【美浜町立野間小】学校保健委員会で体と心を元気にする生活について考えよう!

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 野間小学校は、全校児童161名の小規模校であり、他学年とも親しく関われる児童が多いのですが、相手の気持ちを考えずに行動してしまうことがありました。
 そこで、児童自身の心身の健康問題に対する意識の高揚を図ることを目的に、11月に「みんなが気持ちよく過ごせるようにするためには…」というテーマで、特別支援教育アドバイザーの方をお招きし、4年生以上の児童・保護者・職員を対象に講話をしていただきました。その中で「自閉症」という障がいを通して、みんなで苦手なことをのりこえていく方法を考えました。また、軍手をつけて折り紙を折る体験や、ペットボトルを使って視野が狭くなり物が見えにくくなるという体験を通して、障がいがあってもなくてもみんなが生活しやすくする方法を考えるきっかけを得ることができました。
 講話後、「自閉症の人だけじゃなくて、自分たちにも不安なことや助けてほしいことがあるから一緒だなと思いました。みんなが助けてほしいときは、助けてあげられるようにしたいです。」という感想が児童から出ました。また、保護者からも「お互いがお互いを尊重し合うこと、自分と違うと難しいけれど、気づいたことから助け合うことの大切さを学んだ気がします。」とのご意見をいただきました。

【豊田市立佐切小】ふわふわ言葉でみんななかよし

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 家庭でありがちな親子間での会話を、あたたかく優しいものにしたいと考え、本年度学校保健委員会のテーマを「ふわふわ言葉でみんななかよし佐切っ子」と設定した。
 すこやか委員会の子どもたちが、親子のちくちく言葉のやりとりを劇にして、ちくちく言葉によって心がとげとげしくなる様子を演じた。その後、「これらのちくちく言葉をどんなふわふわ言葉に変えたらよいか、みんなで考えましょう」と投げかけた。
 親子でいっしょに、劇中のちくちく言葉のせりふを、どんなふわふわ言葉に言い換えたらよいか話し合い、プリントに記入した。その後は、ハート形に切ったピンク色の用紙に、言われたらうれしいふわふわ言葉をどんどん書いていき、ふわふわ言葉の木プリントに貼り付けていった。ふわふわ言葉の木は、しばらく学級で掲示した。
 保護者からは、「いつも親子で怒ったような話し方になることが多いので、少し話し方や言葉を変えることで、お互いが気持ちよく過ごせるようになるのかなと思った。」「子どもにも分かりやすかった。ふだんから使う言葉に気をつけようという意識をもつことができた。」「子どもの年齢が上がるほど難しいと思ったが、ふだんからの積み重ねが大切だと思った」といった感想を聞くことができた。
 今回の学校保健委員会は、親子のコミュニケーションのしかたを見つめ直す一助となった。

【春日井市立押沢台小】福祉体験学習

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 本校では3年生の総合的な学習の時間に、自分自身への理解を深め、思いやりと助け合いの心をはぐくむことを目的に福祉について学習をしています。
 10月までに点字や盲導犬などについて調べ学習を行い、身体の不自由な方への理解を深め自分たちができることについて考えました。
 10月15日には講師を招き、アイマスクを着用し白杖を使って歩くガイドヘルプ体験をしました。不自由さを実感すると共に、補助する方法について学びました。
 1月30日には車いす体験をしました。初めて車いすにふれる児童も多く、車いすでは少しの段差や障害物でとても不自由な思いをすることを実感しました。講師の方はら車いすでの生活体験や、社会と健常者に配慮してほしいことについて話を聞き、身体の不自由な方の気持ちにふれることができました。
<児童の感想より>
・ 目の不自由な人は、こんなにこわい思いをしているんだなあとよくわかりまし
 た。見かけたら声をかけて手助けをしたいと思いました。
・ じっさいに車いすにのって、8の字で進んだりマットの上を通ったりました。す
 ごく大変でした。町の中で車いすの人を見かけたら自分のできることをしたいと
 思いました。

