3月7日(火) 本日の給食『二色サンド』について 今日の給食は、食パンといちごジャム、黒砂糖食パンとマーガリンを組み合わせた二色のサンドイッチです。 サンドイッチは、簡単に調理できることや、気軽に食べることができることから、世界中の至るところで食べられています。 古くは、古代ローマ時代からパンに具をはさんで食べていたという記録も残っています。 「サンドイッチ」という名称は諸説ありますが、カードゲームが好きな第4代サンドイッチ伯爵ジョン・モンタギュー氏が、ゲームを中断せず食事がとれるよう、片手で食べら れるサンドイッチを生み出したことが始まりだと言われています。 栄養士 橋本 3月6日(月) 本日の給食『ホキ』について 今日の魚は「ホキ」です。 ホキは、タラの仲間で主にオーストラリアの南部から、ニュージーランド近海に生息しています。 体長は1mを超える大きい魚で、水深200〜700mを泳ぐ深海魚です。味にクセやくさみが 少なく、タラよりも上品な味わいが特徴です。 他の白身魚よりも値段が安く、味も良いことから、白身魚のフライに加工したり、かまぼこ等の練り物の原料としても使われています。 給食でも、一年を通して価格が安定していることや、調理をしても縮まないので度々登場する魚です。 ホキは脂質が少なく淡白な味わいなため、今日は揚げ焼きにし、ピリ辛のチリソースを添えました。 栄養士 橋本 3月3日(金) 本日の給食『ひな祭りの行事食』について 3月3日は「ひな祭り」です。 女の子の成長を祝う年中行事で桃の節句とも言われます。 もともとは、貴族の子供の間で行われていた雛(ひいな)遊びと中国から伝わった上巳のおはらい(自分の身代わりとして、けがれを移した紙の人形を川に流す風習)が結びついたと言われています。 ひな祭りに食べる「菱餅」は上から桃・白・緑の色で重ねてあります。 これは春の風景である、桃の花・純白の雪・新芽の緑を表していて、雪の下に新芽が芽吹き、桃の花が咲いている様子を表現しています。 今日は、いちごミルク・ミルク・抹茶ミルクゼリーを三層に重ねたゼリーで春の風景を作りました。 ひな祭りには、ちらし寿司を食べる習慣もあります。 お寿司は「寿」を「司る」とということで、お祝いの席で食べる縁起のよい食べ物という意味があります。 今日はひな祭りにちなみ、にんじんを花の形にくり抜き、見た目も華やかなちらし寿司にしました。 すまし汁に浮かべた紅白のはんぺんもひな祭りの食事を彩ります。 栄養士 橋本 3月2日(木) 本日の給食『世界の料理 インドネシア』について ミーゴレンはインドネシア風の焼きそばです。 ミーは麺、ゴレンは揚げるという意味がありますが、実際には油で炒めて作ります。 本場では、「ケチャップマニス」という甘い醤油のような調味料を使いますが、日本では手に入りにくいため、砂糖や醤油などで代用して作りました。 ガドガドは、「ごちゃ混ぜ」という意味があり、甘辛いピーナッツソースをかけて食べるサラダです。 名前の通り、たくさんの野菜をソースとよく混ぜて食べます。 今日はピーナッツではなく、練りごまのソースをかけて作りました。 ソトアヤムは、スパイスの効いている鶏肉のスープです。 ターメリックを使用するため、黄色い色がついています。 日本で言う味噌汁のような位置づけで、ご飯にかけて食べることもあるそうです。 栄養士 橋本 3月1日(水) 本日の給食『手作りカレーパン』について 今日の給食は、給食室で手作りした「カレーパン」です。 カレーパンは、1927年に東京都江東区にある「名花堂」(現カトレア)というお店が元祖だと言われています。 その当時人気だったカレーとカツレツを組み合わせて新しいパンを誕生させたのが始まりです。 その頃のカレーは高級品だったので、手軽にカレーが味わえるとあってカレーパンは大人気商品になったそうです。 給食では、丸パンの底を「コ」の字にカットし、中に具を詰めてからパン粉をつけ、油で揚げて作っています。 両面こんがりときつね色にするため、コロコロ転がしながら2人がかりで揚げ作業を行いました。