学年開催だったスポーツ大会。私が感じたことを生徒の皆さんへのメッセージとして送ります。

　コロナ禍にあることをすっかり忘れてしまうような最高の秋空に恵まれた２日間。”スポーツの秋”にみんなでスポーツができ、存分に楽しむことができたことをまずうれしく思います。
　それぞれの学年がそれぞれのよさを出し合いながら大会をつくっていました。1年、2年、3年と学年が進むにつれ、プレーも楽しみ方も進化していました。
　スポーツは、「やって楽しむ」「観て楽しむ」の2つの楽しみ方があるといわれます。そのどちらの「笑顔」も観ていて伝わってきたことが素敵でした。さすが大中生です。　閉塞感があった今年にあって、全校で”笑顔輝く”一コマになったようでうれしく思っています。

　一方で「この笑顔を全校で分かち合いたかった」という悔しさを強く感じています。上級生の姿を下級生に見せたかったということ。
　3年生はやっぱりさすが3年生。その力強さ、こんなにできるんだというプレー、仲間をサポートする優しさ…。3年間の大中生活で育んできた姿がありました。2年生もそれに近づいてきています。
　下級生は上級生の姿を見て学び育ちます。それは憧れであり、追いつけ追い越せと目指す目標でしょう。この受け継がれていく校風が途切れてしまうではないかという危機感が日増しに強くなってきています。

　そこで、改めてここで生徒の皆さんへのエールを送ります。

≪３年生≫
よきリーダーとして、下級生のよき目標として、卒業まで自信をもってもっともっと自分たちを磨き、存在感を見せてください。期待しています！

≪２年生≫
３年生の姿を一番近くで見てきました。君たちが伝統を引き継いでくれると信じています。そして「ピンチはチャンス」です。これを機に思い切った新しい風を大中に吹かせてください。２年生のセンスが新しい大中をつくっていきます。期待しています！

≪１年生≫
今はとにかく目の前のことを一つ一つきちんと受け止めて、しっかり最後までやりきっていってください。その経験が自分自身とクラスと学年を成長させる糧になります。期待しています！