【岡崎市立細川小】「豊かな心を育てる読書活動」

 本校では、保護者ボランティア「バムケロの会」の方による読み聞かせを行っています。バムケロの会の方は、子供たちにたくさんの本を紹介してくださるので、子供たちは読み聞かせを通じて、多くの知識を得たり、豊かな心を育んだりすることができています。
 本年度、少しでも本への興味を高めようと、日頃の読み聞かせ以外にバムケロの会の方による図書室の掲示物作成、読書週間のイベントが行われました。
 図書室の掲示物作成では、画用紙や折り紙などを使って飾りを会の方が作ってくださいました。図書室に入ると、すぐに目に飛び込んでくるので、子供たちはわくわくした気持ちで本に親しむことができます。子供たちは、放課になると、図書室に出かけ、本を借りてきます。あまりに人気があるので、本を借りるのに列ができるくらいです。
 読書週間には、放課に図書室で読み聞かせを行っていただきました。聞きに行った子供たちで、図書室がいっぱいになってしまい、後ろに立っていても見えないくらいでした。
 読み聞かせは、クラスごとに行っています。子供たちは、今日は何の本を読んでくれるのかなと楽しみにしています。読み聞かせが始まると、子供たちは、絵本の挿絵やお話の内容に引き込まれ、本の世界に入り込んでいきます。また、絵本の作者などについての説明もしていただきます。うなずきながら聞いている姿が印象的でした。そんな姿を見ていると、本から得るものは多いと感じます。
 これからも本を読む機会を増やし、たくさんの本に出会って、豊かな心が育ってほしいです。

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【阿久比町立阿久比中】早朝の駅前清掃ボランティア

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 本校では,毎月第1日曜日に,「駅前清掃ボランティア」と称した名鉄阿久比駅周辺の美化活動を行っています。この活動は,明るい社会づくり運動知多地区推進協議会と生徒会が協力し合って,11年前から実施されているものです。早朝に行う活動ですが,多いときは参加生徒が100名を超えることもあります。なかには家族全員で参加してくださることもあります。
 阿久比町には4つの駅がありますが,その中でも阿久比駅は1日の利用者が2500人を超え,駅前には銀色のオブジェがそびえ立つ阿久比町の玄関口です。参加生徒は,軍手にごみ袋を持って,丁寧にほうきで掃き,火ばさみでごみを拾っていきます。仲間と協力して清掃する生徒たちの表情は明るく,社会貢献できたことへの喜びが感じられます。
 毎回活動に参加している生徒からは,
「最近,拾うごみの量がだんだん少なくなってきていることがうれしいです。でも,もっともっと阿久比町をきれいにしていきたいです。だから私は駅前清掃ボランティアに参加し続けたいと思います。(中2女子)」
「ごみ全体の量は減ってきていると思うのだけど,減らないものがあります。それはたばこの吸い殻です。歩道や花壇の中に捨てられているたばこの吸い殻を拾う度に悲しい気分になります。僕はマナーやルールをきちんと守れる大人になりたいです。(中2男子)」
などの感想が寄せられています。自分たちの町を自分たちの手できれいにするこの活動は,先輩から後輩へと毎年受けつがれていく大切な伝統の一つとなっています。
この他にも,新美南吉の代表作である「ごんぎつね」にも登場する矢勝川の護岸にヒガンバナの球根を植える活動が,毎年5月に行われており,200名以上の生徒が参加しています。秋には生徒たちが植えたヒガンバナが真っ赤に咲き誇り,多くの人々に感動を与えています。このような一つ一つの活動の積み重ねが,生徒たちの「阿久比を愛する心」を着実に育てています。
 今後,親子二代,三代と引き継がれていくような活動になればと思います。

【豊橋市立前芝中】情報モラル「メールについて考えよう」

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 本校でもケータイ・スマートフォンをはじめとする通信機器を持つ生徒が増え、メール、LINE、SNS等でのトラブルや依存などの問題を抱える生徒も増えつつあります。相手のことを考え、モラルやマナーを意識して正しく使用していくために、道徳授業「メールについて考えよう」を6月に中学1年生で実施しました。家庭で決められたルールを守って使用し、相手の都合や時間を考えることが大切だという意見があがりました。また、12月にはネットモラルについて考える題材として「よく考えて!!その書き込みは許される!?」を実施しました。内輪だけで公開しているように思っている内容が、実は誰にでも見られていたり情報を悪用されたり、身に覚えのないトラブルに巻き込まれる可能性があることを授業を通じて学びました。
 通信機器を所有する子どもは今後も増加することが予想されます。学校と家庭で連携して、継続的に情報モラル教育を行っていくことが大切だと感じます。

