学校公開日、PTA総会、学年懇談会にご来校いただきありがとうございました。

12/23 終業式

終業式における校長の話です。

 今朝、登校してくるときに驚いた人も多くいたと思います。見守り隊の皆さんが赤いサンタクロースの服装で立哨してくれました。みんなが少しでもほっこりしてくれればとやってくれました。ありがたいことです。来賓玄関の門松を見ましたか?これも先週、見守り隊のおじいちゃんたちとG組の人たちで一緒に作ってくれました。来年も常中の生徒と職員に幸せの神様が来るようにと、願いをこめて立ててあります。まだ見ていない人は、今日帰るまでにぜひ門松を見てください。きっといいことがありますよ。
 さて終業式にあたり、「強さ」というキーワードで話します。
 先日、来年行われる東京オリンピック・パラリンピックの聖火リレーと聖火ランナーが発表されました。3月26日に東日本大震災で大きな被害を受けた福島県をスタートし、47都道府県を巡ります。愛知県には4月6・7日の2日間巡りますが、残念ながら常滑市はコースに入りませんでした。最初の聖火ランナーは女子サッカーW杯で優勝したなでしこの皆さんです。
 この晴れやかなオリンピックの話題を話したい訳ではありません。新聞で、この晴れやかなニュースのすぐ下に、「この人は強い。」と思わせてくれる記事が載っていました。小さな記事です。オリンピックの10分の1もない記事です。見出しは、「池江選手 退院、パリ五輪 メダル目標!」です。水泳の池江璃花子さんの記事です。数多くの日本記録をもつ池江さんは東京オリンピックのメダル候補でした。しかし、白血病の診断を受け、2月から入院し治療に専念してきました。私たちが想像できないほどの苦しい治療を乗り越え、やっと退院できましたという記事でした。その中で池江さんは直筆のコメントを書いています。一部を紹介します。

「オリンピックを目前に控えていた中、突然大好きなプールを離れ、失ったものが多いのではと思った方もいらっしゃると思いますが、私は病気になったからこそ分かること、考えさせられること、学んだことが本当にたくさんありました。ネガティブ思考になるときもありましたが、まずは自分の気持ちをしっかりと持たなくてはいけないんだと思い、治療に専念しました。」

 ここまでの気持ちになるまで、どれだけの時間がかかったことでしょう。日本中がオリンピックの話題で盛り上がる中、ずいぶん苦しい日々を過ごしてきたことでしょう。そして最後にこう結んでいます。

「オリンピックは2024年のパリ五輪出場、メダル獲得という目標でがんばっていきたいと思います。」
その視線はすでに次のパリ五輪に向かっているのです。池江さんの前に進む強い気持ちを感じました。

 2学期の学校祭の文化の部と体育の部、そして合唱コンクールと、みんなが全力で取り組む姿をたくさん見ることができました。改めて「全力ってかっこいい」と感じさせてくれました。しかし、その中でも失敗したりうまくいかなかったりしたことが多くあったと思います。その失敗は決して無駄ではありません。失敗したりうまくいかなかったりしたからこそ分かる気持ちがあります。大切なのは、その失敗を次にがんばる意欲へと結びつける強い気持ちです。ぜひ3学期に、これからの生活へ強い気持ちをつなげてもらいたい。
 明日から冬休みです。令和最初の年越しもあります。準備はできていますか?教室の机やロッカーはきれいになっていますか?まだの人はこの後きれいにして、新たな気持ちで令和2年を迎えましょう。では、始業式 

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