最新更新日:2024/04/24 | |
3.08 式辞ことのほか厳しかった冬も過ぎ、柔らかな早春の光が降り注ぐ中、今日ここに、一宮市立木曽川中学校第65回卒業生として本校を巣立つ307名のみなさん、ご卒業、誠におめでとうございます。心からお祝い申し上げます。 そして、今日ここに至るまで、ひとえに我が子の成長を願い、精一杯、育ててこられました保護者の皆様方には、お子様のご卒業を心からお祝い申し上げます。お子様が義務教育九年間を無事に修了されたことは、感無量のことと拝察いたします。誠におめでとうございます。 また、本日は、本校の卒業式のために、公私ご多用のところ、一宮市木曽川事務所長様、一宮市教育委員会・教育委員長様をはじめ、たくさんのご来賓のみなさまにご臨席を賜り、高いところからではございますが、厚く御礼申し上げます。ありがとうございます。 さて、卒業生のみなさんの輝かしい門出に際し、今後の人生で大切にしてほしい事柄を三つお話しします。 まず一つめは、「出会いの大切さ」です。 人生というのは、さまざまな人や物、できごととの出会いで成り立っています。自分の意思で出会うこともありますが、その多くは偶然の出会いです。人生には、まるで見えない糸で結ばれているような出会いがたくさんあります。 今の自分を考えてみてください。例えば、両親が出会わなかったら自分の存在はあり得ません。木曽川中学校に通わなかったら、今いる仲間や先生に出会うことはなかったはずです。部活動に入らなかったら、数々の感動は得られなかったはずです。今ある自分は、すべてこれまでの出会いの結果なのです。 現在、身体的にも精神的にも成長期にあるみなさんは、時には、周囲の人々の言葉に訳もなく苛立ちを覚えたり、反抗的な態度をとったりしたこともあったことと思います。あるいは、本心ではないにせよ、結果的に周囲の人を傷つける言動をとったこともあるでしょう。それが原因で、両親をはじめとする家族や学校の先生、友達を困らせたり悲しませたりしたこともあるはずです。 しかし、周囲には、そんなあなた方を理解し、温かく見守りながら、一緒に悩み、支えてくれた人たちが大勢いたことを、決して忘れてはいけません。 冷静に考えてみると、あの時ああすればよかった、こうすればよかった、という思いがこみ上げてくると思います。今となっては、過去を変えることはできません。しかし、過去の自分を冷静に見つめ直し、今の自分を少し変えることによって、未来を大きく変えることができるのは確かです。 人は、決していつも平坦な道を歩いているわけではありません。息切れしそうな上り坂もあれば、転げ落ちそうな下り坂もあります。ごつごつとして歩きにくい悪路もあれば、大きな障壁を避けて通る迂回路もあります。人生は、決して順調な一本道とは限りません。大切なことは、さまざまな人や物、できごととの出会いの中で、その道に応じた歩き方を身につけていくことです。出会いこそ、今の自分を変えるきっかけとなるのです。 二つめは、「縁の大切さ」です。 出会いを大切にする人は、次々に別の出会いに遭遇します。それがいわゆる縁というつながりです。 縁は、ただ待っているだけではなかなかやって来ません。縁という出会いの糸は、それを紡いでいこうとする人のもとに降りて来るものです。自分のもとには素晴らしい縁の糸が降りて来ない、そう嘆いている人がいるかも知れません。しかし、それは間違いです。自分の目の前に降りている糸が見えていないだけです。糸をチャンスと置き換えてもよいでしょう。チャンスは自分でつかんでこそチャンスとなり得るのです。さまざまな縁の糸を求め、それを紡ぎながら、自分自身の布を織り上げていく作業こそ人生だと思います。 そんな縁を大切にする人は、「お陰」という言葉の意味が理解できます。今の自分があるのは、縁に結ばれた人や物、できごとがあってこそ。その感謝の自覚が、次の縁の糸を紡ぐことになります。 