【日進市立日進西中】生徒会・PTA・地域の方が一体となって、あいさつ運動を行っています。

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 日進西中学校は、生徒数900人以上の大規模校です。生徒たちは、パワーにあふれ、毎日元気に学校生活を送っています。
平成25年度も、生徒会が主体となって、3学年それぞれの学年委員会が生徒たちへの呼びかけを行い、あいさつ運動を行いました。自分たちで考えて、「さわやかな挨拶」などの看板を作り、昇降口前で朝から元気にあいさつを交わしていました。
 日ごろから、校内の廊下などでは、生徒同士でのあいさつだけでなく、先生と会ったときにも「おはようございます」「こんにちは」とあいさつを交わしています。あいさつをすることがコミュニケーションのきっかけになることもあり、みんなが気持ちよく生活できる環境づくりに役立っています。
 PTAの保護者の方々も、定期的に通学路や校門の前に立ち、あいさつ運動を行っています。また、メール配信であいさつ運動参加の呼びかけを行い、地域の方たちと一体となって生徒たちへ呼びかけをしています。お母さんたちの優しい笑顔とともに交わされる「おはよう」の声に、生徒たちも笑顔になっていました。

【みよし市立三好中】専門家の方から様々なアドバイスをいただきました。

 本校が生徒に行ったアンケートで、携帯・パソコン・テレビ・ゲームの使用時間が、みよし市内の他の中学に比べて長いという結果が出てきました。個人用携帯電話の所持率も高く、多くの生徒がSNSを利用していることも分かりました。
新聞紙上で、小中高生のSNSの利用を問題視する記事が数多く掲載されていて、正しい携帯電話の利用を徹底することの必要性を強く感じています。
 そこで本校では、ルールやマナーを守り、注意しながら携帯電話を利用することを頻繁に生徒に呼びかけ、同時に、専門家の方のお話を聞く機会を設け、様々な視点からアドバイスをいただきました。

(1) 豊田警察署の生活安全課の方からは、ネット上で起きているトラブルの紹介と、それに巻き込まれないようにするために注意することを学びました。個人情報の流出や、著作権の侵害など、何気ない行為が大きな問題に発展する怖さを感じました。

(2) 1日警察署長としてみよし市に訪れていた、本校の卒業生であるフリーアナウンサーの長野美郷さんが来校し、先輩からお話を聞く会が行われました。犯罪に巻き込まれないように、強い意志をもつことの大切さを学びました。

(3) NTTドコモ東海の担当の方から、「ケータイ安全教室」で犯罪やトラブルへの対処法や、携帯電話を使う上でのルール・マナーについてアドバイスをいただきました。他人の気持ちを考えて行動することの大切さを学び、また、生活習慣を見直す機会となりました。

(4) 元岐阜大学教授の藤田敬一さんより、人権を守ることの大切さを教えていただきました。それぞれの個性を互いに認め合うことの大切さ、失敗を恐れずチャレンジすることの大切さなど、「生き合う」ためのアドバイスをいただきました。
 
 生徒たちのネット利用は、保護者・教師の目が届かないところで行われています。大人がネット利用の有効性と危険性をしっかり理解し、必要な場合には適切な助言により危険から子どもを守ることが重要です。
 日々進化するネット社会を安全に生きていくために、今後も生徒と教師・保護者で学び合う場を多く設けていきたいです。


