4月4日(土) 一週間を振り返って平成26年度の最終日となった31日(火)。 ある部活動を取材しているとき、その日をもって稲付中から転出される顧問の先生が、練習終了後に部員に別れを告げている場面に遭遇しました。 校長としては、本来その事実は翌日まで伏せておくよう指導するところです。 しかし、部への思いを語る先生の姿や、涙をこらえて話を聞く部員の様子を見ているうちに 「 見ない ・ 聞かないふり 」 をして、そっとその場を離れました。 その先生に限らず転出 ・ 退職されたすべての教職員の皆さんが、さまざまな思いを胸に稲付中を後にされたと思います。 今まで本校のために尽力していただいたことに心より感謝しつつ、新天地でのご活躍を祈念しております。 春はまた、「 別れ 」 の季節であると同時に 「 出会い 」 の季節でもあります。 翌1日(水)には、新たな稲付中の歴史を刻んでくださる9名のスタッフをお迎えすることができました ( 1日の記事参照 )。 転出 ・ 退職された方々への惜別の念を抱きつつ、それでも私たちは新たなスタッフとともに前のみを見据えて歩んでまいります。 それこそが、稲付中を支えてきてくださった先達への、最大の餞 ( はなむけ ) になると信じて …。 校長 武田幸雄 |
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