【半田市立乙川中】「自分の長所を見つけよう!」

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 自分の良さを知り、自己肯定感を高める方法を学ぶ一環として、心を育てる教室を開きました。講師は本講のスクールカウンセラーの服部憲明先生。生徒は事前にエゴチェックという性格診断を行って、自分たちの特性を知り、それぞれの性格の良いところについて話を聞きました。
 エゴチェックとは、「規則を重んじるか和を尊ぶか」・「他人への優しさや目標への冷静さ」・「合理性と直感」・「好奇心の強さと忍耐力」・「素直さと自主性」といった5項目から性格を診断するものです。それぞれの項目について、どんな特徴があるのか、またどの部分がよく出ている性格なのか、バランスが取れているのか、などについて話がありました。
 たとえば、規則を重んじる人は、筋を通しリーダーなどに向いています。しかし、そこに重きを置かれすぎてしまうと、周りの人に批判的になってしまいます。一方、規則を重んじていないように見えても、それは和を尊ぶ心の表れであって、誰かの心の支えになっている部分もあります。このように、残りの項目についても、それぞれの性格には長所と短所が必ずあるものです。
 服部先生は、自分の性格を知って、それぞれの持ち味を良い方向に出していけば、それは長所になるのだから、もっと自分を好きになれるように、とお話をされました。
 講演後の生徒の感想には、「話を聞いて気持ちが楽になった。同じような悩みをもっている人がいるのだと分かった」といった意見が出されていました。

【豊橋市立羽田中】 社会を生きぬく太い根っこの子どもを育てる道徳教育

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 本年度は「人間教育」というテーマの研究2年目に当たります。主題「社会を生きぬく太い根っこの子ども」をめざし,すべての教育活動において共感的な人間関係・自己決定・自己存在感を基盤に,「かかわる力」「みつめる力」「うごく力」を高める活動を展開しています。道徳の時間でも,他教科・領域と密接な連携を図りながら,研究を進めてきました。
 そのうち,3年生の道徳の時間では,内容項目4-(1)遵法の精神「究極の選択〜選ぶのは生命か法か〜」で授業をしました。6月の総合的な学習の時間,7月の学級活動,さらには9月の社会科との関連の中で,系統的に進めました。まず,資料を読み,「みつめる〜自分の考えをもつ〜」時間をとり,他の立場に対しての反論についても考えさせました。次に「かかわる〜話し合い活動〜」の場面では,2年国語科で学習済みのパネルディスカッション形式を取り入れました。「共感的に話す話型」を活用したことで,互いに絡み合う多くの発言が出て,かかわる力を高めることができました。板書には氏名マグネットを用いて意見の変容を視覚的にとらえられるようにし,意見を分けて板書することで授業のまとめを示しやすくしています。(写真) 話し合い活動の後,再び自分の考えと向き合った結果,遵法の精神の大切さへの気づきが高まっていることがわかりました。
 また,6月の青少年健全育成会では,車いすのアーティスト佐野有美さんを招き,「折れない心」というテーマで講演をしていただきました。特殊な車椅子で明るく元気よく動き回る佐野さんに生徒は深く感動し,「必ず支えてくれる人はどこかにいるから,くじけずあきらめずに頑張ってみようと思った」と,感想を残していました。

【豊田市立保見中】 望ましい社会性や倫理観を育成する新たな取り組み −いじめ問題や情報モラル教育の推進−

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1.ネットリテラシーを高めるために「携帯電話会社の方を講師に迎えて」

近年増加するメールやLINEによるトラブルの防止をめざし、KDDIケータイ教室の白石恵美子さんを講師に、学年ごとに道徳の授業として行った。「サイトに友達の写真をアップしたら」など、生徒に考えさせるものであった。生徒たちは、自分だったらどう対応するかを意見交換できた。生徒への事後アンケートでは「今日の話を聞くまで、それが犯罪だとは思わなかった。今後気をつけたい。」などの意見が出された。生徒への啓発と同時に保護者向けパンフレットを家庭に配布することにより、保護者への啓発活動も行うことができた。
今年度は、NTTドコモから講師を招いて、マナー教室を行う予定である。


