【豊橋市立青陵中学校】人権週間から「いじめ」について考えよう始めに、人権週間についての説明があり、生徒たちは人権という言葉から連想されることを発表しました。そして、その中から「いじめ」について取りあげました。「いじめ」になるのはどんな行動からか、「いじめ」が原因で起きる被害は何かを考え、更にいじめる側の心の状態についても話し合いました。 いじめられている場面に出くわしたとき、いじめられていると一見して気づかない場合があります。また、いじめがいけないことはわかっているのに、いじめが起きるのはなぜなのか、生徒一人一人に、いじめられるとどんな気持ちになるだろうかを考え、発表してもらいました。すると、いじめている人はいじめていることに気がつかないことや、いじめられると「学校に行けなくなる」「自傷行為をしてしまう」「自殺をしてしまう」といった意見が出てきました。そこで、いじめはいけないことを学年全体で確認した後、なぜ「いじめ」をしてしまうのかも考えました。すると、「気の強い人に気に入られるため」「自分を守るため」といった意見が出てきました。 集会の締めくくりには、「いじめ」の構図の説明と、「いじめ」は人権侵害であることを司会者の教員から伝え、教室に戻って個人の振り返りを行いました。 生徒の振り返りからは、「いじめ」はいじめる側がおもしろ半分であっても、相手にとっては心を大きく傷つけられるものである。いじめをなくすために、誰もが安心して過ごせる学校、学年集団にしていかなければならないということが書かれていました。 「いじめ」について、真剣に向き合うことができた学年道徳集会となりました。 【一宮市立浅井北小学校】 あいさつは思いやりの第一歩今年度1回目の「あいさつ運動」当初は、PTAの皆さんの元気のよいあいさつに、なかなかあいさつを返せない子供もいましたが、日がたつにつれて、元気よくあいさつを返したり、PTAの方が紙で作った大きな手を差し出すと、はにかみながら、ハイタッチとともにあいさつを返したりして、あいさつを通した交流を楽しむ姿が見られました。また、ふだんの来校時にも進んであいさつをしていただいているおかげで、あいさつは日常生活の中で、心と心が通い合う大切なものであることを、子供たちは感じています。 あいさつは、いつでも、だれとでも、どこででもできる思いやりの第一歩です。今後も、PTAの皆さんと協働して「地域で育ち、地域で愛され、地域に貢献する浅井北っ子」の育成に向け、日常においても、あいさつ運動を推進していきたいと思います。 【清須市立星の宮小学校】 スマホ・ケータイ安全教室
近年、携帯電話やスマートフォンの普及率は高く、本校でも高学年では自分の携帯やスマートフォンを持っている児童も増えています。また、最近では、中・高生だけでなく小学生も携帯・スマートフォンに関連するトラブルに巻き込まれるという事案も聞いています。
そこで、本校では携帯電話会社の方に講師として来ていただきトラブルに巻き込まれないことをねらいとした「スマホ・ケータイ安全教室」を5・6年生の児童を対象に実施しました。 講座の中で、スライドや動画を視聴しながら、インターネットで知り合う危険性や位置情報によるトラブル、ゲーム依存症と課金トラブル、誹謗(ひぼう)中傷や写真掲載などの情報発信トラブルなど、ちょっとした不注意から使い方を誤ると思いがけないトラブルに巻き込まれたり、危険な目に遭ったりするかもしれないことを学びました。 子供たちは、身近に起こりうるような出来事の中にも、トラブルにつながる危険なことがあることや、自分が犯罪者になってしまうこともあると知り驚いていました。 子供たちが正しい知識や危機意識をもち、安全に留意しながら使用することができるための「情報モラル教育」を行うことの大切さを改めて感じました。 保護者に対しても愛知県小中学校PTA連絡協議会からの『小中学生の携帯・スマートフォン等の適正な利用に向けて』という文書を配付し、学校のホームページでも確認していただくようお願いしました。さらに、5・6年生の保護者の方には、今回のスマホ・ケータイ安全教室の内容が分かるパンフレットを個人懇談会の折に個々にお渡しし、家庭でも親子で話題にしていただくよう、はたらきかけをしています。 【安城市立志貴小学校】 たて割り学級活動を通して
児童数が少ない本校においては、クラス替えがなく、人間関係が固定されがちである。そこで、異学年で交流する機会を多く設定し、固定されがちな人間関係を異学年に広げるととともに、人と関わる力を育てるために、たて割り学級活動を取り入れている。年間を通して活動することで、児童が自主的に異学年と関わる機会が多くなることを期待している。
