最新更新日:2024/03/27
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ようこそ青海中学校のホームページへ。いきいきと活動する生徒の姿を紹介します。

卒業式 式辞

 日差しの中に、春の気配が感じられる本日、青海中学校の第五十五回の卒業式を挙行するにあたり、常滑市教育委員会をはじめ 多数のご来賓の方々のご臨席を賜り、このように盛大に挙行できますこと、まずもってお礼申し上げます。ありがとうございます。
 保護者の皆様に一言 お祝いとお礼を申し上げます。お子様のご卒業 誠におめでとうございます。皆様の愛情に包まれ、立派に成長された姿をご覧になられ、感慨もひとしおのことと思います。三年間本校にご支援をいただきましたこと、この場をお借りし、改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。
 さて、九十九名の卒業生のみなさん 卒業おめでとう。皆さんの三か年の努力の陰には、ご両親をはじめ、多くの方々の支えや 励ましがあったことを忘れないでください。そして支えてくださった方々に対する「ありがとう」という感謝の心をいつまでももっていてほしいと思います。
 ところで、3年前、皆さんの入学式に私が述べたことを覚えているでしょうか。もうすっかり忘れている人が大半かもしれません。そこで、この三年間を振り返る意味で、私の思いをもう一度お話をします。それは、「稚心を去る」という言葉です。「稚心」とは「幼稚な甘えた気持ち」のことを言います。中学校時代は、子供の体から、成人の体つきに大きく変化するときです。それに伴い、心も大きく成長し、強くなる時でもあります。自立に向けて、大きく踏み出す時です。まさしく、これから生きていくうえでの土台作りをこの三年間でしてきたといえます。その土台の上に、皆さんは自分の力でこれから柱を立て、屋根を載せていきます。だからこそ、自分に甘えることなく、この三年間を鍛え、育ててほしいとの願いから、この言葉をメッセージとして皆さんに送りました。
 まだまだ幼さがのこるものの、皆さんはこの三年間で大きく成長し周りの人への配慮や、今自分のなすべきことは何か自分の頭で考え、行動できるようになってきたと私は思っています。皆さんの落ち着いた学校生活、真剣な授業態度や部活動の各種大会でみせた粘りに、その成長の姿を見ることができました。また、体育祭で見せたクラスの団結力 応援旗づくりを通しての協力、応援合戦においてリーダーを中心によくまとまった取り組み、こうした活動を通してお互いが力を合わせて取り組むことの意義を感じてくれたものと思います。合唱コンクールで見せた美しいハーモニーも同様です。
 集団として励まし合い、高め合っていく姿は、心あたたまるものを感じました。卒業文集に友達への感謝のことが、多くの生徒によって書かれていたことも心に残りました。
 今後は、一人一人の進路先は分かれますが、青海中学校で学んだという 共通の良き思い出を胸に、しっかり前を向いてそれぞれの道を力強く歩んでいってください。
 卒業にあたり皆さんにひとつのことばを送ります。それは、「努力に勝る天才なし」という言葉です。日本でそしてアメリカの大リーグで活躍し、多くの人に愛されたプロ野球選手で、昨年現役を引退された松井秀喜選手が書かれた著書の中に、次のようなことばがあります。
 かれは、小さいころから体は大きかったのですが、天才型と呼ばれるような選手ではありませんでした。何をやるにも、修得に時間のかかる、他人よりも進歩の遅いほうの子供でした。小さい時は努力しないでできるほうが格好良く見えるものですが、かれにはそれはできませんでした。努力しないと人並みにもなれないタイプでした。そんなときに支えてくれたのが「努力できることが才能である」という父親の言葉だったそうです。この言葉を部屋の壁にはって、打てなくて悔しい思いをしたとき、この言葉を見つめ素振りをしたそうです。それ以降 アメリカ大リーグで活躍するまでずっと彼を支えたことばであると語っています。誰よりも多く練習し、それを継続して取り組んできたとこでこうした結果を残すことができたと語っています。また、困難なことに出会った時も、決して逃げることなく正面からぶつかっていったとも語っています。「努力に勝る天才なし」ということばを、卒業生へのはなむけの言葉として贈ります。
 おわりにあたり、皆さんの今後の一層の成長と活躍を期待し、式辞とします。

