 活動後は、参加者がもう一度集合し、美化委員会がねぎらいの言葉をかけました。保護者の方が参加していただいたときには、お手伝いに対しての感謝の気持ちを全員で伝え、参加者全員がすっきりした、また、温かい気持ちになりました。
 参加した生徒からは、「暑い(寒い)中だったけれど、ごみ袋の数を見たら、一生懸命やったという気持ちになれた」という声が多数聞かれ、また、保護者の方からも「大勢の生徒が自分から参加していて、とてもよいことですね」とのお言葉をいただきました。
 校内の小さなボランティア活動が、地域や社会に貢献することに喜びを感じる心を育てる一助となればと思います。

【東浦町立石浜西小学校】 スマホ・ケータイ安全教室

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 子供たちに携帯電話・スマートフォン・インターネットの危険性と正しい使い方を伝えるため、外部より2名の講師をお招きして、4年生から6年生を対象に、スマホ・ケータイ安全教室を行いました。学校公開で行ったため、多くの保護者にも参加していただけました。
 携帯電話やスマートフォン、インターネットなどは正しく使うととても便利な物ですが、使い方を間違えるとトラブルに巻き込まれることを教えていただきました。ゲームや動画にはまり込み、時間やお金をたくさん使ってしまうネット依存や、SNSの中で悪口を流したり恥ずかしい写真を載せてしまったりするネットいじめなどの話を、動画や実例から学びました。他にも、「なりすまし」「個人情報の流出」「ネット詐欺」「チェーンメール」「著作権・肖像権」「自殺サイト」など、多くの危険についても知ることができました。
 今回のスマホ・ケータイ安全教室で学んだことを、家庭でも話題にしてもらい、家庭でルールを決めたり、困ったときには保護者や先生に相談したりできるようになるとよいと思います。また、これからの情報社会を上手に生きていくために、自分自身の心の在り方や友達への気遣いなどを考えてほしいです。

【東海市立名和中学校】地域の福祉施設の訪問を通して

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 本校では、毎年1年生が地域の福祉施設をたずね、交流を行っています。高齢者や障がいのある方々との交流を通して、福祉に対する理解を深め、日常的な実践活動への契機とするのが目的です。
 今年度も12月に、各クラスで地域のデイサービスや老人ホームなどを訪問しました。準備の時間には、施設の利用者の方々に喜んでもらえるゲームやプレゼントを考えました。当日は、利用者の方々と一緒にクリスマスカードや松ぼっくりツリーを作ったり、トランプやビンゴゲームで遊んだりと、笑顔あふれる楽しい交流をすることができました。はじめは緊張してなかなか話すことができなった生徒も、時がたつにつれて利用者の方々との会話を楽しむことができました。
 活動を終えた生徒からは、「喜んでもらえてよかった。」「これからもこういう活動をやってみたい。」と言った感想が聞かれました。この活動を通して、生徒が福祉をより身近に感じ、これからの生活に生かしていけたらと思います。

【田原市立亀山小学校】依存症にならないために

 亀山小の5年生は、ゲームや動画閲覧が好きです。生活ノートにも、そのことがよく書かれています。しかし、夜遅くまで行っていたり、長時間行ったりすることで、次の日が元気よく過ごせないことが多くなりました。また、保護者の方からも、困ったこととして話に上ることがありました。
 そこで、情報モラル教育の一つとして、ゲーム(ネット)依存症について学習しました。「ゲーム(ネット)を邪魔されると、怒ったり、どうしていいかわからなくなったりする」「どんなに注意されても、ゲーム(ネット)時間が減らない」などのチェックリストを使って、自分の今の依存状態を確認しました。問題がない子もいましたが、半分以上が危険性があると診断されました。そこで、実際にゲーム依存症だった人のエピソードを聞き、その怖さを改めて知りました。
 次に、依存症にならないために、家庭でのルールづくりを行いました。まずは、子供たちがルールを考え、保護者と話し合いながら「わが家の情報機器ルール」を決定しました。その後、保護者の方から、「自分で決めたルールなので、しっかり守ることができている。」「自分できちんと考えて行動するようになった。」と報告がありました。子供たちは、この授業を通し、情報機器と適切な距離をとれるようになりました。

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【安城市立新田小学校】あいさつで“おったまげ”な新田小学校を目指して

