4月28日(金) 本日の給食『ししゃもとカルシウム』について ししゃもは、頭から骨ごと食べることができる魚で、カルシウムを豊富に含んでいます。 中学生(12〜14歳)における1日のカルシウム推奨量は男子1000mg、女子800mgと、一番多い数値となっています。 中学生は成長期のため、骨量が大きく増える時期です。 体を大きく成長させるために、カルシウムを多く含む食品を積極的に摂るようにしましょう。 今日の給食を全部食べると約500mgのカルシウムを摂ることができます。 残り半分は、朝や夜の食事で摂るように心がけましょう! 今日は、ししゃもに衣をつけ、カリッと油で揚げて提供しました。 ししゃもは苦手な生徒が多いので、食べやすいカレー味にしています。 若草団子は、ほうれん草をやわらかく茹でてから、団子に混ぜました。 春らしい爽やかな風味の団子です。 今日は1人2個ずつ、全校生徒960個の団子を1つずつ丁寧に丸めました。 栄養士 橋本 4月27日(木) 本日の給食『世界の料理 ベトナム』について 今日は、世界の料理から「ベトナム料理」を紹介します。 コムチェンはベトナム風のチャーハンです。味付けには「ナンプラー」という魚から作られる醤油を使いました。 ベトナムは稲作が盛んで、1年に3回収穫ができます。 そのためお米を主食として食べることが多く、お米をすりつぶして平たい麺にしたフォーや、うすく伸ばしたライスペーパーなどお米を加工した食べ物も豊富です。 フォー・ガーは、お米で作った麺と「ガー」は鶏肉という意味です。 鶏の出汁が効いた、あっさりとした味付けで、ベトナムでは朝食に食べることが多いそうです。 栄養士 橋本 4月26日(水) 本日の給食『シチュー』について シチューとは、肉や野菜をスープで長時間火にかける煮込み料理のことです。 英語の「stew」には、料理名の他に「ゆっくり時間をかけて火で煮る」という意味の動詞として使われることもあります。 たくさんの材料をひとつの鍋に入れて煮込む料理は、世界中で見られる調理法のひとつです。 紀元前500年頃の西欧地域において、様々な食材を木からつるした金属製の大きな鍋に入れて、長時間煮込んでから食べる料理があったと記録が残っており、これがシチューのはじまりだと伝えられています。 今日は豚肉を入れ、トマトベースのポークシチューを作りました。 栄養士 橋本 4月25日(火) 本日の給食『埼玉県の郷土料理』について 今日の給食は、東京都のお隣「埼玉県」の郷土料理を紹介するメニューです。 かて飯は、お米の生産が少ない地域でご飯の量(糧)を増やすために、具をふやしたご飯のことです。 季節の野菜や具を加え家庭料理として親しまれているほか、お祝い事でも振る舞われているそうです。 みそポテトは、埼玉県秩父地方の郷土料理で、じゃがいもの天ぷらに甘いみそダレをつけて食べます。 もともとは、農作業の合間に間食として食べられていたそうです。 今日は全校生徒分960切のじゃがいもを天ぷらにし、甘いみそダレと絡めて提供しました。 つみっこは、小麦粉を丸めた団子が入った郷土料理です。 埼玉県は昔から小麦の栽培が盛んなため、地元でとれた小麦粉と野菜を使った具沢山の汁物です。 「つみっこ」とは、本庄地方の方言で「つみとる」という意味があるそうです。 栄養士 橋本 4月24日(月) 本日の給食『河内晩柑』について 河内晩柑は、初夏から夏にかけて収穫できる黄色くて大きな柑橘です。 見た目は、グレープフルーツに似ているため「和製グレープフルーツ」と呼ばれることもありますが、グレープフルーツのような苦味は少なく、さっぱりとした甘みがあるのが特徴です。 1905年頃に熊本県河内町で、文旦という柑橘から偶然発生したと言われています。 発見された場所の名前と、収穫時期が遅いことを「晩生」と呼ぶことから「河内晩柑」と名付けられたそうです。 甘すぎず、後味がさわやかな柑橘です。