携帯・ネットはルールを決め マナーを守って オープン使用!(愛知県教育委員会広報誌パレットの応募作品より)

【安城・祥南小】ちょっと待って、そのメールは!

 本校の5年生では、東日本大震災の直後「関西電力で働いている友だちからのお願い」というチェーンメールが関西・中部地方の各地で広がった問題を取り上げて、メールの正しい使い方や注意することなどについての授業を行った。
 まず「インターネットや携帯電話のメールが、使えなくなったらどう思うか。」という質問を投げかけた。ほとんどの児童は、「メールが使えなくなったら、とても不便。」「インターネットが使えなくなったら、自分で調べたいことができなくなる。」「今は使わないけど、大人になった時や働きに行くようになった時、とても困ると思う。」などという意見が出た。次に「インターネットやメールを使うことは、便利で楽しいですか?」という質問をした。9割の児童が楽しいと答えた。そこで、東日本大震災の直後のチェーンメールを紹介した。「電子メールを使うことは、決して楽しいことだけではなく、使い方が重要なのです。」と話し、「はむはむのオンライン教室」を使って、メールに関係する様々なトラブルについてのシュミレーションを行った。
 授業の感想には、「知らない人から来たメールは、開かず削除する。返事を出さない。ということが分かりました。」「インターネットを利用することは、コンピュータウィルスに感染したり、他人を困らせたりする可能性があるのでこれから気をつけたい。」と書かれていた。メールの使い方で注意することについては理解できた。しかし、インターネットに関係する犯罪は、年々巧妙化している。情報モラルの授業を継続的に行い、使う人の危機管理意識が向上するようにしていきたいと思う。
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【蟹江町教育委員会】「蟹江町学校ICTセキュリティー講習会」を開催しました

 「蟹江町学校ICTセキュリティー講習会」蟹江町教育委員会では、「蟹江町学校ICT環境整備事業セキュリティーポリシー」の周知徹底のため、町内各学校において、「ICTセキュリティー講習会」を開催しました。全教職員に対して以下の内容で講習会を行い、情報セキュリティーの意識を高めました。

第1部 「蟹江町ICTセキュリティ講習」
1 実際に発生した情報漏洩事故事例から学ぶべきことについて
2 事故発生の背景にある、情報セキュリティ意識の低さについて
3 漏えいした情報による被害と、その対策の必要性・重要性について
4 日常取り組むセキュリティ対策について
 情報資産の分類、暗号化USBメモリ、端末機器の持ち出し、プリンタFAX複写機の管理、情報資産の廃棄、コンピュータウィルス対策 など

第2部 「蟹江町スタンダード」
1 情報ファイルの保存方法について
2 Winny等のファイル交換ソフトの使用禁止について
3 情報の移動と社外に情報をメールする場合の添付ファイルの暗号化・パスワードの同封禁止について
4 「チェックしてみましょう  〜まわりで起きていませんか?〜」
 私的なメールアドレスの登録、生徒情報の無許可の持ち出し、放置プリント放置原稿、紙情報の社内放置、持ち出し申請がいつも事後である…等々

 参加者は、この講習会を通じて、改めて情報管理の責任の重大さを認識するとともに、その管理について、日頃からどのようなことに気をつけるべきかを具体的に学ぶことができました。教育委員会として、今後も情報モラルに関する研修を一層推進していきたいと思います。
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【刈谷・東刈谷小】アンケートや懸賞にひそむ罠(個人情報の取り扱い)

 5年生で、インターネット上での個人情報の取り扱いについて、注意すべきことの授業を行った。近年、小学生でもインターネットを使い、好きなアニメやゲーム、タレントなどの情報を調べることが日常的に行われている。
 今回の授業では、「事例で学ぶネットモラル」という教材を利用し、アンケートや懸賞を装って、住所や電話番号などの個人情報を収集しようとする、悪意をもった第三者の存在を知らせることを目標とした。教材の中ではプレゼント欲しさに、個人情報を安易に入力してしまう事例が紹介され、子どもたちも「私も応募したことがある」などと口にしていた。すべての業者が悪意を持っているわけではないが、ネット上での個人情報の入力は危険性もあり、用心する必要があるということを子どもたちは認識することができた。
 子どもたちの感想には「住所や電話番号はインターネットでうたないように気をつけたい」「個人情報の大切さがわかった」などの言葉がみられた。
 携帯電話や携帯ゲーム機の普及に伴い、インターネットが子どもたちにとって身近な存在となっている。子どもたちが狙われたり、被害の対象になったりしないよう、今後も予防的観点からの指導を継続して行っていきたい。

