最新更新日:2024/04/19
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ようこそ青海中学校のホームページへ。いきいきと活動する生徒の姿を紹介します。

誓いを交わす儀式「誓詞」

本校には、開校以来続いている卒業前の儀式があります。それが「誓詞」です。昭和33年度の第1回卒業生より、卒業にあたって誓いの言葉を冊子にずっと記してきています。その言葉は、卒業生の今後の生き方を表すものであったり、決意、意気込みを感じさせたりするものです。本年度、第56回の卒業生となる96名が新たに書き綴っていきます。
この儀式で伝統的に受け継がれているのは、次の2つの約束です。
・あらかじめ用意された冊子に一人一人が順番に小筆を使い、言葉と名前を記していく。
・校長室で学校長のいる前で記す。
 1月28日の3年A組男子から始まり、30日まで続きます。全員が書き終わると、通算8,500名を超える人の「誓詞」が校長室に揃うことになります。
 ところで、本校を卒業された方との話の中で、誓詞書きのことを話題にすることがあります。実際に来校された場合には、その当時の冊子をお見せすることがあります。中学校卒業時に書いた自分の言葉を見られとても懐かしがってみえます。15歳の時の自分の思いに、感慨深いものがあるようです。

3学期 始業式 式辞

 明けまして おめでとうございます。新年を迎え、今年が明るい話題でいっぱいの年になることを皆さんとともに願いたいと思います。(略)
 3年生は年末に4日間の補充学習を実施しました。また、昨日は実力テストの模擬試験を実施し、入学試験に備える取り組みをしました。真剣に取り組む姿をみていて、一人一人に良い結果が出ることを心から願わずにはいられませんでした。
 さて、今日から3学期が始まりました。3学期は、1年のまとめの学期であるとともに、次年度につながる大事な学期でもあります。とりわけ3年生にとっては、受験を控え、緊張と少し不安を抱えながらの生活となりますが、毎日を精一杯生活していってください。受験は、みんなが通って行く道です。こうした経験を通してまた一つ成長していくのです。決して逃げることなく、また自分に甘えることなく、目標に向かってやるべきことを毎日こなしていくことが大切です。合言葉は「やるべきことを確実に」です。
 1、2年生のみなさんも、一年先、二年先には必ず来ることです。それに向けて準備を心がけること、具体的には、日頃の学習内容をしっかり身につけること、そして何よりも学習習慣を定着させることに取り組んでほしいと思います。毎日の取り組みの積み重ねが一人一人の成長につながります。そういう意味で、うちに帰ったらまず、机に向かうということを何回かお話ししましたが、実践されているでしょうか。やらなければならない課題を、真っ先に行う習慣は付いているでしょうか。
 ここで、新年にあたり、わたしの願いを伝えます。先人(歴史上で優れた人物)の生き方をまとめた書物の中で、共通する事柄として「前向き、感謝、謙虚、そして努力の継続」という言葉がありました。私も同感だと思いました。何事にも前向きな人・困難なことに立ち向かえる人、感謝の心を忘れない人・「ありがとう」と素直な気持ちで言える人、謙虚な姿勢・周りの人を大切にするということも含めて、相手を尊重する気持ちのある人、そして努力を継続できる心の強い人、そんな生徒に育ってくれることを願っています。そして、大人になったら、それぞれの能力を生かし、社会に貢献できる人間に成長されることを期待しています。その土台づくりを、青海中学校で引き続きしっかりやっていきましょう。充実した3学期になることを願い、式辞とします。

