(本日の学校集会で、以下のようなお話をしました。)
おはようございます。
先週のあいさつ運動は、毎日ほとんどの児童が参加して、素晴らしい活動になりました。ありがとう。
今度、11月に西成地区全体であいさつ運動が行われます。西成小学校も参加します。またよろしくお願いしますね。
さて、今日は「もう一つのオリンピック」についてお話をしようと思います。
「もう一つのオリンピック」それは、現在リオデジャネイロで行われている「パラリンピック」のことです。「パラリンピック」とは、「パラレル」(平行、もう一つの)と「オリンピック」を合わせて作られた言葉です。パラリンピックは、障がい者を対象としたオリンピックで、4年に1度、オリンピック競技大会の終了直後に同じ場所で開催されています。
そして、実にたくさんの種目が行われています。
車いすに乗ったまま行う、バスケットボールやテニス、
義足といって、足がない人が足の代わりなるものをつけて走ったり、跳んだりする陸上競技、また、目の不自由な人が他の人(伴走者)と一緒に走るマラソン、
腕がないというハンディのままクロールやバタフライ、平泳ぎなどを泳ぐ水泳、
目の不自由な人が行う柔道 など他にもたくさんあります。
TVで選手が競技をしているところを見ていると、とても障がいがある人のようには見えません。
じゃあ、選手たちは簡単にその競技ができているのでしょうか。
そんなはずはないですよね。
まず、自分の障がいを受け入れ、乗り越える心の強さが選手たちにはあります。そして、その競技をより上手く、強くなるために、とてつもない努力をしている、ということです。
なので、障がいを乗り越え、生き生きとひたむきにプレーをしている選手の姿にとても感動します。自分もこんなことぐらいで弱音を吐いていてはいけないな、と逆に励まされ、勇気がもらえます。
4年生は、ちょうど今日、福祉実践教室がありますね。体が不自由な中で、日ごろの生活がいかに大変か、ましてやオリンピックの競技をするなど、とてつもなくすごい努力が必要であることだ、ということを身を持って体験してください。5、6年生はすでに体験しているので分かると思います。そして、私たちでできることを考え、施設・設備だけでなく、心もバリアフリーである世の中になっていけたら、と思います。
今日のお話はこれで終わりです。