揚げ時間にも配慮し、油が重くならないよう調理しています。 栄養士 橋本 2月28日(火) 本日の給食『甘平(かんぺい)』について 今日の果物は、愛媛県から届いた甘平という名前の柑橘です。 西の香とポンカンをかけ合わせ、2007年に生まれたまだ新しい品種です。 皮が薄く、中には甘い果肉がぎっしり詰まっています。 皮を薄く育てるのはとても難しく、夏〜秋に雨が少ないと皮が割れてしまうとのことです。 そのため生産量も少なく、価格も高価です。 名前の通り、平らな見た目で、甘い果汁たっぷりなのが特徴です。 食感のある大粒の果肉は、シャキシャキとした食感があり、食べごたえがあるのも特徴です。 何人もの生徒から、今日のみかん美味しかった!と言ってもらえました。 栄養士 橋本 2月27日(月) 本日の給食『にら』について にらが生まれたのは、モンゴルの草原地帯だと言われています。 そこで鍛えられたのは、驚くべき再生能力です。 切られても、切られても芽を出します。 一般的に植物の生長点は茎の先端にありますが、にらの生長点は生え際(地際)にあるので、葉を何度つんでも次々に芽が出てきます。 これは草食動物に食べられることに対抗して得た、生きるための手段だそうです。 ただし、何度も葉を切りすぎると疲れ果てるのか花が咲かなくなってしまうそうです。 栄養士 橋本 2月24日(金) 本日の給食『揚げパンのセレクト』について 今日の給食は、揚げパンのセレクトです。 きなことココアから好きな方を選びました。 今回の結果は、きなこ味を選んだ人が170人、ココア味を選んだ人が286人でした。 全体的にはココアの方が人気だったようです。 生徒はココア、教員はきなこを選ぶ人が多かったです。 きなこは炒った大豆をひいて粉にしたもので、ココアはしぼったカカオ豆を細かく砕いたものです。 どちらも食物繊維が多く含まれます。食物繊維は体内で消化できない成分で、エネルギーにはなりませんが、お腹の調子を整え、体を中からきれいにしてくれる効果が期待できます。 栄養士 橋本 2月20日(月) 本日の給食『長野県の郷土料理』について 寒さが厳しい長野県では、冬の保存食として漬物の文化が発展しました。 中でも野沢菜漬けは長野県を代表する漬物です。 野沢温泉村の住職が、京都から天王寺かぶを持ち帰り植えたところ、高冷地である野沢温泉村の気候や風土によって突然変異し根が育たず、茎の葉だけが大きくなってしまったのが「野沢菜」として広まったそうです。 今日は野沢菜漬けを混ぜ込んだ菜飯を作りました。 山賊焼きは、にんにくを効かせたタレに鶏肉を漬け、油で揚げた料理です。 山賊は物を「とりあげる」ので、鶏肉を油で揚げる「鶏揚げる」料理を「山賊焼き」と呼ぶようになったそうです。 昔は油が貴重だったので、少ない油で揚げ焼きにしたことから「焼き」という名称で親しまれています。 大平(おおびら)は、長野県木曽地方の郷土料理です。 おおびら、とは大いなる大地を意味し、大地の恵みである野菜を集めて煮込んだ料理という意味があるそうです。 お祝い事や仏事など、冠婚葬祭には欠かせない料理だそうです。 栄養士 橋本 2月17日(金) 本日の給食『世界の料理 ペルー』について 今日は、世界の料理からペルー料理を紹介します。 ペルーの主食は米やじゃがいもが多く、大きなお皿に主食やおかずを盛り付ける形式が主流です。 ロモ・サルダードは細切りの肉と、揚げたじゃがいもを炒めたペルー伝統の料理です。 移民が多い国のため、ペルー料理はバラエティ豊富で、この料理はしょうゆを用いた中華料理のような味付けがされます。 今日はガーリックライスに添えました。 ディエタ・デ・ポヨは、鶏肉と野菜、短いパスタが入ったシンプルなスープです。 ポヨとは鶏肉のこと。ペルーでは寒い日にこのスープを作るそうです。 今日は短いパスタの代わりに、ABCマカロニを入れて作りました。 じゃがいもやトマト、かぼちゃ、ピーナッツ、トウガラシはどれもペルーが原産国です。 