2学期 終業式 式辞

 2学期の始業式から約4か月、本日終業式を迎えました。この間体育祭では、本校の伝統をしっかり受け継ぎ、立派な応援旗、応援合戦を多くの方に披露することができました。力いっぱいの競技で、クラスの団結力、中学生らしい元気のあふれた姿を多くの方々に見てもらうことができました。また、先日行われた合唱コンクールにおいても、力いっぱいの合唱は、聴く人に感動を与えたと思います。さらに、作文・ポスターなどの作品募集に応募し、多くの人が表彰を受けました。とてもうれしく思います。
 生徒会執行部が企画してくれた「目安箱」の設置については、生徒の声を集めて、学校改善を図ろうとする取り組みとして、今後も期待をしています。
さて、今年の明るい話題として、富士山の世界文化遺産の登録や和食の世界無形文化遺産登録が挙げられます。日本が世界に誇れる自然や文化をこれからも大切にしていくことが私たちに求められているように感じました。一方、世界の最先端技術の開発として国産のロケット「イプシロン」の打ち上げに成功したとのニュースも心に残るものでした。そんな明るい話題の中でも、特に今年私たちに夢と希望を与えたできごととして、2020年の東京オリンピックの開催決定をあげることができます。7年後の開催を考えると、この中にオリンピックに出場する人がいるかもしれません。また、その候補選手に挙がる人が出るかもしれません。楽しみです。
 実は青海中学校から女子バスケットボールの選手としてオリンピックに出場された方がみえます。25年程前に本校を卒業された村上陸子さんという方です。矢田に住んで見えた方です。本館の廊下にその方のパネルがかけてあります。バスケットボールの選手としては、体は大きいほうではありませんが、スピードと高い技術力で活躍されました。オリンピックの代表になるためには、様々な困難があったことと想像できます。その壁を乗り越えるために、体力・技術力の向上だけでなく、困難を克服する心の強さも育てていったのだと思います。
 村上陸子さんの中学時代を知る方に話を伺うと、何事にも前向きに取り組み、たいへん努力をされた方だったそうです。自分のことだけでなく、学校行事や学級のことなど、学校やクラスのために一生懸命に頑張った人でもあったと伺いました。私は、そうした方が本校の卒業生にいることを誇りに思います。
 自分を強くたくましく育てるのは、自分自身です。やらなければならないことにしっかり取り組み、困難なことやつらいことから逃げない心の強さと丈夫な体をこれからも作っていってください。そして、皆さんが素直な気持ちと謙虚な心をもつ立派な若者に成長していってくれることを期待しています。
 最後に、冬休みが皆さんにとって充実した期間となることを願い、式辞とします。

二学期 始業式 式辞

 今年の夏は猛烈な暑さとなり、気温が40度を超すところもありました。日本列島全体が、熱気に覆われ、とても暑い夏となりました。(略)
 さて、夏休みに入って早々に知多地方の大会が一斉に開催されました。多くの試合を見させていただきました。それぞれの選手が、青海中学校を代表して本当によく頑張ってくれました。心の中には悔しい思い、もっとやれたのにという気持ちになった試合もあったかもしれません。しかし、全力でプレーした結果、貴重な経験を積むことができたのではないかと思います。これまで積み上げてきた努力、仲間との協力、支え合いは、中学校時代の良い思い出となっていつまでも一人一人の記憶の中にとどまることになるはずです。
 また、夏休み中に、ボランティア活動に参加した生徒、職場体験学習に参加した生徒、高校や専門学校の体験入学に参加した生徒、それぞれの場面で貴重な体験になったことと思います。こうした体験活動が皆さんのこれからの学校生活や今後の進路選択にとても役に立つものと思います。
 今日から二学期が始まりました。(略)二学期は学校祭、合唱コンクールなど学級の団結が求められる場面があります。夏休み中も学校祭に向けて準備を毎日のようにすすめくれた人がいました。一人一人のよさ、お互いのよさを認め合い、支え合い、そして、高め合う学級集団を作ってほしいと思います。一人の力は小さいけれど、みんなの力を合わせれば大きな力になります。力を合わせ、良い学級を作ってくれることを期待しています。
 また、教科の学習の場においても、真剣な学習の中に、互いの交流を通しての学び合い、意見を出し合うことによって学習を深めたり、広げたりしていってほしいと思います。授業時間の中で、確実に学習内容を身に着けるという強い思いを持って取り組んでくれることを期待します。学校での学習を充実させるためにも、家庭での予習、復習を大切にしてください。
 最後になりますが、気になることなので、皆さんにお話しします。今、ラインやツイッターと言ったソーシャルネットワークに関わり、多くの問題が生じています。若者の安易な考えに基づく写真の投稿で、個人に多額の損害賠償請求がされているケース、お店が閉店せざるを得ない状況に追い込まれたケースであったり、ラインによる会話で毎日多くの時間を使ったり、会話の内容でお互いの誤解が生じたりするケース等、挙げていけばきりがないほどです。便利な道具ではありますが、利用者はそれに振り回されることなく、一人一人の責任のもと、よく考えてけじめのある使い方をするよう心がけてほしいと思います。
 二学期が、皆さんにとって充実した学期になることを期待し、式辞とします。
 