これからみなさんのもとには、無数の縁の糸が降りてきます。それを見逃すことなく、しっかりとつかんで紡いでいくことが、みなさんの可能性を広げ、夢をかなえることにつながります。縁の糸を大切にしながら、新たな道を一歩ずつ踏み出してください。 三つめは、「人と人の絆の大切さ」です。 みなさんの前途には、夢と希望が満ち溢れています。しかし、今の世の中は、素直にそう言えない厳しい現実があります。 未曾有の被害をもたらした東日本大震災と福島第一原発事故から、間もなく丸一年が経とうとしています。被災地では、今もなお復旧・復興作業が進められていますが、被災された方々の思いは、筆舌に尽くしがたいものです。 自然災害や社会の混乱は、時として理不尽な試練を私たちに突きつけます。今後も、自分の思い通りにならない場面にいくつも遭遇することでしょう。持つ夢が大きければ大きいほど、その前に立ちはだかる壁は高く、険しく、分厚いものになります。しかし、それを撥ね退けていく原動力は、これまで出会ってきた人、そしてこれから出会うであろう人との縁で結ばれた絆です。 たくさんの人との出会いや縁に感謝し、他者との関わりの中で生きているという自覚が、周囲の人との絆を強くします。強固な絆は、みなさんが困難にぶつかった時、きっとみなさんを勇気づけてくれます。 「出会い」、「縁」、そして「絆」。ぜひ、この三つのことを胸に刻み、今後の人生を歩んでください。 さあ、いよいよ旅立ちの時です。 みなさんが自分自身の道を確かな足取りで歩んで行くことを祈念し、式辞といたします。 平成24年3月8日 一宮市立木曽川中学校長 平 林 哲 也 3.07 明日でお別れ(3年生)これまでの思い出を胸に抱いて さあ 飛び立とう! 3.07 卒業写真(3年生)卒業写真につまった 私の思い出 『卒業写真』のフレーズが ふっと 耳元に聴こえてくる ♪私の 青春そのもの♪ 3.07 あいさつ運動引き継ぎ会(2年生)
昨日の「3年生を送る会」で,3年生が述べた後輩たちに引き継ぎたいことの一つ,「あいさつ運動」の引き継ぎ会が,本日,2・3年生の学級代表によって行われました。
昨年度,そして本年度の3年生から受け継いだ「1日のスタートは さわやかな あいさつから」と書かれた横断幕を掲げ,これからのあいさつ運動を2年生の力で盛り上げていきたいと思います。 3.07 同窓の重みそれに先立って、今日は卒業生の同窓会入会式を行いました。同窓会長さんから、次代の郷土を担うべき卒業生に温かい言葉をかけていただきました。 学校には「卒業証書授与原簿」という簿冊があります。そこには、第1回卒業生から今回の第65回卒業生に至るまでの卒業生の氏名が記されています。現在では、プリンター打ち出しとなっていますが、かつての卒業生の氏名は、薄紙に達筆な毛筆で記されています。丁寧な楷書で記された氏名が並んでいるのを見ると、本校の歴史の重みを感じます。 この「卒業証書授与原簿」によれば、今回卒業する307名を加えて、本校の卒業者数は実に24,861名にのぼります。かつては1学年400〜500名という時代もありましたが、平均すると毎年382名の卒業生を送り出したことになります。その中には、今もなお校区に住んでいる方も大勢みえると思います。本校の卒業生によって、地域社会の多くの部分が担われているといっても過言ではありません。それが同窓の重みだと言えます。今回の卒業生にも、そんな地域社会の一員として加わってほしいと思います。 昨年、本欄にて、本校卒業生の「古希同窓会」をお伝えしたことがあります。何年経っても、同じ学び舎で学んだもの同士はつながり続けていきます。同窓会には、同年齢の横のつながりはもちろん、異年齢のたてのつながり、いわゆる先輩・後輩のつながりもあります。 今後、みなさんが地域にとどまっても、地域から離れても、木曽川中学校の同窓であることには変わりません。