5月15日(金) 本日の授業風景 (3)中学校で行う道徳教育の内容項目 【 温かい人間愛の精神を深め、他の人々に対し思いやりの心をもつ 】 を取り上げています。 道徳の副読本から 『 アフリカの少年 』 という読み物を使用していました。 著者は、昨年お亡くなりになった俳優の高倉健さんです。 高倉さんは、ロケで訪れたアフリカの砂漠で、砂嵐に耐える少年を見かけます。 しかし、あえて高倉さんは、少年を自分たちの車に乗せることなくその場を立ち去るのです。 大物俳優であるにもかかわらず、若い後輩やスタッフなどにも心配りをし、優しい人柄で知られる高倉さんは、なぜ少年をそのままにしておいたのでしょう …。 授業では、「 本当の思いやりとは何か? 」 について考えました。 「 思いやり 」 は、漢字で書くと 「 思い遣り 」。 だから、「 自分の思いを、相手のもとに行かせる 」 つまり 「 相手の立場に立つ 」 ということが 「 本当の思いやり 」 なのかもしれない … などと、私も取材しながら考えました。 校長 武田幸雄 |
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