【大府市立大府小】6年生授業「スマホの課金トラブルについて考えよう」

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 本校では情報モラルについて考える時間を各クラスで設定しています。今回は、実話をもとにした映像教材で、トラブルの回避策を考えることができるようになることと、自分たちが気付かなければいけないことに対して、自己判断できる力を養うことをねらいとして、授業を行いました。

 今回の映像教材は、誕生日にスマホを買ってもらった男の子が無料ゲームを進めるうちに、一度入力した親のクレジットカード番号が記憶されていることを知らずに、どんどん課金してしまうという内容でした。課金を続けてしまう男の子に対して、「友達がゲームをやっているのを見て、課金したい気持ちが高まった」や「簡単に課金ができてしまったのがいけなかった」などの意見が子どもたちから出てきました。また、まとめの部分では「自分が大人になったら気を付けて使おうと思う」という意見や、「親との約束をしっかり守らなければいけなかったと思う」という意見が出てきました。

 今回の授業を通して、スマホの使い方を熟知していない子どもたちは、実際に起きたトラブルを知ることで、「ルールを守って、気を付けて使わなければいけない」という気持ちを高めることができました。

【日進市立東小】「ハッピーフェスティバル」による異学年交流

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 本校の児童は、集団の中で気持ちよく生活するためのルールを守ろうという意識の高い児童が多く、分団登下校やペア学年清掃活動などの異学年交流では、高学年児童が低学年児童を優しく面倒をみる場面がよく見られます。さらに、人との関わりを充実させるために、「ハッピー!フェスティバル」という児童会主催行事を毎年6月に実施しています。

 活動のねらいは、異学年交流を深めることと、高学年の児童が立場や役割を自覚し自主的な活動ができるようにするという2点です。具体的な内容は、5、6年生が簡単なゲームを楽しめることができる店を出し、その店を異学年合同の少人数班(1・5・6年班、2・3・4年班)で回るというものです。本年度も店の内容の決定・準備・運営はすべて高学年児童が自主的に取り組み、また店回りをする異学年で編成した少人数班では、低学年児童を優しくエスコートする高学年児童の姿が多く見られ、全校児童が異学年の児童との交流を楽しむことができました。児童からは、「1年生を連れていくのは、大変だったけど、『ありがとう』と言われ、うれしかった」「5・6年生が考えてくれたお店が楽しかった」、保護者からは、「この活動を通して、低学年を思いやる意識が強くなったようだ」「6年生が、優しく連れていってくれたと喜んで話していた」という感想が寄せられました。また、行事のまとめとして、取材報告の掲示物や児童会新聞を作成し、自分たちで行事を振り返り、全校で楽しかったことを分かち合いました。

 人との関わりに焦点を当てた「ハッピー!フェスティバル」は、豊かな心を育てるために大きな役割を果たしています。

【東郷町立東郷中】情報モラル教育「KDDIケータイ教室 安心・安全講座」

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 6月28日(火)に体育館で「ケータイ教室 安心・安全講座」を実施しました。人権学習・情報モラル教育の一つとして、ゲストティーチャーを迎え、スマートフォンを使用した課金トラブルや、メールのやりとりで起きるトラブル、個人情報の取扱いについて話をしていただきました。生徒たちにとって、日頃の友人関係や法に触れる危険性について改めて考えるとともに、今後の生活態度の向上と改善を図る機会となりました。

<講座の内容>
・改正著作権法と無断での写真公開やアップロードについて
・メールにひそむ「いじめ」や「仲間外れ」の罠(わな)について
・安易な情報発信やネットでの無責任な発言について
・なりすましによる個人情報を盗み出す手口について
 実例の紹介があったり、アニメーションによる例を見たりして、人権や情報モラルについて学びました。

<生徒の感想>
・「私のスマホルールは部屋に持ち込まないことです。これからもルールを守って、怖い思いをしないようによく考えて使おうと思いました」
・「インターネットはすごく便利だけど、同時に自分の行動に責任を持たなくてはいけないと思いました。LINEやメールのやりとりは、表情が分からないので、相手の気持ちを考えながら行動したいと思います」
・「今日見たアニメ映像は、決して人ごとではなく、自分もそうなってしまうかもしれません。インターネットは便利ですが、危険はつきものです。よく考えてから行動するようにしたいです」
・「ちょっとした出来心や一つのコメントで、自分の人生が台無しになってしまうことを知り、改めて情報モラルについて考えさせられました」
 このように、今の自分を見つめ直すとともに、ルールやマナーを守って利用していきたいという感想が多く見られました。