2.ネット時代のいじめをなくすために「ほほえみ集会の取り組み」

相変わらず「いじめ」が大きく世間の話題となっている。保見中学校では、生徒の手でいじめをなくし、みんなで明るい学校生活を送ろうと、全校級長会を中心に「ほほえみ集会」を開催している。
ほほえみ集会では、本校生徒のいじめに関する意識をグラフでスクリーンに映し、その問題点を知らせた。また、リアリティーのあるLINEの映像を盛り込んだいじめの寸劇を取り入れ、教室に戻って一人一人が感想を綴った。そして、全学級がSNSの利用を通したいじめについて考え、学級ごとに「ほほえみ宣言」を決め、だれもが笑顔で過ごせる学校にしていくことを確認した。
今後も、生徒にとって学校に来ることが楽しいと思えるように、望ましい社会性や倫理観を育成する取り組みに努めていきたい。



【豊橋市立新川小】あいさつの花を咲かせよう

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 新川小学校では,「新川からあいさつの花を咲かせよう」を合言葉に,あいさつ運動に取り組み始めて,9年目になります。本年度は,「高学年を中心としてあいさつへの意識を高め,誰にでもあいさつできる関係づくりを図る」ことを重点目標に掲げ,運営委員が中心となって,高学年の有志が「あいさつ運動実行委員」を組織し,活動に取り組みました。

○ あいさつ隊実行委員
 登校時,運営委員が門に立って「おはようございます。」と元気よくあいさつをしました。登校してくる子どもたちもその声に応えるように,元気なあいさつを返していました。あいさつ週間には,PTAの方にも門や通学路に立ってもらい,あいさつの輪を広げていくことができました。
 実行委員の子たちは,手作りの旗をもって各教室を回り,あいさつへの意欲を高めていきました。

○ 飾り隊実行委員
 全校から募集したデザインの中から,実行委員がよりよいものを選定し,掲示物を作成しました。この活動は,全校で活動する体育館に常時掲示しておくことで,掲示物をきっかけに学校全体のあいさつに対する意識を高めていくことをねらっています。
 目的を理解してもらい,一人一人に考えてもらうことで,よく考えられたデザインがたくさん集まりました。

○ バッジ隊実行委員
 バッジは,実行委員の子たちがデザインを考え作成しました。あいさつがしっかりできるともらうことができます。がんばった結果を目に見える形で実感できるため,バッジを目標にすすんで元気にあいさつしようという意欲づけになっていきました。

 このほかにも,「キャラクター隊実行委員」「広げ隊実行委員」がよりよいあいさつができるように活動内容を考え取り組みました。その結果,あいさつに対する意識が育ち始め,元気のよいあいさつができるようになってきています。今後は,広げ隊の子たちから提案のあった「自分から」「相手を見て」「明るい声で」がさらにしっかりできる子たちを育てていきたいと思います。

【東栄町立東栄小】の取り組み

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 2月24日、第6学年の児童を対象に、携帯電話会社から、2名の方を講師として招き、ケータイ安全教室を実施しました。主な内容は、以下のようでした。
 1 インターネットでできること
 2 インターネットの特徴
 3 情報を発信するときに気をつけたいこと
 4 インターネット上で他人と交流する場合に気をつけたいこと
 5 携帯端末を使って友達と交流するときに気をつけたいこと
 6 迷惑メール・悪質サイトへの対応について
 7 ケータイの使い方について、心がけて欲しいこと

 イラストや動画などを使った、小学生にもわかりやすい説明でした。スマートホンや携帯電話は、文字だけでは気持ちを伝えるのは難しいという認識をもって使用することなど、多くのことを学びました。

 児童の感想
・お母さんが僕の写真をフェイスブックに載せているので、一度確認したい。
・自分の家では約束を決めてないので決めた方がよいと思った。
・約束は決めていたが、もう一度家で確認したい。
・フィルタリングを知らなかったので、家に帰って相談したい。
・時間を決めて使用するようにした方がよいと思った。