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【一宮市立西成東部中】「心を耕す絵本の読み聞かせ」

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 本校では朝清掃終了後の10分間を朝読書の時間とし、学校全体で静かに読書しています。各学期に3〜4回『心を耕し、落ち着いた時間の共有』をねらいとし、朝読書の時間に「絵本の読み聞かせ」に取り組んでいます。図書館や児童館で行われている「絵本の読み聞かせ」では幼児や園児が目をキラキラさせてお話に耳を傾けています。 
 中学生でも同じです。心をどきどきさせて聞いている生徒。お父さんやお母さんに読んでもらったことを思い出している生徒。中学生になってはじめて知るお話。小さなころのきもち。いろんなことを考えながら静かに絵本を見ています。読み手は担任の先生や学年の先生。日頃、難しい数学の問題や部活指導している先生が読む絵本に感じるものは様々です。自分でも読みたいという生徒も立候補しており、来年度は上級生が下級生の学級へ読み聞かせに行くことも計画中です。職員室では次回の絵本選びも白熱中。先生方も思い入れのある絵本を自宅からもってきて楽しく取り組んでいます。

【長久手市立西小】スマートフォンの普及とネチケットの重要性

 スマートフォンが普及する中、本校でもLINEの使用経験がある児童や、家で親のスマートフォンを使って遊ぶ児童がいる。新聞やニュースでは、LINEなどのSNSによる問題を耳にすることも多くなり、特に中高生のトラブルが目立つ。そこで、本校の5年生では、スマートフォンを扱う上での危険性について授業を行い、将来適切な使用ができるよう支援した。情報機器による問題は徐々に低年齢化しているため、早い段階でトラブルの発生を阻止することがねらいである。
 学習は以下のことを中心に進めた。
 ○ ネチケット全般について学ぶ。
 ○ LINEなどのSNSに焦点を当て、便利さとその陰に潜む危険について学ぶ。
 授業では、新聞記事やニュースを活用し、ネットを使用する上でのトラブル等について取り上げた。また、LINEなどのSNSについては、仕組みを知ることで、なぜ問題が起こるかということを理解させることができた。実際に起きたトラブルを知る中で、「ネット中毒になって勉強ができなくなる人がいることを聞いて、こわくなった」「ネットゲームはお金がかかることもあるからやらないようにしたい」など様々な感想が聞かれ、児童は身近な問題であることを実感することができた。
 今後は他学年においても情報モラル教育が積極的に行われるよう、学校全体で推進できたらと考える。

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【豊田市立足助中】意見交流で関わり合う道徳の授業

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 足助中学校の道徳の授業は、いつもどの学級でも意見交流が盛んです。自分の思いや考えを伝えたい、分かってもらいたいという気持ちと、友達の考えを知りたいという気持ちがぶつかり、活発な話し合いで道徳の授業は進んでいきます。
 この写真は、3年生の道徳の1場面です。相田みつをの詩「目に見えない根を」を基にして、(1)「印象に残った言葉は何だろう」(2)「目に見えないたくましい根をもつとはどういうことだろう」(3)「自分にとってたくましく根を育てるとはなんだろう」という課題について、意見交流をしました。
 授業後、次のような感想がありました。「自分に自信がなくてみんなのように発言できなかったが、努力して発言できるようになることが自信につながると思っています。それが、僕にとっての根です」
 生徒たちのがんばりを支える教師たちは、話し合いの充実のために「分かりやすい発問」や「少人数の話し合いの場の設定」、「話し合い用のグッズの工夫」、「話し合いを焦点化する板書」など、授業技術を磨くための研鑽に励んでいます。 

【春日井市味美小】 ケータイのマナーについて考えました

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 最近では、高学年になるとケータイを持つ児童が多くなってきます。それに伴ってケータイが原因で友達同士のトラブルも多くなってきています。しかしながら、子どもたちは、そのことをあまり意識することなく、ケータイを使っています。
 そこで、本校では、ケータイを使うことが多くなる6年生を対象にして、情報モラルの授業を行いました。DVDを使ってケータイによる具体的なトラブルの場面を想像しながら、使う際のマナーやルールについて考えました。中には、メールによるトラブルの具体的な場面でうなづいている児童もありました。
 今回は、ケータイを使うときのマナーやルールとして、相手のことを考えて使うことが大切であることとともに、次の点を子どもたちと確認しました。(ア)おそい時間にメールをしない、(イ)メールをもらったらすぐに返さなければいけないというものではない、(ウ)人の顔や姿を動画で勝手に写して投稿してはいけない。
 今日、学んだことをよく考えて、ケータイと仲良くつきあってくれることを願っています。