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【西尾・福地北部小】「個人情報を奪うWebサイトを見抜く」

 西尾市立福地北部小学校5年生の社会科で、情報の活用の仕方、インターネットを使った犯罪等について学習した。アンケート結果によると、約4割の子どもたちが自由にインターネットを利用できる環境にいた。そこで、「事例で学ぶNetモラル」を活用し、「個人情報を奪うWebサイトを見抜く」の授業を行った。
 映像クリップを見ながら、誘いの手口を知り、個人情報を奪われるとどんなことが起きるかを予想し、対処法を考えた。子どもたちからは、「甘いことばにだまされず、もしかしてと確認することが大切だと分かった」「少しでも変だなあと思ったら、大人に相談する」「今日知ったことをお家の人にも知らせたい」「自分は、だます人になりたくない」などの意見が出、個人情報を守るために自分にできることを確認した。

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【安城・志貴小】チェーンメールについて

 志貴小学校の5年生は、チェーンメールの危険性について学習しました。
 子どもたちはまず、パソコン室に入っているソフトを使って、お互いにメールを送り合いました。ある程度メールに慣れた後、教師が数人の子どもたちに以下のようなチェーンメールを送りました。
 『よい子のきみたちへ。今、みんながメールをしっかり送ることができているか確認している。このメールを受け取った子は、同じメールを、少なくとも5人の友だちに送ってほしい。もうすでにこのメールが来ている子も、またちがう友だちに送ってほしい。では、よろしくたのむ。』
 すると子どもたちは面白がり、チェーンメールはすぐに広まりました。
 その後、チェーンメールについて話し合った子どもたちは、「おもしろいメールだったので、ついたくさんの友だちに送ってしまった。」と答えたり、「自分は同じメールを20通も受け取ってしまった。」などと話したりしていました。
 授業後、子どもたちに感想を聞いたところ、「チェーンメールは、もらうと楽しいけど、何通も来るとうっとうしい。」や「本文にだまされてチェーンメールを送らないようにしたい。」と答えていました。

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【安城・安祥中】資料を生かし、校内に広める情報モラル教育

実践(2年生)
1 扱った情報モラルの内容と参考にした資料
・内容 掲示板
・参考資料 「☆☆ ※※掲示板 ☆☆ △□中学校のみんな集まれ!」
2 授業の様子と生徒の感想
 はじめに掲示板について知り、その良さについて考えさせた。そこでは、「誰もが情報提供できる」「たくさんの人と情報交換できる」「友達のことを知ることができる」といった良さがあげられた。次に、掲示板に自分の悪口を書かれた人の気持ちを考え発表させた。「やめてほしい」「誰が書いたんだろう」「すごく嫌な気持ちになった」という意見があがった。掲示板へ書き込みがあった後、どんなことが起こるか考えさせた。 生徒は身近な問題としてとらえ、真剣に考えていた。掲示板のそういった書き込みは、犯罪につながることもあるということを知らせた。最後に感想を書かせた。
・掲示板には気をつけようと思う。
・私の掲示板ではないけど、実際に悪口を書いている掲示板を見たことがある。そんなことをして、何の意味があるのかわからない。私は、絶対にしない。
・たくさんの人と情報交換できるという良さもあるので、見た人がうれしくなるような書き込みをした方がいいと思う。

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【高浜・吉浜小】「ケータイ安全教室から考えること」

 NTTドコモの方を招いて、5年生を対象に「ケータイ安全教室」を行いました。
 教室では、携帯電話を安心安全に利用できるように、守らなければならないルールやマナー、トラブルへの対処方法、正しいコミュニケーションについて、実演をしながら説明していただきました。携帯電話はおもちゃではなく、正しく使えるようになることが大切であること、正しい使い方をしないと自分が被害者になる可能性も加害者になる可能性もあることを、しっかりと学びました。
 事前のアンケートでは、携帯電話を持っている児童は全体の3割程度、親と約束事を決めていないという児童もいました。今後は児童のみではなく、保護者への啓発活動も考えていく必要があります。