1学期 終業式の式辞

 梅雨明けが、例年に比べて二週間余り早くなったせいか、今年の夏は、とても早く来たように感じています。(一部省略)明日からいよいよ知多地方の体育大会や知多地方のコンクールが始まります。部活動壮行会でもお話したことですが、よい結果を残すことも大切ですが、何よりも悔いの残らない試合ができることを願っています。また、青海中学校の代表として力一杯戦ってきてほしいと思います。これまで積み上げてきたことが十分発揮されるよう願っています。
 さて、今日は1学期を締めくくる日です。区切りをつけるために、1学期を振り返り、次につながる機会にしてほしいと思います。今年皆さんに意識してほしいこととして、3つのことについて先生方を通してお話してきました。一つ目は、落ち着いた授業態度で取り組むこと、そして自分から積極的に学ぶこと。二つ目は、時と場に応じた挨拶や言葉遣いのできる生徒に育ってほしいということ。3つ目は、お互いに相手を思いやり、お互いを支えあい、高め合う学級・学年集団をつくってほしいこと。一人一人、このことについて、一度振り返ってほしいと思います。
 1年生の皆さん 入学して3か月半が過ぎ、中学校生活のリズムになれてきたところかと思います。小学校の生活との違いに慣れる期間は過ぎました。いよいよ自分の力を大きく伸ばすときです。
また、夏休みは、部活動を通して体力をつけるときです。暑い時ですが、その暑さに負けずしっかりと心と体を鍛えていってください。
 2年生の皆さん 中学校生活の折り返しにさしかかっています。学校生活に慣れ、充実した日々を過ごしている人がいます。その一方で慣れてくることで、いい加減になってしまう場合がよく出てきます。気の緩みからくるものです。夏の大会が終わると新チームになり、2年生が部活動の中心になります。勉強と部活動の両立を図ることが、今後の皆さんに特に期待したいところです。学力は急には伸びません。二年生で積み上げた力が、3年生になって実を結びます。何よりも学習習慣の確立が大切です。
 3年生の皆さん これまでの中学校生活は充実していましたか。最後の夏の大会が終わると、一時的に時間をもてあまし、目標を失う人がいます。今までの部活動中心の生活から切り替わるためです。頭を切り換えて学習に、また、これまであまり取り組めなかったことに時間を割くことができる時かと思います。
 学習は、自分でこつこつと積み上げていくものです。そのためにも目標を決め、計画を立て、実行し、反省と改善を図っていくプロセスを大切にしてほしいと思います。また、受験勉強にとどまらず、時に教科書を超え、興味のあることを自分で追究していく楽しさを味わってほしいものです。この夏休みはそれができる時でもあります。
 最後に、夏休み中にボランティア活動に参加する1〜3年生の皆さん、職場体験学習に参加する2年生の皆さん、高等学校等の体験入学に参加する3年生の皆さん、学校内ではなかなか学べない多様な学びができる場を作っていただいた多くの方々に感謝しつつ、礼儀や言葉遣いを学ぶ場として、充実した学習の場になることを期待します。
 話は長くなりますが、皆さんに考えてほしいことを、この場をかりてお話します。先日、名古屋市の中学校で、二年生の生徒が建物から転落して亡くなるということがありました。とても悲しいことで、本人の思い、ご両親のお気持ちを考えると胸が締め付けられるような苦しさを覚えます。一人の命がなくなる。しかも、自ら命を絶つことは、絶対にあってはならないことです。一人一人の命はとてもかけがえのないものであり、とても大切なものです。
 私は、新聞などで報道されている以上の情報を持っているわけではありませんが、その中でとても気になることがありましたのでお話します。それは、「うざい」「きもい」「死ね」というとても人を傷つける言葉がその学校の中でよく使われていたということです。「うざい」「きもい」「死ね」という言葉が、どれだけ人を傷つける言葉か、想像してみてください。言われた人の心の痛みを感じてください。あなたたちなら、その痛みは十分理解できるはずです。
 一つの言葉が、その人の心を深く沈ませ、悲しみの中に追いやることがあります。その逆に、一つの言葉が、その人に勇気や希望を与えることもあるわけです。私たちは言葉をもっと大切にして使わないといけないと思うのです。
 もし、「うざい」「きもい」「死ね」といった言葉が、青海中の中にもあるとするなら、今後、絶対に使わないようにしていただきたいと思います。この言葉は、「いじめ」です。口癖ではすみません。気を付けてほしいと思います。
 最後に皆さんの夏休みが充実したものになることを願っています。以上で、1学期の終業式の式辞とします。