【東海市立富木島中】「地域あいさつ運動〜学校も地域もみんな笑顔に〜」

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 本校では,生徒会が中心になって行う,毎週月曜日の校門でのあいさつ運動に,毎回50〜60人の生徒がボランティアで集まります。その他に,学期に1回ずつ「地域あいさつ運動」を行っています。地域の人が一緒になって行ったり,本校の生徒が地域に出かけたりして,学校だけでなく,地域にあいさつの輪が広がることを期待しています。
〈取組の成果〉
 ○僕は,ボランティアをたくさんやっています。あいさつ運動も,始めは「ボランティア手帳(本校独自のもの)」のスタンプをたくさん集めることを目的に始めました。しかし,ボランティアをすると中学校の人だけでなく地域の人との出会いがあります。今では,それが楽しみでやっています。(3年男子)
 ○最初のころは,地域の人があいさつをしてくださっても,お辞儀をするだけでした。ところが,今は自分から声を出してあいさつができるようになりました。将来,人と関わる仕事がしたいと思っているので,自分から進んで声をかけられる人になりたいです。 (3年女子)
 今後もこの活動を継続し,あいさつ運動に一人でも多くの生徒が参加し,校内だけでなく,地域のみなさんとも笑顔であいさつできるようにしていきたいです。

【豊田市立元城小】インターネットは大人といっしょに

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 今は、パソコンでなくてもスマートフォンや携帯ゲーム機(3DS、PSP、WiiU等)でもインターネットを使うことができます。以前に比べ、子どもたちに身近になっていることは間違いありません。インターネットには便利な面がある一方、使い方を間違えると危険な面もあります。そこで、本校では、各学年で系統立てて情報モラルの授業を行っています。
 4年生では、「インターネットは大人と一緒に使うことが安全に繋がることや、約束を守ることの大切さが分かる。」をねらいとして、『安全なインターネットの使い方』の授業で行いました。
 教材として、「事例で学ぶNetモラル」の「安全なネットの使い方」を使用しました。自分たちの経験を振り返らせた後に、映像クリップを視聴し、インターネットにひそむ危険について話し合いました。あまり危険を感じていなかった子どもたちは、クリックしたことで不気味な画面に入ったり画面が暴走したりすることに驚き、大人と一緒に使うことの大切さを考えることができました。 
〈児童の感想〉
・勝手に使って変な画面が出てきて住所などを知られると、おうちの人に迷惑が
 かかるから、おうちの人に言ってからやったり、お家の人と一緒にやったりする
 といいと思う。
・自分たちだけで使って、怖いサイトに行くと困るから勝手に使わない。
・インターネットを安全に使うために、家の人と一緒に約束を守って使ったらいい
 と思う。

【豊橋市立石巻小】地域とつながり、心を育てる

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 本校の総合学習は、郷土学習を中心に行っています。「ひと・もの・こと」をテーマに各学年、郷土について学びます。4年生では、校区にある石巻山や三ツ口池について学習を深めてきました。三ツ口池は、農業用のため池ですが、水道水にも利用されています。そこで三ツ口池の環境保全の活動を行っている紅の会の方や地域の人たちに話を聞いたり見学したりして、郷土の人の思いを考えてきました。そこで、自分たちにできることを考え、ごみ拾いや草取りなどを行ってきました。活動を通し、もっと石巻山や三ツ口池をきれいにしたいという思いをもちました。
 校区には、毎年11月に自治会が主催している「石巻山・三ツ口池クリーン活動」という行事があります。この活動に子どもたちは地域の人と一緒に参加することを考え、取り組みました。今年度は、昨年度よりも小学生や保護者の参加者が増え、校区の人と共にごみ拾いや草とり、植樹などをしました。きれいになった三ツ口池を見て、これからもずっときれいなままであってほしいという思いを強くしたようでした。
 今後も郷土への愛着をもち、地域の一員として奉仕活動や環境保全活動に積極的に取り組める子どもを育てていきたいを思います。

【北名古屋市立師勝南小】情報モラル育成の実践

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「情報」は今や、児童の生活に密着しているものだと言える。また、情報は携帯電話やインターネット、通信ゲームなどにより、児童にとって身近なものになっている。そこで、情報化した社会について学び、氾濫する情報の中から、正しい情報を見分け、判断し、活用できるような情報モラルを育成することをねらいとし、授業等の実践を行った。

11月
情報モラルの育成をねらいとした携帯電話安全教室を実施した。これまでに携帯電話を使用したことのある児童は約90%おり、ほとんどの児童がその便利さを実感している。しかし、その便利さの裏側にある危険性については、ほとんどの児童は理解しておらず、いつでもつながる便利なものという認識だった。携帯電話安全教室では、個人情報の重要性やメールの危険性などを分かりやすく学ぶことができた。
・ ブログやホームページは不特定多数の人が見ることができるものなので、個人情報を載せると危険である。
・ メールは、人の感情は文字では伝わりにくく、トラブルの原因になりうる。
児童の生活に密着した内容であったため、児童は話をしっかり聞くことができ、情報について考えるきっかけになった。

