5月19日(金) 本日の給食「 滝野川ごぼうご飯 」の予定でしたが、「 滝野川ごぼう 」がまだ育っていないため、普通のごぼうを使った「 ごぼうご飯 」に変更しました。 「 滝野川ごぼう 」は「 江戸東京野菜 」のひとつで、長さが1mにもなるごぼうです。今日は残念でしたが、6月に使いたいと考えています。 ごぼうは薬用として中国から伝わりました。日本では、「 滝野川ごぼう 」のように食用とされましたが、世界でごぼうを食べているのは日本人くらいだそうです。ごぼうのおいしさに気付いた昔の日本人はすごいですね。 栄養教諭 稲橋 5月18日(木) 本日の給食日本で流通しているパイナップルは、ほどんどが輸入で、フィリピン産が多いです。 国産のパイナップルは沖縄県産ですが、東京のスーパーではあまり見かけません。そんな貴重な国産パイナップルを今年も用意することができました。 沖縄の石垣島で育った「 ティーダパイン 」という名のパイナップルです。「 ティーダ 」とは「 太陽 」の意味だそうです。沖縄の太陽をたっぷり浴びて育ったパイナップルは、とても甘くてジューシーでした。 真ん中の写真は2年生の配膳の様子です。効率よく素早く行っていました。 下の写真は、パイナップルをかけたじゃんけんです。今日のパイナップルは、カット数の関係で全クラスにおまけがつきました。 栄養教諭 稲橋 5月17日(水) 本日の給食「 木成り河内晩柑 」は、木の上で完熟させた「 河内晩柑 」のことです。 「 河内晩柑 」は「 和製グレープフルーツ 」と呼ばれる果物です。黄色い固い皮で、ほろ苦いさわやかな味が特徴です。冬に収穫せずに木に成らせたまま、7月くらいまで保管ができます。そうすることで、苦みと酸味が抜けて、ジューシーでさっぱりした味になります。 今日は食べやすい献立だったようで、1年生もほとんどの生徒が完食していました。 栄養教諭 稲橋 5月16日(火) 本日の給食「 夏も近づく八十八夜〜 」と歌われているように、5月は新茶の季節です。八十八夜、つまり5月2日に摘んだ茶葉は貴重とされ、これを飲むと長生きできるといわれてきました。 また、立春から数えて88日目にあたる日は、霜が降りなくなり夏に近づく、季節の変わり目の意味があります。昔はこの日を目安に田植えをしたり、畑に種をまいたりしました。 今日は緑茶の茶葉を混ぜた衣を使って、キスを天ぷらにしました。ほのかにお茶の香りがします。 栄養教諭 稲橋 5月12日(金) 本日の給食「 雪中貯蔵甘夏 」は、文字どおり雪の中に貯蔵した甘夏みかんのことです。冬の間に積もった雪を蔵の中に入れて天然の保冷庫を作るのです。そこへ冬に収穫した甘夏を貯蔵することで、7月くらいまでおいしく食べられます。酸がぬけて、味がマイルドになり、雪のおかげで湿度が高く保たれるので、とてもジューシーです。とは言え、甘夏ですので多少の苦味はあります。「 苦い 」「 大人の味だ 」と言いながら食べている生徒もいました。 今日は食器の数が2点だったので、配膳がしやすく、食べる時間を長くとれたクラスが多かったようです。我先にとカレーをおかわりする様子が見られました。( 写真:下 ) 一方で、豆が苦手な生徒が多いことが気になりました。タンパク質、食物繊維、カルシウムが豊富な豆類。食べ慣れるように、給食では頻繁に出しますからね。できるかぎり美味しく調理しますから、苦手な食材にも挑戦してください。 栄養教諭 稲橋 5月11日(木) 本日の給食ごはん 鰆の香味焼き 切り干し大根の煮物 すいとん 牛乳 「すいとん」は、関東大震災の後や戦後の食糧難の際に、よく食べられていた料理です。