生徒の下校後、先生方は、教室の机や椅子の消毒作業を行っています。感染防止に向けた他者(生徒たち)への思いやり・心配りですね。ありがとうございます。
本日は、午前登校・午後登校へのご協力ありがとうございました。
引き続き、「分散登校」へのご理解とご協力をお願いいたします。
本日、「 学校教育活動再開にあたり 」と「 学校だより 」を配布いたしました。
HP右側「 配布文書一覧 」からもご覧いただけますのでご活用ください。
本日、午前・午後の学級活動前に私から生徒に伝えた内容は、下記の「 おりたたみ記事・ここをクリック 」に掲載しています。
校長:高田勝喜
おりたたみ記事・ここをクリック
おはようございます。校長の高田です。今日は、感染防止のため放送での朝礼とします。
さて、国の緊急事態宣言が解除され、長かった学校の臨時休業が終わり、ようやく学校が再開されました。
今日から「分散登校」という形にはなりますが、こうして君たちが学校に登校し、少しずつ当たり前であった日常に戻っていくことをとてもうれしく思っています。
3か月間という、今までに誰も経験したことのない長期にわたる休みの間に、大きな事故や事件に巻き込まれず、そして、何よりも感染症による治療や命が奪われると言う生徒がいなかったことに安堵しています。
この休業期間中、君たちは、多くの我慢をしてきたことと思います。
外出を控え、友達とも会えない、一生懸命取り組んでいた部活動ができない、不安を抱えながら一人で勉強をする。そして、ないよりも学校へ通うことができない。
今日、この日を迎えるために我慢をし、努力をしてきた君たちに頭が下がる思いでいます。
しかし、学校再開は叶ったものの、一方で、引き続き続けなければならない我慢があることも事実です。
いまなお、人類の英知を結集しても、有効なワクチンや治療薬といったものの開発には、至っていません。もちろん、ウイルスの撲滅もできていないのです。
あまりいい言葉ではないかもしれませんが、私たち人類は、目に見えない敵・ウイルスとの戦いに勝利したわけではないのです。
学校が再開されたにもかかわらず、楽しみにしていた行事ができない、今までのように友達と大声で話したり、ふざけあったりすることができない。友達との距離を保たなければならない。授業の内容や方法も限定される。マスクの着用や手洗いの徹底といった衛生管理が求められる。
また、夏休みが短縮されるなど、休校前には考えられなかった制約に今しばらくは、我慢しなければならないのです。
しかし、その我慢の一つ一つは、自分を、そして、家族や友達といった他者をコロナウイルスの感染から守り、社会全体をコロナウイルスから救うために必要な思いやりであり、心配りなのです。
私たちの日常は、他者そして、社会と密接な関係の中で成り立っていることに今回気づかされました。 「学校だより」にもそのことを書いたので、読んでください。
最後にわたしからのお願いです。
新型コロナウイルスの感染拡大防止を意識しながら、学校生活を送るために必要な思いやり・心配りについて、一人一人が考え、自分の意見を持ってください。そして、学級活動等で自分の考え、意見を伝え合ってほしいと思います。
以上で、私の話を終わります。