最新更新日:2024/04/24 |
「よりよいかかわりを求めて」保護者向けいじめ対策広報
「よりよいかかわりを求めて」保護者向けいじめ対策広報
一宮市いじめ対策推進委員会 平成25年 夏号 昨年度から、保護者向けにいじめ対策広報紙「よりよいかかわりを求めて」を発刊しています。これは、一宮市や各学校で取り組んでいるいじめ対策について、保護者の方に知っていただき、力を合わせていじめゼロをめざしていくことをねらいとしているものです。 いじめ対策協議会を開催し、幅広いご意見をいただきました 6月19日(水)木曽川庁舎で、学識経験者、一宮児童相談センター長、一宮保健所健康支援課長、一宮市スクールカウンセラー、青少年育成課長、青少年センターカウンセラー、教育委員会、保護者、教員の代表が集まり、一宮市いじめ対策協議会を開催しました。平成25年度の一宮市におけるいじめ対策についての方針が提案され、様々な立場の方から意見をいただきました。 一宮市では、この協議会を通していただいた意見を基に、一宮市いじめ対策推進委員会が、いじめの早期発見、早期解決、いじめ防止に向け、市内小中学校に働きかけを行っています。今年度は、特に次のような活動を重点的に取り組んでいきます。 ○ 経験の浅い教員の対応力向上に重点をおいた研修会を開催します。 ○ 各校の中心となる「いじめ等対策主任」の推進力向上をめざした研修を行います。 ○ いじめについての実態調査を行い、対策に役立てます。 ○ 教員や家庭向けのいじめ対策広報紙を発行し、いじめ防止の啓発に努めます。 ○ 子どもたちがよりよい人間関係をつくる力を高めます。 ○ 子どもたち自身が主体的にいじめ防止に取り組む活動を推進します。 自分がいじめられていることを知ると親が悲しい思いをするだろうと思って、子どもたちは家族に相談しないことがあります。しかし、つらい気持ちは子どもたちの様々なサインとして表れてきます。 【子どもたちのサイン】 □食欲がなくなる。 □学校のことや友だちのことを話さなくなる。 □衣服がよごれていたり、けがをして帰ったりすることが多くなる。 □持ち物がいたんだり、落書きがあったりする。 □いらいらしたり、おどおどしたり、落ち着きがなくなる。 □弟や妹、ペットなどをいじめるようになる。 □学校から帰って友達と遊ぶことが少なくなる。 □家の金銭を持ち出したり、買い与えたものがなくなったりする。 □登校時間になると、頭痛や腹痛を訴え、登校をしぶる。 ○ 子どもからのサイン 保健室から 「頭が痛い」と言って来室した1年生のAくん。体の状態についての問診等の後、「何か気になることはないかな?」と問いかけました。一旦は「ない」と答えたものの、生活の様子を一緒に振り返るうちに、朝、友だちとけんかをした話をしてくれました。しばらく話をしたところ、「大丈夫、いつもの方法で仲直りできるから」と、自分から教室へ戻っていきました。 ○ 子どもたちの多くは、体調不良やけがなど体の症状を訴えて保健室にやってきます。でも、体と同時に心のケアも欠かせません。「何かトラブルを抱えていないか」、「心配事はないか」、「それを言うこともできずにいないか」という視点を常に忘れずに対応するようにしています。 ○ 子どもたちの発するSOSのサインは本当にさまざまですが、保健室に来たということが何よりのサイン。今日も、一人一人の生徒とじっくり向き合っていきたいと思います。 〜教育相談をおこないました〜 中部中学校の取り組み 中部中学校では、テスト期間の自主学習の時間などを利用して担任と生徒との教育相談を行っています。 主に生活アンケートの内容を受けて面談をしました。日ごろの生活の中ではなかなか時間をとって話をすることができない些細なことから、個人的な深い悩みまで、さまざまなことについて相談することができました。 このような担任の先生と生徒が一対一で面談をするという機会はこれからも大切にしていきたいと思いますが、面談のような時間以外の時でも、気軽に相談できる関係づくりに努めています。担任の先生に限らず、話やすい先生にぜひ気軽に相談してください。 |
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