【蟹江町立蟹江北中】言葉や態度を大切に

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 本校では、毎月「広めよう!プラス言葉とプラス態度」週間を定め、全校で言葉や態度を大切にする活動に取り組んでいます。「プラス言葉・プラス態度」は学校行事などと関連づけ、その月に合ったテーマを設定します。1日の終わりには、振り返りシートに記入をし、自分自身と向き合います。このような活動を通して、自分とその周りの人が気持ちよく過ごせる環境をめざすと共に、生活の中で思いやりのある言葉をかけたり、行動したりする生徒の姿をめざしています。
【生徒の感想】
 普段より気持ちよく生活できた一週間でした。みんなも意識して生活していたからなのか、クラスの雰囲気もいつもよりよかったように感じました。これからもプラス言葉とプラス態度を続けていきたいです。

 また、学期の終わりには、学期中に書き留めてきた仲間の「いいところ見つけ」をカードに書き、それを相手に送る「こんなあなたにエールを送ります」という活動を行っています。この活動では、集団の中で、自己の存在が尊重され、認められる機会をもつことによって、互いの人権を尊重しながら温かい人間関係を築く生徒の姿をめざしています。
【生徒の感想】
 よく話をする人にもそうでない人にもいいところを言ってもらえてとても嬉しく感じました。また、自分が感じていることは相手も感じているのだとわかりました。人のいいところを見つけることも見つけてもらうこともいいことだと思いました。

【春日井市立東野小】ネットにひそむ危険性

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 パソコンやスマートフォンだけでなく、携帯ゲーム機からもインターネットにつながることのできる現在、本校の児童からも、ネットによるトラブルについて話を聞くことが多くなりました。そこで、NHKの「スマホ・リアル・ストーリー」という番組を使って、5・6年生対象に、ネットに潜む危険性やネットを使うときに気をつけるべきことについての学習を行いました。この番組は、実際にスマホを持った小学生たちの体験をリアルに伝えてくれるので、児童は、自分たちの直面している課題として真剣に取り組むことができました。
 スクリーンに映し出されるストーリーを見て児童は、「悪口を言わない」「言葉の遣い方に気をつける」といった問題への対応策を考えました。さらにネット特有の、誰が見ているか分からない・相手の表情が分からない・世界中にどんどん広がっていくという怖さから、「相手の気持ちに立つこと」、「自分の気持ちを分かりやすく伝えること」、「よく考えて行動すること」など、日頃の生活にもつながる解決策へと話し合いを発展させることができました。
 今後もネットにかかわることだけでなく、日頃の生活にもつながるモラルの向上をめざした学習をすすめていきたいと思います。

【大府市立大府南中】我が校の心の教育推進活動

 本校では、心を育てる教育活動として様々な活動に取り組んでいます。「スポーツフェスティバル」では、全校を縦割りのチームに分け、三年生を中心として異学年交流を深めながら、自分たちで行事を創り上げる生徒の育成に取り組んでいます。また、学校行事の一つである「観劇会」では、毎年、演劇や音楽鑑賞などの内容に取り組んでいますが、今年度は日本の伝統芸能の一つである「落語」を取り扱いました。多くの生徒は初めて観る落語に最初は戸惑いつつも、歴史の深さや醍醐味を味わうことで、日本の伝統文化に興味をもち、大切にしようという心を育むことができました。
 さらに今年度は、人権教育の一環として、3つの活動を行いました。1つ目の活動は、震災と人権に関わるDVDを視聴し、人権標語を作成する活動です。DVDは、「全国中学生人権作文コンテスト」で入賞した作品をもとにつくられており、2011年に起きた東日本大震災に関する内容です。主人公が生徒たちと同じ中学生ということで、共感しつつ、震災から起きる風評被害などの人権問題について真剣に考えていました。2つ目の活動は、一日人権擁護委員の啓発活動です。大府市では、毎年大府市長をはじめ、地域の方々と市民の方を対象に啓発活動を行っています。今年度は本校が担当として、7名の代表生徒が啓発活動に参加しました。市民の方々に人権啓発活動を知ってもらうことの難しさを体感しつつ、啓発活動を通して学校では学ぶことのできない大切なものを感じることができました。3つ目の活動は、愛知県弁護士会の弁護士を学校に招いて行った「いじめ予防出張授業」です。生徒たちは、初めて出会う弁護士の方を前に緊張しつつも、人権という言葉の意味や実際に行われていたいじめの内容、被害者の遺書、ドラえもんを使ったいじめの構造などを学び、いじめている人の立場、いじめられている人の立場、いじめを見ている人の立場でいじめについて考え、「絶対にいじめが起こってはいけない。」という意識を高めることができました。
 心を育てる教育は、活動の一つをきっかけに、生徒に考えさせることがとても大切です。日常生活での生徒の様子や言動に注目しながら、日々、子どもたちのために環境を整えて、一緒に成長していきたいと思います。

