最新更新日:2024/05/16
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南部中生徒としての誇り「プライド」と強い意志をもち、最後までやりぬく力を身につけよう

6月1日(月) 校長講話 −優しさと思いやりを行動に−

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 先日、一通の手紙をもらいました。南部中校区に住む、幼稚園の男の子のお母さんからです。
 ゴールデンウィークに浅野公園でつつじ祭りが行われました。公園で遊んでいた男の子が池の中に落ちてしまいました。背が立つぐらいの浅い池です。その時に女の子が、服がぬれるのも構わず、池の中に入っていき、男の子を助けました。男の子はびっくりして、十分なお礼を言えずにお家に帰りました。その女の子が南部中の女子生徒です。話を聞いたお母さんはその女の子にお礼を言うために、一生懸命に探しました。そして先生のところに手紙が届きました。


助けてくださったお姉さんへ

 初めまして。つつじ祭りの初日の土曜日に、息子が池に落ちたところを抱きかかえて助けて下さり、本当にありがとうございました。
 息子がびしょぬれでしたから、きっとお姉さんもぬれてしまいましたよね。お風邪などひかれていませんか。
 息子は、お友だちの前だったから、抱きかかえてもらったことが照れくさかったようで、お礼も言わずに走り去ったみたいですが、心の中では、とてもうれしかったようです。
 お家に帰ってから、涙ながらに話してくれました。
 見ず知らずの息子を助けてくれたお姉さんのおかげで、息子は本当の優しさにふれることができました。息子も大きくなったら、お姉さんのように、困っている人を助けられる子になることでしょう。
 お姉さんが教えてくれた優しい気持ちを、勇気を、どんどんつなげていきたいです。
 お手紙でのお礼をおゆるしください。
 もしどこかで息子を見かけましたら、ぜひお声をかけてもらえるとうれしいです。
 その時は改めてお礼を言わせてくださいね。
 本当にありがとうございました。


 この手紙をもらった後、先生はお母さんにすぐ連絡を取りました。そして次の日、そのお母さんと幼稚園の男の子が学校へ来て、池に入って助けてくれた南部中の女子生徒に校長室で会いました。その男の子はきちんと目の前でお礼を言うことができました。
 このお母さんの手紙には2つの心がこもっています。1つは、親としての感謝の心です。我が子の危機を救ってくれた女の子への感謝の気持ちです。もう1つは、人としての尊敬の心です。優しさや思いやりを行動に表すことができた女の子への尊敬の気持ちです。
 この手紙を読んで思いました。人の心の優しさや思いやりというのは、人の心に響き、感動を呼び起こすということを。

平成27年 6月1日
                一宮市立南部中学校長  日比 宰

一宮市学校給食会

南部中学校は南部共同調理場(中学校)をご覧ください。
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学校行事
6/4 ・歯科検診3-5〜8
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