【高浜・吉浜小】資料

【安城・東山中】インターネットでの情報収集について

 安城市の中学校には「事例で学ぶNetモラル」というソフトが導入されており、本校でもそのソフトを使って、主に学級活動や道徳の授業で情報モラルの学習を行っています。今年度は情報モラルの年間計画をたて、学期に1回、情報モラルの授業を行います。1年生では「情報収集とその利用」「ネットショッピング・ワンクリック詐欺」「チェーンメール・ネットいじめ」、2年生では「情報収集と取捨選択」「個人情報を守る・ネットいじめ」「著作権の侵害」、3年生では「携帯電話」「責任ある情報発信について」の学習を進めます。また各教科でも、情報モラルについて扱うことのできる授業内容であれば、合わせて実践するようにしています。
 6月に、1年生がウェブサイトの情報を収集する際に注意することについて考える授業を行いました。どんなウェブサイトが信用できるのかを予想し、校内LANを活用し、インターネットで「事例で学ぶNetモラル」を鑑賞しました。鑑賞後、どんなウェブサイトが信用できるのかをグループで話し合いました。多くの生徒が、Webサイトには間違った情報や不確かな情報が掲載されていることを知り、信ぴょう性を疑ったり、情報を確かめたりすることの大切さに気付くことができたようです。
 今後もモラルをしっかりもち、適切に情報環境に対応できる生徒を育てていきたいと考えています。
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【安城・新田小】「個人情報の取り扱いに気を付けて」

 Webサイト上で「個人情報の扱い」について、検索サイトと本校ホームページを利用して、授業を行った。子どもは、日頃使っているインターネットから情報を得られることは知っていても、逆にそれが自らの情報を不特定多数に広める危険性をはらんでいることには気づいていない。そこで、名前検索や画像閲覧を通して、個人情報を取り扱う上での留意点を知らせたいと考え、3年生の児童を対象に実践を行った。
 検索サイトでそれぞれ自分の実名を検索してみると、同姓同名の他人の情報がたくさん出てくるが、自分自身のものは見つけられない。一方、本校ホームページを閲覧すると、運動会などの行事写真に自分らしき人物が確認できる。ここで「この写真は、だれが見ることできるか。」と聞いてみると、ほとんどの児童が「新田小関係者」「安城に住んでいる人」と答え、「世界中で見ることができる。」と答えたのは、数人であった。そこで、Webサイト上の情報は世界中から閲覧できることを知らせ、そのため学校ホームページでは、個人が特定できる画像や名前などの個人情報は、掲載していないことを伝え、その理由についても考えさせた。
 学習後、児童は「ホームページが世界中から見られているなんて知らなかった。」「不審者に見られるといけないから、絶対に名前や住所は載せてはいけないと思った。」などの感想を述べていた。
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【愛西・永和小】情報モラル教育(携帯電話について)

 5年生の総合的な学習の時間に、情報モラルについての学習をしました。情報モラル教材『春の家ケータイ物語』を活用しました。
 事前調査の結果、授業を行った時には、携帯電話を持っている児童は36名中7名でした。その後、2名増え、9名になりました。今は持っていない者を対象に、「いずれ携帯電話を持ちたいか」という質問に対し、「持ちたい」と考えている児童は、1名を除いた全員でした。
 情報ツールとしての携帯電話はとても便利なものです。しかし、その使い方やマナーを知らずに利用していると、ときには思いもよらないことになります。今後さらに携帯電話を持つ児童が増加するであろうと考え、携帯電話を安全・適切に使用することを願い、以下のように授業(7時間)を行いました。

・第1時 「忘れずに マナーもいっしょに ケータイしよう」
・第2時 「ケータイの ルールを家族で 話し合い」
・第3時 「ぼくたちの 個人情報 ねらわれる?」
・第4時 「情報を発信するのに 守ること」
・第5時 「情報は 信じる前に うらをとれ」
・第6時 「言葉には できない思いを 文字にして」
・第7時 「立ち向かえ! ひきょうな書き込み 深まるキズナ」