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【岩倉市立岩倉南小】  「大人向け 体験!体験! スマホ教室」

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 岩倉中学校区の地区懇談会が、岩倉中学校で開催されました。小中学校の保護者、職員、地域の皆さんが一同に集まり、子供たちの健全な育成について考える場です。各小学校がテーマを設定し、分科会を運営するのですが、南小はスマホの安全な使い方についての分科会を開きました。
 分科会では、縁(ゆかり)エキスパートより、森口さん・杉森さん・佐藤さんを講師に迎え、一人一人がスマートフォンを操作しながら講習を受けました。SNSの便利さと危険性を知ったり、危険防止の対策方法を学んだりしました。また、子どもたちの中でのSNSルールを知り、いじめや犯罪が起こる仕組みを学ぶことができました。
《参加者の声》
・子どもたちの現状を知り、親がすべきことを学ぶことができました。
・ラインいじめの現実を知ることができました。予想以上にスマホを使う子どもたちの現状は厳しいことがわかりました。

【岡崎市立福岡中】命の重み、大切さについて考えました

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本校の1年生は、道徳の時間にNHKドキュメント「命の判断 キミならどうする?」を視聴し、それについて話し合いをしました。

交通事故で亡くなった息子の財布の中にドナーカードが入っていたことを知った両親は、息子の臓器移植について悩み、決断をしました。その映像を見た生徒たちは、息子・両親・臓器提供される人のそれぞれの立場に立って、気持ちを考えました。授業の最後には実際にドナーカードに記入したことで、命の重みを実感することができました。

<生徒の感想>
・人のために臓器提供をするのは、とても勇気がいることだけど、それをすると人の命を救うことができると考えると、少し迷いました。
・臓器移植を認めるのがとても難しいことが分かりました。そして、自分でカードを書いてみて、自分の臓器を本当にあげていいのか迷いました。
・病気で臓器移植を待っている人がいる、その人たちを自分の臓器で助けたい、とそんな風に始めは思いませんでした。今日の授業で、自分は「助ける側」になりたいと思いました。

【岩倉市立岩倉北小】2分の1成人式の取り組み

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 本校では、よりよい人間関係を築くための場を設定し、子どもたちが、かかわり合いの中で得られる喜び、体験的・活動的な学びを実感できるように実践を進めています。その中で、第4学年で行った「2分の1成人式」の実践を紹介します。
 20歳の半分まで成長できた10歳の節目に、感謝の気持ち・成長の喜び・自立と将来の夢を、子ども・家族・教師とで共有し、祝う会として「2分の1成人式」を実施しました。当日に向けて、歌やリコーダー、呼びかけの練習、そして、家族への感謝の手紙などの準備を進めました。次第に、子どもたちの「式を成功させたい」という気持ちが、練習の様子やつぶやきから感じられるようになりました。
 当日は、多くの方がお祝いに駆けつけてくださり、盛大な式となりました。
 子どもたちは、今までの成果を生かして、すべての力を出し切り精一杯の姿で、気持ちを伝えようと真剣に取り組みました。得意なことと将来の夢を発表した後の家族からの大きな拍手で、子どもたちは自信を高めることができました。
 家族との感謝の手紙交換では、心を込めて書いた手紙を通して、家族との絆が深まり、心温まる機会となりました。
 子どもたちは、この実践を通して、人とのかかわりを通して得られる喜びを実感できました。人とのつながりを広げることもできました。こうした経験はこれからの人間関係をより深め、次の活動への意欲へとつながるものと考えます。このような活動を引き続き行うことで、さらに豊かな人間関係を築くことを目指していきます。
〈子どもたちの感想〉
・全力でがんばっているところを見てもらえてうれしかった。
・自分の成長が実感できた。
・未来に向かってがんばりたい。
・お母さんがうれし泣きをしてくれて、ぼくもうれしかった。