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 本校では、児童会が中心となって、「あいさつで“おったまげ”(「お」思いやり、「つ」つねに笑顔、「た」楽しく、「ま」まじめに、「げ」元気に)な新田小」を目指して、いろいろなあいさつ運動の取組を行っています。
 6月には、自分から進んであいさつをすることや、異学年との交流を目的とした「あいさつでサイン交換キャンペーン」を行いました。あいさつを交わした児童同士で、あいさつカードにサインを書き、1日に何人とあいさつを交わせたか、ふり返るものです。児童は、たくさんのサインを集めるために、隣のクラスや他学年にも進んであいさつをしに行き、学校中のいろいろな場所であいさつが飛び交う活気のある企画となりました。
 また、9月には「あいさつで“おったまげ”カーニバル」を行い、児童会のメンバーと一緒に有志が、校内を回ってあいさつをする活動を行いました。あいさつをしながら学校中を回ることで、新田小学校の一員としての自覚が芽生え、はりきって活動に参加する児童がたくさん見られました。
 そして、12月には「おったまげ大作戦エコキャップを集めよう活動」を行いました。10人なら1個、20人なら2個、30人なら3個と、あいさつを交わした人数のエコキャップを箱に入れていき、重さを計測する活動です。この活動は、1・6年、2・5年、3・4年のペア学年で行いました。児童はエコキャップを集めるために、ペア学年の教室に出かけてあいさつをしたり、昇降口や廊下で出会う他学年の児童にもあいさつをしたりして、たくさん交流することができました。
 このように、様々な企画を通してあいさつ活動を行うことで、毎日いろいろな場所であいさつが聞こえる新田小学校になってきました。今後も新しい企画を取り入れながらあいさつ運動を継続し、学校内だけでなく地域の方にも、積極的にあいさつができる新田っ子を育てていきたいと考えています。

【東海市立平洲小学校】人権週間について

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 平成29年12月4日(月)から10日(日)まで「第69回人権週間」における、啓発行事が行われました。人権尊重の精神に基づき、自分たちの暮らしの中にある偏見や差別、不合理を見抜き、これを許さない心情を養うとともに、力を合わせて問題を解決し、望ましい人間関係を気付くことができる児童を育成することをねらいとしました。
 平洲小学校では、朝会で校長先生より人権についての講話があり、その後、道徳、特別活動などの時間に基本的人権の尊重について考えたり、いじめのDVDを視聴したりしました。6年生は、人権に関する講演会を人権擁護委員の方々にしていただき、自分や自分の周りにいる人を大切にしていこうとする気持ちをもつことができました。12月13日(水)には、東海市子供の「いじめ防止キャラクター いじめにゃい」による啓発活動も行われました。
 また、平洲小学校では、保健室の掲示板に「心の花をさかせよう」の木があり、児童のメッセージカードが掲示されています。児童の温かい言葉がこれからも広がっていくことと思います。

〔豊橋市立多米小学校〕 情報モラルの実践〜家庭でのメディアの使い方を見直そう〜

 多米小と東陽中合同で、「家庭でのメディアの使い方を見直そう」というテーマのもと学校保健委員会を実施した。この会は、児童生徒だけでなく、保護者・地域の方々・教師がともに考える会として実施している。
 小学校1年生から中学校3年生までの児童生徒を対象にした生活点検アンケートの結果から、学年が上がるにしたがって、ゲームや携帯電話・パソコンの長時間利用が浮き彫りとなった。メディア機器は生活に便利なものであるが、使い方を誤ると大きな問題や事件に発展してしまうことを子供たちは知り、正しい使い方をしなくてはいけないことを学んだ。児童生徒の意見だけではなく、家庭の声を聞く場も設けた。「子供が勝手にダウンロードをして困る。」「夜中まで友達と無料通信アプリで会話をして,やめられない。」「通信内で言葉が乱暴になり、友達とのトラブルに発展した。」などの意見から情報モラルの問題が身近な問題であることを実感することができた。
 子供たちは学校保健委員会に参加することで、多くの意見をもつことができた。「メディア機器がコミュニケーションの道具としてよい方にも悪い方にも使えるので、使い方に気をつけないといけないと感じました。」「夜9時以降は友達と連絡しないというのをみんなが守らないといけないと思いました。」参加した保護者の方からは「メディアの使い方は、家庭でルールを決めることが必要です。しかし、続けて守れるように学校が声かけをするなど連携が大切と感じました。」という感想をいただきました。
 このように小中が連携して学校保健委員会を実施し、保護者や地域の方々にも参加を呼びかけることで、地域が一体となって子供たちの生活習慣を振り返るとともに情報モラルの意識を高めることができた。