【南知多町立日間賀小】考えよう!睡眠とメディアの関係

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 情報機器には、良さがある反面、なかなか途中で止められなかったり、時間を忘れて没頭してしまったりする等の怖さもあります。本校で、4〜6年生を対象に行ったアンケートから、睡眠が十分に取れていない児童の多くは、テレビやスマホなどのメディアに長時間没頭している傾向にあるという実態が読み取れました。
 そこで、6月28日、「考えよう!睡眠とメディア(テレビ、スマホ、ゲーム等)の関係」をテーマに4〜6年生対象に学校保健委員会を行いました。健康委員会の児童による劇や先生の話、グループでの話合いを通して、メディアと睡眠の関係について考えました。まとめでは、「寝る時間が遅くなることで、体や心、脳にとても悪い影響が出ることが分かりました」「睡眠をしっかりとって、心と体を休めることが大切だと思いました」などの感想を発表しました。児童にとって、メディアとの上手な付き合い方を考えるよい機会になりました。

 また、学校保健委員会において、夜9時以降のメディアの使用を止める「メディアストップデー」を実施することを決定し、7月に実施しました。保護者の方からも、「ふだん、テレビやゲームに夢中になっていつまででも起きているから、この取組を学校から発信してくれて有り難い」といった声をいただきました。

【豊橋市立豊城中】 合言葉は…?

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 本校には、暗黙のうちに全員が共通認識しているキャッチフレーズがあります。それは「知性・品性・感性あふるる豊城中」。明文化されてはいないのですが、体育館に横断幕として掲げられ、豊城中の生徒として、生活の様々な場面で、また行事のたびに先生が、また生徒みんなが呼びかける合い言葉となっています。
 さて、今年四月に着任した校長先生は、実は新任の時代にも本校で勤務されていて、現在のところ本校の在籍歴の最長を誇ります。折に触れ、朝会や集会の場で生徒に、そして先生方に昔のエピソードや校内にあるものの様々な謂(い)われを聞かせてくださいます。その一つが下の写真です。校内には、体育館と職員室横に掲げられている立派な扁(へん)額が何枚かありますが、毎日何となく目にしているこの扁額のルーツをある日の朝会で教えてくださいました。

 本校は、市の中心部にありながら、東には吉田城を抱える豊橋公園、北には母なる豊川が隣接し、緑と水の豊かな学校です。昭和の中頃の校舎改修の際に、校内の大きな欅(けやき)を伐採したそうですが、その欅が地元の書家の協力のもとに4枚の扁額に生まれ変わり、校内に掲げられているということだそうです。そのうちの一枚(写真右下の扁額)に書かれている言葉は「真善美」(体育館に掲げられたこの額は見慣れていても、書かれている言葉はこれまでおそらく誰も読めていなかったので、生徒も先生も何だかもやが晴れてスッキリしたようです)。この「真善美」という言葉には【認識上の真(まこと)と、倫理上の善と、審美上の美。人間の理想としての普遍妥当な価値】(引用:日本大百科全書)という意味があるのだそうですが、次のようにも書かれていました。【知性(認識能力)、意志(実践能力)、感性(審美能力)のそれぞれに応ずる超越的対象】これらはどうやら西洋の哲学的伝統からきている意味合いのようですが、よく見れば、これらは冒頭のキャッチフレーズと同じであることに気づきます。「物事の普遍的(変わることのない)価値を重んじて生きること」の大切さを説いた扁額の言葉とみんなの合い言葉であるキャッチフレーズはしっかりとつながっているということを再認識し、改めて志を高くもってこれからの毎日をがんばる励みにしなければと思います。

 ちなみに、本校の卒業生には、この環境で三年間の中学校生活を送り、その後も高校、大学、社会人と不断の努力を続け、ついに今夏のリオデジャネイロオリンピック出場をかなえた鈴木亜由子さんがいます。まさしく合い言葉を体現している在校生の最高のお手本となっています。