【南知多町立篠島中】 福祉実践教室

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 福祉実践教室を通して、障がいの種類や障がい者の暮らしについての理解を深め、福祉の心の育成をはかることを目的として、全校生徒を対象に福祉実践教室を行いました。
 学年ごとに分かれて福祉についての学習を深めました。
 1年生は視覚障がい者ガイドヘルプの体験を行いました。ガイドの仕方や気を付けることを学習した後で、二人一組で一人が目隠しをして、校舎内を歩きました。階段や障がい物の手前では声をかけながら、ペアの子をガイドすることができました。
 2年生は車いす体験を行いました。車いすでの生活の様子や車いすの仕組み、使い方を教えていただいた後で、実際に車いすに乗って、体育館に設置し、コースを回りました。少しの段差でも車いすを乗っている人には大きな障がいになることを体験することができ、車いすの方の大変さを知ることができました。
 3年生は手話体験を行いました。手話でのいろいろな言葉や表現を学習し、手話での会話にも挑戦しました。
 講師の方の話を聞いたり、実際に体験したりすることを通して、障がいをもつ方に対しての理解を深めることができました。

【江南市立草井小】草の井っ子の五つのきまり

 草井小学校では「草の井っ子の五つのきまり」として、1.自分からあいさつ、2.くつやスリッパの整とん、3.チャイム着席、4.静かに右側歩行、5.ハンカチ・手洗い・うがい、の徹底を行うため、毎日の帰りの会で専用のボードに○×で振り返りをしています。
 今年度は、生活委員会が週毎に、トイレのスリッパの点検をしたり、静かに右側を歩けているか廊下で見守ったりしています。どの結果も、給食の放送で発表されるので、全校でがんばって取り組んでいます。
 また、毎月10日は北部中学校の生徒も参加し、小中連携あいさつ運動を行っています。校内3箇所の門に中学生や係の児童、教師が立ち、元気よくあいさつを交わします。朝の元気のよいあいさつは、気持ちのよいものです。一日爽やかに過ごすことができます。
 これからも、学校全体で「草の井っ子の五つのきまり」に取り組み、充実した生活を過ごせるようにしていきたいです。
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【岡崎市立竜海中】 情報モラル・言の葉日記

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(情報モラル)
岡崎市では、道徳部と学習情報部で連携をとり、毎年学期末に情報モラルの授業が提案され、市内の全学校、全学級で授業が行われている。本校でも、全学級で情報モラルの授業を実施した。今回の学習については、次のような内容であった。題材「親しき仲にも」…普段の話し言葉の中で、汚い言葉を使うことが習慣となっている主人公が、いつもの悪ノリのつもりで携帯の画面いっぱいに「死ね」という文字を送ってしまった。それから、その友達からの返信がなくなってしまったというものである。
そういった状況に陥ったことのない生徒が多いと思われるが、実際に起こりうる内容だったので、生徒にとって身近な題材であり真剣に状況を考えながら意見を交し合うことができた。以下は、授業の感想である。
●インターネットやメールでのやり取りでは感情が分からないので、親しい友だちでも一度考えてから送るようにするなど、言葉づかいに気をつけて生活したい。
●どんなに親しい人や親でも、超えてはいけないボーダーラインがあって、言葉や行動がその線を超えてはいけない。そして、「超えた、超えていない」というのは自分が決めることではないということが分かった。
●普段汚い言葉を無意識に使っているから、メールでも人を平気で傷つけてしまう文章になってしまうのだと思う。普段から、相手を思いやる言葉を選んでいきたいと感じた。
(言の葉日記)
竜海中学校では、10月の学校保健委員会で「言の葉墨彩画家 ひろはまかずとしさん」を講師にお招きした。そして、その会に向けて、普段友だちが何気なくかけてくれた言葉をつづる「言の葉日記」を書いた。以下は、その「言の葉日記」に書かれた仲間への気づきである。
●「大丈夫?」体調が悪そうな子に気付いて、大丈夫と声をかけてあげていていいなと思ったし、気づいてあげられることがすごいと思った。
●「一緒に走ってきます!」体育の授業で一人遅くなってしまったMに、みんなで声をかけていた。WとAは、この言葉を先生に伝え、声をかけ続けながら一緒に走っていた。すごくいいなと思った。Mにとっての大きな力になったと思う。
クラスの中で一人ひとりを大切に見守ることができる有意義な活動であるので、人権週間にも「言の葉日記」に取り組んだ。何気ない日常の中に、実はこんなにも温かい言葉があふれていると感じる生徒の姿が見られた。日常生活において、言葉を大切に使うことや、相手を思いやる気持ちを養うことが、そのまま情報モラルにもつながっていくと信じ、今後もこの取組を大切にしていきたい。

