最新更新日:2024/04/19
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ようこそ青海中学校のホームページへ。いきいきと活動する生徒の姿を紹介します。

卒業式 式辞

 87名の卒業生のみなさん 卒業おめでとう。卒業証書は、皆さんの三年間の努力を証明するものですが、その陰には、ご両親をはじめ、多くの方々の支えや励ましがあったことを忘れないでください。そして支えてくださった方々に対する感謝の心をいつまでももっていてほしいと思います。
 さて、私は、中学校生活の皆さんの頑張りを大いに認めてあげたいと思います。皆さんは、青海中学校の最高学年としてふさわしい活躍をいろいろな場面で見せてくれたからです。学校生活での真剣な授業態度や部活動の各種大会でみせた粘り強さ、とりわけ、野球部が知多地方の体育大会で見せてくれた逆転劇、精神的にたくましくなった姿を見ることができました。剣道部やテニス部等が、大会の中でみせた集中力、あきらめない心の強さに、その成長の跡を見ることができました。また、体育祭で見せたクラスの団結力 応援旗づくりを通しての協力の様子、応援合戦においてリーダーを中心によくまとまった取り組み、こうした活動を通してお互いが力を合わせて取り組むことの意義を感じてくれたものと思います。合唱コンクールで見せた美しいハーモニーも同様です。さらに、生徒会執行部が企画した新たなボランティア活動も意義ある取り組みとなりました。
 とかく自分のことが優先しがちな社会の風潮の中にあって、損得を超えて協力することの意義を学ぶ場になったと思います。この共通体験は、今後の皆さんの心の中にいつまでも残っていく出来事になると思います。一人一人を見ると、まだまだ成長途上ですが、集団として励まし合い、高め合っていく姿は、心あたたまるものを感じました。
 今後は、一人一人の進路先は分かれますが、青海中学校で学んだという共通の良き思い出を胸に、前をしっかり向いてそれぞれの道を力強く歩んでいってください。
 卒業にあたり皆さんに二つのことをお話しします。
 一つ目は、「学ぶことに謙虚であれ」ということです。「学問に近道なし」ということわざがあります。この言葉が示すように学ぶことは積み上げであり、日々の努力の上にあるということです。従って、学ぶことは時間のかかることです。また、学ぶことは、座学、座って行うものばかりではありません。他人から学ぶこと、生活の中の経験から学ぶことがたくさんあります。特に、失敗や恥ずかしい思いをした中から学ぶことが多いものです。こうした学びを栄養にして自分自身を育て、高めていってもらいたいと思います。まさに「学びは一生」続くのです。今後も謙虚に学び続けていってください。
 二つ目に、「強い心を育んでいってほしい」ということです。強い心とは、すぐにあきらめたり、投げ出したりしない、折れない心、竹のようにしなる心のことを言います。また、自分の気持ちをコントロールできる心を言います。時に自分の感情を他人にぶつけたり、イライラの原因を人のせいにしたりすることは、誰もが持っている心の弱い部分といっていいかもしれません。しかし、心の強い人は、それを抑えて、他人に対して優しく接することができるようになり、何よりも他人の心の痛みを自分のこととして受け止められる人だと思います。皆さんには、このような心の成長を期待したいと思います。
 「学ぶことに謙虚であること」「強い心を自分の中に育むこと」この二つのことを卒業生の皆さんにお話し、式辞とします。皆さんの今後の活躍を期待します。

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