本日の全校朝礼では、下記の表彰も行いました。( 敬称略 )
【 写真・上 】 バドミントン部 ・ 春季大会
( 女子 ) 団体準優勝 ( シングルス準優勝 ) 齋藤 碧
( 男子シングルス第3位 ) 本間優作 ( ダブルス第3位 ) 秋野 & 徳保 組
【 写真・中 】 5組 ・ 合同運動会 小中合同選抜リレー = 第2位
女子長距離第2位 = 佐々木紫音 第3位 = 浅野真凛 第4位 = 藤田愛美
また、本日から教育実習が始まったので、下記3名の実習生に自己紹介していただきました ( 写真・下 )。 3週間、よろしくお願いいたします。
● 齋藤あずみ ( 英語 ) ● 落合由貴 ( 理科 ) ● 藤田理佳 ( 国語 )
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先週末で運動会まで2週間となり、いよいよ運動会気運も盛り上がってきました。 ケガや熱中症、体調管理にはくれぐれも気をつけて、ぜひ 「 東京で一番 」 の運動会にしてほしいと期待しています。
ただ、先週金曜日に始まった放課後練習を見にいった私は、そんな期待に水を差された気分になりました。 それは、ある学年種目の練習を見ていたとき、失敗した友達に投げかけられたこんな言葉を聞いたからです。
「 死ね 」
その言葉を言った人も笑っていたし、言われた人も笑っていました。 もしかしたらその言葉は、親しい間柄で交わされる冗談だったのかもしれません。 しかし、だからこそ私は、背中に冷たいものが走りました。
命は、一度失ったら、再び取り戻すことはできません。 それが何物にも代え難いことぐらい、誰でも知っているでしょう。 「 死ね 」 という言葉は、その大切な命を 「 失え 」 「 なくせ 」 と命じる言葉です。
それほど危険で悲しく、そして、醜い言葉を、軽々しく口にできる風潮、あっさり聞き流せる風潮、言ったほうも言われたほうも冗談で済ませてしまえるという風潮が、私には空恐ろしく感じられたのです。
同じような風潮が、「 死ね 」 だけでなく 「 うざい 」 「 きもい 」 「 消えろ 」 という言葉にもあります。 これらの言葉は、テレビのバラエティー番組でも、お笑い芸人などが平気で口にしています。
「 うざい 」 は 「 うざったい 」 の略語で、「 うっとうしい ・ 邪魔くさい 」 という意味があります。 同じく 「 きもい 」 は 「 気持ち悪い 」 の略語で、「 気分が悪くなる ・ 不快である 」 といった感情を表す言葉です。
「 消えろ 」 は、「 消える 」 の命令形です。 いわば、相手に 「 目の前からいなくなれ 」 「 姿 ・ 形を見えなくしろ 」 と命じているようなもので、「 死ね 」 という言葉にきわめて近い恐ろしさをもっている言葉です。
「 死ね 」 「 うざい 」 「 きもい 」 「 消えろ 」 … 。 いずれも軽いノリでつかう風潮があることは、私も認めます。 しかし、人に対してつかったとき、相手を傷つける危険性のある言葉であることは、紛れもない事実です。
もしかしたらその傷は、相手の心に一生残るかもしれないし、最悪の場合、本当に相手の存在を消し去ってしまうかもしれないのです。 私は校長として、そんな危険な言葉をつかわせるわけにいきません。
「 死ね 」 「 うざい 」 「 きもい 」 「 消えろ 」。 稲付中ではこれら4つの言葉を、人に対してつかうことを禁止します。 LINEなどネット上での書き込みも含め、稲付中から永久追放してください。
「 校長先生、それは新しい校則ですか? 」 などと問うこともやめてください。 快適な集団生活を送るためには 「 きまり 」 だけでなく、お互いに 「 そうする 」 と宣言し、自主的に実行しなければならない 「 約束 」 が必要です。
「 死ね 」 「 うざい 」 「 きもい 」 「 消えろ 」 など、人を傷つける危険性のある言葉をつかわない … 。 これも、「 すべての人が快適な生活空間をつくるための約束 」 です。
私たち一人ひとりがその約束を守ることで、稲付中をまた一歩 「 東京で一番 」 の学校に近づけていきましょう。