【西尾市立平坂小】親子で学んだ「ケータイ安全教室」

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 今年度もNTTドコモの方を講師としてお招きし、4・5・6年生を対象に「ケータイ安全教室」を実施しました。携帯電話を使う上でのルールやマナーとともに、メールやSNSを使用する際に気をつけることを、実際の事例をもとにわかりやすく教えていただきました。子どもたちは、「メールは文が短いので、誤解されやすいことがよくわかった。」「SNSはいろいろな人とつながるけれど、相手は本当はどんな人かわかならないのは怖い。」などの感想をもったようでした。
 1年生からの6年生までの保護者の方も約60名ほどご参加いただき、フィルタリングサービスなど、子どもたちをネット上の危険から守る手立てについての情報も教えていただきました。

【大府市立東山小】情報とのかかわり方

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5年生が道徳の授業で,「情報のかかわり方」について考えました。
導入では,事前にクラスで行ったアンケートの結果を担任の先生が紹介しました。「3DSやスマートフォン,PCの情報機器で,あなたが普段使えるものはなんですか。」という質問に対して,「3DSを使える子」が37名中32名,「スマートフォンを使える子」が37名中19名,「PCを使える子」が37名中3名でした。多くの子どもたちが情報機器を活用していることが分かりました。
その後,子どもたちにも起り得るトラブルの事例を挙げて,話し合いをしました。一つ目は,チャットで友達を遊びに誘ったが,相手から断られて,「え〜,遊べないの?せっかく誘ったのに。あ〜あ。まあしかたないね。じゃーね」と返信してしまい,相手から返事がなかった事例です。メールのやりとりの中で,どうして思いがすれちがってしまったのかを考えました。
二つ目は,チャットの例で,友達から自分の顔に落書きをした画像と一緒に「この顔,ちょーおもしろくない?」とメールがきて,「きもっ!笑える」と返事したら,友達から返事が来なかった事例です。どんな気持ちで友達にメッセージを送ったのかを考えたあと,友達に謝罪のメッセージを送ったときにどんなことを思ったのかを考えました。
振り返りでは,情報機器のいいところを考えました。「遠くの人とも話ができる」「インターネットで調べられる」「ニュースなどの情報を知ることができる」「ゲームを楽しめる」などの意見が出ました。その後,情報機器が多く出回っている社会の中でも,上手に使っていくにはどうしたらよいかを話し合いました。「相手を傷つける言葉を使わない」「文を繰り返し読み,大丈夫かよく確かめたい」「自分が言われたらと考えるようにしたい」など,考えをもつことができました。
「情報機器を使うときのマナー」を日頃から大切にしていきたいです。

【瀬戸市立南山中】著作権について理解し、情報モラルの適切な判断力を身につける子どもを育てる実践(3年技術)