【田原市立赤羽根中学校】SNSの使い方を考えよう

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 12月14日(木)の全校集会で、「SNSの使い方を考えよう」をテーマに、本校の情報・セキュリティ主任が講話をしました。最近では、生徒の多くが身近にインターネットを使える環境をもっていることから、よりよい情報機器の使い方を考える機会を設けることが必要になっていきています。
 初めに、教員からSNSに関するトラブルの事例を紹介しました。生徒は、自分たちが使っているアプリが原因で人間関係のトラブルに発展し、事件につながったという話を聞いて、とても驚いていました。
 次に、情報モラルに関する事例を取り上げたDVDを視聴しました。情報機器を使う上で気をつけるべきことや個人情報の取り扱い方など、多くのことを学びました。最後に、SNSを使う上で、どうすればトラブルを回避できるかを具体的な事例を使ってグループで話し合いました。その話合いの中で、「自分が思っていることと相手が思っていることが、違うということを知っていないといけないね。」「書き込む言葉で相手が傷つかないか考える必要があるね。」など、様々な意見が出ました。話合いを通して、生徒はSNSによるトラブルを自分事としてとらえ、自分だったらどうするのかを考えることができたようでした。
 《生徒の感想》
 自分たちがいつも使っているアプリが話題に出てきて驚きました。簡単に送ることができるので便利だと思って使っていましたが、先生の話やDVDを見て、トラブルが起きることを知りました。これからはメールを送信する前に、本当に書き込んでよい内容かどうかを受け取る相手の立場や気持ちになって考えたいと思いました。

【岡崎市立美川中学校】自分事として考える

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 各クラスで、「透き通って見えてきた世界は」を題材に、情報モラルの授業を行いました。
 無料通信アプリなどのSNSの便利さや危険性は、今までも学びを深めてきましたが、本時では主人公の立場になり、自分事として考える授業を展開しました。
 小グループになって意見交換をしたり、マグネットボードを使って考えを共有したりして、活発に意見交換をしました。
 振り返りでは、「ネット上などの顔の見えない所でのやり取りには特に注意し、正しい判断ができるようにしたい」という感想をもつことができました。

【豊川市立代田小学校】「みんなちがって、みんないい」人権集会での講話

 本校は、人権尊重の意識を高めるために、講師の先生をお招きして「みんなちがって、みんないい」の表題で、人と人とのつながりや生き合うということについて、講話をしていただきました。子供たちは、講師の先生の心温まるエピソードや実体験を元にした強い語りにひきつけられるように、真剣に話を聞きました。ただ聞くだけでなく、講師の先生からの質問に答えたり、自分自身に問いかけるために挙手をしたりして、意欲的に参加することができました。集会後の感想には、心に響く内容がたくさん書かれていました。

〇 ぼくは、先生の話を聞いて人権を守らなくてはいけないと分かりました。ぼくは、帰ってからもう一人の自分に相談しました。ぼくは、このままでは、また、友だちをいじめてしまうと思いました。そこでぼくは、もう一人の自分に「ぼくはどうしたらいいですか。」と聞きました。もう一人の自分は、「ふわふわ言葉を使えばいい。」と言いました。ぼくは、もう一人の自分が言っていたことをやってみたいと思います。人権のことをいっぱい話してくれてありがとうございました。(3年生の感想)

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【田原市立泉小学校】行って来ました!遊びの宅配便

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 市民館まつりで、2年生は「手作りおもちゃ屋さん」を出店しました。たくさんの地域の方とふれ合う中で、「たくさんの人に喜んでもらえてよかった」という達成感を味わうことができました。それが次第に「もっと小さな子にも遊んでもらいたい。保育園にも遊びを届けたい」と思うようになりました。
 市民館まつりよりも、保育園の子が楽しく遊べる方法を試行錯誤しながら、より工夫しておもちゃを改良しました。自作のおもちゃをつかったゲーム「ヨットカー」「魚釣り」「ゴムとび」を保育園へ届けました。保育園の子たちに、遊び方を親切に教えてあげる姿が見られました。相手の気持ちや立場に立って考え、行動する心が育っています。