誓いを交わす儀式「誓詞」

本校には、開校以来続いている卒業前の儀式があります。それが「誓詞」書きです。昭和33年度の第1回卒業生より、卒業にあたって一人一人の誓いの言葉を、冊子にずっと記してきています。その言葉は、今後の自分の生き方を表すものであったり、決意、意気込みを感じさせたりするものです。本年度、第55回の卒業生となる99名が新たに書き綴っていきます。
 この儀式で伝統的に受け継がれているのは、次の2つの約束です。
・あらかじめ用意された1冊に一人一人が順番に小筆を使い、言葉と名前を記していく。
・校長室で学校長のいる前で記す。
この2つの約束があるからこそ、生徒には緊張感漂う時間となります。1月23日の3年C組女子生徒から始まり、2月1日まで続きます。全員が書き終わると、通算8,400名を超える生徒の「誓詞」が校長室に揃うことになります。
 本校を卒業された方との話の中で、誓詞書きのことを話題にすることがあります。また、実際に来校された場合には、当時書かれた言葉をみられ、とても懐かしがってみえます。15歳の時の自分の思いに感慨深いものがあるようです。
 本校のとても大切な行事の一つです。


3学期 始業式 式辞

 明けまして おめでとうございます。新年を迎え、今年一年が、明るい話題でいっぱいの年になることを皆さんとともに願いたいと思います。
 今年はとても寒い冬休みとなりました。そんな中、三年生は、入試に備えて、二日間補習を実施しました。真剣に問題に取り組む姿を見るにつけ、入試で良い結果が出ることを願わずにはいられませんでした。また、寒さに負けることなく、一,二年生が元気に部活動に取り組む姿にたくましく成長している様子を感じました。
 今日から三学期が始まりました。三学期は、一年のまとめの学期であるとともに、次年度につながる大事な学期でもあります。とりわけ三年生にとっては、受験を控え、緊張と少し不安を抱えながらの時間となりますが、持てる力を発揮し、精一杯頑張ってほしてと思います。受験はみんなが通って行く道です。こうした経験を通してまた一つ成長をしていくのです。決して逃げることなく、また自分に甘えることなく目標に向かって日々の取り組みを充実させていってほしいと思います。
 一、二年生の皆さんも、一年先、二年先に必ずくることです。それに向けて準備を心掛けること、具体的には、学習内容をしっかり身につけることと、学習習慣を定着させることに取り組んでほしいと思います。毎日の取り組みの積み重ねが大切です。
 さて、昨年の12月に実施したアンケートの中で、将来の夢や希望をもった生徒が大変たくさんいたことを私はとてもうれしく思いました。中には「今はない」という生徒もいましたが、これからそれを見つけていけばいいと思います。皆さんには見つける時間はこれからも十分あるからです。
 ここで、新年にあたり、ひとつのことばを紹介します。以前本校に勤めて見えた先生が、卒業文集に書かれたことばです。とても心に残る言葉でしたので、皆さんに紹介します。それは「努力する者は希望を語り、怠ける者は不満を語る」という言葉です。困難なことに出会った時、努力する人は、どうしたら問題が解決できるか考え、工夫を凝らしてその壁を乗り越え、夢の実現に向かうことができます。ところが、怠ける人は、言い訳を語り、できない理由とすることが多いように思います。時にできない理由を他人のせいにするという場合もあるように思います。誰にでもありがちな行為です。振り返ってみると私にもそうした部分は随分あったように思います。
「明るく夢や希望を語り、不満を言うことを減らす」そんな一年にしてくれることを期待し、式辞とします。 