ぜひ「ふるさと・木中」を心の中に持ち続けてください。 3.07 学年集会(3年生)3年生の先生方から、心のこもったメッセージが伝えられました。 真剣な眼差しで聴き入る生徒の姿に、3年間の成長と卒業を迎える自覚を感じます。 3.06 千人力2日後に卒業式を控えた3年生のために、1・2年生が準備してきたこの会。昨年は送り出す立場だった3年生も、今年は送られる立場。後輩たちが、どのように会を進めてくれるのか、きっと期待感を持っていたと思います。 1年生のライトパフォーマンス、2年生の寸劇を交えたスライド上映と続くに連れて、会場の雰囲気は盛り上がりました。3年生職員によるドラマ仕立ての校内生活が始まると、会場は一気にヒートアップしました。 1・2年生『ありがとう』の合唱は、3年生の座席を取り囲む形で進められ、4方向から流れる歌声に3年生もうっとりと聞き惚れていました。 最後は、3年生から返礼の歌『いとしき日々よ』の合唱。さすがに3年生の歌声は、木中3年間で培ってきた合唱力が存分に発揮され、会場を感動の渦に巻き込みました。この歌声は木中の財産。1・2年生はしっかり耳に焼きついたことと思います。今後も、ぜひ受け継いでいってほしいものです。 どのプログラムも全校生徒千人の心を一つにするものでした。感動を共有できる素晴らしさを、生徒も職員も、思う存分味わいました。市内最大規模を誇る本校は、全生徒の力が結集したときに表出するパワーも市内随一です。この千人力こそ、本校の象徴であり、誇りです。今後も受け継ぎたい財産です。 今年の卒業生を送る会は、3年生保護者にも参観いただきました。会場後方の席ではありましたが、木中生の素晴らしさを体感いただけたことと思います。ご感想をぜひお寄せいただければ幸いです。学校は、今後も可能な限り行事の公開を進めてまいります。 3.06 ICT活用(2年生)今日の社会科では、歴史的なできごとを地図上で確認する【写真左】ために(例:三国同盟や三国協商を結んだ国の位置を確認する)、理科では前線の動きを視覚的にとらえる【写真右】ために使っていました。 来年度からは、指導用のデジタル教科書も導入されます。これは、写真資料に動画が組み込まれるなど、さまざまな工夫がされています。 3.06 Last Lesson(3年生)義務教育9年間 教科の授業は 今日で終了 学んだことを糧に 4月からの 新しいスタートを 3.06 Last Concert(3年生)担任の先生をゲストに迎え、Last Concertの開催です。歌いながら、1年間のさまざまな思い出が巡ります。 担任として初めて送り出す卒業生に感慨もひとしお………。 3.06 窓辺(3年生)屈託のない窓辺の笑顔 そんな仲間と過ごすのも もうあとわずかな時間 3.05 卒業式は目前3月1日は公立高校、2日と今日は近隣の私立高校の卒業式に参列しました。どの高校でも卒業式の定番である『仰げば尊し』が歌われ、卒業生の目に涙があふれる場面に接することができました。歌詞の意味を実感としてとらえることが難しくなった現代社会ですが、その心は日本人の伝統的精神として受け継がれていってもよいと思います。 もちろん、本校の卒業式にも『仰げば尊し』が歌われます。最近は、この曲が小学校の卒業式で歌われることが少なくなって来ました。時代の流れですから、それもよいとは思います。しかし、義務教育最後の卒業式で日本人としての精神世界を表現することの意義は、とても深いと考えています。歌う生徒はもちろんのこと、参列いただく保護者や来賓の方々にも、歌を通してきっと伝わるものがあると思います。「千人力」で歌い上げる本校の卒業式を、ぜひ味わってください。 1.2年生は明日の「三送会(3年生を送る会)」の準備、3年生は卒業を迎える心の準備に余念がありません。また、職員も感動的な卒業式を創り上げるために、さまざまな準備のつめを行う毎日です。 