すいとん(10/17)
「すいとん」とは小麦粉を水でねってつくった平べったいだんごをいれたお汁です。江戸時代から昭和の初めくらいまでは、すいとん専門のお店や屋台があり、とても身近な食べ物でした。
地方によって「ひっつみ」「はっと」「つめり」「とってなげ」「おだんす」などと呼び方が違い、その地域でとれる野菜などをつかった郷土料理でした。 第二次世界大戦の終わりごろ、食べるものがなくなったとき、米の代わりに「すいとん」と呼ばれる代用食を食べていました。これは、今日のお汁や、全国の郷土料理と違い、水でゆるくといた小麦粉を、直接鍋に入れてかためたもので、野菜や肉、だしなども入っていなかったのでとてもまずかったそうです。 文責:栄養士 阿部 綾 |
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