2学期 終業式 式辞

 むし暑さの残る9月の始業式から約4か月、本日2学期の終業式を迎えました。この間、体育祭では、これまでの本校の伝統をしっかり受け継ぎ、立派な応援旗、応援合戦を多くの方に披露することができました。力いっぱいの競技で、クラスの団結力、中学生らしい元気のあふれた姿を見てもらうことができました。クラスで一生懸命取り組んだからこそ得られる感動や満足感の共有、こうした経験をこれからもたくさん皆さんにしてほしいと思います。
 また、先日行われた合唱コンクールにおいても、一人の力は小さいけれど、みんなの声が集まった力いっぱいの合唱は、聞く人に大きな感動を与えたと思います。
 クラスで共に学ぶ人たちが、お互いを支えあい、励まし合うことを通して、高め合い成長していく場として学級があります。日常の生活を通して人間的に成長できる場である学級をこれからも大切にしていってほしいと思います。
 また、いろいろな行事に実行委員として活躍をしてくれた生徒がたくさんいます。貴重な学びの場になったことと思います。さらに、作文・ポスターなどの作品募集に応募し、多くの人が表彰を受けました。とてもうれしく思います。
 一方、全国各地でいじめの問題が話題となりました。本校では、今月に入り、人権について考える機会をもちました。共通の作文を読むことを通して考えたり、その感想を出して、話し合ったりしてもらいました。人権について考えるとても良い機会となりました。「うざい」「きもい」に象徴される言葉のいじめや、悪口、仲間外れなど、相手の人がとても嫌な思いをしているということに気付くこと、知らず知らずにいじめる側になっていることがあることを、日ごろから意識することが大切です。相手を大切にしようとする気持ちが、いじめをなくすことにつながると信じています。
 さて、終業式にあたって、今年もっとも日本人に希望を与えた人の一人である、中山伸弥教授の話をします。
 この方は、テレビなどでもよく出ていましたので、皆さんも知っていると思います。今年ノーベル医学・生理学賞を受賞された大学の先生です。彼はもちろん勉強も一生懸命しましたが、中学高校時代は柔道に明け暮れたスポーツマンです。町工場を経営される父親の後を継ぐべく機械いじりの大好きな少年であったといわれています。しかし、若くしてその父親を病気でなくし、何とか病気の人を治し、役に立つ人間にと医者の道を志したと語っています。そんな中山さんが、医師の卵として患者の前に立ち手術をした時、なかなかうまく手術ができない自分に気づくのです。その時は、とても悔しい思いをしたそうです。しかし、腕のいい医師でも治せない病気があることを知り、治りにくい病の人を助けるべく研究に一生懸命打ち込み、その成果が認められ今回の受賞につながりました。
 彼のすごいところは、難病と呼ばれる治りにくい病気の人に、治るかもしれないという希望を与えたことです。彼の作り出したIPS細胞の研究が一層進み、今後多くの患者の方が救われることを願わずにはいられません。そんなすごい研究をした人にもかかわらず、いつも謙虚で、社会や人のために役立つ取り組みを続けていることに、日本人ばかりでなく、世界の人々が賞賛しています。
 最後に、彼が研究者として、大切にしてきたことを紹介します。それは英語の頭文字のVとWを大切にしてきたそうです。Vとはビジョン、長期的な目標と言い換えてもいいかと思います。Wはワークハード、つまり一生懸命働くということです。このことは、中学生の皆さんにも十分わかっていただけることだと思い紹介しました。ビジョン、ワークハード「目標を立て、一生懸命取り組む」この言葉を皆さんに送り、2学期の終業式の式辞とします。

常滑市小中学校作品展

12月5日〜18日まで、常滑市の図書館一階展示室にて、市内の小中学校の児童生徒の作品展が行われています。
本校からも、3年生のデザイン画や木を使った造形作品、部活動勧誘のポスターや工夫を凝らした絵文字など多様な作品が展示・紹介されています。
 小学生の工夫がされた工作は、見ていて楽しくなるものばかりです。また絵画では、のびのびと描かれた作品が多く、小学生の生き生きとした姿が作品を通して伝わってきます。
 そこにいくと、中学生の造形作品は、表現技法に工夫されもの多く、作品としての力強さと完成度の高さを感じさせるものばかりです。また絵画においては多様な色の組み合わせにより、作品の奥深さを感じさせてくれます。
 いずれにしても、子どもたちの多様な表現がみられ、楽しい時間を過ごすことができました。一生懸命作り上げた作品がたくさん展示されています。よろしければ会場に足を運んでご覧いただければ幸いです。
 話は変わりますが、9月14日〜16日にかけて、常滑市民文化会館で、常滑高校のクリエイティブデザイン科の作品展が行われます。毎年、この時期に開催されています。今年も本校の卒業生の作品を見に出かける予定です。小中学生の作品とはまた一味違う高校生の作品に出会えることを楽しみにしています。