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 本校では、技術の授業で「著作権について考えることをきっかけに、情報モラルで正しい判断力を身につける授業実践を行い、職員でその授業について協議しました。
 授業では、著作権にかかわる事例を提示し、それが正しいかどうかを電子掲示板上で子どもたちが意見を出し合い、考えを深めます。その後、小グループでその事例について話し合い、最終的な判断を個人でしました。子どもたちからは、「友達の写真をネット上に公開するのも本人の許可がいるなんて知らなかった」「普段自分がスマホで行っていることは正しいかどうか迷ったことがあるけど、今日の授業で迷うことが減ると思う」などの感想が聞かれました。
 授業終了後には、教員で情報モラル教育の在り方について研究協議を行いました。情報社会の中で生きる子どもたちに、どのようにしたら正しい判断力を身につけさせることができるのかや、通信機器の正しい使い方などについて活発な討論がなされました。今後も学校全体で情報モラル教育について実践を深めていきたいと思います。

【常滑市立常滑東小】5年「相手の気持ちを考えて。」の授業

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 児童の中でLINEを使っている子が,30名中,9名いることを踏まえて,ネットモラルについて考える授業を行いました。
 「事例で学ぶネットモラル」の教材を使って,まず,「ついつい熱くなって」という動画を見せました。動画の内容は,LINEで交友を深めている3人の間に「あらし」という別の人物が登場し,「あらし」の言葉によって,3人の感情が高ぶり,つい不本意な言葉を言ってしまうという内容でした。
 次に,この場面を数名の児童に役割演技でさせました。児童からは,「顔を見て言うのは,言いにくい。」という声が聞かれました。面と向かって言うことを難しさを考えさせることができました。チャットの類似体験をさせることで,相手の顔が見えないとつい言い過ぎてしまうことがあることに気付かせました。
 携帯電話やスマートフォンでやりとりすることが当たり前になってきている子どもたちに,LINEやメールのやりとりに気を付けることを確認するよい機会になりました。

【一宮市立今伊勢中】人権週間の取り組み 〜思いやりの心を育てる〜

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 本校では、いじめをなくすとともに、思いやりの心を育てるために、12月の人権週間にあわせて次のような取り組みを行いました。
《人権集会》
 はじめに、校長先生から、「利他の心」についての心温まる話を聞きました。続いて生徒会が、全校生徒に行ったいじめに関するアンケート結果を、全国平均と今中生を比較しながら発表しました。その後、いじめに特化した寸劇を行い、最後に生徒会長から、「お互いの違いや良さを個性として認め合っていきましょう。」という力強い言葉がかけられました。
《人権作文の朗読・絵本の読み聞かせ》
 朝の読書タイムの時間に、生徒会役員による全校放送を使った人権作文の朗読や、担任による人権に関する絵本の読み聞かせを行いました。
《いじめ追放宣言書作り》
 各学級で、「いじめ追放宣言書」を作成し、これを持ち寄り、生徒議会で今伊勢中の「いじめ追放宣言書」を採択しました。そして2学期終わりの集会で全校に発表しました。
《道 徳: 資料「優しい心が一番大切だよね」》
 15歳でいじめによって命を絶った小森香澄さんのお話を、道徳の時間に皆で考えました。
 <生徒の感想>「皆の中に埋もれるだけじゃなく、自分なりの個性を出して、尚かつ人それぞれのよいところを認め合って、誰とでも仲良くしたい。」「言われた側の気持ちを考え、悪口は言わないようにしたい。」
 以上のような取り組みを通して、いじめを許さない心や、思いやりをもって周りの人たちに接していこうという心が育ってきています。

