最新更新日:2024/04/19

2.17 達人VS名人《校長室》

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 昨日、東京ビッグサイトで開かれた「愛される学校づくりフォーラム2013in東京」に参加し、さまざまな体験、経験をさせていただきました。
 午前中は、「校務の情報化」を具体的に提案するために、「劇で語る!校務の情報化」と題して、私たち研究会会員が寸劇を演じました。情報化の具体的場面に合わせて5グループが2本ずつ、計10本の劇を演じました。劇を通して、ますます加速する校務の情報化への対応を全国各地からおいでいただいた300人の参加者とともに考えました。
 午後は、今回のフォーラムのメインプログラム、社会科授業の達人・佐藤正寿先生(奥州市立広瀬小学校副校長)と授業名人・有田和正先生(東北福祉大学教授)による模擬授業対決。
 「6年生最後の社会科授業をどうするか」というテーマで、達人・佐藤先生がICT活用を採り入れながら、名人・有田先生がICTに頼らないで模擬授業に挑みました。児童役に選ばれた参加者は、緊張の面持ちで舞台に上がり、模擬授業を受けました。
 さすがに「達人」VS「名人」。アプローチに違いがあっても、授業のねらいを外さない授業展開は「お見事!」の一語に尽きます。達人のテンポよい資料提示とICTの効果的活用。名人のゆったりとした口調とじっくりと時間をかける資料提示。2つの模擬授業を包む空気が全く違いますが、どちらも、子どもたちに「分かる授業」を提供しています。
 教育には「流行」と「不易」があります。佐藤先生の授業は、ICTという「流行」を採り入れながら「不易」を大切にする授業です。有田先生の授業は、アナグロ的手法でコミュニケーションを保ちながら、徹底的に社会科としての「不易」にこだわる授業です。
 ICT活用は目的ではなく手段であることが、この授業対決でも明らかになりました。
 私自身がこのフォーラムで得たものを本校の教育活動に活かすことで、本校生徒たちにも還元していきたいと思います。
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