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学級のハーモニーを大切に

今年も合唱コンクールの時期となりました。女子生徒の澄んだ声と男子生徒の太くたくましい低音が重なってつくられるハーモニーは、聴く人の心を豊かにしてくれます。
音楽室から聞こえる歌声、また、朝や授業後各教室から響く歌声に、皆さんの若いエネルギーを感じます。同時に歌声の響く学校に、寒い時期ではありますが、私の心は春のようにさわやかです。
しかし、合唱コンクール当日までの道のりは、決して平坦なものではありません。みんなの心がひとつにならない場面を目にするもたびたびあるからです。そんな中、指揮者、伴奏者、パートリーダーが中心となってまとめようとする姿に共感し、次第にクラスが一つになっていく様子を今年も感じることができています。「ハーモニー」には、「調和」とか「親しむようになる」という意味があります。歌い込んでいく中で生まれるクラスの「調和」こそ、合唱コンクールの中で最も大切にしたいところです。
 合唱コンクール当日、クラスの団結のもとに、美しいハーモニーが会場いっぱいにこだますることを期待しています。

危険と隣り合わせに気づくこと

 今年に入って何度生徒に呼びかけてきただろうか。たびたび地域の方より学校に、下校時の自転車の乗り方についてご心配の声をいただいています。生徒の安全に気を配っていただいていることをありがたく思います。あわせて、家庭での交通安全の働きかけも重要なことだと感じています。よろしくお願いします。
 心配の声をいただいている場所は、主に宮山の公会堂から三ツ池の交差点に向けての下り坂での自転車の乗り方についてです。スピードの出し過ぎによる危険を指摘するものです。その都度、全校生徒に向けての交通安全指導、関係生徒を集めての安全指導、教職員による現場での指導などを繰り返しています。下り坂での自転車の走行の危険を何度も訴えてきましたが、まだまだのようです。
 先日も全体指導をした日の午後、下校の様子を確認しに生徒指導の担当者が出かけて行きました。教職員が立っていることで少しは効果があったようでしたが、交通事故が起きる可能性の高い場所であることには変わりません。
 心配していることは、転倒してけがをすることだけではありません。生徒が加害者になることも心配しています。自転車が加害者になり、多額の賠償を求められるケースもあると聞きました。横からの飛び出しに対応できるか、歩行者との接触はさけられるか心配をしてします。
 生徒の中には、自動車が避けてくれるという気持ちがあり、自分が加害者になるという意識はあまりないようです。歩行者と接触すればどういうことになる想像したり、ひやりとした体験を語り合ったりすることが今後も必要です。
 安全のことを考えるなら自転車のスピードを抑えることが一番です。ある区間だけ、自転車を降りて引いて歩くということも一つの方法です。ただし、教職員の目の届きにくいところでもあり、どれだけ徹底できるか課題が残ります。生徒の自覚を促しながら、もうしばらく今の指導を繰り返し行っていきます。

半田養護学校の生徒との交流

10月26日、1年生が愛知県立半田養護学校へ出かけ、交流活動を行いました。6月に実施していますので、今回で2回目の交流となります。
 この取り組みは、年間3回計画され、1学期は「出会い交流」、2学期は「ワークワク交流」、3学期は「ふれあい交流」と名付けています。交流を深めるためにも、1年間を通してペアを決め、それを変えずに交流を続けることを大切にしています。 平成7年度から始まり、今年で18年目となります。今では本校の特色ある教育活動の一つとなっています。
 はじめは戸惑いもありますが、名前を覚え、手をつなぎ、一緒に運動やゲーム等をすることを通じてお互いの理解がすすんでいきます。時に動き回ったり大きな声を出したりする養護学校の生徒もいますが、それがうれしさの表現だと教えられると、本校生徒の接し方に大きな変化が生じます。こうして理解が深まっていくのだと思います。
今回の交流会の本校生徒の感想が私のところに届きましたので、早速読ませてもらいました。交流相手の名前や交流した活動内容に加え、交流で学んだことなどが書かれていました。主な感想を紹介します。
「ただしゃべるだけではなく、相手のことをもっとよく知っていきたい。」「相手の人の言うことをもっとしっかり分かりたいという思いが強くなった。」「相手のために何かをしてあげるのではなく、どうしてあげたらいいのか考えることが大切であり、それに気づいてサポートしてあげることが大切であると思った。」
 3回目は本校で交流をします。一層交流が深まり、気付きが増えることを願っています。

