最新更新日:2024/04/27
いーなかさ 千秋「命を大切に。仲間を大切に。感謝できる。最後までやりきる。千秋中生としての自覚。」そして「本気の千秋」。【自ら】【共に】【互いに】を意識した行動を。

3月22日(金)令和5年度修了式を終えました

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本日令和5年度の修了式を終え,令和6年度前期生徒会役員の任命式と引き継ぎをしました。生徒指導担当と安全指導担当からの春休みの注意事項と期待についての話を聞きました。

修了式での校長の話は以下の通りです。
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卒業式では,能登半島地震により,小さな希望を逃さず心にもって生きる生徒の姿から,生き抜く力強さについてと,自立を進める中で,誰かの三本目の足となることについて話をしました。

5月にコロナが5類に移行されて,制限がなくなりました。しかし,その後もコロナ感染がなくなることはなく,インフルエンザの流行も早くから延々と続いています。
私たちが生きる今は,感染症から自らを守ること,互いに気遣うことによって,学ぶ機会や時間,関係性の維持について,個人の判断に委ねられたといってよいと思います。

個人の判断の基準について考えてみたいと思います。
例えば,何かを決めるとき,自分はこうでないかと思う。それに対して,そうではないという人が現れる。その時,自分はその人をどう思うか,その人とどう接するか。この判断と行動の繰り返しによって,人間関係の質が決まっていきます。
言動についても同じです。少なくとも,誰かを不愉快にするとか,否定だけするとか,話を聞かないというのは,人としてルール違反です。

4月に作成してもらった目標達成シートには,勉強のこと,部活動のこと,進路や将来の夢に関すること,なりたい自分などが,大目標に掲げられていました。皆さんはそれぞれ,1年間で,どれだけの努力や実績を積むことができたでしょうか。ぜひ,振り返ってみましょう。また,目標が記述できなかった人,完成できなかった人もいます。その人は,視点をしっかりもって1年間の自分を振り返る必要があります。
どちらの人も,1年間で自分はどんな成長をしたのかを明らかにし,自信に変えて次の目標を設定してほしいと思います。春休みはそういう期間です。

今日は,論語の中から次の言葉について覚えておいてほしいと思います。
まず,「益者三友(えきしゃさんゆう),損者三友(そんしゃさんゆう)」です。
孔子は、付き合ってためになる友人(益者三友)、付き合ってためにならない友人(損者三友)があるとして、「ためになる友人とは、正直な人、誠実な人、良識があり博学な人。ためにならない友人とは、都合よく避けたり媚(こ)びたりする人、人当たりばかりよくて誠意のない人、口先だけはうまく不誠実な人」だと言っています。
次に,「三人行(おこ)えば、必ず我が師有り。其の善(よ)き者を択(えら)びて之に従い、其の善からざる者にして之を改む。」です。
孔子は,三人が行動をともにすると、必ず自分の先生となる人がいる。その善い人を選んでその人を見習い、その善くない人を見て自分の身において改めるのだと言っています。
自ら行動し,共に努力し,互いに認め合う関係を目指す千中生として,
人と正直かつ誠実に接し,自分のため誰かのためになると信じて学び続ける。よいことを自分にまとい,よくないことを改めていく。そして,それらを基盤に,個を生かせる新しい学級,学年,学校集団をつくって,地域に愛されるようになっていってほしいと思います。

本日で,1年間共に過ごした学級は解散します。そして,4月には新しい学級に所属します。誰の話をどう聞くか,誰に話をどうするか,身を置いた集団の中で過ごす時間にどんな意味をもたせるのかは自分次第です。
健康・安全に気を付けて過ごし,4月1日に気持ちを新たに一歩目を踏み出し,少し勢いをつけた状態で4月5日を迎えられることを期待しています。

一宮市立千秋中学校長 内田 正弥
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 校長:内田 正弥
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