【刈谷市立依佐美中】「あいさつボランティア」

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 「おはようございます!」
 依佐美中学校では、元気な朝の挨拶が飛び交います。特に、「あいさつボランティア」の集まる「0の日」の朝は、活気に満ちあふれています。あいさつボランティアの生徒が校門近くや自転車置場、昇降口などに並び、登校してきた生徒に元気なあいさつをします。

 依佐美中学校ではもとより生徒会と級長会が「あいさつ運動」を「0の日」に行ってきました。しかし「もっと『あいさつ運動』を盛り上げたい」「もっとあいさつのできる学校にしたい」という生徒会からの提案で、「あいさつ運動」に参加をするボランティアを募ることにしました。生徒会が呼び掛け、級長会も協力して、たくさんの生徒が集まりました。その活気あふれた様子を見て、回を増すごとに「あいさつボランティア」に参加する生徒は増えていきました。今年度の生徒会も、「あいさつボランティア」の呼び掛けを引き継ぎ、今では300人を超えるほどの生徒が集まるようになりました。
 「あいさつボランティア」を始めたことで、以前にも増して、あいさつが活発になってきました。さらに、この輪を広めていこうと現生徒会は考え、小学校、中学校合同での「あいさつ運動」も企画をしています。「コミュニケーションの第一歩はあいさつから」今後も、あいさつのできる心を育てていきたいです。

【蒲郡市立三谷小】 車いす体験教室

 6年生は総合的な学習の時間に、福祉に関する自分のテーマをもち、調べ学習を行ってきました。7月1日(金)には、ボランティアサークル「やさしい街を探す会」をお迎えして、車いす体験を行いました。
 車いすの使い方の説明を受けた後、実際に車いすに乗ったり、車いすを押したりする体験を行いました。子どもたちは、実際に車いすに乗り、車いすに乗っている人や押す人の気持ちを理解することができました。

 以下は体験を終えた児童の感想です。
・「乗る人は押す人のことを信じ、押す人は緊張感をもって押すので、コミュニケーションが大切だと思いました」
・「いつも見かけている多目的トイレなどは、車いすで生活をされている方にとっては何よりも大切なものなんだなと思い、私たちは普通のトイレを使って、車いすの方を優先にしないといけないと感じました」
・「車いすを押しているとき、砂と似ているらしいマット(*抵抗を増すために運動用マットを敷きました)の上に乗ったら、人が鉄のように重くなってびっくりしました。段差がないところや、スロープ、多目的トイレが増えていくといいです」
・「最初は楽でいいなあと思っていました。でも、実際に乗ってみると、思った以上に不安で怖いことがわかりました。乗っている人も、押している人もみんな大変なんだなあと初めて知りました」

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【半田市立花園小】情報モラル活動

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<その1「人の作ったものを大切に」>
 1年生で「人の作ったものを大切に」の授業を行いました。「コウタが一生懸命に描いたクワガタの絵を兄が落書きだと思い込み、勝手にザリガニに描きかえてしまった」という話。映像を見せながら考えさせたので、絵を描きかえられたコウタの気持ちを容易に想像することができました。「なんじかんもかけてかいたのに、くやしい」「みんなにみせたかったのに、かなしい」「あーあ、いやだなあ」などコウタの気持ちに寄り添うことができました。コウタの兄はコウタの気持ちを考えずに行動してしまったことがよくなかったという意見も話合いの中で出されました。「人の気持ちをきちんと考えて行動することが大切で、人がつくったものは大切にしなければならない」ということは1年生にもよく理解できました。

<その2「その情報本当かな?」>
 3年生では、情報を正しく安全に利用することができるようになることを目指して「その情報本当かな?」の授業を行いました。コンテンツ「あんしん・あんぜん情報モラル」を利用しました。ホームページに掲載された富士山の噴火や巨大地震の予知情報がシミュレーションで示され、その情報が本当なのかどうか、信用してよいのかどうかを話し合いました。
 同じ情報を目の当たりにしても、「あやしいと思うけど、本当に起こるかもしれないから、うその情報とは決めつけることはできない」と考える児童がいる一方、「情報の出所がわからない。みんなに注目してもらいたい気持ちだけでこんなことを書いてしまったのかもしれない」「テレビや新聞で同じ情報が流れないのはおかしい」などの根拠をもとに信用するべき情報ではないと主張する児童がいました。
 話合いの終盤では、今回のように火山の噴火や巨大地震の情報に限らず、ホームページやSNSで見つけた情報が本当かどうかを確かめる方法や、信じてよいかどうかわからない情報への対処方法を扱いました。
 インターネット上の情報に限らず、友達に言われたことをうのみにしてトラブルに発展してしまった例を取り上げ、目の前の情報が本当かどうかを考えて行動することがふだんの生活の中でも大切だということにも気づくことができた児童も多くいました。