2学期 始業式 式辞

 今年の夏も例年同様、とても暑い夏となりました。そんな日々ではありましたが、部活動に汗を流す生徒の姿は、たくましさを感じました。夏休みに入って早々に知多地方の大会が一斉に開催されました。ほとんどの試合を見させていただきました。それぞれの選手が、青海中学校を代表して、本当によく頑張ってくれました。心の中には、悔しい思い、もっとやれたのにという悔いの残る試合もあったかもしれません。しかし、全力でプレーした結果、貴重な経験を積むことができたのではないかと思います。中学校時代の良い思い出となっていつまでも一人一人の記憶の中にとどまることになるはずです。三年生にとっては中学校の最後の大会となりましたが、スポーツは自分でやめない限り、競技は続けられます。上の学校へ行ってもぜひ続けていってほしいと思います。吹奏楽部が参加したコンクールにも行ってきました。心地よい音楽を聞かせていただきました。心を一つにして演奏する姿は会場にいた多くの方に感動を与えたと思いました。
 県大会を勝ち抜き東海大会に出場した剣道部男子、本当によく頑張りました。おめでとう。個人戦では、高津君が東海大会で第三位になるという快挙をあげました。ハイレベルな知多地方の大会で第三位になったテニス部男子、そして女子よく頑張りました。栄光を称えます。おめでとう。青海中学校の伝統に新たな記録を残してくれました。
 また、夏休み中に、ボランティア活動に参加した生徒、職場体験学習に参加した生徒、高校や専門学校の体験入学に参加した生徒、それぞれの場面で貴重な体験になったことと思います。こうした体験活動が皆さんのこれからの学校生活や今後の進路選択にとても役に立つものと思います。
 職場体験の様子をまとめたレポートを少し読ませていただきました。事業所での活動は不安と緊張の中ではあったと思いますが、その分大きな学びがあったことがわかりました。例えば、あいさつの大切さを感じた生徒はとてもたくさんいました。また、働く場なので無駄なおしゃべりをしないなど当たり前のことですが、気づいたようです。消防本部での活動は、命を救う仕事なので、指示がよりはっきり伝わるように大きな声が必要であること、とても体力がいることなど感想に書かれていました。保育園の実習では、幼児と悪戦苦闘する姿を見ることができました。いずれにしても、多くの学びを体験できたことをうれしく思います。
 今日から二学期が始まりました。まず生活のリズムを、学校のリズムに合わすことです。そのためには、早寝、早起きが一番です。緩んだ気持ちを変えていくには、本人の努力も必要です。二学期の始業式に当たり、一言だけ皆さんに話します。二学期は学校祭、合唱コンクールなど学級の団結が求められる場面があります。夏休み中も学校祭に向けて準備を毎日のようにすすめくれた人がいました。一人一人のよさ、お互いのよさを認め合い、支え合い、そして、高め合う学級集団を作ってほしいと思います。一人の力は小さいけれど、みんなの力を合わせれば大きな力になります。一人ひとりの持っている力を、パズルのように組み合わせ、素晴らしい一枚の作品になるような学級を作ってくれることを期待しています。教科の学習の場においても、真剣な学習の中に、互いの交流を通しての学び合い、意見を出し合うことによって学習を深めたり、広げたりしていってください。授業時間の中で、確実に学習内容を身につけるという強い思いをもって取り組んでくれることを期待し、式辞とします。


今鍛えないで いつ鍛える  PTA新聞より

 今年も間もなく夏の大会が始まります。3年生にとって中学校最後の大きな大会になります。これまで培ってきた力をいかんなく発揮してくれることを願っています。
 さて、次のような言葉がありますので紹介します。
「今鍛えないで いつ鍛える。今やらないで いつやる。今挑まないで いつ挑む。」
これはスポーツの世界のことばかりではありません。人間は一生勉強ですが、特に若い時期に自分を徹底的に鍛えることが大切です。苦しいことや難しいことに直面して、はじめて強さや忍耐力が身につくものです。
 困難なことをさけることなく、日々精進を重ねることで自ずと成長と結果がついてくるものです。生徒の皆さんの実行力に期待します。