【安城市立高棚小】高小まつり・感謝の会

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 2月6日(木)に、児童会主催の高小まつりを開催しました。第1部の感謝の会は、日ごろお世話になっている方々に感謝の気持ちを伝えることを目的として行いました。クラブ活動や総合的な学習の時間をはじめとする授業(和太鼓、米作り、地域の伝統行事、英語ボランティア)や朝の読み聞かせ、登下校の指導などでお世話になった方々に、お越しいただきました。子どもたちは、感謝の言葉や鉢花を送ったり、祭り・伝承クラブの和太鼓や全校合唱を披露したりして、地域の皆さんに感謝の気持ちを伝えました。
 地域の方から、「来年は、どんなことをするのか楽しみだね。5年生になると、米作りがあるよ。地域の人たちも見守っているからね。」とお話いただきました。子どもたちは、自分の知らないところで、いろいろな方々にお世話になっていることを改めて感じました。
 第2部では、たかたな学習(総合的な学習の時間)や教科学習の成果を見ていただく機会としました。各学級で工夫を凝らし、学んだことをクイズにしたり、替え歌にしたり、ゲームを取り入れたりして、来てくださったお客さんに分かりやすく伝えようと子ども主体で企画しました。
 お客さんから、「子どもは、一年間、こんなことを勉強してきたんだ。」「私も、この地域にずっと住んでいるけれど、地域の行事について知らなかったことがいっぱいあったな。」「子どもたちが、こんなに面白い企画を考えるなんてすごいな。クイズも子どもたちがどんなことを学んだかがよく分かって、面白かった。」などと感想をいただきました。
 閉会セレモニーでは、子どもから「お客さんにいっぱい楽しんでもらえてよかった。学んだことを発表できてよかった。」という充実感、達成感に満ちた言葉を聞くことができました。

【豊橋市立二川中】情報モラルについて考えよう

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 情報モラルについて考えよう
 二川中学校では、情報モラルについて、最近中学生の間でも利用者が増えつつある携帯電話に関連した問題を防止し、安全安心な生活、心のつながりなどについて考えるための取り組みをしました。
 そのひとつとしてあげられるものが、ケータイ教室です。
 ケータイ教室では、携帯電話会社の方を講師としてお招きし、全校集会にて生徒が講演を聞きました。体育館のスクリーンを見ながら、クイズなどに答えて楽しく学習をすることができました。便利なものですが、使う時間や情報を守ることの大切さと責任、携帯電話に依存しない人間関係など、たくさんのことを考えることができました。同じ講演を、PTA総会でも開いたことで、保護者の方と生徒と一緒に家庭で考えてもらうきっかけづくりをしました。
 また、道徳の授業においても、各学級で、望ましい生活習慣や友達との関係などの学習と関連して、携帯電話の使い方にふれ、学級で話し合いをしました。授業を通して、今の私には携帯電話は必要ないと考える生徒や、使用時間を減らすことを実践する生徒もいました。また、各教科においても、それぞれの教科からの視点で生徒と共に考える時間をとっています。
 最後に、学年通信での取り組みについてあげます。各学年通信にて、情報モラルについての連載をしました。第1学年学年通信の内容は、以下のようなものです。
「ケータイ・スマホのエトセトラ」
(1) 電磁波の恐怖
(2) コミュニケーションの特徴
(3) インターネットの長所と短所
(4) 簡単にできるけれど、大事件
(5) あなたの情報は、守られてはいない
(6) 危険がいっぱい、被害者続出!
(7) 不正アプリから身を守ろう
(8) ネットいじめ 実態と解決について
(9) コミュニティサイトは危険がいっぱい
(10)出会い系サイトの被害
(11)チェーンメールの恐怖
(12)サイバー犯罪とは?
「近年増えるネット依存は人依存」
・・・
以上のように、連載を続けています。家庭で、生徒と保護者が情報モラルについて考えるきっかけとなるとよいと考えています。


