10月23日 朝の集会「心の姿勢」国民的大女優であった樹木希林さんは、31歳のときに70歳のおばあさんの役をもらいました。どうすれば「老け」を表現できるか考えた希林さんは、いろいろな人に聞いたり、周りの人を見たりして「老け」のコツを背中を丸めて猫背にすることにたどりついたそうです。 私たちは、年齢に関係なく腰骨が立ち背筋が延びた状態で座ったり歩いたりすると、実年齢より10歳は若く見え、逆に背中が丸まっていると実年齢より10歳は踏めて見えるそうです。さらに、姿勢が良いと立ち振る舞いに品性が感じられることもあります。小学校のころから皆さんは先生から「姿勢を正して」という注意を聞いてきたと思います。確かに正しい姿勢をずっと続けるのは疲れる気がします。しかし、楽な姿勢、例えば椅子に座って足を組むと楽に感じるのは、そもそも体がゆがんでいるからだそうです。正しい姿勢が身についていると、姿勢を正しているほうが体は楽になるといわれています。 正しい姿勢は、意識しないと身につきません。そのためには日ごろから「見られている」という意識を持つといいのかもしれません。 そう考えると「心の姿勢」も同じことがいえると思います。心の姿勢とは物事に取り組む時や新しいことに挑む時の心構えです。体の姿勢と同じように、心の姿勢も日常から意識しないと身につかないものだと思います。 先ほど、生徒指導の先生から登下校の仕方についての注意がありました。地域の人は今伊勢中学校の生徒の皆さんを「地域の誇り」として見ています。自慢できる中学生として見られていることを意識して、学校内外で体の姿勢だけではなく、心の姿勢も正して生活をしていってほしいと願います。 |
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