小麦粉を練って作った生地を具だくさんの汁物に入れた「すいとん」は、米の代わりの食事として、多くの人々の命を救った一杯だったことでしょう。 栃木県を中心に、群馬県や北関東地方では、今でも馴染みのある料理です。 給食では、一度別にゆでたすいとんを、野菜を煮込んだ汁の中へ入れて作りました。もちもち感を出しつつ、汁がにごらないようにするためのひと手間です。 栄養教諭 稲橋 5月10日(水) 本日の給食「 シシャモ 」は、骨ごと食べられる魚なので、「 小魚 」に分類します。 「 小魚 」は、タンパク質の他、カルシウムが豊富に含まれています。成長期の中学生にとって、カルシウムは不可欠な栄養素ですので、給食では「 小魚 」を頻繁に出すようにしています。 給食時間の様子を見ていると、「 シシャモ 」が苦手な生徒が多かったです。また、フルーツヨーグルトに入っていた「 干しぶどう 」を除けている生徒も複数見られました。給食室では、なるべく食べやすく調理しているので、苦手でも毎回チャレンジしてほしいと思います。 給食時間に写真を撮りに回ったら、2年生はほとんどの生徒が食べ終わっていました。準備が早いので時間に余裕があります。 栄養教諭 稲橋 5月9日(火) 本日の給食ご飯 ゼリーフライ わかめのごま風味 呉汁 牛乳 「 ゼリーフライ 」は、埼玉県行田市で人気の料理です。 形が「 銭型 」だから「 銭フライ 」と呼ばれていたものが、なまって「 ゼリーフライ 」となったそうです。 じゃがいもとおからを使って、小判型に成形し、油で揚げます。今日はひじきをたっぷり入れて、栄養価をアップさせました。 栄養教諭 稲橋 5月8日(月) 本日の給食パエリア スペインオムレツ ガスパチョ 果物(清見オレンジ) 牛乳 スペインの料理は、ギリシャ料理やイタリア料理と共に、「 地中海の料理 」として「 ユネスコ世界無形文化遺産 」に登録されています。地中海料理の特徴は、海の幸を活かし、オリーブやレモンをたくさん使うことです。 栄養教諭 稲橋 5月2日(火) 本日の給食中華ちまき カツオの竜田揚げ きゅうりの甘酢漬け 若竹汁 牛乳 5月5日は端午の節句です。この日に「 ちまき 」を食べる習慣は、中国から伝わってきたものです。災いを払って無病息災を願います。 「 中華ちまき 」は、竹の皮に一つずつ包んで作りました。中身は、焼き豚や野菜と一緒にもち米を炒めたものです。また、この時期の味覚「 新たけのこ 」も使っています。 栄養教諭 稲橋 ※ 5月の学校だより・行事予定・給食献立が「 配布文書一覧 」より ご覧いただけます。ご活用ください。 校長:高田勝喜 5月1日(月) 本日の給食赤飯 魚の塩麹焼き お浸し すまし汁 はちみつレモンゼリー 牛乳 今日は、今年70周年を迎える稲付中学校の「 開校記念日 」です。 お祝いに赤飯を炊きました。魚は「 アコウダイ 」という名前の、赤い色をした魚です。 「 はちみつレモンゼリー 」は、寒天が固まらず、ゆるくなってしまいました。レモンの酸で寒天の繊維が壊れて、固まらなくなってしまったようです。口に合わなかった生徒も多かったようで、反省しました。この失敗を今後に活かしたいです。 栄養教諭 稲橋 4月28日(金) 本日の給食今が旬のグリーンピースを使って「 グリーンピースご飯 」を作りました。 5組の皆さんが、1時間目にさやむきのお手伝いをしてくれました。冷凍や缶詰での流通が多いグリーンピースが、生で手に入るのは今の時期だけです。 今日は鹿児島県産のグリーンピースです。さわやかな香りで甘みが強くおいしかったですが、やっぱり苦手な生徒もいるようでした。 