(本日の学校集会で、以下のようなお話をしました。)
おはようございます。
さて、今日はまず皆さんに聞きたいことがあります。
皆さんは、今よりももっと背が高くなりたいですか?
病気になりにくいじょうぶな体になりたいですか?
もっと集中力をつけて、勉強がよくわかるようになりたいですか?
このことは、ほとんどの人が「そうなりたい!」と思うことだと思います。
では、どうしたらよいか。実はそうなるための方法について大昔からの言い伝えがあります。その大昔からの言い伝えの巻物を、今日は用意してきました。
その言い伝えは(巻物を広げる)「ねる子は育つ」です。
言い換えれば、「しっかりと眠る子どもは、よい成長ができますよ。」ということです。
6月20日の児童集会の保健委員会の発表でも「眠ることの大切さ」について紙芝居でお話を聞きましたね。
そのことについて、もう一度先生からもお話をしたいと思います。
まず、人間は、というより動物はなぜ眠るのか。答えは簡単です。「元気に生きるため」です。動物は、寝ないと死んじゃうそうです。
では、人間がきちんと睡眠をとると、どんなよいことがあるか。はじめに言った3つのことです。
1 背が伸びる、太りにくくなる。
2 病気が治る、病気になりにくくなる。
3 勉強したことがきちんと頭の中に残り、集中力が高まる。
→勉強がよくわかるようになる。
と、今の皆さんにとって、ものすごく大切なことばかりです。なので、昔から「ねる子は育つ」という言葉があるくらい、成長期の子どもにとって、睡眠(眠ること)はとっても大切なことなのです。
では、今の3つのよい成長をするために、小学生は、何時間くらい眠るのがよいか。学校医の先生がおっしゃるには、「8時間以上」だそうです。別の学者さんで「10時間」という人もいます。なので、低学年のうちは10時間ぐらいがよいと思います。6時半に起きる人は、8時半に寝なければならない、ということです。中学年で9時間、高学年で8時間ぐらいがよいと思います。
よい睡眠をするために、してはいけないこと。これも、この前の発表で言ってましたね。「寝るぎりぎりまで、パソコンや携帯、ゲームなどで光を浴びていること」です。学校医の先生は、寝る1〜2時間前には、テレビやゲーム、パソコンはやめた方がよいとおっしゃっています。ましてや、睡眠時間をけずって、夜更かしをしてゲームなどをすることはもってのほかです。3つのよい成長はできません。背も伸びません。病気になりやすくなります。集中力もつきません。
「ねる子は育つ」、しっかりと睡眠をとって、よい成長をしてほしいと思います。
今日のお話はこれで終わりです。