本校では、全校をたて割り5クラスに分けて活動を行っている。更に、ペア学年を設定し、1対1の個人ペアを作り、上級生が下級生の指導をしたり、面倒をみたりしながら、ゲームなどの様々な活動に取り組んでいる。 4月には、学級旗作り、5月には学区連合運動会でのペア競技、6月には七夕集会、10月にはたて割り学級対抗ゲームを実施し、2月には志貴っ子フェスティバルを計画している。 10月には、たて割り学級対抗ゲーム「じゃんけんぽんゲーム」を行った。体育館に敷かれたブルーシートの上に学級全員がのり、代表同士でじゃんけんを行う。勝った組のブルーシートはそのままの大きさで、負けた組のブルーシートは半分に折りたたむ。じゃんけんを続けていき、折りたたまれたブルーシートの上に全員の児童がのりきれなくなった方が負けというゲームである。ゲームの最中は下級生から順にじゃんけんを行う様子が見られたり、せまくなっていくブルーシートに全員がのれるように上級生が声をかけたり、おぶったりする姿がみられた。ゲームを通して、楽しみながら交流を図ることができた。ゲームの様子を観戦している他の組の児童たちからは「がんばれ!」といった応援の声も聞こえた。児童からは「またやりたい」「負けてしまったけれど、楽しかった」といった感想があがった。 今後も、たて割り学級活動を通して、人と関わる力を育てていきたい。 【大口町立大口西小学校】人権集会の取組について
大口西小学校では、12月の人権週間中に様々な活動に取り組みました。
例えば、児童会による「人権集会」では、生活委員会・保健委員会・代表委員会による「本の読み聞かせやゲーム」が行われました。どの委員会の活動からも人権を重んじ、友達を思いやることの大切さが伝わってきました。最後には「Smile again」を西っ子全員が声を合わせて歌うことで、さらに、つながりを深めて一つにまとまることができました。 また、ボランティアの方(ぐるんぱさん)による読み聞かせ「人権に関するおはなし会」では、児童に合った3種類の物語を読んでいただきました。物語の内容を通して、個性を大切にしながらも友達と仲良く過ごしてください、といった願いを伝えていただきました。児童はじっくりと聞き入り、本の世界に浸ることで、人権について真剣に考えました。 【新城市立黄柳川小学校】パソコンソフトで学ぶ情報モラル新しい情報モラル教育用のソフトも導入されたので、さっそく4年生を対象に実践をした。パソコン、インターネットを正しく利用していくには、継続して正しい知識とマナーを理解させていく必要がある。 今回は『事例で学ぶNetモラル』内の「インターネットには間違った情報もある」を利用した。まんが形式で事例が進んでいくので、子供たちは集中して見ることができる上、話の振り返りも随時できるので、誰もが簡単に話の内容を理解できるようになっている。 振り返りで子供たちは、「インターネットの情報は、古いものがあったり、間違っていたりすることもあることがわかった。」「インターネットの情報を比べたり、インターネットの情報だけではなく、実際に実物を見たりすることが大切だとわかった。」と感想を書いた。 これからも子供たちが、安全に正しくインターネットが利用できるよう、情報モラル教育を計画的に行っていきたいと考えている。 【豊川市立天王小学校】 情報モラル 高学年の取組養護教諭による生活調査を、全児童対象に行った結果、ゲームに使う時間の割合が多い子がいることが分かりました。そこで、4年保健授業「けんこうな生活」の中で、子供たちに「1日のタイムテーブル」を作らせ、自分の生活を見つめ直すきっかけとしました。そして、養護教諭が授業に参加し、体や心への悪影響について話をしました。 5年では、社会科「情報化した社会と私たちの生活」の中で、子供たちにとって身近になっている携帯(スマホ)を切り口に、SNSのよさと問題点を考える授業を組み込みました。SNSの利便性を認めつつも、問題点も多いことを確認し、SNSの使い方を考えさせました。子供たちもSNSによるトラブルへの怖さを感じているので、心構えやマナーについて、自ら考えていくことができました。 6年では、様々な教科でパソコン室を利用するため、随時、インターネットにおける注意を促しています。また、携帯会社の方を講師としてお迎えし、「スマホ・ケータイ安全教室」を行いました。 今後は、保護者に向けてどう啓発していくかが課題です。親の意向で安全のため携帯を持たされている子供たちもいます。学校だより・学年通信を通じて、学校と保護者が連携して、子供たちを守り支援していきたいと思います。 【東海市立横須賀中学校】 情報モラル教育実践今回の集会では、主に無料通信アプリやSNSの使い方について取り扱った。具体的な内容は、以下の二つである。 一つ目は、無料通信アプリやメールを送信する際に微妙なニュアンスが伝わらないため、会話の内容に配慮を要するというものである。例えば、「やばくない?」という言葉は、よい意味にも悪い意味にも捉えることができるため、人間関係のトラブルに発展する可能性がある。生徒も「確かにどっちかわからないときがある」などとつぶやいており、身近に共感できた話題であった。 二つ目は、自分が撮った画像の取扱いについてである。 講演の中では、飲食店で友人がいたずらをしている写真をSNSで拡散したところ、友人が飲食店に賠償金を払わなければならなくなったという事例が紹介された。実際に起こった事件を参考にしており、生徒も「こうなったら本当に大変だよね。」と、自分がそのような立場になり得るということを実感していた。 今回の実践では、生徒自身が、スマートフォンを使うことによって、トラブルや犯罪などに巻き込まれる可能性があることを実感し、うまく使えば便利な物、使い方を誤ると危険な物というスマートフォンの二面性を学ぶことができた。今後は、この講演の内容を生かして、情報化社会に対応するため、指導を心がけていきたいと感じた。 【豊田市立藤岡中学校】生徒会を中心に、温かな心でつながります!
