最新更新日:2024/04/19
自分の夢や目標をもち、その達成のために、その過程、準備にしっかりと取り組もう。

12月11日(月) 本当の幸せとは?〜心を育てる〜(1年生)

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 昨日、12月10日は世界人権デーでした。中部中学校でもここまで、人権映画の鑑賞や人権作文の朗読など、「人権」について考える時間を設けてきました。今日の1限は、その取り組みの一つとして道徳の授業を行いました。
 題材のタイトルは「パン一つ買えない日本」。モノに恵まれる日本がパン一つ買えないのは、矛盾を感じます。以下、本題材の要旨です。
・・・法務省全国中学生人権作文コンクール 入賞作品より引用・・・
 僕たちは小さい時から同じ制服を着て学校に行き、同じ給食を食べ、同じ行動をする。同じことをすることで安心でき、なかま意識ができる。そして皆、同じことが当たり前だと思っている。それは見方を変えると一つでも違えば、つまみ出される世界でもある。こんな世界って本当に幸せなのだろうか・・・
 顔の病気で入院する母親を見舞ったこの作文の筆者である中学生は、院内のパン屋さんで母親の顔のことを悪く言う人たちに遭遇します。ヒソヒソと、やりのように注がれる視線と声に、この中学生はパンのトレイを取るのをやめ、母の手を引き、店を出ます。
 これまで体験したことのないような圧力。身体の暴力以外にこんな暴力があるのだ。「ごめんよ」と謝る母の姿を見て、この中学生は我に返ります。
 どうして母が謝るのか、どうして僕たちが隠れてなければならないのか・・・
 再び母の手を引きパン屋さんに戻る中学生。「何も悪い事はしていない、堂々とすればいいんだ。」震える手でしっかりとトレイをつかみパンを購入します。
 その後、病室で母親は自分の息子の行動をうれしそうに褒めます。しかし、中学生には複雑な思いがうずまきます。
 僕は、窓の外を見ながらパンを食べた。この雲一つない青い空の下、いったいどれだけの人が自由に外に出ているんだろう。美しい物を見て美しいと感じ、甘いにおいをかいで笑顔があふれ、心地よい音楽を聴いて、心はずむ。本当に全ての人ができているのだろうか。誰もが自由に楽しむ権利はあるはずなのに、僕達は自分と違う者を排除したがる弱い気持ちがある。同質の者は受け入れるが、何か変わっていると、変わり者、別物とみなし、なかまに入れたがらない・・・
 僕は、一人一人がもう少し心に、一センチでもいい、異なるものを受け入れるすき間をつくってほしい。
・・・引用終了・・・
 授業の最後に、1年生の生徒には「本当の幸せ」とは何かを考えさせました。みなさんは、この話から「本当の幸せ」とはどんなものだと考えますか?

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