3月14日(土) 一週間を振り返って簡単にいうと、以下のようになります。 「 進路が決まった多くの生徒は、気が緩んだり、中学校の学習へのモチベーションが下がったりする。 だからこそ、これからの授業が、専門職としての教師の腕の見せ所だ。」 「 合格の先にある授業 」 つまり、進路決定後の授業をどうするかは、多くの中学校で頭を悩ませるところです。 頭を悩ませるならまだしも、早々に教科の授業を終え、イベント中心の学校生活に切り替える学校もあります。 しかし、合格発表の日から今日まで約2週間、稲付中では可能な限り教科の授業を続け、各先生方が 「 合格の先にある授業 」 を展開してきました。 その内容の多くが、通常の授業では取り組む時間のなかった発展的な学習です。 理科では、実験や実習に取り組みました。 社会では、一つのテーマで賛否の意見を交わすディベート的な授業がありました。 数学や国語では、授業で学んだ知識を、折り紙や百人一首といった古典的な遊びで活用していました。 また、4月からの高校生活に向け、淡々と3年間の総復習に取り組んでいた教科もあります。 それはそれで、大変意義のある内容でした。 いずれにせよ、そうした 「 合格の先にある授業 」 も大詰めを迎えています。 いよいよ卒業までのカウントダウンが始まりましたが、稲付中は稲付中らしく、最後まで授業を大切にしていくつもりです。 校長 武田幸雄 |
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