参加するすべての人間が感動を共有する、そんな卒業式にしたいと願っています。 3.05 ありがとう(3年生)一緒に過ごせてよかった ありがとう! 進路は違っても 同じクラスの仲間であることは 一生変わらない 3.05 教室環境整備(3年生)掲げてあった掲示物を剝がしながら、「こんなこともあったね!」と思い出話に花が咲きます。 感動の卒業式、みんなの力で迎えようね! 3.05 道徳〜無人スタンド〜(1年生)今日の道徳ではそのようなことを考え、意見を出し合いました。 3.05 道徳「イチローの流儀」(2年生)イチロー選手は物を買うにも長く使えるものを買うし、使ったバットやグローブも丁寧に手入れすることで知られています。 自分が物を壊したときや無くしたときどうしていたかを思い起こしながら、『ものを大切にする心』について考えてみました。 3.04 ご協力ください3年間の最後であると同時に、義務教育9年間の最後の4日間です。 今年度の「三送会」(3年生を送る会)は、6日(火)に行われます。在校生が心を込めて卒業生を送り出す「はなむけの会」です。1・2年生は、この日に向けて準備を進めて来ましたし、卒業生も返礼のための企画を進めています。この「三送会」は、本校キャッチフレーズ「千人力」を具体的に表現できる場でもあります。 今年度、3年生保護者の方々に「三送会」参観のご案内をいたしました。昨年度は、保護者参観はありませんでした。卒業生を送り出すために1・2年生の生徒たちが真剣に取り組む行事を、ぜひ卒業生の保護者にも見ていただきたい、そんな思いからご案内をいたしました。私は、本校の姿を知っていただく絶好の機会ととらえています。 生徒主体の行事ですので、保護者のみなさまの座席は後方となりますが、会場全体の雰囲気を味わっていただくことはできると思います。なお、会の進行の妨げとなるフラッシュ撮影や座席を離れての鑑賞は厳に慎んでいただくようお願いします。開会前には会場扉を閉めさせていただきますので、お早めにお越しください。 日ごろ、学校では生徒たちに「ルールやマナーの徹底」を指導しています。保護者の参観マナーがそのお手本となるよう、ご協力をお願いします。 3.04 間もなく Take Off(3年生)間もなく Take Off ! 3.03 部活日和屋外では気温も上昇し、ポカポカして気持ちよく運動ができます。思いっきり身体を動かす木中生の姿は、躍動感にあふれています。 体育館では、女子バレー部が萩原中学校を迎えて練習試合をしていました。また、ソフトボール部は浅井中学校へ、男子卓球部は藤浪中学校へ、女子ソフトテニス部は尾西第二中学校へ、野球部は中部中学校へ、それぞれ練習試合に出かけています。 どの部も冬の寒さに耐え、基本練習を繰り返しながら、技術と気力を鍛えて来ました。春の訪れとともに、実践的な練習を多く取り入れ、4月の選手権大会に備えています。 本校は、どの部も顧問の先生が非常に熱心な指導をしてくれます。生徒たちもそれに応えてがんばっています。練習を工夫し、各種大会に全力でぶつかる姿勢は、本校の伝統でもあり、各部が大きな大会で結果を残しています。 よく他校から、「木中は部活動がさかん」と言われるゆえんはそこにあります。やるからには結果を残したい、そんな気持ちが生徒にも顧問の先生もあります。部活動の勢いが、そのまま校内生活の原動力となり、「千人力」のパワーを生み出しているのです。 「文武両道」、今後も木中は高みをめざしていきます! 3.03 練習試合【女子バレー部】サーブ、レシーブ、トス、アタック、ブロック………、まだまだ、どれをとってもミスが目立ちます。そのたびに、顧問の先生の厳しい言葉が飛びます。 「分かっているけれどできない」状態から、「分かっているからできる」状態に、技術と精神力を磨いていこう! |
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