PTA総会 あいさつ

 こんにちは 本校の校長の岩橋裕充です。
 昨年度の役員・委員の皆様には、本校の教育活動に対してあたたかいご支援・ご協力をいただき、ありがとうございました。そして今年度の役員・委員のみなさん どうぞよろしくお願いします。
 はしめに23年度末に転出した職員をお知らせします。(略)次に本年度の本校職員を紹介させていただきます。総会要項のP8をご覧ください。合わせて部活動の顧問も紹介します。
 新入生92名を受け入れ、全校生徒数288名で、平成24年度がスタートしました。新学期は、気分も新たに「がんばるぞ」という気持ちがよく伝わってきます。こうした意欲を大切にしながら、子どもたちの活動が充実したものになるよう職員一同、努力していく覚悟です。どうぞよろしくお願いします。
 さて、本校の教育方針は、知徳体の調和のとれた人間形成を図るとともに、生徒の個性の尊重と人権を大切にした教育を推進することです。本年度の重点的な取り組みは3点です。
・落ち着いた授業態度と積極的に学習する生徒を育成し、学力の向上を図ります。そのために、教職員は、生徒がわかる授業に努めます。
・時と場に応じた挨拶や言葉遣いのできる生徒の育成を目指します。社会にでても通用する礼儀正しい生徒を育成します。そのために、教師は襟を正し、生徒と向き合い指導します。
・学校での集団生活を通して、相手を思いやる心を育てるとともに、お互いに支え合い、高め合う集団作りを進めます。そのために、学級や学年での教育活動を通して、支え合い、高め合う仲間づくりをします。また、部活動を通して、生徒を鍛え育てます。
 子どもの教育は、家庭での教育を基盤とし、学校・家庭・地域が一体となってすすめていくことにより、成果があらわれるものと思っています。どうぞ、よろしくお願いします。

入学・始業式 式辞

 92名の新入生の皆さん 入学おめでとう。本日より青海中学校の生徒の仲間入りです。皆さんの入学を歓迎します。(略)
 さて、中学校での学習や仲間との生活は、大人になる準備期間であると言われます。そこで、皆さんに入学にあたり二つのことをお話します。
 一つめは、「甘えた気持ちを捨てる」ということです。今日から中学生になった皆さんです。甘えた心を捨て、自分の力でやり抜く強い気持ちに期待します。自分のできないことを人のせいにすることは、甘えた考えといえます。学習では教えてもらうという受け身の姿勢ではなく、自ら進んで学ぼうとする気持ちを持つことです。その中で、学ぶことの楽しさ・知る・わかる・できる喜びを味わってほしいと思います。そうした経験は、今後の学習をより一層充実したものにしてくれるはずです。
 二つ目は、規律ある行動、節度ある態度についてです。自立するためには自分を律すること、言い換えれば、自分の気持ちを抑えることも時に必要です。例えば、集団生活を営む上で必要な社会性を身に付けるために「時間を守る」「社会や学校のルールを守る」「相手の気持ちを思いやる」ことなどはとても大切なことです。
 また、先生や地域の方々、先輩や友人など多くの人とのコミュニケーションを通してよい人間関係を築いてほしいと思います。人間関係の基本は、まずあいさつから始まります。あいさつは、自分の心の扉を開き、相手の心を受け止めることです。人を思いやる気持ちがなければ相手には通じません。
 次に一学期の始業式にあたり、二年・三年生の皆さんに一言お話をします。新年度に当たり、気持ちを新たにして、この場に臨んでいることと思います。皆さんのその今の気持ちをいつまでも大切にしてほしいと思います。
 これまでにもお話したことですが、「努力は人を裏切らない」という言葉があります。
努力とは、まじめさや忍耐強さだけを指しているのではありません。心の底からの願いや、情熱の強さを伴ってのがんばり、実行力を努力と呼ぶのです。そうした思いを持ち続け、がんばり続けた人に結果がつてくるのだといえます。(略)
 それでは、新入生の皆さん・在校生の皆さんのこれからの学校生活の頑張りに期待し、式辞とします。

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年間予定
4/4 新任式
4/5 入学始業式
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