栄養教諭 稲橋 4月27日(木) 本日の給食「 桜えび 」は、桜色をしているからこの名前が付けられました。 桜が咲くころに旬を迎える魚介類です。日本では、静岡県の駿河湾が水揚げ量100%です。昔は干したものしか出回っていませんでしたが、今は流通技術が発達し、生でおいしく食べられるようになりました。 栄養教諭 稲橋 4月26日(水) 本日の給食「 畑の肉 」呼ばれるほど、たんぱく質の豊富な大豆は、給食でもよく登場する食材です。たんぱく質だけでなく、カルシウムや鉄分、食物繊維も多く含んでいます。今日の「 青のりビーンズ 」は、乾燥大豆を水戻しして、油でじっくり揚げています。 栄養教諭 稲橋 4月25日(火) 本日の給食今日は予定にはありませんでしたが、果物をつけました。 愛媛県産の「 なつみ 」という名前の柑橘です。濃厚な甘さでジューシーですが、種が多かったです。減農薬なので、見た目は悪いですが、味はよく体にもよいです。 栄養教諭 稲橋 4月24日(月) 本日の給食高菜飯 辛子蓮根サラダ だご汁 いきなり団子 牛乳 ・高菜飯…熊本の阿蘇地方で生産が盛んな「阿蘇高菜」を使った混ぜご飯 です。 ・辛子蓮根サラダ…「辛子蓮根」とは、蓮根の穴に辛子みそをつめて揚げ た料理です。それをイメージしたサラダを作りました。 ・だご汁…小麦粉を練って作った「だご」を入れた、みそ仕立ての汁物で す。 ・いきなり団子…輪切りのさつまいもとあんこを、小麦粉の皮で包んで蒸 した和菓子です。簡単なので「いきなり」作れるということが名前の由 来です。 「いきなり団子」は、皮を薄くのばして包むので、穴が開かないように 注意が必要です。一つずつ丁寧に作りました。(下写真) 栄養教諭 稲橋 4月21日(金) 本日の給食ゆかりご飯 手作りさつま揚げ ごまポテト みそ汁 牛乳 「 さつま揚げ 」は、魚のすり身や野菜を練り合わせて成形し、油で揚げた料理です。 中国から伝わり、沖縄を経て鹿児島県から全国に広まりました。給食ではタラのすり身を使い、イカやひじき、ごぼう、人参、三つ葉を混ぜ込んでいます。ボリューム満点のさつま揚げです。 栄養教諭 稲橋 4月20日(木) 本日の給食ソフトフランスパン 鮭のムニエル フレンチサラダ ヴィシソワーズ ワインゼリー 牛乳 稲付中学校では、オリンピック・パラリンピック教育を推進しています。給食でも、国際理解の観点から、様々な国の料理を出したいと考えています。今日は、フランス料理です。 「ヴィシソワーズ」はジャガイモの冷製スープのことですが、給食では温かいまま出します。 栄養教諭 稲橋 4月19日(水) 本日の給食玄米ご飯 東京エックスのオイスターソース炒め 豆乳スープ 牛乳 「 東京エックス 」は、東京都で品種改良され生まれたブランド豚の名前です。 飼料をはじめ飼育方法にこだわって、美味しさと安全を追求した豚肉です。調理員が豚肉のうま味を逃がさないように、丁寧に作ってくれました。子どもも大人も、大好きな献立です。 稲付中では毎年、2年生で東京エックスの生産者を招いた食育の授業を行っています。お楽しみに。 栄養教諭 稲橋 4月18日(火) 本日の給食「 じゃこのカリカリサラダ 」は、素揚げしたちりめんじゃこが乗ったサラダです。 カリカリとした食感が楽しめます。ちりめんじゃこを始めとした小魚類は、骨ごと食べるためカルシウムが豊富です。家庭でも取り入れてほしい食材の一つです。 栄養教諭 稲橋 |
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