本校では、生徒会が中心となってあいさつ運動やボランティア活動を企画し、生徒同士が温かい心でつながる活動を行っています。
『モーニングクリーン』 部活動のない朝に実施する、清掃のボランティアです。生徒会の呼びかけに、毎回80名近くの生徒がボランティアとして参加しています。校庭の草取りや掃き掃除など、広い敷地内に散らばって、黙々と活動しています。 『スマイリー・モーニング』 さわやかなあいさつで気持ちよく一日をスタートさせようと、生徒会役員とともに、ボランティアで集まったメンバーが「スマイリー隊」となり、昇降口で元気なあいさつの声を響かせています。後期は、あいさつに加え、ハイタッチを交わすことで、生徒同士が温かくつながって1日をスタートさせています。 『AKTプロジェクト』 「AKT」は、「ありがとう(A)・キラビト(K)・Thanks(T)」の頭文字をとったものです。学校生活の中で、級友に「ありがとう」の気持ちを伝えたいと感じたときに、その内容を推薦状に記入して生徒会役員に提出します。推薦された人には「キラビト」として認定され、「Thanksカード」が渡されます。また、推薦した人も「級友のすばらしい行動に気付いてくれてありがとう」と全校集会で紹介されます。校内に「キラビト」があふれ、生徒同士が「ありがとう」の気持ちでつながります! 【江南市立草井小学校】「草の井っ子スマイルあいさつ」で気持ちのよい学校生活をさらに、児童会の取組として、7月と9月にそれぞれ1週間、「草の井っ子スマイルあいさつウィーク」という活動を行いました。全校児童が期間中、その日に自分がしたあいさつについて、振り返り用紙の項目ごとにできていたら◎をつけます。また、児童会を中心に6年生が登校後、門や昇降口に立って「あいさつロード」をつくり、登校してくる児童に大きな声であいさつをしました。期間中は、学校中に大きなあいさつの声が響き渡っていました。また、7月に行ったときより、9月に行ったときの方が、振り返りで◎の数が増えていました。徐々にふだんのあいさつの声が大きくなってきているのを感じます。また3学期にも実施する予定です。笑顔で気持ちのよいあいさつをし、更にすてきな草の井っ子を目指していきたいと思います。 【弥富市立白鳥小学校】 みえないおともだち本校には、日常的にスマートフォン、タブレット、パソコンを利用している児童は多くいます。また、ゲーム、学習、コミュニケーション手段としてなど、多岐にわたりこれらを積極的に活用している様子も見られます。こうした傾向の低年齢化は進み、1年生においても同様の様子が見られます。 そこで、10月に1年生において、子供たちになじみのある学校放送の「ざわざわもりのがんこちゃん」の中から「みえないおともだち」を教材として、「情報社会の危険から身を守るとともに、不適切な情報に対応する力」を育てることを目標とした情報モラルの授業を行いました。 「みえないおともだち」を信じて、大変なトラブルに巻き込まれていくがんこちゃんの姿を通して、「会ったことのない人は知らない人なんだということがわかりました」「スマホがとっても危ないものだと知りました」「スマホを信じて勝手にしゃべっちゃいけないと思いました」「家の人がいないところではぜったいにやりません」など、まとめの感想には子供たちの真剣な思いがたくさん書かれていました。楽しくわかりやすい人形劇を通して、子供たちは「相手の見えない情報を安易に信じる怖さ」を学んだ様子でした。 情報社会の中に生きている子供たちがその情報に振り回されることなく、安全に健やかに成長できるように、本校では発達段階に応じた情報モラルの指導を継続して行っていきたいと考えています。 【東浦町立卯ノ里小学校】 にこにこ団活動を通して
卯ノ里小学校は、「豊かな心をもち、主体的に行動できる子」の育成を目指して、協働・協力して行う活動を重視してきました。 本校の「にこにこ団活動」と呼ばれる異学年による縦割り活動では、ペア遠足・校内運動会のような行事や、学期に1〜2回の「にこにこ週間」に、給食、掃除、ペア読書、班遊びなどの活動を行っています。それらの活動の中で、高学年は低学年のお世話をすること、低学年は高学年の優しさや心配りを感じて、自分もそうなろうとする心が育っています。その優しさが、どんどん広がっていくことを願っています。