 第3時は授業参観で行い、保護者の方にも考えて頂く機会になったのではないかと思います。
 授業実践期間中に児童2名の携帯電話にチェーンメールが届きました。ある日の授業の感想に、「チェーンメールが来ました。何だか電話番号がのっていたけど、個人情報の勉強をやったので、電話をかけませんでした。また、チェーンメールで友達関係を悪くしたくなかったし、授業でやったので送りませんでした。お母さんに相談して、対処しました。」「チェーンメールがきたときに初めは内容がすごく怖かったけど、授業で勉強したので、お母さんに相談して、そのメールを消しました。」と、ありました。ルールやマナーを知っていたことで、友達にメールを送ることなく冷静に対応できたことが感想から分かりました。
 今後も学年や実態に応じて、情報モラルを伝え、適切で安全な情報ツールの利用方法を児童に伝えていきたいと思います。

【愛西・永和小】資料1
【愛西・永和小】資料2
【愛西・永和小】資料3

【稲沢・三宅小】2年生・生活科の実践

 今年度、パソコンを扱う以上どの学年でも情報モラルを授業に取り入れてもらうようにお願いをしている。
 担当している2年生では、情報モラルを理解させるために、まずパソコンを使えるようになるプログラムを作成した。そして、「あんしんあんぜん情報モラル」オンラインを活用して授業を行っている。

実践内容
<情報社会の倫理について>
1 約束や決まりを守る。
2 人の作ったものを大切にする心をもつ。
<安全への知恵について>
1 大人と一緒に使い、危険に近づかない。
2 不適切な情報に出会わない環境で利用する。
3 知らない人に、連絡先を教えない。
4 決められた利用の時間や約束を守る。
を6時間の完了として行った。
 小学校低学年の子どもたちにとっては、パソコンはゲーム機の一つにしか思っていない。そのため、パソコンは、安易な使い方をしないことや勝手にネットを利用しないことなど、情報モラルを理解した上で使ってほしいことを説明した。

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【岡崎・常磐小】ケータイの使い方を考えよう

 本校では、高学年を中心に情報モラルの授業を定期的に行うように心掛けている。
 6年生では、「ケータイを正しく使うということは、どういうことなのか」をテーマに、広教の「Netモラル」を利用し、話し合いの授業を行った。導入で実際に教師の携帯の着信を鳴らしたり、パソコン室のアンケート機能を活用しすぐに集計結果を画面に出したりすることで、子供たちが学習に引き込まれていった。
 また、保護者にもアンケートを取り、子供たちとの意識の違いについても知ることができた。「家で決めたルールを守る」「無駄な使い方や人に迷惑になる使い方をしない」など、自分がケータイを利用する立場に立って、ケータイを身近な問題としてとらえ、考えることができた。
 5年生では、「フィルタリングって何だろう」をテーマに、様々な被害の様子を学んだ。その他にも「チェーンメールって何だろう」を「もし、次のようなメールが来たら」という場面を設定し、シミュレーションをしながら学んだ。
 今後も教材を有効に利用しながら、子供たちが身近な問題として考えることができるように情報モラルの授業を進めるとともに、中学年や低学年でも積極的に情報モラルの授業に取り組んでいきたい。

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【新城・連谷小】「ケータイの安全な利用を学ぶ」

 本校は東三河北部に位置する、全校児童6名の小規模校である。近くには有名な千枚田があり、学校でも3枚の田んぼをお借りして米作りを続けている。そのような山間部にある事情から、情報収集や伝達のためにインターネットやケータイ(漢字表記ではなく敢えてケータイと書く)が重要になっている。よって、それら端末は便利な一方、思いもよらないトラブルの種が潜んでいることをしっかり指導する必要がある。そこで「ケータイを安全に使うために」の授業をおこなった。
 高学年複式学級で、児童は2名である。K男の兄は、ケータイではゲームをしたり音楽をダウンロードしたりしているそうである。S男の兄は、メールで勉強の答えを教えてもらったりしているそうである。今のところ問題は生じていなかったが、「おばあちゃんの所に迷惑メールが来た」とか、「詐欺にあうことがあるかもしれない」など、起こりうるトラブルについては何となく知っているようであった。
 意見交換したあと、DVD教材『ケータイ安全教室』を見て学習を深めていった。クイズ形式になっていて、「勝手に写真を撮ってはいけないものはどれか?」「違法サイトから音楽をダウンロードしてよいか?」「チェーンメールが来たらどうするか?」等の具体的場面について、どうするするのが良いか判断しながら学ぶことができた。身を守る方法として、ケータイの受信拒否設定があることや、ケータイ使用のマナー、著作権・肖像権の問題まで、幅広い内容の知識を得ることもできた。以下は子どもたちの感想である。