16世紀にスペインの植民地になったことで、スペイン人がこれらの食材を持ち帰り、世界に広めたと言われています。 この歴史がなかったら、トマトの無いイタリア料理、トウガラシの無いインド料理になっていたかもしれないと言われています。 栄養士 橋本 2月16日(木) 本日の給食『きびご飯』について 今日のご飯に混ぜられている黄色の粒は「もちきび」と言います。 もちきびは、イネ科の雑穀で、他の作物が育たないような乾燥地や荒地でもよく育ち、短い期間で収穫することができます。 炊くともちっとした食感になるため、おはぎやお団子といった和菓子にも用いられます。 白米よりたんぱく質が多く、脂質は少ないので、さっぱりしながらもうま味の濃い味わいなのがもちきびの特徴です。 もちきびの鮮やかな黄色はカテキン類のポリフェノールの色で、強い抗酸化作用があり、老化の原因と言われる活性酸素から体を守る力があります。 栄養士 橋本 2月15日(水) 本日の給食『キムタクチャーハン』について 今日はいつものキムチチャーハンとひと味違う「キムタクチャーハン」です。 キムタクとは、キムチとたくあんのこと。 もともとは、長野県塩尻市にある中学校の栄養士さんが考えた料理です。 長野県は伝統的に漬物文化が発達している地域でありながら子供たちの漬物離れが進んでいました。 そこで、子供たちに漬物をおいしく食べてもらえるよう考案されたのが「キムチとたくあん」の組み合わせだったそうです。 現在では塩尻市を飛び出し、全国の給食に広まっています。 キムタクチャーハンに使うたくあんは、つぼ漬けたくあんです。 少し甘味があるのが特徴で、キムチの辛さを苦手としている人でも食べられるよう配慮されています。 ポリポリとした食感もアクセントになり、食欲をそそる味付けです! 栄養士 橋本 2月14日(火) 本日の給食『天丼』について 今日は、セブンヒルズスクールの皆さんが来校したため、日本の、東京の食文化を紹介する献立です。 天丼は、江戸時代末期の文化・文政のころに生まれた、江戸前料理の代表格です。 せっかちな江戸っ子には、より短時間で効率的に食事をとることが好ましく、さっと食事を済ませることができる屋台の文化が広がっていました。 天ぷらをご飯の上にのせ、天つゆをかけて食べる天丼は、いわばファーストフードの位置づけだったと言われています。 江戸前の天丼は、ご飯に合うよう衣を厚めにし、天つゆをたっぷり染み込ませるのが人気だったそうです。 今日は、えび・きす・かぼちゃの3種類の天種を1つ1つ丁寧に揚げました。 栄養士 橋本 2月13日(月) 本日の給食『バレンタインデーとチョコレート』について 2月14日はバレンタインデーです。 元々は、キリスト教司祭であるヴァレンティヌスの行いをたたえた、キリスト教の祝日です。 バレンタインデーにチョコレートを贈るのは、日本独自の風習で1960年代ごろから広く定着したと言われています。 今日は1日早いですが、給食室から稲付中の生徒に日頃の感謝の気持ちをこめてチョコチップケーキを手作りしました。 全員が同じものを食べられるようアレルゲンを減らし、米粉や豆乳を使って作っています。 栄養士 橋本 2月10日(金) 本日の給食『津ののぞみ』について 今日の果物は「ぽんかん」の予定でしたが、終売となってしまったため和歌山県から届いた「津ののぞみ」という柑橘に変更となりました。 少し皮に傷が入っていましたが、低農薬で栽培された証とのことです。 甘味たっぷりでおいしい柑橘が届きました。 津ののぞみは2011年に登録されたばかりの、まだ新しい品種です。 清見オレンジと、アンコールという品種をかけあわせて生まれました。 口の中に入れた時に、強い甘みの果汁が広がり、程よい酸味が後から続きます。 香りも甘くさわやかで、果汁たっぷりジューシーなのが特徴です。 みかんよりもさらに皮が薄いため、手で簡単に皮をむくことができます。 栄養士 橋本 2月9日(木) 本日の給食『花野菜サラダ』について カリフラワーやブロッコリーは、植物の花蕾(花のつぼみの部分)と若い茎を食用にする野菜です。 