12月
社会科の単元で「情報化した社会とわたしたちの生活」があり、情報について考えた。身の回りの情報メディアについて考え、テレビ放送のしくみや医療現場でも使用されていることなどを学び、情報ネットワークの広がりについて考えることができた。また、グループでの話し合い活動では、情報化の進展によって生じる問題点や個人情報の扱い等について考えた。
<児童からの感想>
・怪しいと思った情報サイトには絶対に入らない。
・住所や電話番号をむやみに人に教えない。
児童にとって、情報ツールとはただ便利なものという認識から、使い方によっては危険性をもった一面もあるものということを学んだ。さらに、情報を扱う上で注意しなければならないことを考え、情報化社会を生きていく上で、氾濫する情報から正しい情報を選択する判断力の必要性について考えた。

1月
国語科の単元で「ゆるやかにつながるインターネット」があり、インターネットと人のつながりについて考えた。この単元では、インターネットの良い点と注意が必要な点について考え、筆者の考えを理解するとともに、自分なりの考えをもつことを目標とし、話し合い活動を通して考えを深めた。児童は、インターネットを使って調べものをしたり、ゲームの通信をしたりと日頃から情報ツールに触れていることが多く、考えやすい内容であったため、どの児童も意欲的に学習することができた。インターネットの良い点と注意が必要な点を理解した上で、これからの自分の生活にどのように生かし、インターネットの正しい使い方や人とのつながり方を考えていくべきかを理解することができた。

【碧南市立大浜小】「あいさつ運動」

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 本校では、生活委員、児童会、運営委員が中心となって「あいさつ運動」を実施しています。毎月1週間、3つの校門付近に立ち、登校してくる児童に元気良くあいさつをしています。毎年取り組んでいるこの活動のおかげで、学校中にあいさつの輪が広がりつつあります。
 しかし、子どもたちはこれで満足しません。ただあいさつするだけでは物足りない。どうしたら全校児童のみんなが楽しくあいさつしてくれるようになるのか。そう考え、生活委員を中心に話し合い、企画しました。それが「あいさつ仮面」です。
 生活、運営委員がマントや仮面をかぶって変装し、その中に委員が決めた「あいさつ仮面」を紛らせておきます。そして委員と元気良くあいさつをして、あいさつ仮面とあいさつができたらシールをもらえるという企画でした。
 また、「あいさつの木」を学年ごとに作り、自分から10人以上あいさつをしたらシールを貼る企画も同じようにおこないました。
 子どもたちが考えた企画は大成功。学校中にあいさつが飛び交い、活気あふれる学校になりました。
さらに、最近地域の方から「大浜小学校の子どもがいつも元気にあいさつをしてくれて嬉しいです。」という電話もいただきました。
 あいさつの輪が地域にも広がっていることを感じています。

【春日井市立岩成台西小】「情報との関わりを考える」

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「情報との関わりを考える」     岩成台西小学校 5学年
<取り組みの概要>
 社会科の学習単元の一つに「情報を生かすわたしたち」という内容があります。氾濫する情報から正しい情報を選択すること、携帯電話やコンビニエンスストアの情報ネットワークシステムについて調べること、情報を伝えたり受けたりするときのマナーや活用方法について考えることが課題となっています。岩成台西小学校では、情報モラル学習をこの社会科の内容と関連づけながら進めています。
「NHKデジタル教材」から、「リアルスマホストーリー」を一話ずつ視聴しながら、子どもたちと共に考え、一人ひとりの考えをまとめさせています。
 多くのこどもたちがまだ、携帯やスマホを持っていませんが、この授業を通して情報との関わりを考える必要性を感じたと思います。
「子どもたちの感想」の要点
・スマホはとても便利だけれど、危険性をもそなえている。
・人と人との関わり方に気をつけたい。
・情報をすぐに信じるのでなく、よく考えたい。
・自分にとって本当に必要な情報とは、何なのかをいつも考えていたい。
・容易に受け取った情報を流してはいけないと思う。
            