【岡崎市立六ツ美北部小】自分の気持ちを相手に伝える方法を考えよう

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 1年生から学年が上がり、たくさんの友達と遊ぶ姿が見られるようになった2年生の子供たち。1年生の時とは異なり自分たちで定めたルールを守って遊ぶようになりました。しかし、ささいな言葉の擦れ違いや、思いの擦れ違いからトラブルになることもしばしばあります。子どもたちや保護者の方にアンケートを取ると、まだ携帯電話をもっている子どもはほとんどいないようです。しかし、これから携帯電話でコミュニケーションを取ることになった時、どのような言葉や思いの伝え方をすれば自分も相手も気持ちよくコミュニケーションをとることができるのかを考えさせたいと思い、今回の授業を考えました。
 わたしたちの道徳に掲載されている、「おつきさまとコロ」の読み取りを進めて心情を考えました。
【資料】「お月様とコロ」コロはとてもわがままなことばかり言うので、今では友達はギロしかいなくなってしまいました。ギロは毎日コロを遊びに誘いますが、コロは不満ばかり言っています。ある日気のいいギロもさすがに我慢の限界を超えて「コロとはもうあそばない」と怒ってしまいます。コロはギロが去って初めて、「これではいけない」と気が付きます。
 話はコロが「ギロにあったらあやまろう」というところで終わります。子供たちとは、コロとギロのこの後の会話を考えて、役割演技を行いました。役割演技をする際には、自分がコロの役になってセリフを考え、そのセリフをコロになって言います。また反対に友達がコロになった時はギロ役になって相手のセリフを聞いて返事をします。
 コロの役もギロの役も、どちらの役も経験することで、これから自分がどうするといいのかを実感をもって考えることができました。
【児童の感想より】
・ごめんねと言えてすっきりしました。
・謝ることには勇気がいるんだなぁと思いました。
・コロ役もギロ役も嬉しい気持ちになりました。
・友達がやっているのを見て、嬉しそうだなと思いました。
 子供たちは、自分が嬉しい言葉を掛けると、相手も嬉しくなり、自分が嫌な言葉を言うと、相手も嫌な気持ちになるのだということに気が付いたようです。これから先、携帯電話やスマートフォンをもった時にも、自分も友達も大切にするコミュニケーションツールとして活用してくれることを期待します。

【刈谷市立刈谷東中】生徒会主催の環境奉仕活動「プリカン」

 本校の校訓は「プリキュー精神」です。プリキューとは「プリーズ」「サンキュー」「エクスキューズミー」からなる造語です。そこから派生した「プリキュー精神で環境奉仕活動」を略して「プリカン」といいます。月に一度、土曜日の朝に自宅から学校までの通学路のゴミ拾いをしながら登校する活動を行っています。生徒会が中心となって参加を呼びかけ、毎回全校の生徒80%以上が参加をし、地域への貢献活動に一役買っています。
 毎年、学区の桜地区の住民の方と合同でプリカンを行っています。今年度は3年生から80名以上の参加申込があり、地域の方と協力しながら約2時間かけて周辺道路などの清掃活動を行いました。小さなゴミも見落とさないように、注意深く歩いたり、側溝のふたを持ち上げてゴミを拾ったりするなど、積極的に参加する姿が数多く見られました。
 また、今年度は生徒会の提案により、2学期から日常の清掃時間中、無言で行う「無言清掃」に取り組み始めました。生徒たちは、生徒会執行部の呼びかけに応え、無言で清掃を行い、以前に増して、清掃に対する意識を高めることができました。年度途中からの変更にもすぐに対応できたことから、「プリカン」として環境奉仕に力を入れてきた精神が根付いていると感じました。

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【東海市立名和中】福祉実践教室を通して

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 本校では、毎年1年生が地域の福祉施設をたずね、交流を行っています。高齢者や障がいをもつ方々との交流を通して、福祉に対する理解を深め、日常的な実践活動への契機とするのが目的です。
 今年度も12月に、各クラスで地域のデイサービスや老人ホームなどを訪問しました。準備の時間には、どうしたら施設の利用者の方々に喜んでもらえるのかを考えたり、どういうことをして楽しむのかを決めたりしました。当日は、12月という季節に合わせて、利用者の方々と一緒にクリスマスカードや松ぼっくりツリーを作ったり、トランプやビンゴゲームで遊んだりと、笑顔あふれる楽しい交流にすることができました。はじめは緊張してなかなか話すことができなった生徒も、時がたつにつれて利用者の方々との会話を楽しむことができました。
 活動を終えた生徒からは、「はじめは何をしていいかわからなかったけれど、話をするうちに楽しいと思えた。いろいろな話が聞けて良かった。」や「お年寄りの人たちの苦労を知ることができた。これからはお年寄りの人たちにもっと優しくしたい。」と言った感想が聞かれました。この活動を通して、生徒が福祉をより身近に感じ、これからの生活に生かしていけたらと思います。

