本日、１４４名の新一年生が入学し、２年生１４３名、３年生１３０名、合計４１７名、職員数は４２名で令和６年度がスタートしました。どの生徒にとっても居場所のある、安心できる学校づくりに努めてまいります。保護者の皆様方、地域の皆様方、令和６年度もどうぞよろしくお願いします。
【始業式の校長式辞抜粋】
　「桜染め」の淡いピンク色は、桜の花びらを使うのではなく、桜の木の、ごつごつした木の皮を使います。しかも、この色は桜の花が咲く直前の、三月の頃のものでなければいけません。桜の花のあのきれいな色は桜の木全体に蓄えられた、桜の木全体の色で、花びらの色は、幹の色であり、樹皮の色であり、樹液の色です。つまり、桜は全身で桜色に色づいて、木全体に蓄えたあの淡い桜色を、花に注ぎ込んでいるということです。
　しかし、私たちは一週間ほどしかあの美しい花を見ることができません。つまり桜の木は、その一週間のために、一年かけてコツコツと桜の色を貯めてきているのです。そして、春の暖かな陽気を感じた時に、今が一機に出すときだ と、蓄えたものを出してきれいな花を咲かせるのです。これは、三年生にとっては一年後、二年生にとっては二年後、一年生にとっては三年後の皆さんの姿と同じだと思います。卒業の時、進路実現の時、それぞれの立派な花を咲かせるのです。そのために、今抱いている夢や目標に向かってこの一年、コツコツと努力をしてください。そんな皆さんを萩原中の先生たちは全力で応援します。
　最後に一つお願いをします。どうか、友だちを思いやる心を大切にしてください。いじめは絶対に許されません。嫌なことを言ったり、したり・・・。そうしたことをしてしまう人は、とてもかわいそうな人だと思います。人の気持ちがわからない心の貧しい人が萩原中の生徒であってほしくありません。もし、何か心配なことがあれば、友達や先生、おうちの人に相談してください。決して一人で抱え込まないようにしてください。
お互いが相手の気持ちを思いやり、行動し、誰もが安心して過ごすことができる、笑顔いっぱいの萩原中学校にしていきましょう。