(本日の学校集会で、以下のようなお話をしました。)
おはようございます。
今日からあいさつ運動が始まりました。今回は、西成中の生徒さんたちも来てくれて一緒にあいさつ運動をしてくださいます。そして、西成小の児童も中学校へ行って、一緒に活動しますね。素晴らしい活動になるよう、全校で同じ気持ちになって頑張りましょう。
さて、今日は「防災の日」ということでお話をしたいと思います。
9月1日の始業式の日に、大規模地震注意情報発表による引き渡し下校訓練をしましたね。
9月1日に行った訳の一つに、大きな意味があります。
それは、9月1日は日本の国で定められた「防災の日」であるということです。
「防災の日」とは、1923(大正12)年9月1日に起きた十数万人の死傷者を出した関東大震災と、台風が襲ってくると昔から言い伝えられている二百十日にちなんで、1960年に国が定めた日です。前後にあたる8月30日〜9月5日は防災週間として、日本中が防災訓練を続けています。一宮市でも、8月27日の日曜日に九品地公園競技場で「一宮市総合防災訓練」が行われていました。
日本では、ここのところいろいろな自然災害が起きています。一宮市だけでも夏休み中にいくつかありましたね。8月7日には台風5号が一宮市のすぐ近くを通っていきました。風や雨がひどく、この西成小学校も「避難所」となりました。また、8月22日には、激しい雷雨があり、この西成小学校の校区内に落ちて火事があったと聞きました。近所に住んでいた人は、とても怖い思いをしたのではないでしょうか。
「災害は、時なし、場所なし、予告なし」といいます。皆さんのお家では、突然にやってくる自然災害に対して、何か備えをしていますか?
まず、小学生の皆さんにとって一番大事なのは、もし、大地震や突然の大雨などで家に戻れないことがあったときに、どこへ行けば家族に会えるかということを、お家の人と決めておくことです。たいていは、近くの小学校や中学校、公民館などですね。いわゆる「避難所」となるところです。まだはっきり決めていないお家は、今夜にでも決めておきましょう。
次に、避難グッズの準備です。最低でも3日分の水と食糧、ラジオと懐中電灯、防寒具などと言われています。今は、セットになったグッズもいろいろ販売されているようですので、これもお家の人と確認をしてみましょう。
もちろん、皆さんが学校にいるときに大地震やその他の自然災害が起きたときは、まずは安全な学校で待機します。そして、この前の訓練のようにお家の人のお迎えを待つか、そのまま小学校に避難するということになりますね。
これからまだ台風シーズンは続いていますし、いつくるかわからない大地震などに備えて、この「防災の日」をきっかけに家族でいろいろと話し合いをしてみましょう。
今日のお話はこれで終わりです。