最新更新日:2024/05/17 | |
4月5日(金)新1年生が入学しました「本気の千秋中新入生」に応えられるよう向き合っていきます。 入学式では,式辞として以下のような話をしました。 (抜粋) ======== 158名の新入生の皆さん。ようこそ千秋中へ。校長の内田正弥です。今日から始まる中学校生活で,「本気の千秋」を心の芯にもち,自らを生かし,社会に役立つ人,必要とされる人となるための基礎を身に付けていきましょう。 さて,昨年の桜の花は,各地で観測史上もっとも早い開花宣言が出されたのに比べ,今年の桜の花は,3月の気温の低さにより,例年より遅い開花となりました。早い遅いは,気候や場所だけでなく,木々の性質によっても違います。しかし,生きている限り,蓄えた力を芽や花に注いで,周囲に存在をアピールしたり,自身に節目をつけたりするのです。 この桜の開花を人で考えてみます。木々の形,すなわち,幹の太さ,枝葉のつき方,花の数や向きなど,二つとして同じものはありません。同様に,人もみんな違う存在です。見た目だけでなく,育った環境も,考え方も違います。それでも学校では,同じ環境の中で学びます。同じ目標に向かって学びます。それは,この社会で生き抜くために必要なことを学ぶからです。しかし,学び方や身に付け方,生かし方は人それぞれです。これも桜と同じです。 私は,学習・生活・人との関わりにおいて,「自ら,共に,互いに」の三つの言葉を心がけ,しっかりと目標をもって中学校生活を始めてほしいと,生徒の皆さんと職員に伝えています。これは社会でよりよく生きるために大切なことだからです。 学校という人の集まりの中では,自分とは違う面をもっている人がいっぱいいます。その人たちと触れ合うのは,自分の心や人間関係を育むチャンスです。間違っても,自分と違うものを否定することから始めてはいけません。それは,意図せずとも「いじめ」につながってしまうからです。それと同時に,周囲の人を排除してはいけません。それは,自分が排除されることと同じだからです。 自分を律して挑戦し続け,周囲の支援を受けつつ,互いのよさや特徴を認め合い,伸ばし合って成長していく。そんな仲間のいる学校でありたいと願っています。 |
一宮市立千秋中学校
校長:内田 正弥 〒491-0804 愛知県一宮市千秋町佐野字高須2982番地 TEL:0586-28-8763 FAX:0586-76-1560 |