3月23日(金)<校長室より>修了式

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 今日で平成29年度が終了します。
ただいまは、修了証を代表の人に渡しました。いよいよ4月からは、一つずつ学年があがります。学年があがるということは出来ることが増えてくることでもあります。また、それに伴う責任と自覚を持って進級をしてほしいと思います。

 さて、この1年間、様々な学びを通し、心も身体も大きく成長したことと思います。成長とは「出来なかったことができるようになった。」「わからないことが分かるようになった。」ということです。
どんな成長をしたのかを確認できると大きな自信にもなるでしょう。

成長とは、背が伸びた、速く走れるようになった、楽器が弾けるようになったなど、身体や身体で表現するものがあります。
このような成長のほかにも、人の気持ちを考えるようになった、あきらめずに我慢して頑張れるようになった、悪口を言わないようになった、という成長もあります。このような心の成長が土台となって、やがて人から見える成長につながっていきます。
心と身体、両方が成長することが大切です。

 次に、一人ひとりの「個性」の大切さについてお話をします。
皆さんの成長の場である学校では、友達とのコミュニケーションが大切になってきます。その友達との関係で悩みを持ったことのある人は多いのではないかと思います。
人はそれぞれ個性があり、一人として同じ人はいません。だからこそ、友達とぶつかることもあります。

しかし、先日の「卒業生を送る会」が盛り上がったのも一人ひとりが違う「個性」を持っていたからです。だからこそ心に残るものになりました。
今、AI・人工知能が世界を変えつつあります。将棋や、囲碁ではすでに人間は太刀打ちできないところまで進んでいます。テレビのクイズ番組では人間の優勝者を寄せつけません。
そんな時代に大切なのは、AI・人工知能にはない「個性」だと思います。一人ひとりが違うこと、これこそが「個性」です。お互いに違うことを認め合い、尊重する。友達を大切にするとは違いを大切にする、ということです。
AI・人工知能が進んでいくこれからの時代は、個性を磨くこと。しかも、その場合の正解は一つではない。

「みんな違ってみんないい」

これは心温まる「ちょっといい話」ということではなく、人工知能が隆盛する近未来は、人間が人間性を大切にしなければいけない時代だと思います。

明日から春休みが始まります。
休み明けには、
2年生は最高学年として後輩を牽引しながら自らの進路実現に全力を注ぐことになります。
1年生は2年生となって学校の中心的役割を果たしていかなければなりません。
この春休み中に落ち着いてこれまでの学校生活を振り返り、次の学年に進級する前に、自分自身を見つめ直し、新たな目標を定めていきましょう。
新学期、みなさんの元気な笑顔に再開できることを楽しみにしています。

3月23日
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