【刈谷市立双葉小】情報モラルの授業を通して

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 本校では、高学年になると道徳の時間で、DVD教材やパソコンを使って、情報モラルについての学習を行います。4年生は、ネットゲームを通して、個人情報の流出の危険性や、課金による金銭の問題について学んだり、メールのやりとりから起こる問題について学んだりしました。

 「ネットゲーム」については、やり過ぎによる身体への影響だけでなく、ゲームで使用するアイテムをグレードアップさせるためなどの課金によって、膨大な金額を払わなければならなくなってしまった事例や、個人情報の流出による被害の事例などを知り、楽しさの裏にある怖さを知りました。また、「メールでの気持ちの伝え方」では、相手に送ったメールが言葉足らずの文であったり、「何で来るの?」などのように受け取り方が一つでない文であったりしたことで、友達関係が崩れてしまった例を知りました。

 児童からは「遊ぶなら家の人とルールを決めて、それを守って遊ばないといけない」「ゲームをやっているだけだと思っていたのに、大金を払わなければいけなくなったり、事件に巻き込まれてしまったりして怖いなと思った」「メールは連絡するのに楽だけど、言葉の使い方を気をつけないととんでもないことになることが分かった」などの感想が出ました。

 しかし、ネットゲームやメールなどの使い方については、子どもだけでは守りきれないことも多いので、今後は保護者の方にも理解、協力が得られるような工夫をしていきたいと思っています。

【蒲郡市立塩津小】SNS利用安全・安心講座

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 子どもたちにとってインターネットをはじめとするSNSは、学習においても日常生活においても私たちが思っている以上に身近な存在です。5、6年生に「ラインを経験したことがありますか」と尋ねたところ、8割ほどの子が、親のスマートフォンなどを使って経験したことがあると答えました。

 そこで、子どもたちがインターンネットを安全に使うためのマナーを知らせることを目的に、蒲郡市青少年センターから講師をお迎えし、5、6年生を対象にした「SNS利用安全・安心講座」を6月30日に行いました。
 まず、インターネット=Web=クモの巣であることから、情報は一瞬で多くのコンピュータを通して世界中に広がり、発信した情報はそれぞれのコンピュータに残ってしまうので、慎重に情報を発信する必要があることを学びました。また、深夜にゲームやSNSをやっていると、脳が昼間だと勘違いし、寝つきが悪くなることや、「視力低下」「斜視」「加齢黄斑変性症」、更に病状が進むと「失明」することを知り、多くの点でやりすぎは身体に良くないことが分かりました。
 そして、SNSは、文字だけで自分の気持ちを伝えなければなりません。そのため、国語力、作文力、読み手の想像力が必要であることや、直接話すことも大切であることも学びました。最後に、インターネットの技術を使って、人の役に立つ仕事ができる人になってほしいという願いとともに、本講座を締めくくっていただきました。

<講座終了後の児童の感想>
「SNS利用安全・安心講座」に参加して、インターネットは使い方を間違えると危険であることが分かりました。インターネットは、調べ物やいろいろな予約もできる優れものだけど、人の悪口を書いてはいけないと改めて思いました。私はよくインターネットで調べものをするので、この講座で教えてもらったことに気をつけて使おうと思いました。(6年・女子)

【東海市立富木島小】全校で取り組むペア活動

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 本校では、ペア学年での活動を行っています。異学年の子どもで2〜3人組を作り、一年間一緒に遊びます。毎月、「ペア遊び」と称して、20分放課にペアで遊ぶ日を設定しています。春には、「ペア遠足」で公園に行き、一緒に遊んだり、お弁当を食べたりします。遊ぶ内容は、高学年を中心に、低学年の子が楽しめるように計画をします。また、学期ごとに本の読み聞かせも行っています。朝の読書タイムをいつもより少し長くし、高学年から低学年に向けて、読み聞かせをします。事前に「どんな本がいい?」と低学年の子に聞きに行く姿も見られ、ほほえましい行事となっています。もちろん低学年の子もとても楽しみにしており、クラスによっては、学校全体で設定した時間以外にも、読み聞かせを行っているところもあります。写真は、3年生と5年生ペアの読み聞かせの様子です。

