天然記念物「類産梨」(10/30)
梨は中国から伝わり、日本ではずっと昔、弥生時代には食べられていました。江戸時代には品種改良や栽培が盛んに行われていて、100種類くらいの品種を育てていたそうです。
「なし」という言葉が、「何も無し」という言葉につながるため、縁起が悪いので、家の庭には植えないほうがいいなどといわれることもあります。また、なしの反対の意味に変えて、「ありの実」と呼ぶこともあります。 梨がしゃりしゃりした歯ごたえなのは実の中に「石細胞」と言われる食物繊維があるからです。ほとんどが水分で、栄養はあまりありませんが、余計な塩分を体の外に出してくれる「カリウム」という栄養や、疲れをとってくれる「アスパラギン酸」が入っています。 新潟市の南区、月潟には「類産梨」という種類の梨があり、日本で1本しかない梨で、天然記念物にも指定されているそうです。どんな梨か食べてみたいですね。 文責:栄養士 阿部 綾 |
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