背をかがめ　旅立ちの朝　陽がまぶし

新任校　三年たてば　別の校歌

風までが　ウキウキしてる　春の宵

ポカポカと　こころ温め　コブシの花　

六十四年　次の時代に　バトンタッチ　

自分らしい　教師ができる　学校に

本日、離任式がありました。
今年度は14名の職員がご転任されました。
生徒からの心のこもった手紙と先生からの
温かいメッセージがあり、和やかに式がとり行われました。

言葉より　やさしい笑顔　安心し

離任式　今こそ挑戦　新世界

新採用　情熱と若さ　がんばるぞ　　

恩師に　やっと会えた　新任校　　

富中を　変える人材　探し求め

力にも　なれない異動　背に詫びる

卒業　改めて見る　我が子の背

てこずった　子が愛らしく　卒業

ネクタイを　締め赴任校　若教師

春の風　こころ新たに　あいさつ

赴任校　決まってほっと　息を吐く

今日より　いい明日をと　思えばこそ

春を待つ　廊下に響く　子らの声

こころから　姿勢を正す　学年総括　

手を焼かせ　好きな先生　独占し

天井を　見上げて歌う　卒業の歌

巣立ちを　祝福する　親の背寂し

親になり　卒業式に　出る母校

光る富士　夢を託して　さあ行こう

新世界　心ふるわせ 飛び立とう

手のひらに　地球のせて　観てごらん

輝きの　未来信じて　旅立とう

しみじみと　思いに浸る　放課後　

母さんも　聞かれて困る　通信票

通学路　右左見て　学校へ

ドキドキの　合格通知　手渡され

咲く花は　一人ひとり　みな違う

まだ寝てる　帰ってきたら　もう寝てる

ただいまの　声に合否の　結果知る

ついくせで　蛍光灯を　消し歩く

子の替わり　ひとり出かける　発表日

繰り返し　掲示板見て　胸躍る

サクラサク　家族みんなに　春が来た

合格で　ココロも踊る　ハイタッチ

ケータイが　チョウ忙しい　発表日

おめでとう　ありがとうが　飛び交う日

ありがとう　退会式　感激し

大地震　退会式を　驚かす

耳慣れぬ　計画停電　弁当持参

節電と　節水の　学校に

三年間　長かったのは　父と母

夢に見た　合格通知が　いよいよだ

3/11(金)五時間目と六時間目を使って退会式を行います。

花粉舞い 目覚める春は 今ここに

中休み　授業より　速く過ぎ

いい人と　言われ続けて　役ばかり

辛抱を　させてさせられ　担任に

無理するな　本心ならば　休ませて

春の風　心ひとつで　卒業

思い込め　奉仕活動　友と塗る

三年間　お世話になった　机いす

式練習　とてもきれいな　体育館

いつの間にか　我が息子に　見下ろされ

汗流す　奉仕活動　感謝の日

ありがとう　君が来てくれ　ホッとする

友の顔　このクラスこそ　最高だ

暖かな　春の日ざしの　四時間目

受験で　初めて分かる　親の愛

温かい　言葉で優しい　眼差しを

子どもには　似てほしくない　ことが似て

来る春を　少し待たせる　寒い朝

体育館　新たな門出　春の朝
　
春雪　感謝の日 さあ部活

木の香り　式練習　あと十日

夢に見た　新体育館　今実現

体育館　集中できる　部活動

努力は　裏切らない　君たちを

心待ち　体育館の　部活動

あとわずか　皆出席　春の雨

決めたこと　何があっても　やり抜く

思いやり　中三になり 気づいたよ

大役は　生徒会の　顔となる

久しぶり　あいさつするに　名が出ない

入試の朝　決意堅く　家を出る

体育館 待ち遠しい　オープン日

三年の夢　風に負けない　一歩前

きっと受かる　必ず受かる　深呼吸

甘えたい　保健室で　心いくまで

「ただいま」の　声で占う　出来具合

高校の　卒業式　厳かに

思いやり　人との出会い　忘れずに

三月が　来るのが早い　受検生

寒い朝　かなり短い　スカート丈

担任の　家庭訪問　心待ち

先生を　独り占めする　昼休み

通学路　歩いて歩く　丈夫に

体育館　姿現す　雨の朝

先生に　相談して　ホットする

トンネルの　出口ようやく　見えた春

夢に見る　入試はいつも　ぎりぎり　

受験で　やっと子離れ　決意する

週末は　部活したくて　グランドへ　

もう進路　悩むこころと　春の空

授業　改善明日の　子らのため

久しぶり　早く帰っても　笑顔なし

目が覚めて　あと五分だけ　夢心地

我が家では　天下無敵の　受験生

校歌から　富士山を読む　改めて

雪の嶺　気高き富士は　我がかがみ　

世の中の　鎮めの富士は　我がかがみ

うるわしく　輝く富士は　 我がかがみ

いつまでも　あると思うな　この時間

コツコツと　種まいてやっと　花咲かす