 子どもたちは、ふだん同じクラスや学年の友達と遊ぶことが多く、なかなか他学年と交流することはありません。そんな子どもたちが、異学年のバディと遊んだり活動したりすることによって、相手を優しく気遣うことや、責任をもって世話をすることなど、多くのことを学ぶ貴重な機会になっています。

【幸田町立北部中】大切なのはコミュニケーション能力 〜情報モラル講習会を通して〜

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 本校では5月28日の授業公開日に合わせ、講師をお招きしての情報モラル講習会を行いました。全校生徒だけでなく、多数の保護者にも参加いただき、「コミュニケーションツールとして」というテーマでお話を頂きました。
 
 前半は、ネット依存やSNSを使った誹謗(ひぼう)や中傷、いじめ、架空請求など中学生も被害者となるケースが多くなっており、携帯電話を使う以上、本人も保護者も覚悟が必要という話をされました。自分たちも、いつ被害者になってもおかしくないという話を生徒も保護者も真剣な表情で聞いていました。

 後半は、使用する上での心構えについて話をされました。その中で「道具を上手に使うためには、上手に使える人になることが大切」「人としてのコミュニケーション能力が必要」「基本はFace to Face」という3つのことを大事にしてほしいと言われました。難しい話ではなく、生徒が興味をもって聞くことができるように、楽しい雰囲気の中、お話を頂きました。

 最後の「インターネットもスマートフォンもただの道具。大切なことはコミュニケーション能力である。この能力を学校生活や家庭生活の中で伸ばしていくことが大切」という言葉が特に印象に残っています。

 本校でも携帯電話の所持率が上がってきています。学校でも度々携帯電話やSNSに関する話はしてきました。しかし、今回、保護者も一緒に聞くことができたということが大きいのではないかと思います。学校、家庭、地域が連携して、大切な生徒たちを守るという取組を今後も続けていきたいです。

【豊明市立豊明中】スマホ・ケータイ安全教室

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 6月24日、人権擁護委員と携帯電話会社の方の協力により、「スマホ・ケータイ安全教室」を行いました。多くの生徒が身近に感じているスマートフォンの利用の仕方について、
(1)インターネットの特徴
(2)文字によるコミュニケーション用アプリケーションにおける問題点
(3)ネット利用で犠牲にしている時間
という観点で講話をしていただきました。

(1)インターネットの特徴では、「発信した文字や写真は、世界中に公開されているものである」、「インターネット上の情報は、不確かなものもある」、「発信した情報は永遠に残ってしまう」、「使っているスマートフォンに不正なアクセスが来ることもある」、「匿名投稿であっても、実際には匿名ではなく、個人が特定できる」、「インターネットは、実際の公共の場と同じである」という6つの内容を、動画やグラフを交えて紹介していただきました。
(2)文字によるコミュニケーション用アプリケーションにおける問題点では、LINEに代表される会話アプリによって起きる(と予想される)、読み違いによる誤解を解く方法について、友達であれば実際に会って会話をするとよいことを紹介していただきました。
(3)ネット利用で犠牲にしている時間では、最も多く削られる時間として、睡眠と家庭学習の時間が挙げられていました。それ以外の項目の多くが、自分が好きなことをする時間であるのに対し、睡眠と家庭学習の時間は生活をする上で重要な位置を占める時間なので、できるだけ削らないように生活することが大切であると教えていただきました。

 この教室では、生徒同士が対策を話し合う時間を設けていただき、大切なことは、まずは自分で考えることであると教えていただきました。また、この教室には保護者の皆様にも参加していただくことができました。子どもの意識だけでなく、大人の意識の向上や家庭でのルールづくりに役立てられればと思います。