【春日井市立不二小】よりよい人間関係を築くためにコミュニケーション能力の育成

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 不二小学校では、教師と保護者が協力をし、体験学習を通して、児童がよりよい人間関係を築くためのコミュニケーション能力の育成に取り組んでいます。
相手の気持ちや立場を尊重しながら伝えるための体験学習では、頼みごとの理由を述べる、具体的に述べる、心を伝える話し方で頼むなど、具体的な視点で各グループに分かれてロールプレイをしました。
また、相手と自分との双方向のコミュニケーションの大切さを実感させるために、聞いた通りに絵を描く活動を行い、それぞれの考えや理解の仕方の違いを学びました。  
 この取組を通して、友達や家族とのコミュニケーションへの理解が深まり、他者への配慮や関わり方の大切さに気付いた児童も多く、よりよい人間関係を築く実践の第一歩になりました。

【尾張旭市立本地原小】の取り組み

 近年、コンピュータやスマートフォンなどの携帯電話の普及により、情報の収集や表現、発信などが一段と容易にできるようになりました。子どもたちにアンケートを行うと、たくさんの子がゲーム機やパソコンを使ってインターネットを利用していることがわかります。本校では、児童がトラブルに巻き込まれないよう、授業でコンピュータを使う際の日常の指導だけでなく、外部から繰り返し講師を招いて情報モラル教育を推進しています。
 秋には、守山警察署の生活安全課の職員を招いて、「サイバー犯罪防止講話」を5年生対象に行いました。ここでは、インターネットや携帯電話の危険性と正しい使い方について大まかに教えていただきました。6年生は、夏休み前に携帯電話会社の方を招いて、「携帯安全教室」を行い、特にSNSで起こるトラブルの具体例などを教えていただきました。さらに、1月には、市役所の生活安全課の職員を招いて、「消費生活に関する出前講座」を行いました。ここでは、個人情報の保護の方法やインターネットによる契約(ゲーム、買い物等)でのトラブルの回避方法などを学んだ後、大切に感じたことを個々に新聞にまとめました。

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【新城市立庭野小】庭野TOMOIKUウォーク

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 本校では、「心の教育」を推進していくために、学校の中だけでの活動だけでなく、保護者の方や地域の方々にもご協力いただき、学区全体で子どもたちの心を育てていく取り組みを進めています。その一つが、昨年度から始まり、今年度で2回目となる「庭野TOMOIKUウォーク」です。
 全校児童と保護者、地域の方がいっしょに庭野地区をおしゃべりしながら歩き、いくつか設けられたポイントでゲームなどを行い交流を深めています。今年度は6月15日に行われました。地区にあるお寺に立ち寄り、住職様からお寺の歴史や座禅の仕方についてお話していただきました。子どもと保護者の方がいっしょに学ぶ良い機会となり、保護者の方からは、「ご焼香の時の作法を聞いて、とても勉強になりました。」と感想をいただきました。また、校区にある森林管理事務所では、用意して下さった自然体験プログラムをみんなで行い、大人も子供も笑顔笑顔の一日になりました。
 子どもたちからは、「お家の人や地域の方といっしょに歩いたり、ゲームしたりしてすごく楽しかった。」とか、「ふだんお世話になっている人たちといっしょに活動して、喜んで帰ってもらえてうれしかった。」など、他者との関わりをもつことに喜びを感じ、また、さらにふれ合いたいという気持ちが育っていることを感じました。

【東郷町立兵庫小】6年 道徳 「苦しいときだからこそ」

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 2月5日に6年生で道徳の授業を行いました。
 阪神・淡路大震災直後の被災地の様子をえがいた「苦しいときだからこそ」を資料に、児童は「公徳心」について考えました。待ちわびた給水車が来たとき、自分ならどのように行動するか、それはなぜかを子どもたちは真剣に考え、活発に意見を交換しました。

児童の意見・感想
・ 水を飲まないと死んでしまう。早く飲みたいから他の人の話は気にしなくなると思う。
・ ゆずりたいけど死ぬのがこわい。
・ はじめは並ばない方がいいと思っていたけど、話し合っているうちに、みんなと協力しようと思った。
・ 家族をなくしてつらい思いをしている人がたくさんいるのに、みんなが協力して必死に生きようとしているのが分かった。
・ みんなが助かるためにはみんなで助け合い、ゆずり合うことがとても大切だと思った。
・ こんなときにもみんなが文句を言わずにれつになっていたのがすごいと思う。
・ 私がこのような状況にあったら、欲張ったり「自分だけ飲んだらそれでいい」と思ったりせずに、協力していきたいです。
・ どんなに大変な状況でも、みんなで助け合い、協力することが大切だと思った。