皮はすこし厚めですが、簡単にむくことができます。 少し苦手な人も多い様子でしたが、河内晩柑の味や香りを楽しみました。 栄養士 橋本 4月21日(金) 本日の給食『さわらの西京焼き』について 西京焼きとは、京都の伝統的な白みそ「西京みそ」にみりんや酒を加え、食材を漬けこんで焼いたものです。 西京焼きという名前の由来は、明治維新後、都が京都から東京(江戸)へと移った際に、京都は「西の京」と呼ばれるようになり、京都で作られる白みそ=西京みそとなったからだと言われています。 西京焼きに使う食材は、サワラや銀だら、鮭などの脂ののった魚が適しています。 白みその上品な甘みをプラスし、コクのあるうま味を引き出すことのできる調理法です。 今日は、さわらを使いました。 栄養士 橋本 4月20日(木) 本日の給食『杏仁豆腐』について 杏仁とは、あんずの種の中にある実からとれるもので、古代中国ではのどの風邪や、喘息に効果がある薬として用いられていました。 杏仁は苦味があるため服用しやすいよう牛乳に混ぜて寒天にし、甘いシロップと一緒に食べるようになったそうです。 現在杏仁は、とても貴重で高価なため、杏仁に似た香りがするアーモンドエッセンスで香りづけすることが多いです。 給食では、バニラエッセンスで香りづけしました。 ちなみに、杏仁豆腐は「ひし形」に切られることが多いです。 ひし形は、中華料理の切り方で、左右対称で縁起が良い形とされています。 また、表面性が大きくなり、シロップによく絡むようになることが理由だと言われています。 栄養士 橋本 4月19日(水) 本日の給食『雪中貯蔵甘夏』について 今日の果物は「雪中貯蔵甘夏(せっちゅうちょぞうあまなつ)」と言います。 収穫した甘夏を、雪室と呼ばれる雪を利用した天然の冷蔵庫の中に入れて保管するため、長く保存することができます。 雪の中で保管することで、しっとりとした甘さが熟成され、酸味がまろやかになっています。 甘夏などの、柑橘類にはビタミンCが多く含まれています。 肌の調子を整えたり、免疫力を高め風邪や病気になりにくくしたり、ストレスに対する抵抗力を高めたりと様々な働きをもっています。 人間の味覚は、「甘味・塩味・酸味・苦味・うま味」の5つの基本味で構成されています。 この中で、酸味と苦味は本能的に避けてしまう味なため、小さい頃は苦手な人が多いです。 さまざまな味を知ることで食べられる味が増え、味覚が発達していきます。 給食で、たくさんの食経験を積んでほしいと考えています。 栄養士 橋本 4月18日(火) 本日の給食『スナップえんどう』について 今日の給食は、春が旬の野菜「スナップえんどう」をソテーにしました。 スナップえんどうは、グリンピースをさやごと食べられるように品種改良されたものです。日本にはアメリカから伝わり、1970年代から出回るようになりました。 豆が成長して大きくなってもさやが固くならず、さやごと食べることができます。 甘みがあり、パリッとした食感が楽しめます。 その食感がスナック菓子を食べるイメージに近いことから、スナックえんどうと呼ばれることもあるようです。 栄養士 橋本 4月17日(月) 本日の給食『世界の料理 イギリス』について フィッシュ&チップスは、イギリスを代表する料理のひとつです。 タラなどの白身魚のフライにフライドポテトを添えたものです。 チップスとは、イギリスでは厚めのフライドポテトのことを指します。 ソースをつけて食べたり、塩とモルトビネガーという酢をかけて食べたりするそうです。 スコッチブロスは、スコットランド発祥の伝統料理です。 肉や野菜、押麦、豆などが入った具沢山のスープです。 スコットランドでは、ラム肉(羊の肉)を使って作るそうですが今日はベーコンを使って作りました。 稲付中学校では、世界の料理を月に1〜2回程度提供しています。 食育から国際的な視点を養い、世界の食文化を身近に感じる機会にしてください。 