最新更新日:2024/05/17 | |
3月14日(火)春の花・集会校内では,ハクモクレンが大きな花を咲かせています。この木は,昭和53年度の卒業記念で植えられたようです。 本年度最後の集会でした。10日後の来週金曜日は修了式です。 今日は「挨拶」について以下のような話をしました。 ========= 今朝,あなたは誰に挨拶しましたか。相手より先に挨拶しましたか。 まず,朝起きて家族に,登校途中に友達に,地域の人に,すれ違う人に。 学校で先生に,違う通学路から来る友達に。 私は,挨拶には,二つの距離があると考えています。心の距離と空間的な距離です。どちらも人によって違います。相手によっても違います。ただ,二つの距離は無関係ではありません。 2,3mまでの距離は視界的にも肌的にも十分互いを意識できる距離です。この距離では挨拶するのが礼儀です。挨拶しないと自分では意図せず無礼な人だと思われる可能性があります。問題は,それ以上の距離です。5m,10m,50m,100mなどの距離です。 5m,10mであれば相手が誰かが認識できます。この距離で挨拶ができれば,コミュニケーション力はまずまずでしょう。 それでは50m,100mはどうでしょう。この距離で挨拶する場面が想像できますか。どんな挨拶をすることがあるのでしょう。(学級で話し合いをしました) 距離によって,心の持ち様によって,人との関係や場面によって,使う挨拶の言葉や声量が変わります。挨拶を使いこなす達人を目指してほしいと思います。 人との関係作りにはこつがあります。自分が人からなかなか認められないことを憂うより,人を認めることに励むべきです。相手を認めれば,きっと相手から自分の懐に飛び込んできます。 「己(おのれ)の欲(ほっ)せざる所(ところ)は人(ひと)に施(ほどこ)すこと勿(なか)れ」という有名な言葉がありますが,裏を返すと,「己の欲するところを人に施せ」となります。自ら挨拶することで,共に過ごしやすい関係を築き,互いに思いやれる生活ができるはずです。 今の学級での生活は残りわずかです。今年作り上げた関係を大切にするとともに,そこにしばられるのではなく,新たな関係作りに向かう準備を,挨拶から進めてほしいと思います。 |
一宮市立千秋中学校
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