【碧南市立鷲塚小学校】あいさつで明るい地域にしようそこで、生活委員会が対策として、あいさつをしても返ってこなかったら悲しいし、児童からあいさつされると気持ちがよいという劇をビデオに撮り、お昼の放送で流しました。 ビデオ放送後の交通指導の反省には、「みんなきちんとあいさつができていた」や「子供からあいさつをしたり、あいさつを返してくれたりする子がたくさんいて、とても気持ちがよかった」といった意見が増えました。この活動を通して、児童はあいさつを先にしてくれる側の人の気持ちに目を向けることができたと感じます。さらに、児童にこの反省内容を伝えたことで、一層、素直にあいさつできる児童が増えたと思います。 今後も、心の教育推進活動を実践し、気持ちのよいあいさつを心がけ、地域の人にも明るく接しようとする気持ちを育てていきたいと考えています。 【豊橋市立下条小学校】 ネットモラルについての学習【安城市立作野小学校】 ほどよいかげんで
本校の2年生で、情報モラルの授業を行いました。子供たちに聞いてみると、親のスマートフォンやタブレットで動画を見たり、ゲームをしたりしている子が多く、また、使用時間などルールを決めて行っているが、なかなかルールを守れない子が多いことが分かりました。そこで、長時間ゲームをすることで、どんな影響があるのかを知り、自分の生活を見直してほしいと願って授業を行いました。
買ってもらったばかりのゲームをやめられない主人公が、ずっとゲームをし続け、更に親にかくれて布団の中で遅くまでやり、次の日に学校の準備もできていなく、体調不良を訴えるという資料を使いました。主人公のやめられないという甘い考えに共感した上で、次の日に後悔した気持ちを考え、みんなでどのようにしたらよかったのかを話し合いました。 最後に、心と体のためにも、「休憩を入れたり、時間を決めたりするなどのルールを家の人と決めて、それを守れるようにしたらよい」と、子供たちでまとめました。しかし、弱い心が勝ってルールが守れないかもしれないという意見に対しても、「自分たちの体や頭のためには、守らなくてはいけない。」「自分の体のためだから、少しでも守っていきたい。」などの意見が出て、ルールを守ってゲームやインターネットをするという気持ちの高まりを感じることができました。 【北名古屋市白木小学校】白木っ子チャレンジタイム
本校は、コミュニティ・スクールの一つとして、多くの保護者や地域の方が、学校支援ボランティアとして子供たちの安全や学びを支えてくださっています。登下校の安全を見守る付添いボランティア、図書室や自然園の環境整備ボランティア、校外学習の引率、ミシンや毛筆の実技指導を手伝っていただく学習支援ボランティアなど、ボランティア活動が年々充実し、子供たちのよりよい教育環境づくりに貢献してくださっています。
また、子供たちの学習意欲の向上を目的に、日頃の音読や計算、リコーダー演奏の練習の成果を認める場として、毎学期に1回ずつ、保護者や地域の方から、ボランティア先生を募り、20分の休み時間に見てもらう活動を実施しています。その時間を「白木っ子チャレンジタイム」と名付けています。 「白木っ子チャレンジタイム」では、担任や自分の親以外の大人に、一人ずつ見てもらうので、子供たちは、いつも以上に真剣な表情で、練習の成果を披露します。ボランティアの先生に見てもらい、一人一人に温かい言葉をかけてもらった後、カードに花丸シールを貼ってもらいます。はじめは、やや緊張した様子ですが、練習の成果を披露した後は、どの子供も満足した笑顔を見せてくれます。また、参加してくださった方々からは、「子供たちの頑張りにいつも感心する」など、うれしい言葉をいただいています。 今後も、学校と保護者、地域が一体となって、子供たちのよりよい成長を支えていきたいと思います 【稲沢市立稲沢東小学校】友達と互いに信頼し、人間関係を築く
6年生の児童には、友達が困っているときに進んで手を差し伸べたり、手伝いを積極的に行ったりする子が多い。しかし、仲がよいあまり言葉遣いが乱れてしまい、相手の心を傷つけてしまう面も見られる。そこで、教材「メールの返信」を使って、相手の立場を考えた友達同士のよりよい関係について考えさせた。また、スマートフォンを持つ際のマナーやルールも考えることができ、情報モラル教育につながる道徳の授業を行った。