【一宮市立今伊勢西小】人権教室

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 本校では毎年、全校児童を対象として「人権教室」を実施しています。本年度は7月6日に行いました。人権擁護委員の方7名をお招きし、人権についてのお話を聞きました。その後、ビデオの視聴、「種をまこう」の詩の唱和、「世界をしあわせに」の歌の合唱などを行い、人権についてみんなで考える機会としました。

 高学年のビデオの内容は、いじめられている友達を救うことができずに悩む主人公の話です。視聴後の子どもたちの感想では、「いじめられている子がいたら、見て見ぬふりをしてはいけない」「いじめられている子がいるのに知らんぷりをすることは、自分も一緒にいじめているのと同じだ」などの発表がありました。

 この人権教室では、身近ないじめの問題などをじっくり考えるよい機会となりました。そして今一度、自分を見つめ直し、ふだん何げなく使っている言葉が相手を傷つけていないか振り返りながら、友達を思いやる気持ちを高めることができました。

【北名古屋市立天神中】情報モラル教室

6月29日(水)に全校生徒、職員を対象として「情報モラル教室」を実施しました。講師として、携帯電話会社の方をお招きし、携帯電話やスマホに関するトラブル(インターネットコミュニティサイト、アプリに潜む危険など)をDVDやスライドを使ってわかりやすく説明していただきました。他にも、携帯電話やスマホと正しく付き合うために、「困ったときにはすぐに相談する」「周囲に迷惑をかけない」「ネットスキルを身に付ける」「フィルタリングの設定をする」ということも教えていただきました。中学生は、ちょうど携帯電話やスマホを持ち始める頃であるため、その怖さ、危険性を知る良い機会になりました。

 また、情報モラル教室後の生徒アンケートの中で、「今まで、トラブルに巻き込まれたことはないが、正しく安全に使うことを心がけたい」とあるように、使い方に対する意識の変化が見られました。

 さらに、今回の情報モラル教室のアンケート結果をもとに、生活委員会が夏休みを控えた終業式の日に、携帯電話やスマホ等を安心・安全に活用するための方法を提案しました。そして、一人一人に行動目標を考えさせ、保護者と話し合うよう呼びかけました。

 今後も、生徒がトラブルに巻き込まれないよう、定期的に啓発活動をしていきたいと考えています。
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【豊橋市立中部中学校】学校保健委員会「みんなと生きる・ひとりで生きる」

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 7/6に「スマホと賢くつき合い、自分の時間を大切にした生活を送る」ことをねらいとして、学校保健委員会が開かれました。

 本校では、携帯やスマホを自宅で2時間以上使用している生徒が半数ほどいることから、保健委員による生徒の携帯やスマホの使用状況などについて発表し、問題点について考えました。その後、「みんなと生きる・ひとりで生きる」というテーマの講演を聴き、スマホとのつき合い方や睡眠と成長の関係などのことを教えていただきました。

 学校保健委員会後の生徒の振り返りには、「メールなどで返信が来ないだけでけんかをするのは本当の友達ではないと聞いたとき、確かにそうだなと思いました。私もすぐに返信しなければと思うことがあったけど、講演を聴いて、気にしなくていいことがわかりました」や「無理に周りの人に合わせる必要はなく、自分を大切にすることが必要だということがわかりました」、「自分の成長のために、スマホを使う時間を少しずつ減らしていけるといいと思いました」など、自分の生活について振り返ることができました。

【豊川市立金屋中】 情報モラル教育 “炎上って何?”

 本校では、ここ数年、外部の方を講師としてお招きし、全学年を対象としたインターネット利用安全講座を開催しています。今年度も11月に予定をしていますが、急速に普及したスマートフォンにより、生徒のSNS利用の頻度がかなり増えたと思われます。そこで、この講座に先立ち、第1学年ではSNSの理解、正しい利用法、伴うリスクについて担任指導の下で学習しました。この授業を通して、便利さや楽しさの裏に潜む危険さを学ぶことができたようです。

<感想>
★「私はタイムラインでよく写真を載せていました。1回だけ自分の顔を載せてしまいました。お母さんが、個人情報がもれるからやめなさいと言っていたのでやめました。タイムラインは誰が見ているかわからないので、気をつけます」

★「私は今日学んでよかったと思います。大切なのは個人情報をもらさないということです。個人情報を載せるだけで、すぐに居場所がばれたり、ストーカーされたりすることがあります。すごく怖いなあと思います。気をつけます」
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【新城市立千郷中】千郷中生のちいさなボランティア= Chisaボラ