卒業を間近に控えた6年生の、本音で語り合う姿を見ることができました。

【半田市立青山中】2年生情報モラル教育

 本校では,2年生を対象に,授業の中で情報モラル教育を実践しています。実践の概要を以下に記します。
【単元名】情報通信ネットワークと情報モラル
【単元のねらい】
 ・コンピュータの基本的な仕組みと情報通信ネットワークにおける情報利用の仕組みに関心をもち,情報を適切に活用しようとする。
 ・情報モラルを身につけ,情報に関する技術の利用場面で適切な方法を選択している。
 ・コンピュータを構成する主要な装置と,情報処理の仕組み,情報通信ネットワークの構成と安全に情報を利用する仕組みを理解している。
【第1時】「生活と情報について考え,情報社会のあり方について考えよう。」
  今までのコンピュータや携帯による,メールや掲示板の体験を振り返らせ,困ったり不愉快だったりした経験を中心に発表させた。次に,ブログの書き込みが原因で自殺した高校生の新聞記事を読ませ,考えさせた。そして,自分がメール,ブログ,チャットなどに書き込まれたとしたら,不愉快であろう言葉や文を挙げさせた。
【第2時】「情報伝達の安全性とマナーなど,情報社会の光と影について考えよう。」
  資料(日本教育工学振興会「情報モラル指導実践キックオフガイド」)を読んで考えさせた。いくつかの資料を読ませ,顔を合わせてのコミュニケーションと文字だけのコミュニケーションの違いを考えさせた。また,自分のメールやチャットで,相手の真意がわからなかったり,自分が送ったもので誤解を与えたりしてしまったことがないかを振り返らせた。
【第3時】「情報社会の問題点について調べ,まとめる。」
  それぞれの家庭で,前時までに学習したことと関連のあることを話題にさせ,家庭の話から新しく知ったことを発表させた。まとめとして一番印象に残っていることを発表させるとともに,他の人に呼びかけるような標語や川柳の作成をさせた。
【第4時】「標語や川柳を発表し合い,生活をみつめよう。」
  前時に作成した標語や川柳を,グループ内で発表したり説明したりした。各グループの代表作品を選び,代表者が発表した。
【成果と課題】
  生徒は対面して聞く言葉と目で読む言葉では,若干の違いがあることを理解し,SNS等のやり取りでは,注意しなくてはいけないと捉えている。しかし,授業後のアンケートで,軽はずみなメッセージを送信してしまうこともあったと振り返っていた。不愉快であろう言葉や文だとなおさら,注意しなくてはならないことを,改めて実感させることができた。
  取り上げる題材を身近に感じられるように提示し,考えさせるようにしたい。また,グループや全体での話し合いの時間を多く取り,自分と他者の意見を,十分に把握・整理させる。そして,自分の考えを必要に応じて修正させたり,深めさせたりできるようにする。これらの活動を通して,情報モラルの向上を図り,生活の中で実践させていきたい。

【豊田市立小渡小】「思いやりの心をもち、友達と仲良く助け合う子をめざして」

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 地域の福祉施設「ぬくもりの里」への訪問は平成23年度に始まった。当初施設のデーサービスにいらっしゃるお年寄りがどんな方なのか十分理解できないまま訪問に出かけていた。そのため、訪問に行っても、子ども同士のおしゃべりや施設の職員との交流はできても、お年寄りにどう接してよいのかがわからず、十分な交流ができなかった。そこで、2年前から施設に訪問する前に、高齢者について学習する機会をもつようになった。今年度は、認知症について全校で学び、認知症のお年寄りにどう接したらよいのかを学習した。
 施設訪問では、竹楽器演奏やボディーパーカッション、歌を全校で披露した。お年寄りの中には、歌を口ずさんでいた方や手拍子をしてくださる方もあった。その後は、6つの縦割り班に分かれ、輪投げや紙つなひき、お金持ちゲームなどで交流を深めた。
 訪問後は、施設にお礼の手紙を書いた。6年児童の作文には、「近所のおじいちゃんがぬくもりの里に通っています。私のおばあちゃんはまだまだ元気だけど、いつ同じようにお世話になるかわかりません。その時も、やさしく接してあげたいです。」とあった。また、1年児童の手紙からは「たった1じかんだけでしたね。またらいねんのこうりゅうがたのしみです。」と交流で一緒にゲームをして楽しかったことがうかがえる。施設の職員の方からも、「お年寄りが普段以上に生き生きとしていた。毎年の交流を楽しみにしているお年寄りが多い。」と感想をいただいた。