まず、主人公が母親に「けじめも必要じゃないの」と、スマートフォンの使い方について言われたときの主人公の気持ちを考えた。そこで、けじめも必要だと感じている主人公の気持ちに気付くことができていた。次に、返信しなかったことで友達が怒っていることを聞いたときの主人公の気持ちを考え、「友達でもけじめは大事だと思う」「本当の親友なのかな」という意見が出された。文章だけでは相手に伝えたいことは十分に伝わっていないという、メールのデメリットについても考えることができた。最後に、理想の友達とは何かを話し合うことで、互いに気持ちよく付き合っていくことの大切さを感じ取り、友情を育んでいこうとする気持ちを高めることができた。 【愛西市北河田小学校】スマホ・ケイタイ安全教室まず初めに、メッセージの送り方によって、送り手の気持ちがうまく伝わらない事例があることを学びました。そして、うまく伝えるためにはどうすればよいかを考えました。児童は、近くの友達とどうすればよいか真剣に話し合いました。個人情報が思わぬ形で流出してしまうことが分かりました。個人情報の扱いについて十分気をつける必要があることを学びました。 次に、ネット社会での個人情報の扱い方について考えました。 最後に、SNSの便利さと怖さについて学びました。ふざけて撮ってしまった写真によって家族や自分の身の回りの人たちをたくさん傷つけ、自分の人生も一生傷つけ続けることを知りました。児童は、SNSの恐ろしさについて知り、自分は絶対にふざけた写真を撮らないでおこうと心に決めたようでした。 「スマホ・ケイタイ安全教室」を終えて、児童に感想を聞いたところ、「友達に自分のことを伝えるために、スタンプや顔文字をうまく使おう」「絶対にふざけた写真をSNSにアップしないでおこう」という意見が多く出ました。この講義の意図が十分伝わったと感じられました。 使えばとても便利なスマートフォンや携帯電話です。安全に使うことができれるようになってほしいと思います。 【幸田町立中央小学校】情報モラル 低学年の取組そこで、「村のお知らせ版」を資料として、道徳の授業を行いました。授業では、とらきち君がいたずらでやってしまったお知らせ版の書換えによって、友達やお知らせ版を作った村長さんが、悲しんでいる様子を見たときのとらきち君の気持ちを中心に考えていきました。子供たちは、お知らせ版にいたずらしてしまったとらきち君の心情を考えることを通して、「みんながかなしむことは、しちゃいけないと思いました」「これからは、みんなでつかうものを、みんなで大切にしたいと思いました」などの感想をもち、これからの学校生活の中でできることを考えることができました。今後、学習や生活の中で、情報を取り扱うことが増えていきます。みんなで使っているものと同様に、情報についても大切に取り扱っていこうすることができるように意識付けしていきたいと思います。 【豊橋市立栄小学校】「目ざせ!あいさつ日本一」〜あいさつ運動で育む心の交流〜初めのうちは、あいさつをすることに恥ずかしがっていた低学年の子たちも、回数を重ねるたびに大きな声で「おはようございます!」とあいさつができるようになってきました。教室に入って朝の支度を終えた子から、元気よく「あいさつツアーに行ってくる」と言って、「あいさるバッジ(あいさつを広げるために生み出されたキャラクター)」をつけて喜んで校舎内を回ります。 6月からは、「目を見てあいさつをする」目標の達成に向けて、登校してきた子に手と手を合わせて「ハイタッチ」をしながらあいさつをしています。知らない子同士でも触れ合うことで自然と笑顔があふれます。また、各クラス、自分たちのクラスのあいさつ状況について把握し、改善していくため、月1回、テーマを決めて「あいさつ会議」を行います。このあいさつ会議で話し合ったことは、委員会の掲示板にクラスごとに掲示してあり、子供たちのあいさつに対する意識向上へとつなげています。 これからも「あいさつは、まわりをかえる魔法の言葉」と言われているように、出会った人に自然に気持ちのよいあいさつができるような子供たちを育てていきたいと思います。 |