(本日の学校集会で、以下のようなお話をしました。)
おはようございます。
おとといの土曜日、日曜日に行われた、ミニバス・サッカー選手権大会、よく頑張りました。
サッカーは、初戦で強いチームに当たり、前半で同点に追いついたのですが、後半に1点入れられ惜しくも負けてしまいました。でも、最後まであきらめずに頑張っていたと聞きました。よく頑張りました。
ミニバスも、1戦目は勝って2日目に進んだのですが、2戦目にベスト4に残る強いチームに当たり、惜しくも負けてしまいました。それでも、最後の最後まで攻め気を持ち、しっかり守り、本当によく頑張りました。
ユニフォームを着て参加した人たちはその場に立ちましょう。みんなで、その頑張りをたたえ、拍手をしましょう。・・・ありがとう。座ってください。
今日は、「さりげないやさしさ」ということでお話ししたいと思います。
先生は、毎朝、南門に立ってあいさつしていますが、ある日の朝、こんな場面を見ました。
その日は、地域の燃えるごみの回収日だったのでしょう。一人のおばあさんが、台車の上にごみを載せて学校の南の道路を南から北へと渡ってきました。ちょうど学校のすぐ南側の歩道に集積所があります。おばあさんは、足が少し悪いのでしょうか、ゆっくりと道路を渡り、ガードレールの外側からガードレールを越すようにごみ袋を持ち上げて内側の集積所に置こうとしたときです。登校途中の一人の女子中学生が、走り寄って歩道側からごみ袋を受け取って集積所に置いたのです。その女子中学生は、おばあさんがごみを持って道路を渡ってくるときから心配そうに見ていました。そして、その行動をとったのです。
先生は、その場面を見てとっても心が温かくなりました。さっと動いてさっと手をさしのべる、そんな「さりげない優しい行動」が中学生になるとできるんだ、と思いました。そして、「西成小学校の子たちもそんなふうになってくれるといいな」と思いました。
でも、西成小にも、優しい子はいます。先週の木曜、金曜と修学旅行に行ってきました。6年生は、社会のルールやマナーをよく守って行動できました。そして、けがをして少し歩きづらい子がいましたが、周りの友だちが荷物を持ってあげたり、歩くペースをゆっくりにしたりと、さりげない優しい気遣いをしてくれました。
また、別のある日、こんな場面を見ました。ある学年が集まっていました。ふと見るとひとりの女の子が泣いていました。そこへ一人の男の子が心配して「どうしたの?大丈夫?何があったの?」と声をかけてくれました。すぐ近くにいた女の子も声をかけてくれていましたが、男の子もかけてくれたのです。先生はとっても嬉しくなりました。「さりげないやさしさ」に男の子、女の子関係ないですよね。
さて、今週の水曜日に、東特別支援学校との交流会がありますね。今回は、1・3・5年生が東特別支援学校へおじゃまする番です。特に1年生は、初めて1年生のお友達と会いますね。そして、これからずっとずっとのお友達です。3年生は3回目に、5年生は5回目に久しぶりに会うお友達です。優しい気持ちで、仲良く遊んできてくださいね。お願いします。
これでお話を終わります。