【豊橋市立老津小】いじめを考える道徳の授業

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 4年生では,校長先生によるいじめを考える道徳の授業が行われました。
 授業では、実話を基に書かれた絵本「わたしのいもうと」(松谷みよ子作)を読み進めながら、いじめについて考えました。妹がいじめられている様子が書かれた前半部分を読み終え,「この後,妹はどうなったか」と投げかけると,「泣いた」「ひとりぼっちになった」「学校に行かなくなった」「助けてもらって,仲直りした」という意見が出されました。学校に行けなくなった妹が死んでしまう結末を知ると,子どもたちは「怖い」「心が傷つく」「命を奪うこともある」「やってはいけないこと」という言葉でいじめについて発言しました。校長先生からいじめと脳の関係についての話を聞くと,言葉でも人の脳を傷つけ生きていく力まで奪ってしまうということが分かり,子どもたちは,いじめの怖さを感じていました。授業の後半では,いじめを見つけたらどうしたら良いかを考えました。「先生に言う」「(自分たちと)違っていても認める」という意見が子どもたちから出されました。授業の中で「みんなと違うところなんてたくさんあるよね。それは悪いことではないんだよ。」と校長先生が語りかける場面がありました。担任とは違った語り口で,いろいろな大人がいじめについて子どもたちと考える機会をもつことの良さを感じました。

【阿久比町立南部小】ケータイ安全教室

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 本校では,5・6年生と保護者を対象にケータイ安全教室を開きました。
 スマートフォンなどの携帯端末が普及した現在,本校でも,携帯電話を所有している児童が増えてきています。正しい使い方ができるように,講師の方を招いてお話をしていただきました。
 一つ目は,SNSについて話していただきました。簡単に知らない人とつながったり,情報を共有したりすることができる反面,ネットいじめやSNSに依存してしまう怖さについて教えていただきました。
 二つ目は,アプリについて話していただきました。無料アプリでも,一部有料のコンテンツがあり,いつの間にか多額の請求が来る事例について話していただきました。
 児童からは,「知らないことがたくさんあった。」「正しく使いたい。」という感想がありました。保護者からは,「人とのコミュニケーションが減ってしまうのでは。」「有害な情報に触れてしまうのでは。」という心配の声が聞かれました。
 正しい使い方ができれば,生活を豊かにできる反面,使い方を一歩間違えれば,とても怖いものになることがわかりました。携帯電話について考えるよい機会になりました。

【小牧市立小牧南小】受け継がれる心のバトン

小牧市立小牧南小学校では1年間に1回,大集会という大きな集会が開かれます。これは1年生と6年生,2年生と4年生,3年生と5年生のペア学年でお店を企画し,お店を回るという,子どもたちがとても楽しみにしている集会です。高学年クラスはどんなお店にすると楽しんでもらえるか考え,準備します。低学年の子にも手伝ってもらいお店を運営します。お店を回る時間には,低学年の子が行きたいお店を聞いて,一緒にお店を回ります。
「今日は楽しみにしていた大集会でした。私たちのお店にたくさんの人が来てくれて,楽しそうに遊んでいたのでうれしかったです。1年生の子とも一緒にたくさんのお店を回れました。1年生はとてもかわいかったです。一緒にお店を回って前よりもっと仲良くなれました。」
「今日の大集会で,お姉ちゃんと一緒に手をつないで,いろいろなお店をまわれてとても楽しかったです。 」
高学年の子たちは自分たちが低学年の頃,お兄さんお姉さんにやさしくしてもらったことを覚えていて,今度は自然に低学年にやさしく接することができるのです。先輩から後輩,そしてそのまた後輩へと,温かい思いやりの心が,この学校に引き継がれています。
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