栄養士 橋本 4月14日(金) 本日の給食『手作りアップルパイ』について 今日は、給食室でアップルパイを手作りしました。 りんごは「紅玉」という品種を選びました。 酸味の強い紅玉は、アップルパイやジャムなどお菓子作りに使われることが多いりんごです。 実にしまりがあり、煮崩れしにくいので加熱調理に適しています。 今日は、紅玉を食べやすい大きさに切ってから砂糖と一緒に煮てアップルパイの中身を作りました。 甘い香りを引き立たたせるため、りんごと相性が良い「シナモン」というスパイスも加えています。 中身が飛び出さないよう、フォークで口をしっかり閉じてからオーブンで焼き色をつけました。 栄養士 橋本 4月13日(木) 本日の給食『塩麹(しおこうじ)』について 今日は、さばを「塩麹」に漬け込んでから焼いています。 塩麹は、米麹と塩、水だけで作る発酵調味料です。 米麹とは、お米に「麹菌」という微生物を繁殖させたものです。 菌とはいっても、食べられる菌で味噌やしょうゆ、酢、酒、みりんなど、日本の発酵食品と深い関わりをもつ微生物です。 麹菌が繁殖する時に生み出す酵素が、うまみや甘味を作り出しています。 肉や魚を塩麹に漬けることで、たんぱく質がアミノ酸へと分解されてうまみが増し、柔らかくしっとりとした食感に仕上がります。 栄養士 橋本 4月12日(水) 本日の給食『キムチ』について キムチは、日本でもなじみの深い韓国発祥の漬物です。 キムチは塩漬けした白菜や大根などの野菜を「ヤンニョム」という塩・唐辛子・しょうが などを混ぜた調味料に漬けて作ります。 韓国では11月に1年分の白菜キムチを漬け込むイベント「キムジャン」が行われます。 韓国の冬は長く厳しいので、冬を過ごすための準備として、家族や親戚、近所の女性たち を中心に協力してキムチづくりをするそうです。 冬の間に食べる野菜を確保し、地域の人々と助け合ってきた伝統があります。 今日は、キムチを使ってキムチチャーハンを作りました。 ねぎだれパリパリサラダの「パリパリ」は、乾煎りしたちりめんじゃこと、素揚げにしたワンタンの皮です。 栄養士 橋本 4月11日(火) 本日の給食『食べ物の旬』について 食べ物の一番おいしくて栄養価が高い時期のことを「旬」と言います。 自然の中で育てた野菜や果物が収穫できる時期や、魚がたくさん水揚げされる時期のことで、食べ物によってその時期は異なります。 旬の物は、新鮮で栄養価が高く、その上価格も安いので良いことづくしです。 自然の恵みや四季の変化を感じることもできます。 今日の給食は「春」が旬の新たけのこと、新じゃがを使いました。 皮つきの新たけのこは、今の時期しか出回らない食材です。 アクが強いので、米ぬかと一緒に煮てアク抜きをしてから使用しています。 新じゃがは、春に収穫されたばかりのじゃがいもです。 皮が薄くてやわらかいため皮ごと食べることができます。 水分を多く含んでいるため、みずみずしいのが特徴です。 今日は、ピンポン玉程度の小さい小芋を届けてもらいました。煮崩れないよう素揚げにしてから調理しています。 栄養士 橋本 4月10日(月) 本日の給食『桜トースト』について 今日から、令和5年度の給食スタートです。 中学校の給食時間は短く、30分の間に準備〜片付けまでを行います。 給食当番に任せるのではなく、クラス全員が協力して給食の準備をお願いします。 さて、今日のメニューは1年生の入学や2、3年生の進級をお祝いするため、桜の花を使って「桜トースト」を作りました。 桜の塩漬けは、よく洗って塩気を抜いてからみじん切りにし、いちごジャムとマーガリン、砂糖と混ぜ合わせてからパンに塗ってオーブンで焼きました。 ほんのりと桜の香りがする、春を感じさせるメニューです。 栄養士 橋本 |
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