【春日井市立東高森台小】 「けいたい安全教室」 6年生

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 本校では、毎年6年生が「けいたい安全教室」に参加しています。メールなどの使用について、気をつけなければならないいろいろなことを学んでいます。
 児童の感想を紹介します。
「今日の授業で、私の心に残ったことは二つあります。一つ目は、ほかの人に自分が載せた写真を保存されてしまうと、消せなくなるということです。むやみに写真を載せないよう、気をつけなければならないと思いました。二つ目は、自分の思っていることが、相手に勘違いされてしまうことがあるということです。一方通行のメールでは、伝えきれないことがあるということです。わたしはこのことを教えてもらいよかったと思っています。私もメールをすることがあります。その時は、何も考えずにやっているので、次にやるときは、相手の気持ちと、送る文をよく考えてやっていこうと思います。今日教えていただいたことを忘れずに、安全に使っていこうと思います。」
 他の児童も、ゲームのやりすぎや、知らない人とのつながり(ライン)などいろいろなことを学んだようです。
 家庭で使い方のルールをつくり、上手に使っていってほしいと思います。

【尾張旭市立旭小】「にじの森」へ集まれ

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本校には、にじの森と呼ばれるエリアがあります。芝生で覆われた青空広場、屋外学習を行うひまわり観察台、学年菜園、ビオトープを総称した場所です。これらを活用した教育活動で、子どもたちは自然の仕組みやすばらしさを体験的に知り、環境の大切さや命の尊さを学んでいます。低学年では、「きせつとあそぼう」「めざせ!生きものはかせ」など生活科の学習の場として、ザリガニ釣りをしたり、ドングリ拾いをしたり、花や虫を調べたりして楽しそうに自然と触れ合っています。中学年では、「春の自然にとびだそう」「あたたかくなると」などの理科学習の場として生き物の観察や話し合いを行っています。高学年では、「植物の成長」「花から実へ」をはじめとした多くの理科単元で、観察したことを観察したことを観察台でまとめています。また、総合的な学習では、「太古のくらしを体験しよう」などの活動の場として青空広場で火起こし体験にチャレンジしています。これらの自然環境は月1回の芝生ボランティア、美化・緑化委員の見回り・清掃活動などで守っています。
子どもたちからは「知らなかった、びっくりした!」「もう一度見に来よう!」の声が挙がっています。活動を通して人や自然とのかかわり合い、いろいろな気づきが生まれます。子どもたちの心の育ちを支える場としてだけではなく、新しい知識を得る場、予想したことを確かめる場、課題を見つける場としてずっと大切にしていきたいです。

【豊川市立小坂井中】感謝の気持ちをもとう(2年生)

 本学年では、心を育てる教育活動の一環として「感謝の気持ちと奉仕の精神をもとう」という主題のもと、2年生のすべてのクラスで道徳の授業実践を行いました。
 実践では、いまから4年前に起こった新燃岳の噴火によって、実際の中学生の女子生徒が体験したエピソードを題材としました。はじめは「人は一人では生きていけない」という言葉に強い反発を感じていた女子生徒が、“道路に降り積もった火山灰を誰のためでもなく黙々と掃除する人の姿”を見たり、“自分自身が火山灰の除去作業をすること”を体験したりすることで達成感や満足感を感じ、人は多くの人の善意によって支えられて生きていることに気づきます。そして、「助け合うこと・支え合うこと」の本当の意味を理解することができたというものです。以下に生徒が書いた感想の一部を示します。

・自分は無意識のうちに周りの人から助けてもらっているんだと思いました。これからはみんなにもっと優しくしたり、助け合っていけるように心がけたいと思いました。
・人は一人では生きていけないということを感じたし、みんなと助け合っていけないなと思いました。私は親や友達の大切さや温かさがよくわかりました。
・人と人はつながって生きているんだと思いました。私はみんなと助け合うとトラブルがあったり、面倒くさいこともときどきありましたが、この授業を聞いて少し考え方が変わりました。

 このように、普段の何気ない行動が誰かを助けたり、支えたりしていることに気づくことができたという感想を多く見ることができました。このような実践を学年全体で積み重ねていくことで、自分の仕事や役割に責任をもち、一人一人がみんなのために自主的に行動しようとする集団を築いていきたいと感じています。
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