・人を傷つけたり、個人情報を公開したりしないようにしたい。
・『なりすまし』かもしれない、知らない人からのメールがきた時は、親に相談したい。
・チェーンメールやいたずらメールは、気にしないようにしたい。
・これからケータイを買ったとしても、今日学んだことを注意して使いたい。
・お兄ちゃんたちもケータイを持っているので、教えてあげたい。

 多くの事例を知ることで、ケータイを安全に使えるような態度が身についていくと思う。便利な端末の向こうには必ず人がいることを意識させ、情報化社会を安全に暮らしていけるような子どもを育てていきたい。
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【新城・巴小】学年に応じた、情報モラル指導

 情報教育の指導の重点を低・中・高学年により、次のように定めています。

<低学年>
 友達や家族、教師、近所など「自分と身近な人々との関わり」、学校生活、家庭生活など「日常的な生活場面」において、具体的に指導していく。
<中学年>
 「ネットワーク社会において間接的に結びつく人々や地域社会の人々との関わり」、学校生活、家庭生活など「日常的な生活場面」において、具体的に指導していく。
<高学年>
 「一般社会の人々との関わり、身近な人々との親密な関わり」、「社会的な生活場面」および「日常的な生活場面」において、具体的に指導していく。

 各学年の子どもたちの実態にあわせ、生活指導や道徳と連携を図りながら情報モラル教育に取り組んでいます。3年生では、コンピュータに限らず身近なテレビやテレビゲームなどについても子どもたちの生活に関わりのある情報機器としてとらえ、授業のなかで、情報モラルを扱ったホームページを利用し、クイズなどを通して、楽しみながら適切な利用法を身に付けられる学習を行いました。

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【瀬戸・水無瀬中】「ケータイ安全教室」と「サイバー犯罪防止講座」

 6月10日、今後、ケータイの利用が増えるであろう1年生を対象にNTT Docomoのインストラクターをお招きし、「ケータイ安全教室」を実施しました。
・ケータイの利便性とケータイが招くトラブル
・ケータイで被害者・加害者にならないための知識
・ケータイ使用のルールとマナー
について、わかりやすくお話をしていただき、ケータイとの上手な付き合い方について学ぶことができました。

 12月6日、2年生を対象に愛知県警察本部生活安全総務課サイバー犯罪対策室より講師をお招きし、「サイバー犯罪防止講座」を実施しました。
・サイバー犯罪の実態
・サイバー犯罪の低年齢化
について,実例を紹介しながらお話をしていただき、小中学生が被害者になるだけでなく、加害者として補導されるケースが増加していることやインターネットを利用した犯罪の危険性と正しい使い方を知ることができました。

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【瀬戸・長根小】「大人と一緒に使おう」

 3年生を対象に、「大人と一緒に使おう」をテーマに授業を行いました。
 初めに、インターネットで見たことがあるものについて想起させ、意見を出し合いました。児童たちは、地図や映像などを見た経験を思い出しながら、インターネットの利便性を確認することができました。次に、インターネットには怖い側面があることを告げ、動画クリップを視聴しました。児童がひとりでインターネットをしていて、リンクをたどっているうちに悪意のあるページに行き着いてしまうという内容です。
 視聴後に意見や感想を聞くと、
「おかしなページが出てきて、怖い思いをしたと思う」
「子どもだけで見ていたから、悪かったのだと思う」
など、いろいろな意見が出ました。
 その後、インターネットには悪意のあるページが存在しているので、大人と一緒に閲覧することが望ましいことを指導しました。この日は授業参観日でもあったので、児童たちは実際に保護者と一緒にインターネットを閲覧し、それぞれ興味のあることについて調べました。大人と一緒なら安心してインターネットが使えることを、身をもって体験することができました。

