稚心を捨て新しい世界へ

皆さん、おはようございます。
中学生と小学生の違いについて考えたことがありますか。さまざまな違いがあるとは思いますが、小学生が、周りの大人から世話をしてもらって成長してきたのに対し、中学生は、自分で道を切り開いていく面が強くなっていくこともあげられます。これまでの「幼稚な自分、甘えた自分」を捨て去ることが大切になってきます。
このことについて、幕末の志士であった橋本佐内は、「去稚心(きょちしん)」と言っています。
人は、どうしても楽なほう、安易な方向を選びがちです。では、どうすればよいのか、
一つ目は、「毎日の当たり前の生活を大切にすること」です。
当たり前のことを誰にもまねできないくらい徹底することを「凡事徹底」といいます。「当たり前のことを当たり前にできる」ことを大きな目標にしましょう。特に「時を守り、場を清め、礼を正す」ことが大切です。「時間を守ること」「清掃に一生懸命取り組むこと」そして「気持ちの良い挨拶と気持ちのこもった言葉遣い」が重要になります。
二つ目は、「目標をもつこと」です。
中学校の３年間は、勉強や部活動、友達との関係等も深いものになっていき、時間が過ぎるのもとても短く感じられると思います。そうした中で、大きな夢をもつことも大切ですが、小さな目標をもって、できれば、ノートなどに「夢ノート」として書いてほしいと思います。明日行うこと、今できそうなことなど、具体的な目標を書き込んでいきます。大リークで活躍する大谷翔平選手は、マンダラチャートというシートを使って、一つ一つの目標をクリアし、甲子園、プロ野球、大リーガーと自分の夢をかなえています。
二つの心構えを大切にし、中学校生活を充実させてほしいと願っています。