【瀬戸市立水無瀬中】情報モラル発表会

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 本校では,3年生がグループに分かれて調べた情報モラルに関する内容について,プレゼンソフトを使った発表を行いました。
 「チェーンメール」
 「著作権について」
 「ネットオークション」
 「情報流出について」
 「架空請求のトラブル」
 「書き込みでのいじめ」
 「SNSについて」
 の7つのテーマで発表がされました。身近なテーマも,どちらかといえば今までの自分には関心のなかったテーマもありましたが,よく話を聞いてみると,今まで知らなかったけれども,知っていなければならなかった内容もあり,皆がメモを取りながら真剣に聞く様子が印象的でした。
 SNSを媒体とした人間関係の問題については多くの生徒がすでにそれなりの知識があるようでしたが,著作権については,「え?それもだめなの?」といった反応もあり,新しい知識を得ることもできたようです。

【津島市立東小】メールをはじめとする情報モラル学習

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 本校の6年生児童の約3分の1が携帯電話を所有しており、それにより、メールをはじめとしていろいろな情報の交換をしています。今後、所有する児童の数は、ますます増えていくことは容易に想像することができます。
 携帯電話は、メールをはじめとしていろいろな連絡が手軽にでき、日々の生活の中でとても役に立っています。しかし、その反面、友だちとのメールのやりとりで問題が生じたり、トラブルに巻き込まれたりはしないだろうか、という心配もされます。ただ、これからの情報社会において、携帯電話は、たいへん便利なツールとしてますます活用されるだろうと考えらます。
 そこで、6年生児童を対象に、「ケータイ・ネット社会の落とし穴<ブログ社会の落とし穴>」というDVDを視聴して携帯電話の利用の仕方などについて学習をしました。ポイントとしては、次の6点です。

1 実名をあげて悪口を書き込んだり、メールを送ったりしないこと
2 メールの内容だけだと、相手に誤解されてしまうこともあること
3 いったん書き込んだり、送信したりした内容は記録に残り、いざ、消去しようとし  ても完全に消去することはとても難しいこと
4 「ネットいじめ」になるようなメールや書き込みを絶対にしないこと
5 電話番号やメールアドレスなど、個人情報を簡単に他人に教えないこと
6 ネットで取り入れた写真や画像には著作権や肖像権があること

 児童たちの中には、頻繁にメールやインターネットを利用している子も多く、「使い方に気をつけたい」「本当に大事なことは、直接話すようにしたい」「軽い気持ちで悪口を書き込むことは絶対にやらないようにする」「個人情報をむやみに他人に教えないようにする」というような意見が出されました。
 今後、児童たちだけでなく、保護者向けにも情報モラル教育の実施をしていくことが必要であると考えています。

【豊橋市立南部中】2年生で、ハゲワシと少女の道徳授業を行いました。

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 豊橋市立南部中学校2年4組で、ケビン・カーター氏が撮影した写真「ハゲワシと少女」について、「人命か!?それとも報道か!?」という題名で道徳授業を行いました。

34名中、人命優先派が14名、報道優先派が20名で話し合いをスタートさせました。

*人命優先派の意見*
・ケビン氏は裕福になるけど、少女はそうならない。賞金を全額寄付してほしい。
・少女を救うことでその子から話を聞いて、何が不足かわかる。
・人間のいのちは一つしかないから、少女の将来を考えてあげたほうがいい。
・人命はなくなったら戻らない。名誉や名声よりも人命が大事。
・少女はまだ生きられる可能性がある。
・今目の前で苦しそうな子を助けるべき。
・賞を撮るために写真を撮ったのなら最悪。
・弱っている子を見たら助けるのがふつう。