入学始業式 式辞

 77名の新入生の皆さん、入学おめでとう。本日より青海中学校の生徒の仲間入りです。皆さんの入学を歓迎します。
 中学校での学習や仲間との生活は、大人になる準備期間であると言われます。そこで、皆さんに入学にあたり二つの大切なことをお話します。
 一つ目は、「甘えた気持ちを捨てる」ということです。今日から中学生になった皆さんです。自分の力でやり抜く強い気持ちに期待します。学習に対して受け身ではなく、自ら進んで学ぼうとする気持ちを持つことです。その中で、「学ぶことの楽しさ、わかる・できる喜び」を味わってほしいと思います。そうした経験は、今後の学習をより一層充実したものにしてくれるはずです。
 二つ目は、節度ある行動・態度についてです。自立するためには自分を律すること、言い換えれば、自分の気持ちを時に抑えることも必要です。例えば、集団生活を営む上で必要な社会性を身に付けるために「時間を守る」「社会や学校のルールを守る」「相手の気持ちを思いやる」ことなどはとても大切なことです。また、先生や地域の方々、先輩や友人など多くの人とのコミュニケーションを通して、よい人間関係を築いていってほしいものです。人間関係の基本は、まずあいさつから始まります。あいさつは、自分の心の扉を開き、相手の心を受け止めることです。人を思いやる気持ちがなければ相手には通じません。この二つを意識し、実践していってください。皆さんのがんばりに期待します。

 次に一学期の始業式にあたり、2年・3年の皆さんに一言お話をします。新年度に当たり、気持ちを新たにして、この場に臨んでいることと思います。皆さんのその今の気持ちをいつまでも大切にしていってほしいと思います。そして、夢や目標に向かって、日常の易きに流されることなく、素直で謙虚な気持ちを大切に、日々精進し、充実した学校生活にするよう皆さんの頑張りに期待します。
 
 おわりになりましたが、本日はご多用の中、本校の入学式にご臨席いただきました市議会議員の皆様をはじめ多数のご来賓の皆様、本当にありがとうございます。本年度は、全校生徒数264名でスタートします。伝統ある本校の教育を守り、さらに発展できるよう、生徒たちのために充実した教育活動を行ってまいります。今後ともお力添えをよろしくお願いします。
 それでは、新入生の皆さん・在校生の皆さんのこれからの頑張りに期待し、式辞とします。


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年間予定
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