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【瀬戸・水野中】サイバー犯罪対策

 瀬戸市立水野中学校では、1年生を対象として情報モラル教育を行っています。今年は、情報セキュリティ対策ビデオ「サイバー犯罪事件簿 危険なアクセス」(制作 財団法人 警察協会)を活用し、様々なサイバー犯罪とその予防・対処法について学びました。
 また、教師のもとに届いた本当の「チェーンメール」や「なりすまし」の詐欺メールを紹介し、身近に起こりうる事例として実感させました。
 さらに、サイバー犯罪の被害者にならない指導だけでなく、悪意のあるメールや書き込みなど、自分が加害者になる可能性があることも指導しました。

 授業後の感想には次のようなものがありました。
・こんなにいろいろ危険なことがあると知って驚きました。
・今はインターネットや携帯が自由に使えないけど、使えるようになったら、今日勉強したことを忘れずに気をつけたいと思いました。
・自分には関係ないと思っていたけど、身近な例を聞いて気をつけたいと思いました。
・家族がインターネットをよく使っているので、家族にも教えてあげようと思います。
・掲示板に悪口とか書いてしまったことがあるので、自分が加害者にならないように気をつけたいです。

【瀬戸・水野中】資料1
【瀬戸・水野中】資料2
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【津島・暁中】情報発信する際のルールやマナー

 津島市立暁中学校では、情報を発信する際のマナーについて理解を深める学習をしました。3年生は、メディア社会との関わりを述べた教材を国語科の学習の中で学びました。そこで、メディアを活用した表現や情報を発信する際に心がけることを学ぶ学習を企画しました。情報モラル教材として、独立行政法人メディア教育開発センターが企画・発行している「春野家ケータイ物語」というDVD教材を利用しました。
 授業では、インターネットで自分の情報を簡単に載せることができる方法を出し合いました。そして、パソコンや携帯電話を使った、いろいろな手段があることを知りました。また、すでに利用している生徒の姿もありました。DVDを視聴した後で、インターネットを利用するよさを認めつつ、問題点を話し合いました。
 生徒からは、「相手のことを考えて載せる。」「載せてもいい情報を吟味する。」「知らなかったではすまないんだ。」など、ルールやマナーを意識する意見が出されました。情報発信は「相手や周りへの思いやり」の上に成り立つこと、そして、「肖像権」「著作権」などのルールを遵守することを確かめる時間となりました。

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【安城・安城南中】資料を生かし、校内に広める情報モラル教育

1 実践1(2年)
(1)扱った情報モラルの内容と参考にした資料
 技術の「情報とコンピュータ」の領域で情報モラルを取り扱った。技・家ハンドブック(技術分野)に載っている資料を用い「著作権の保護」について学習をした。
 「著作権」という言葉を聞いたことのある生徒は多かったが、実際どんなものが著作物になり、「著作権」とは、一体何かわからない生徒は多くいた。普段の生活の中でありそうな問題提示をした。
例題1 レンタル屋でCDを借りて、iPOTやオーディオに入れることはいい?
例題2 CDをダビングすることはいいの?
例題3 ダビングしたCDを友達にあげてもいいの?
例題4 友達がダビングしたCDを350円で売ってくれるそうです。買ってもいいのかな。

 多くの生徒が、このような経験があったり、これから経験しそうなことであったりしたので、著作権の問題を身近にとらえることができた。また、人権のプライバシー、個人情報の保護、著作権の保護、情報の信頼性、不正侵入、コンピュータウイルス等を取り扱う学習を行った。