【豊明市立双峰小学校】「やまびこグループ」による読み聞かせ活動

 本校では、1年生から6年生までの子供たちを、縦割りグループ「やまびこグループ」に分け、掃除、グループ対抗のゲーム大会、放課の時間を利用しての遊びなど、1年を通して高学年がリーダーとなり、子供たち主体の様々な活動が行われています。中でも、「やまびこ読書」という高学年による読み聞かせ活動は、子供たちにとって、とても楽しみな活動となっています。
 「やまびこ読書」は、学期に1回ずつ行われます。高学年の子供たちは図書室で、「やまびこグループ」のメンバーを思い浮かべながら、面白い話や感動する話などの読んであげたいと思う本をじっくりと選びます。当日は、「やまびこグループ」ごとに教室に分かれ、円形になって座り、持ってきた本を並べて、低学年から順に読んでほしい本を選びます。高学年の子供たちは、順番に読み聞かせを行い、それ以外の子供たちは、静かに集中して話を聞き、場面によって、笑い声が聞こえたり、ため息が聞こえたりします。時間になっても、もっと読んでほしいとせがむ子もいて、高学年の子供たちが一生懸命読み聞かせを行う成果が現れています。高学年の子供たちが、一生懸命に本を選び、どのように読んであげたらよいかと考え、他の子供たちは、楽しみに聞く活動は、思いやりの心を育て、グループ内の子供たちの関係を向上させるよい活動となっています。

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【豊田市立敷島小学校】  情報モラルの授業実践

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 1年生では、教材「わたしのえをかえないで」を取り上げ、作品ができたときのうれしい気持ちと、書き換えられたときの悲しい気持ちを軸に、友達の作品を大切にする態度を育てる授業を行いました。この授業を通して、子供たちは、著作権を守ることは友達を大切にすることにつながることを学びました。
 また、1月には、教材「おしえちゃだめなの?」を取り上げ、ICT支援員の方と映像を見ながら個人情報を守ることについて学びました。授業では、知らない人に名前や電話番号を教えると友達だけでなく、友達の家族にも迷惑がかかることと、そうなってしまった場合の対処方法についても学習しました。子供たちは、個人情報を大切にすることを理解できました。
 今後も子供たちの実態をとらえ、それに合った情報モラルを身につけさせるための指導を続けていきたいと思います。

【稲沢市立法立小学校】縦割り活動「なかよしチーム」

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 「6年生として、バスレクを考えたり、班のみんなを引っぱったりして、大変だったけれど、その分やりがいがありました。」
 「私一人ではグループ全員を見ることができなかったけれど、5年生の2人が助けてくれました。私は、とってもホッとしました。…(中略)…最後に1年生から5年生が『楽しかったな』『また来たいなあ』などの声が聞かれ、楽しくてよかったなあと、心の中でつぶやきました。」
 これは、10月下旬に行った「なかよし遠足」の事後に書いた6年生の作文の抜粋です。
 本校では、一年を通じて縦割り班が決まっており、様々な活動を通して、「思いやりの心」の育成をはかっています。その中より3つの活動を紹介します。

1 運動会(9月)
 全校児童187名は、6つのなかよしチームに分かれています。まず6年生のチーム長が決まり、次にチームが編成されます。「パンジー」「スイートピー」「タンポポ」チームは白チーム、「スミレ」「チューリップ」「マーガレット」チームは赤チームです。9月の運動会では、なかよし競技が行われます。班7〜9人で力を合わせて、一つのみこしをかつぎ競います。背の高い高学年の児童が、小さい子の高さや足の速さに合わせて頑張っている姿がほほえましいです。

2 秋のなかよし遠足(10月)
 今年度のなかよし遠足は、名古屋市科学館でした。6年生は、事前準備として、低学年がどうすれば楽しく活動できるかという視点で、当日の計画を考えます。6年生は、低学年がはぐれないように手をつないであげたり、トイレに一緒に付き添ってあげたりしていました。低学年からは、「6年生の子が優しくしてくれたから楽しかった」という声が聞かれました。

3 読み聞かせ
 1月の公開日は、読み聞かせを行っています。練習として、1学期は6年生、2学期は5年生がチームのみんなに読み聞かせをします。6年生は、昨年度経験しているため、5年生にアドバイスをする姿が見られました。こうした先輩の姿を見て、来年、再来年へと引き継がれていくところがこの活動のよいところです。

【東郷町立春木台小学校】米作りの大変さを学ぶ!

