最新更新日:2024/04/20 |
12月3日(月)人権に関わる講話先日の「青い鳥」の映画はどうでしたか。先生は「うるっ」ときて涙が出てきましたが、皆さんはどう感じたのでしょうか。 みなさんの鑑賞後の感想を、一部読ませていただきました。どの作文を読んでも、いじめに対して前向きに考え、本気で向き合いたいという気持ちが伝わってきました。その中で、「人間はいじめを廃絶することのできない生物だ」、先生の「嫌いな人はいない」ということに対する反論、「1からやり直す」と言う言葉に対してもう一度考え直したい等、この映画を通して真剣に考えてくれたことをとてもうれしく思いました。 今日は、先生の感想文だと思って聞いてください。 「嫌いな人」についてです。 昔から先生は努力目標として「嫌いな人」は作らないようにしてきました。でも全くいなかった訳ではありません。自分に対して攻撃的な人、マイナスを与える人は嫌いになったことはあります。でも自分から人を嫌う理由がなく、仲間、友達をつくるようにしてきた覚えがあります。 人を嫌う理由って何でしょうか。見た目が悪いから?変わった行動をするから? いじめの多くは「嫌い」だからしているのではないのではないでしょうか? 多くの人には、人に言えない、言われたくない劣等感を感じることやところがあります。劣等意識があります。先生ももちろんありました。 その言われたくないこと、いやがることを追求することで、自分を上に、自分の立場を優位にしようとする人がいます。まさしくそれが「いじめ」です。 これらの行為は、友達をなくします。大人になって、偶然出会っても挨拶もできません。そんな淋しいことはありません。 先生も学生時代の友達がいます。今でも一緒に飲んだり、話したりしますが、そのときは必ず昔話で盛り上がります。たとえ偶然でも、この中中で出会った友と、昔のことを楽しく振り返ることができるようになってほしい、大切にしてほしいというのが願いです。 「嫌う」ということでなく、できれば「好き」という言葉大切にしてほしいと思い、詩を一つ紹介します。 「人を好きになるということ」 人を好きになるということは、人生に意欲することです。 前を向こうとしていることです。 人を好きになれば、人は輝きます。 心はハツラツと、細胞は一つひとつがフツフツとし、見るからに生き生きとします。 だから、好きな人をつくりたいと思うのです。 少なくてもいい。 ひとりでもいい。 好きになるということは、相手の心の中にも、必ず、プラスの なんらかの力をもたらしてくれるのです。 つまり、人を好きになるということが、自分やまわりの人たちの人生を 元気に、活気づかせ、人を成長させ、文化、文明を発展させる力となると いうことです。 すべては愛から生まれるのです。 人を思うことから始まるのです。 人を好きなろう。 人を大切に思おう。 すると、自分はさらに、素敵になっていく。輝いていく。 |
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