(2)授業の様子と生徒の感想
 著作権の学習では、実際に裁判にもなった「ドラえもんの最終回」を出し、勝手に物語を作ること、インターネットに掲載することの問題点を考えた。生徒の多くは大好きなアニメの最終回に興味がある。興味があるから、違法なページを閲覧してしまう落とし穴について学び、情報の信ぴょう性について、考えていくことができた。
 また、最近問題になっている海賊版のCD、DVDゲームなどについても考える機会を設定した。大好きなCDが定価よりもだいぶ安く買える、でも、それは違法であることを話し合った。海賊版を購入することは自分の好きなアーティストにも迷惑になるということを理解した。この問題でも、自分の興味本意な行動や個人の利益だけを求める怖さを学ぶことができた。また、情報モラルについては、まず個人が問題意識を高めていく必要があると感じた。

<生徒の感想>
 私は音楽が好きで、よく聞きます。著作権の話を聞いているとき、自分のやっていることはいいことなのか、悪いことなのかどきどきしました。いくらお金が安くても海賊版を買うと、自分の大好きなアーティストが困ることがわかりました。私自身もモラルをもって、CDを聞いたり、映画を見たりして楽しみたいです。著作権の問題がこんなにも私たちの身近な問題になっていることがよくわかりました。これからも被害者にも加害者にもならないようにしたいです。

2 実践2(3年の実践)
(1)扱った情報モラルの内容と参考にした資料
 学年で携帯電話によるトラブルがあった。そこで、技術の授業で利用しているハンドブックを用いて、携帯電話のマナーについて授業を行った。                      
(2)授業の様子と生徒の感想
 3年生になると生徒の多くは携帯電話を持っていたり、インターネットを利用することがあったりと、情報モラルがより身近なものになる。チェーンメールやメールでのひぼう・中傷などの携帯電話に関するトラブルに巻き込まれてしまった生徒もいた。中にはチェーンメールが来たら次に送らなければいけないと思っている生徒もいた。具体的な対処方法として、チェーンメールがきたら友達に送らない、無視するという例を出し、その対応方法を考える場も必要だと感じた。
 今後、長期休業のあとや学年が変わると、よりいっそう携帯電話を所有する生徒の割合が増えてくると思われる。現在、携帯を持っていない生徒も自分が持つつもりで、今回の携帯電話のマナーについて考えることができた。

<生徒の感想>
 僕は携帯電話を持っています。宿題の範囲がわからない時や部活の連絡を聞きそびれた時はとても便利です。でも、寝ているときにメールが来て、起きてしまったり、チェーンメールがきたりと嫌な時もあります。携帯電話をもっていると便利な時と悪い時があります。でも、これからも携帯を使っていきたいので、相手の立場になって上手に携帯を使っていきたいです。

【安城・安城南中】資料

【田原・福江中】著作権とは?肖像権とは?

 技術科の「情報モラルとコンピュータの利用」の単元で、著作権と肖像権について取り上げ授業を実施した。対象は中学3年生である。授業の導入で、「学校以外でインターネットを使っている人?」と聞いたところほぼ全員が挙手をした。なかには、ブログや自分のホームページを開設している生徒もおり、ネット上にある写真やイラストなどを活用している生徒もいた。また、「著作権について知っている人?」と聞いたところ、ほぼ全員が挙手をしたが、「著作権について説明できる人?」と聞くと1人も発言することができなかった。そこで、著作権や肖像権に関する知識理解が必要であると感じた。
 授業では、インターネット上にあるサイト「ネット社会の歩き方」を活用し、著作権と肖像権についての学習を行った。「ネット社会の歩き方」は、著作権や肖像権などネット上で起こり得る問題がアニメーションで仮想的に体験ができるWebページである。
 まず、電子黒板を活用してサイト上の操作の仕方を説明し、生徒たちには以下の6つの課題を与えWebページを体験させた。
1 著作権とは何か? 2 著作権で気をつけることは何か? 3 その他(著作権に関して)
1 肖像権とは何か? 2 肖像権で気をつけることは何か? 3 その他(肖像権に関して)
 サイト「ネット社会の歩き方」を体験し、「今まで、ネット上のものは全て自由に使えると思っていたが、勝手に使うことが違法であることや許可をもらえば活用できるなどのルールを知ることができた。」「友だちの写真なども勝手には使えないことも理解した。」と著作権や肖像権について理解を深めることができた。サイト「ネット社会の歩き方」はネット上で起こり得る問題を楽しく、簡単に理解ができるWebページである。

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