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 全校365名、1年4クラス、2年3クラス、3年4クラスの学校規模です。昨年度までも地域の資源回収や交通立ち番など、ボランティア活動が自然にできる生徒が多い学校でした。せっかくやる気があるのならと、一人の教員の呼びかけで昨年度末から始まったのが「Chisaボラ」というボランティア推進活動です。
 活動としては、ボランティアのアイデアがある教員が求人票を作成し、掲示します。生徒が求人票に名前を書きます。打合せをした後、活動となります。この活動は、ボランティアに気軽に参加する気持ちを育てるとともに、災害時に開設されるボランティアセンターの活動も想定して行っています。最終的には、生徒が求人票を作ることで、生徒自ら学校を動かしていく姿勢を養います。

 はじめは、人が集まるのかと心配しましたが、毎回、求人票はきっちり埋まり、ボランティアに熱心なリピーターもたくさん現れ、今となっては本校に欠かせない力となっています。ボランティアは、写真の「小学生への読み聞かせ」のように練習の必要な活動もありますが、終えた後、生徒がいい顔になるのは自信の表れでしょうか。
 生徒の感想には「6年生の教室に行ったのですが、みんなとても真剣に聞いてくれてうれしかったです。読み聞かせをしていたら、残り2ページあるのに他のクラスが終わっていて焦りました。緊張したけれど、褒めてくれた人がいてうれしかったです。次もがんばりたいです」とありました。

 この他、地域を元気にするために行った「プレーパーク」では小学生と一緒に遊んだり、「ひまわりのわ」運動では自宅で奇跡のひまわりを育てたりするなどのボランティアを行い、生徒の良い姿がいろいろなところで見られています。

【西尾市立中畑小】「ゲームは時間を守って遊ぼう!」の授業を行いました

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 小型ゲーム機やスマートフォンが各家庭に普及したことにより、本校でも大変多くの児童が遊びのツールとしてゲームを利用しているという実態があります。ゲームには児童がわくわくするような要素が詰まっているため、毎年保護者から「ゲームばかりして宿題をやらずに困っている」という相談を受けます。そこで、きまりを守ってゲームを楽しむことの大切さを学ぶために、2年生児童を対象として、情報モラル学習「ゲームは時間を守って遊ぼう!」の授業を行いました。
 「ゲームをやりすぎるとどうなってしまうでしょうか」という発問に対しては、「やりすぎると目が痛くなって視力が悪くなるんだよ」や「宿題をする時間が遅くなるから、お母さんに怒られてしまうよ」など、自分自身の経験に基づいた意見が多く出てきました。その後、パソコンを使って「時間を守らずにゲームで遊んでしまうA君」についてのアニメを見たことで、ゲームばかりし続けていると体力が落ちたり、多くの友達と一緒に遊ぶ楽しさが味わえなくなったりしてしまうという危険もあるのだと気付くことができました。
 学習のまとめでは、「これからは、時間を決めてゲームをすることを守ります」や「今日からは友達と外で遊ぶ日もつくろうと思いました」といった意見が出ていたので、今回の授業で学んだ内容が今後の児童の生活にしっかりと生かされていくよう、継続して学級、学年で話題に取り上げていこうと思います。

【田原市立田原南部小】「よりよい人間関係を築く『なんぶのよい子』の育成」

 本校は昨年度、道徳教育研究実践校として、「よりよい人間関係を築く『なんぶのよい子』の育成〜道徳授業の指導方法の工夫を通して〜」をテーマに、一年間、道徳教育について研究を進めてきました。
<指導方法の工夫>
1.学校行事との関連を図り、月ごとの「重点内容項目」を設定しました。
2.8種類の副読本を入手し、子どもたちの実態や時宜に即した資料を選択・活用しました。
3.問題解決的な学習やテーマ発問を取り入れた授業、ロールプレイやペアトーク、発問や振り返りの工夫を行いました。

 こうした実践の結果、子どもたちから「道徳の授業は楽しい」という声を多く聞くことができました。また、昨年5月と今年1月に実施した道徳アンケートを比較すると、多くの項目で数値の向上が見られました。研究を通して得た成果を今後の授業に生かしていきたいと思います。

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