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 春木台小学校の5年生は、社会科の授業を通して米の生産について学んでいます。米作りの大変さや工夫などを理解するために、地域の方々の協力を得て、お借りした水田で6月5日に田植を、10月27日に稲刈りの体験活動を行いました。ほとんどの児童が初めての体験でしたが、地域の方々に教わりながら最後までやり遂げることができました。
 田植の体験では、始めは「汚れるいやだな。」「虫がいるからいやだな。」などと躊躇(ちゅうちょ)していた児童もいましたが、活動が進むにつれだんだん慣れていき、最後には全員がどろどろになりながら取り組むことができました。「大変だったけど、楽しんでやることができました。」との声も聞かれました。稲刈りの体験では、慣れない鎌の使い方に四苦八苦しながらも全員で協力して、一面の稲をすべて刈り取ることができました。児童たちは、穂に実っている米を見て、一粒一粒の大切さを実感することができました。
 この活動を通して、児童たちからは、「毎日食べているお米が、どのように作られているかを知り、農業に携わっている方々の大変さがわかりました。」「これからは、お米を残さずに大切に食べたいと思います。」などの声が聞かれ、米の生産についての理解を深めることができました。また、「田植の仕方をやさしく教えてもらい、ありがとうございました。」とお世話になった地域の方々に感謝する気持ちをもつことができました。

【刈谷市立富士松中学校】 美点凝視週間の取組

 本校の生徒会では、いじめ0の学校を目指して様々な取組がなされています。その一つが2学期に行った美点凝視週間です。美点凝視とは、美点「友達よいところ」を凝視「しっかり見よう」という意味です。
 活動内容は、学級の名簿を一人1枚配り、一週間かけて名簿に学級全員分のよいところをメモします。そして、学級活動の時間に美点凝視シートへ学級全員からその人の美点を書き込んでもらいます。この活動で大事なところは、生徒がそれぞれ友達のよいところを意識的に見よう、探そうとすることです。
 実際に活動した結果、全員が真剣に友達の美点凝視シートに書き込む姿が見られました。その後、自分の美点を読んで、自然と笑顔になっている姿が印象的でした。生徒の感想は、「自分のよいところなんてないと思っていたけどたくさん書かれていてうれしかった」「自分たちのクラスは優しくていい人が多いということが再確認できた」「ふだんあまり意識しないけど、少し気にしてみるとたくさんよいところが見つかるんだなと思いました」などと書かれていました。
 美点凝視週間によって、学級の雰囲気が温かいものになり、お互いを認め合う環境をつくることができ、自己肯定感も高まりました。
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【大府市立北山小学校】親子で学ぶスマホ・ケータイ安全教室

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 全国的な統計では、小学生の約半数がスマートフォンや携帯電話を持っているという実態があるそうです。本校の6年生も、かなり高い確率でそれらの機器を利用しています。また、自分用のスマホや携帯電話は所有していないものの、家族のスマホやパソコン、タブレットを日常的に使用したり、インターネットにつながるゲーム機で通信したりする児童も含めると、ほとんどの児童が情報モラルの危機にさらされているといえます。
 本校6年生では、6月第2土曜日のふれあい学級(親子学級)の機会を利用して、「親子スマホ・ケータイ教室」を開催しました。これは、携帯電話会社の出前講座なので、講師の先生はその道のプロです。さすがに話が上手で、すぐに子供たちの気持ちを、がっちりとわしづかみしました。適所で動画やパワーポイントで資料を提示してくださるので、大変分かりやすく、大人も子供も食い入るように聞いていました。
 内容としては、小中学生が事件を起こしてしまいがちなトラブルについて、具体的な事例を挙げながらの説明です。そして、トラブルへの対処法や予防法についても教えていただきました。具体的には、インターネット上のなりすまし、情報漏えい・拡散の恐ろしさ、ネットゲームの落とし穴、無料通信アプリやSNSによるいじめなど、どれも身近で起こりうる恐ろしさが感じられるものばかりでした。最後には、質問コーナーもありました。
 講座に参加した児童からは、「ふだん、何げなくやっていたけれど、気を付けないと悪いことに簡単に巻き込まれてしまうことが、よく分かりました。」「スマホが自由に使いたいと思っていたけれど、ちょっと怖くなりました。」などの感想が聞かれました。また、保護者からは「親が何も知らずに与えていると、大変なことになると心配になりました。」「子供が使うインターネットには、フィルターをかける必要があると感じました。」「親子で聞けてよかったです。」などの声が聞かれました。
 児童・保護者・教師がそれぞれの立場で、自分自身も含め、子供たちや家族を守るという意識・姿勢が必要であると感じさせられた行事でした。