*報道優先派の意見*
・ケビン氏の仕事はカメラマンで、現状を世界に知らせるために写真が必要。
・世界の現状をみんなが知り、援助をすることで世界平和につながる。
・私たちのようにこういう事実を知らない人たちに事実を伝えるべき。
・ケビン氏だって、こういう写真を撮ることで生きている。
・この写真を見ることで、世界の悲しさや辛さを知ることができる。
・第2の少女を作らないため。
・ケビン氏はお金のためじゃなくて、この現状を世界の人に知ってもらいたくて撮った。
・この写真を見て現実を世界の人が知り、助ける人が増えたら貧しい国も豊かになる。
・天秤にかけるならば、一人の命<大勢の命。

 話し合いを通して、報道を優先することも大勢のいのちを救うことにつながることに多くの生徒たちが気づいたり、実りある授業になりました。

【豊橋市立飯村小】情報モラルに関する指導

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 情報モラル教育の内容として、情報社会での危険回避の方法を学ぶ「知恵を磨く領域」と、情報社会における正しい判断や望ましい態度を育てる「心を磨く領域」が挙げられる。本校では、独自に作成した年間計画をもとに、「心を磨く領域」にかかわる「思いやり・親切」「規則の尊重・公徳心」などの内容項目の授業には低学年から、「知恵を磨く領域」については、実際にネットでの危険に遭遇する機会が増える高学年からそれぞれ取り組んでいる。
 高学年の授業を具体的に述べると、5年生では不確かな情報を流したことによる騒動を扱った「だれも知らないニュース」(文渓出版)を、6年生では掲示板での書き込みがもとで不登校になってしまった事例を扱ったデジタル教材「ネットいじめは絶対やめよう」(広教)を使ってネットモラルの指導に取り組んでいる。
 子どもからは「ネットのこわさがよく分かった」「これからは注意して使っていきたい」といった声が聞こえた。今後の課題としては、情報社会の低年齢化に伴う中学年での「知恵を磨く領域」の指導準備が挙げられる。

【豊橋市立中部中】わが校の情報モラルへの取り組み

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 本校でも多くの生徒が日常的にSNSを利用している。このような携帯電話・スマートフォンの普及を踏まえ、全校で学年単位でのネットモラルの啓発を行っている。全校では、警察の方をよび、なりすましや架空請求などの事例を挙げて、ソーシャルメディアでのマナーについてご講演をいただいた。学年では、休みの前など定期的にネットモラルに関しての道徳・学活を実施している。その中でも、3年生では、公民の授業の中で、ニュース番組の特集を視聴し、スマートフォンの登場により、ネット依存が深刻化していることやfacebook、LINEなどのソーシャルメディアの普及により、ネットでのトラブルの様子が変わってきており、対応が必要なことを学んだ。生徒の感想の中でも、知らない間にネット依存ぎみになっていることに驚く生徒がいて、警鐘を鳴らすのに一定の効果があったと考えられる。
 職員の間でも、昨今のネット事情に後れを取らないように、ネットを通じてのトラブルの事例を研修を通じて共有したり、朝の打合せなどで話題にしたりしている。

【豊橋市立大崎小】肖像権について学ぶ

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 大崎小学校では、6年生児童を対象に「肖像権」について学習する機会を設定した。秋の修学旅行において、児童各自がデジタルカメラを持参しスナップ写真を撮影していたが、その際、写真データは誰のものなのか話題になった。児童は、自分のカメラで撮影したものは自分で自由にしてよいと考えており、「肖像権」の存在を知らない実態が明らかになった。そこで、「肖像権」の内容を扱っている動画ソフトを使いネットモラル授業を展開した。
 現在、インターネットに画像を一度アップしてしまうと、その画像は際限なく広がっていき、完全に消すことは困難である。勝手に他人の顔写真を撮影し、ブログなどに名前や居住地を気軽に載せてしまうと、不特定多数に個人が特定されてしまい、大きなトラブルになることもある。また、勝手に顔写真を掲載された側は、大きな不快感とともに強いストレスにさらされる結果になる。
 児童は、動画ソフトを見ながら、人には肖像権というものがあり、場合によっては、その侵害を訴えられる状況もあることを学んだ。また、「肖像権」によって他人の勝手な撮影を断れることも知ることができた。
 本校の児童は改めて、修学旅行で撮影した友達の顔が映る写真の扱い方について、肖像権を守る態度が必要であると理解することができた。