そのため、カリフラワーは和名で花野菜、ブロッコリーは緑花野菜と呼ばれています。 どちらも冬が旬の冬野菜で栄養価が高く、カリフラワーはビタミンCが、ブロッコリーはビタミンAやC、カリウムが豊富です。 特にカリフラワーのビタミンCは熱を加えても壊れにくい特徴があります。 ちなみにどちらも花野菜なので花言葉があり、カリフラワーは「お祭り騒ぎ」、ブロッコリーは「小さな幸せ」です。 栄養士 橋本 2月8日(水) 本日の給食『カタクチイワシ』について 今日の小魚は、カタクチイワシです。 カタクチイワシは、その成長過程によって呼び名が変わり、稚魚のころは「シラス」として流通しています。 シラスから少し成長して、うろこが現れ成魚の体型に変化することを「返る」と言うので「かえりイワシ」とも呼ばれています。 これを煮て干したものが「煮干し」で、出汁をとる材料として使われたり、あるいはそのまま食べたりします。 頭から丸ごと食べられるので、栄養満点でカルシウムや鉄分を補給できます。 カルシウムは、丈夫な骨や歯を作るためには欠かせないミネラルです。 煮干し100g中に含まれるカルシウムは、なんと2200mgもあり、牛乳100mLと比べると約20倍ものカルシウムが含まれます。 苦手な人も多いですが、積極的に小魚を食べましょう。 栄養士 橋本 2月7日(火) 本日の給食『北海道の郷土料理』について 鮭のちゃんちゃん焼きは、秋から冬にかけてとれる鮭と、旬の野菜を蒸し焼きにして味噌で味付けした料理です。 石狩地方の漁師町が発祥だと言われています。 漁師が釣った鮭をドラム缶から作った鉄板で焼いて食べたのが始まりだそうです。 名前の由来は、ちゃちゃっと作れるからや、お父ちゃんが作ったから、焼く時に鉄板とヘラがチャンチャンと音を立てるからなど、諸説あります。 北海道での鮭の歴史は古く、鮭の漁獲量は国内第一位です。 他にも北海道では鮭を使った郷土料理が多数あります。 北海道では広大な土地でたくさんの作物が作られ、酪農も盛んです。 道産子汁は、じゃがいもやとうもろこしなどの野菜やバターを使った汁物です。 汁にバターを少し入れると風味もよく、まろやかになりコクが出ます。 栄養士 橋本 2月6日(月) 本日の給食『3年生受験応援メニュー』について いよいよ3年生の受験が近づいてきました。 2月10日から私立高校の入試がはじまり、都立高校の一般入試を2月21日に控えています。 今日の給食は、受験勉強を頑張っている3年生に向けて「受験に勝つ」よう、応援する気持ちをこめて「チキンカツ」をのせたカレーです。 鶏肉は「勝ちとりにいく」という願いもこめられています。 果物の「いよかん」は「いい予感」のごろ合わせです。 全員から良い知らせがあることを願って、縁起をかついだ献立にしました。 これまで準備してきたことを十分発揮できるよう頑張ってきてください! がんばれ3年生!! 栄養士 橋本 2月3日(金) 本日の給食『節分』について 節分は季節を分けるという意味があり、季節の変わり目である立春の前日に、悪い物を追い払う行事です。 二十四節気において立春は新年のはじまりにあたり、前日の節分は大晦日の役割があるため、邪気を払い一年間の無病息災を祈願します。 節分では災いや邪気は「鬼」に見立て、豆をまくことで追い払い、福を呼び込みます。 昔から、豆には生命力と魔除けの力を持っていると考えられていました。 また、語呂合わせで魔を滅するという意味で「魔滅(豆)」を用いるとも言われています。 他にも、節分には魔除けとして「柊いわし」を飾る風習もあります。 焼いたいわしの頭を柊の枝に刺し、家の門に飾ります。 いわしの強いにおいが、鬼を寄せ付けず追い払ってくれるという意味合いがあるそうです。 今日の給食は、大豆を使った炊き込みご飯と、いわしをかば焼きにして提供しました。 栄養士 橋本 |
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